内村智…主人公。私立明神高校二年生。二年生から県立日向美高校に通うことになる。
明神高校…私立男子校。内村智が通っていた学校。
日向美高校。…県立共学高校。内村智が転校することになる学校。
明神高校、2年B組で内村智は皆に転校することを告げた。
突然HRの時間に言い出したので皆驚いていた。
「親の転勤で、倉野川市とゆうところに転校する。場所は鳥取県。二学期には向こうに行きます。」
「まぁ、そうゆうわけだ。一応、夏休みまでは部活も出る予定なので、まだ少しはいられる。一学期の終業式には、お別れ会を兼ねてみんなで焼肉に行こう!」
先生がそう言うとみんなは喜んだ。
「イエーイ!」「やっきにくぅー!」「焼肉来たこれ!」
こいつらは焼肉狂か(笑)まぁ、こうしてくれた方が嬉しい。しみじみとしたお別れは一番苦手だった。俺が一番泣くからだ。
そして月日は流れ夏休み
家での夕食中、親父が切り出した。
「倉野川市を見てきてくれないか?」
「え…なんで?まぁ、いいけど」
「あそこは歴史ある古い街なんだ。街の空気とか一度見ておいて損は無いぞ?」
要は偵察に行けと言っている。
「分かった。今度の日曜日行ってみるよ。」
そして日曜日。
俺は倉野川駅に立っていた
「ここが倉野川…なかなか良さそうな街だ。空気も東京なんかと違う。」
そう言って二度深呼吸する。やっぱり美味しい空気だ。
さて、まずはどこから行くか…大型商業施設チャスコにみらいタワーほしゆめか。ここは便利そうだ。一度見ておこう。」
この二つは最近倉野川市にできたらしい。
「そして…あ、俺の新しい家の近くに、日向美商店街ってのが。ここも行ってみよう。」
そして、俺はチャスコ、ほしゆめの順に見てきた。
どちらも人が多かったが、ほしゆめはたくさんのスイーツ店があり、若い女性が多かった。さらに、ほしゆめには「ここなつ」とゆう双子のアイドルがいて、その子達のファンとおぼしき人もいた。
「さすが大型商業施設。色々あって便利だし、おふくろに教えてあげよう。さて…次は日向美商店街だな。」
たいした距離はないので、歩いて行くことにした。
商店街の方に行くにつれ、人を見なくなった。
この様子だと…俺は一つの予想を立てた。
昼食はほしゆめで済ませてきたので、時間は13時半を回っていた。が…
人が少ない。
お店に入っているお客さんの数が圧倒的に少なかった。
シャッターが降りてる店なんかもちらほらある。
俺は少し寂しい気持ちになった。しかし、それ以上に俺は関心していた。商店街を歩いていると、歴史を感じる。とても趣のある場所だと分かる。こんな商店街がまだあったとは。
素晴らしい。
そう思った。
そしてしばらく歩いていると、とある店を見つけた。
純喫茶「シャノワール」
時間は14時ちょうど。コーヒーが飲みたかった。
俺は入ることにした。
「いらっしゃいませ〜お好きな席へどうぞ。」
お店の人は一人。綺麗な女の人だった。とゆうか…
色っぽい。
明神高校の奴らが見たら喜びそうな綺麗な人だった。
とりあえず、適当な席に座り、メニューを見た。
一通り喫茶店らしいメニューの中に不思議なものを見つけた。
「ちくわパフェに…ちくわピザカレー?」
「あ、それは娘がいる時にお出ししているのです。今はいないので、申しわけないのですが…」
「あ、そうですか。じゃ、娘さんがいる時に注文しますね。えっと…それじゃ、ブルーマウンテン一つ」
「かしこまりました。ブルーマウンテンですね。」
そう言って、お店の人はコーヒーを作りはじめた。
コーヒー豆の香りが店内に漂う。本格的な、いい豆を使っている。数分後、コーヒーが出てきた。
「お待たせしました。ブルーマウンテンです。ごゆっくりどうぞ。」
カップを手に取り、香りを楽しむ。
本当にいい香りだ。家で自分がやるのと全く違う。
一度カップを置き、ミルクと砂糖を入れる。
コーヒーは大好きだが、残念ながらブラックで飲めない。
はやくブラックで飲めるようにならねばと思いつつ、一口飲んでみる。
瞬間、体に電撃が走る。
美味い。美味すぎる。
今まで飲んでいたコーヒーが、一瞬で吹き飛んだ。
「お客さん…どうかしましたか?」
あの店員さんが声をかけてきた
「このブルーマウンテン、すごく深い苦味があって、とても美味しいです。思わず固まってしまいました。」
「あら、それは嬉しい。喜んでいただけて。お客さんここははじめて?」
「はい。二学期から日向美高校に転校することになったので、その前にどんな街か見に来たんです。」
そんな感じで話していると、店員さんの娘さんも、日向美高校二年生で、娘さんが「日向美ビタースイーツ♪」とゆうバンドで活動していることを話してくれた。3時からライブをやるらしい。今から出るとちょうどいいので、店を出ることにした。少し行くと人だかりを見つけた。ここでやるらしい。
かなり人気のバンドらしく、人がたくさんいた。
3時になり、メンバーが出てきた。
「今日は日向美ビタースイーツ♪のライブに来ていただきありがとうございます。私、とってもとっても嬉しいです。それでは、さっそく演奏したいと思います!」
紫色の髪の毛の女の子が挨拶をした。おそらく、「シャノワール」の娘さんだろう。あの人と似ていた。バンドメンバーは紫色と黒髪の女の子がギター、金髪のギャル風の子がベース、茶髪の女の子がキーボード、そしてピンクの髪をした中学生と思われる子がドラムだ。
演奏が始まる。
このライブでは三曲演奏した。明神高校軽音部よりはるかに上手い。三曲とも素晴らしい曲で、思わず聞き入ってしまった。
「これからも日向美ビタースイーツ♪を、そして日向美商店街をよろしくお願いします!」
紫の女の子がそう言って、皆がお辞儀をし、メンバーは退場した。
俺は思った。この街はいい街だ、と。
こうして、俺と日向美ビタースイーツ♪は初めての出会いを果たした。
この街での新しい学校生活に俺はわくわくしながら東京へと帰った。
あの子…紫の髪の女の子が妙に記憶から離れないまま。
今回、初めての小説に挑戦します!
いろいろと変なところはあるかもですが、読んでくれると幸いです!
今回は主人公内村君が日向美ビタースイーツ♪に出会う回でした。長々としていてちょっとまずいかなとは思いますが、僕は満足なのでそれでよしとしましたw
この話は恋愛物です。
このあとの展開をお楽しみに!