春日咲子…県立日向美高校二年生。バンド「日向美ビタースイーツ♪」ボーカル兼ギター。喫茶店「シャノワール」の看板娘。愛称は咲子
山形まり花…県立日向美高校二年生。バンド「日向美ビタースイーツ♪」ボーカル兼キーボード。レコード屋「サウダージ」の娘。愛称はまり花
和泉一舞…県立日向美高校二年生。バンド「日向美ビタースイーツ♪」ボーカル兼ベース。洋服屋「いずみ洋裁店」の娘。愛称はイブ
芽兎めう…市立日向美中学三年生。バンド「日向美ビタースイーツ♪」ボーカル兼ドラム。ハンコ屋「兎月堂」の娘。愛称はめう
霜月凛…私立天神学園高校三年生。バンド「日向美ビタースイーツ♪」ボーカル兼エレキギター。古本屋「霜月書林」の娘。愛称は凛
太田先生…県立日向美高校体育教師。去年まであった柔道部顧問。
前回までの内容
県立日向美高校への転校が決まった内村智は、夏休みに下見で倉野川市を訪れ、バンド「日向美ビタースイーツ♪」と出会う。
ここは喫茶店「シャノワール」
今日はバンドの打ち合わせのため日向美ビタースイーツ♪のメンバーが集まっていた
「ねぇねぇ咲ちゃん、あの転校生さんが来てもう一週間だよね?どんな人なの?」
方針等が一通りまとまったところでまり花が切り出した。
「イブが見た感じ、東京から来たにしてはセンスない感じだし。」
「いぶぶのセンスと比較したら、たいてーのやつはおとってしまうめう。」
「ふっふーん、よく分かってるねぇ。やっぱイブのセンスは世界一だし!」
「洋服屋のセンスが世界一かはともかくとして、転校生には興味があるわ。どんな人なの?その転校生は」
「お名前は内村智さんといって、東京の明神高校から転校してきました。前に住んでいたのは谷川市で、都心からは少し離れているみたいです」
「やっぱあいつ、出身は東京の中の田舎ってとこだったし。」
「いぶぶも田舎ギャルのちゃんねーめう」
「イブは田舎者とか違うし!」バン!
「まぁまぁイブちゃん、落ち着いてください。確かに田舎かもしれないけど、とってもとってもいい人なんです!頭も良くて、私が分からない問題とか丁寧に教えてくれるんです!」
「あーそういやあんた、あいつと席隣だもんね。」
「転校生さんとお隣なんて、咲ちゃん羨ましいよ!」
「クラスメートとの交友はどうなの?喫茶店」
「今まではそこまで…けど、今日の体育の授業で、クラスの人気者になったんです!智さんって、とってもとっても凄い人だったんですよ!」
そこで咲子は、今日の体育の授業のことを話し始めた
県立日向美高校二年生は、二学期から体育で男子は柔道、女子はバレーをやることになっている。柔道場は別にあるのだが、三年生のマット運動との兼ね合いで体育館を半分に分け、同じ場所で授業を行っていた。咲子たちがバレーの準備をしていると太田先生の声が聞こえてきた。
「今日はまず、受け身からやる。柔道では受け身が一番大切だ。と口で言っても分からないだろうから…内村!」
急に智を呼び出し
「お前は柔道経験者だったな。だからとっさに投げられた時に受け身がどれほど大切か分かるよな?」
「練習時の怪我の予防ですよね。分かりますよ。」
「よし…いきなりだが、俺と内村で勝負する。とっさの受け身がどれほど大切か、みんな見ておけ。内村、遠慮はいらんからな。」
「…分かりました。負けて恥をかいても知りませんよ」
そして、二人は向かいあった。
「それじゃあ、はじめ!」
お互いに組み合う。勝敗は一瞬でついた。
組んだ次の瞬間には、太田先生が宙を舞っていた。
組み際の背負い投げで智が一本を取った。
が、咲子には速すぎて何が起こったか分からなかった。
分かったことは智がかなりの実力者だということ。
そして、柔道をやる智は、とってもとってもかっこいい、とゆうことだけだった。
「あの太田を!?それヤバイし!」
「これは革命だよ!智君いたら、先生達にも大勝利確実だよ!」
「レコード屋…あなた、教師と戦争する気?」
「この結果は当然です!だって智君、都大会で準優勝してますから!」
「東京で二位!?あいつそんなヤバイやつだったの!?」
「はい!ヤバイやつなんです!それに、太田先生ぶん投げた智さんは、とってもとってもかっこよかったです!」
そうして盛り上がっていると、お客さんが一人来た。
「いらっしゃいませー。お好きな席に…さ、智さん?」
お客さんは智だった。
「咲子さんこんにちは。えっと…とっても似合ってますね。メイド服」
咲子は、顔をゆでゆでだこさんにしながら
「う、嬉しいです…そうだ、今、バンドのメンバーで智さんの話をしてたんですよ」
といって、智をと言って、智をみんなのところに案内し、智にメンバーに紹介する。
「イブちゃんに、まり花ちゃんに、めうちゃんに、凛さんだね。俺が内村智です。よろしく!」
「よろしくめう!」
「えっと…そうだ俺、今日は噂のちくわパフェってのを食べようと思って来たんだ。」
ここで、ちくパガチ勢まり花とめうが反応する。
「ちくパを食べに!?智君、ナイスチョイスだよ!」
「そうめう!ちくパは商店街の象徴なり!ここに来たからには一度は食べなきゃだめめう!」
「商店街の象徴か。期待できそうだな。そうゆうわけで、咲子さん、ちくわパフェ一つ」
「はい!かしこまりました♪」
数分後
「お待たせしました。ちくわパフェです」
「パフェにちくわ…されでちくわパフェか。面白い。それじゃあ、いただきます!」パクッ
「智君、初ちくパの感想をどうぞ!」
「咲子さん、これは…俺のパフェの歴史を覆すくらい美味しいよ!」
「智さんに美味しいって言ってもらえて私、とってもとっても感激です!」
「こりでさとるも、ちくパガチ勢仲間入りめう!ところでさとる、どうしてさききだけさん付けなり?さききのことも、咲ちゃんって呼んだ方がいいとおもうめう」
「え?いやえっと…最初からこう呼んでるから、かなぁ」
「ぜったい咲ちゃんって呼んで上げた方がいいめう!今からそう呼ぶめう!」
智は咲子の方を見た。期待の眼差しでこちらを見ている。
「じ、じゃあ…これからは咲ちゃんって呼ぶよ。よろしく」
咲子は、持っていたお盆で再度ゆでゆでだこさんになった顔を隠しながら
「えっと…よろしく、です。」
とだけ言った。
めうは、この様子はニヤニヤしながら見ていた。
(むひゅひゅん♪さききに春とーらいめう!)
こうして、智はメンバーと夏休み以来再び顔を合わせ、そして咲子との距離を少し縮めたのだった。
みなさんこんにちは!作者のアトラスです!
柔道家と喫茶店の物語第二話「一躍人気者!?」を呼んでいただき、ありがとうございます!
今回は、普段のひなビタメンバーの様子、そして智君がどんな男なのかを紹介する回でした。
この回でそれが分かっていただけたら嬉しいです。
実はこの回、オチに智君を登場させないとゆう案もあったのですが、メンバーとここで顔を合わせておいた方が、後の展開に繋げやすいと考え、登場させました。
これで良かったと自分では思ってます。
感想、意見などを感想の欄に書いていだだけると、次回からの構成の参考になるので、是非お願いします!
ただ、誹謗中傷等はやめていだだきたいです。
それでは次回をお楽しみに!