柔道家と喫茶店の物語   作:アトラス様

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人物&建物紹介
神崎守…明神高校二年生。柔道部主将。全国大会でベスト8になるほどの実力の持ち主で、智より強い。

中西龍介…明神高校二年生。柔道部。都大会でベスト4の実力を誇る。智に劣らぬ柔道のセンスを持っている。

春日美沙…咲子のお母さん。咲子と一緒に純喫茶「シャノワール」を経営する。

サウダージ…レコード屋。まり花のお父さんが経営している。屋根裏は日向美ビタースイーツ♪の練習場所になっている

ここまでのあらすじ
日向美高校に転校した智は、柔道の授業で太田先生をぶん投げ、一躍人気者となる。そんななか、智はシャノワールでひなビタのメンバーに出会い、交流を持つようになる。


第三話 距離を縮めたい!

サウダージの屋根裏。

ここはひなビタメンバーの練習場所になっている。

次のライブに向けて、メンバーは合わせる練習をしていた。

が、この日の咲子はなかなか上手くいっていなかった。

 

「咲ちゃん、ちょっと疲れてるでしょ?」

 

「そうだよ咲子。今日の数学、珍しく咲子が寝てたって山田先生言ってたし。」

 

「最近色んなことが忙しくて…すみません、私が足を引っ張ってしまって…」

 

「そんなことないめう!さききは、お店もバンドも勉強も恋愛もあって大変なの、めうは知ってるめう!」

 

「め、めうちゃん…恋愛ってな、何言って…」

 

「あれぇ咲ちゃん、顔がゆでゆでだこさんだよ!」

 

「ホントだし!バレバレだぞ咲子〜」

 

「…皆さんの言う通りです。私、多分智さんのこと好きです。けど…私、恋なんてしたことなくて…どうしたら距離を縮めることができるか分からないんです。どうしたらいいでしょう?」

 

「うーん…」

 

こうして、智に近づく方法を彼女達は議論し始めた。

 

 

 

同じ頃、智も自分の部屋で悩み事を抱えていた。

 

「咲ちゃんとの距離を…縮めたいな」

 

それなりに仲はいいと思うが、なかなか恋愛とかそういうもっと親密な関係にはなれない。

智は、初めてライブで咲子を見た時から彼女のことが好きだった。さらりとした紫色の美しい髪。整った顔立ち。エメラルド色の綺麗な瞳。全てに置いて、智の理想的な女の子だった。

 

「神崎と中西に…いや、これは俺の戦いだ。」

 

こうして、あーだこーだ考えていると、今日の数学で咲子が寝てたことを思い出す。

バンドの練習を毎日やるのはきっと大変だろう。勉強との両立もあるし、その上咲ちゃんはお店の手伝いだって…

 

「…そうだこれだ!」

 

思わず智は声に出した。そして、考えた作戦の準備を始めた。

 

 

 

結局、咲子達の議論は、「頑張って会話から始めるしかない。」とゆうごく単純な意見、もっと言うならこれが出来なきゃ苦労しないのだとゆうツッコミが入りそうな意見しか出ず、あまり意味がなかった。

 

議論の後、咲子とめうがちくパを食べたいと言い出したのでみんなでシャノワールに行くことにした。

シャノワールでは咲子のお母さんの美沙さんが出迎えてくれた。

 

「咲子、それにみんなお疲れ様。そうだ、今日から新しい従業員さんに来てもらうことにしたから、紹介するね。智くん、どうぞ!」

 

そう言われて入ってきたのは、ウェイターの格好をした智だった。智が咲子との距離を縮めるために考えた作戦とは、咲ちゃんのお店で働くということだった。

 

「今日からここで働く、内村智です。よろしくです!」

 

「おお、智君、似合ってるよ!」

 

「まぁ、普段着よか、センスあるか」

 

「ウェイターのさとるも、かっこいいめう!」

 

「柔道家、あなた喫茶店でアルバイトでもしてたの?」

 

「うん。って言っても、半年ぐらいだけどね」

 

「智さん…なんで急に、うちで?」

 

「咲ちゃん、今日の数学寝てたでしょ?あれ見て、バンドと勉強両立させて、しかもお店も手伝うのってとっても大変なんだなぁって思って。」

 

「でも、私、今まではしっかりできてたし、今回はたまたま疲れてて…」

 

「…美沙さんに聞いたけど、咲ちゃん、夜まではお店あるから、代わりに夜遅くまでギターの練習とか勉強してるんでしょ?そんな生活続けてたら、咲ちゃん疲れちゃうのも無理ないよ。俺は喫茶店で働いてたこともあるから、力になれると思う。お店だけでも手伝えれば、咲ちゃん少しは楽になると思ってね。」

 

下心しかありませんなんて死んでも言えねぇな。あ、死んだら何も言えないか。

 

「智さん…なんか、ごめんなさい。私に力がないばかりに…」

 

「謝ることないよ。咲ちゃんが大変なの、俺も知ってるし」

 

「それじゃあ…よろしくお願いします。」

 

「ああ、こちらこそよろしく」

 

「うふふ、それじゃあ採用決定ね。そうだ、智くんに、さっき、フルーツサンド作ってもらったの。みんなで食べない?」

 

「さとるのフルーツサンド、めうも食べてみたいめう!」

 

 

こうして智は純喫茶「シャノワール」で働くこととなった。

 

 

 

 

 

 

 




どうも!こんにちは!作者のアトラスです。
今回のお話ははっきりいって、盛り上がりにかける感じになってしまいました。智くんがシャノワールで働くこととなり、そして咲ちゃんに近づくチャンスを広げる、とゆう話を書きたかったのですが…
どうすれば盛り上がったか、意見があれば嬉しいです
それでは、次回もお楽しみに!
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