櫻田家の隣の家の長谷川家   作:遊斗

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後半を書くと言ったな、あれは嘘だ。
って書くつもりでしたが、結局書きました。

日付的に毎日更新になってて、まだ記録が伸びてる。
いつまで続くか…


12ヶ月

 

 

白は1人でクラスでのんびりしていた。

午前中は色んな出し物を見て回ってたのだが、疲れてしまった為、戻って来た。

元々白達のクラスの出し物は展示物なので、見張り番という名目でクラスにいる事を許されていた。

 

色んなお客さんが来ている中に、見覚えのある人が来た。

 

「白兄。」

 

「明、それに茜ちゃん。」

 

「こんにちは。」

 

明と茜だった。

 

「白兄は何処か行ったの?」

 

「うん、色々と行ったけど、疲れちゃって。」

 

「成る程。」

 

白と明が話し込み、茜が展示物を眺めていた。

 

「わあ…ねぇ明君、この校長先生の似顔絵凄いよ!」

 

「それ白兄が描いたでしょ。」

 

「そうだよ。」

 

「白さんが描いたの!? 凄いね。」

 

「運動があんまり得意じゃない代わりに、こっちの方を頑張ったりしたからね。」

 

身体が弱い白は、運動が長続き出来ないからこそ、文化系の方を努力していた。その為、絵はかなり上手かった。

 

「そうそう、茜ちゃん達の絵もあるよ。」

 

「え゛っ!?」

 

白に案内され、茜、奏、葵の順で絵が飾られていた。

ファンクラブの努力の結晶なのか、中々の出来栄えだ。

周りにいたお客さんも「あっ、茜様だ。」っと、絵と本人を交互に見る人が出てきた。

 

恥ずかしくなって、すぐさまその場を離れた茜。

明は白に一言行ってから、茜を追っかけた。

 

「嬉しいけど…あれは恥ずかしい…」

 

「だろうね。俺は絶対に嫌だけど。」

 

パンフレットを広げ、次に何処に行くのか相談し始めた。

 

「次は何処に行こうか。」

 

「全部魅力的だから迷っちゃうよ。でも、演劇部の劇は観たいかな。」

 

「じゃあそれまで廻れるだけ行こうか。」

 

「うん。」

 

一般の方や父兄の方なども来ており、王族が通っているという事もあってかなりの人が、来ていた。だが、出し物も多い為、並ぶ事は少なかった。

 

「ハル君、お祭りだからってはしゃぎ過ぎないようにね!」

 

っと、道中両手食べ物をいっぱいに持っていた渚を見かけたが、気のせいだと思うようにした。

 

渚は遥や光、岬と来ていたようだ。他にも栞や輝とさつきが来ているようだが、会わなかった。

 

時間になると講堂に向かうが、人でいっぱいだった。

前の方は座っていて、後ろの方になって来ると立ち見な感じになっている。だが、立ち見をしても見えるか不安な感じだ。

 

「多いな。」

 

「これは諦めるしかないのかな…」

 

ガックリと項垂れる茜だった。それを見兼ねた明は考えた。

 

「茜さん、考えがあるよ。」

 

「本当!?」

 

「うん、付いてきて。」

 

明が連れて来たのは、講堂の裏口だった。

 

「ここでどうするの?」

 

「手を。」

 

と、明は手を差し出した。つまり、握れと言うのだ。

 

「えっ!?」

 

「静かに。」

 

「ご、ごめん…」

 

おずおずと握った。いざ意識してしまうと恥ずかしくなって真っ赤になってしまう。

そして、明が能力を発動して2人は消えた。

 

『皆を邪魔しないように静かにね。』

 

『うん…』

 

ゆっくりとドアを開けて、静かに入った。客席の方まで行き、先頭に来ると座った。だけど、手は握ったままだった。

 

『も…もう手は良いんじゃないかな?』

 

『いきなり出て来たら後ろの人達がびっくりするよ。ほら、始まるよ。』

 

劇が始まったのだが、茜は集中出来なかった。

何度か能力を使ってもらったのだが、時間は少なめな方だ。だけど、劇は1時間以上ある。こんな長時間握り続けるのは初めてだった。

しかも、劇の題材はロミオとジュリエット。恋愛物だった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「演劇って普段観ないけど、案外面白かったよ。」

 

「そ、そうだね…」

 

内容が全く頭に入ってない茜だった。

 

 






なんか、明中心な話が多い気がしますよね。
実際問題、原作は茜が主人公だから書きやすいんでしょうね。

このまま明を主人公にしちゃおうかな…とか迷ってます。

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