後半を書くと言ったな、あれは嘘だ。
って書くつもりでしたが、結局書きました。
日付的に毎日更新になってて、まだ記録が伸びてる。
いつまで続くか…
白は1人でクラスでのんびりしていた。
午前中は色んな出し物を見て回ってたのだが、疲れてしまった為、戻って来た。
元々白達のクラスの出し物は展示物なので、見張り番という名目でクラスにいる事を許されていた。
色んなお客さんが来ている中に、見覚えのある人が来た。
「白兄。」
「明、それに茜ちゃん。」
「こんにちは。」
明と茜だった。
「白兄は何処か行ったの?」
「うん、色々と行ったけど、疲れちゃって。」
「成る程。」
白と明が話し込み、茜が展示物を眺めていた。
「わあ…ねぇ明君、この校長先生の似顔絵凄いよ!」
「それ白兄が描いたでしょ。」
「そうだよ。」
「白さんが描いたの!? 凄いね。」
「運動があんまり得意じゃない代わりに、こっちの方を頑張ったりしたからね。」
身体が弱い白は、運動が長続き出来ないからこそ、文化系の方を努力していた。その為、絵はかなり上手かった。
「そうそう、茜ちゃん達の絵もあるよ。」
「え゛っ!?」
白に案内され、茜、奏、葵の順で絵が飾られていた。
ファンクラブの努力の結晶なのか、中々の出来栄えだ。
周りにいたお客さんも「あっ、茜様だ。」っと、絵と本人を交互に見る人が出てきた。
恥ずかしくなって、すぐさまその場を離れた茜。
明は白に一言行ってから、茜を追っかけた。
「嬉しいけど…あれは恥ずかしい…」
「だろうね。俺は絶対に嫌だけど。」
パンフレットを広げ、次に何処に行くのか相談し始めた。
「次は何処に行こうか。」
「全部魅力的だから迷っちゃうよ。でも、演劇部の劇は観たいかな。」
「じゃあそれまで廻れるだけ行こうか。」
「うん。」
一般の方や父兄の方なども来ており、王族が通っているという事もあってかなりの人が、来ていた。だが、出し物も多い為、並ぶ事は少なかった。
「ハル君、お祭りだからってはしゃぎ過ぎないようにね!」
っと、道中両手食べ物をいっぱいに持っていた渚を見かけたが、気のせいだと思うようにした。
渚は遥や光、岬と来ていたようだ。他にも栞や輝とさつきが来ているようだが、会わなかった。
時間になると講堂に向かうが、人でいっぱいだった。
前の方は座っていて、後ろの方になって来ると立ち見な感じになっている。だが、立ち見をしても見えるか不安な感じだ。
「多いな。」
「これは諦めるしかないのかな…」
ガックリと項垂れる茜だった。それを見兼ねた明は考えた。
「茜さん、考えがあるよ。」
「本当!?」
「うん、付いてきて。」
明が連れて来たのは、講堂の裏口だった。
「ここでどうするの?」
「手を。」
と、明は手を差し出した。つまり、握れと言うのだ。
「えっ!?」
「静かに。」
「ご、ごめん…」
おずおずと握った。いざ意識してしまうと恥ずかしくなって真っ赤になってしまう。
そして、明が能力を発動して2人は消えた。
『皆を邪魔しないように静かにね。』
『うん…』
ゆっくりとドアを開けて、静かに入った。客席の方まで行き、先頭に来ると座った。だけど、手は握ったままだった。
『も…もう手は良いんじゃないかな?』
『いきなり出て来たら後ろの人達がびっくりするよ。ほら、始まるよ。』
劇が始まったのだが、茜は集中出来なかった。
何度か能力を使ってもらったのだが、時間は少なめな方だ。だけど、劇は1時間以上ある。こんな長時間握り続けるのは初めてだった。
しかも、劇の題材はロミオとジュリエット。恋愛物だった。
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「演劇って普段観ないけど、案外面白かったよ。」
「そ、そうだね…」
内容が全く頭に入ってない茜だった。
なんか、明中心な話が多い気がしますよね。
実際問題、原作は茜が主人公だから書きやすいんでしょうね。
このまま明を主人公にしちゃおうかな…とか迷ってます。