灰がメインの話なのかな?とか思いつつも、そうじゃない気もする。だけど、まあ良いかとか思ってます。
ある意味長谷川兄妹全員がメインの話です。
とあるアニメが面白すぎてついついテレビ画面に張り付いて観てしまいました。そうです、遊戯王ARC-Vです。
もももも勿論、城下町のダンデライオンも面白いですよ!←
「やっと昼休みだよ…」
「授業中に煩かったのはお前だったのか。」
冬休みも近付いてきて、更に寒さを増していく12月。授業中にお腹が何度も鳴り響かせてたのは灰だった。
「いやね、最近お腹が空き過ぎなんだよ。」
机の上に乗せられた弁当の量も、半端ない多さだった。それを見た修は呆れ顔だ。
「そんなもん見てるとこっちもお腹いっぱいになりそうだ。」
普通の人ならば昼休みでは到底食べれないが、灰は能力であっという間に平らげた。
「あぁ〜全然足りねぇ。」
「いやいや、それだけ食べておいてまだ空いてんのかよ…」
「ちょっと購買に行ってくる。」
「おう、買い過ぎるなよ。」
「ただいま。」
「そこで能力使うなよ!」
席を立ったと思いきや、すぐさま机の上に購買で買って来たパンやおにぎりなどの弁当が並べられた。
「灰で食費が飛びそうだな…」
「そうは言ってもよ。授業中はある意味断食みたいな感じだったよ。お腹が空いても食べれないのは辛くてさ…いや、授業中でも早食いしたらバレなくね…」
「やめとけ。それこそいつもと変わらんだろ。」
今度はゆっくりと食べてはいるが、どんどんスピードが速くなっていって、結局は能力を使ってまで食べてしまった。
「なあ灰、検査に行った方が良いぞ。きっと。」
「そうするよ。連絡して明日にでも行ってみるか。」
そして次の日に、父親の健吾と一緒に検査に行って来るのだが、その日から1週間程、灰は帰って来なかった。
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「んで、俺達を集めた理由って?」
明達兄妹は、櫻田家や長谷川家の能力の定期検査を行っている専用の病院に集められた。
健吾が深刻そうな面持ちで、3人を迎えた。
「うん、お前達には話しておかなければと思ってな…灰も副作用が出始めた。」
「「「っ!?」」」
「じゃあ灰お兄ちゃんはどうなったの!?」
「順を追って説明する。今まで灰の高速行動の能力を使った時だけ速くなった身体が体内まで速くなったと思っていたんだ。」
「でも、そうじゃなかった。」
「そうだ。能力を使っていない時でも、作用している時期が今来てしまったんだ。」
「俺と同じか…」
白と同様に、灰にも身体に異変が起こってしまったのだ。ブレイクアウトとは違いただ暴走するだけでなく、自分の身に危険が迫る恐れがある事だった。
「灰お兄ちゃんは今どうしてるの?」
「灰は今…」
健吾の真剣な表情に押され、3人を冷や汗すら出て来た。この緊張感に包まれた中、やっと口を開いた。
「ご飯を食べている。」
「「「は?」」」
「ご飯を食べている。」
「いや、2度も言わなくて良いよ。今の間はいらないでしょ。」
「明、事は深刻な状況なんだ。」
「どういう事だよ。」
「危ないんだ。灰の身体と、主にうちの財産が。」
呆気に取られる3人。健吾が何を言いたいのか分からなかったが、百聞は一見に如かずという事で、灰に会う為に特別に設備された隔離施設に行く事になった。
「やぁ皆。なんか久しぶりな気がするよ。」
いつも通りの灰が出迎えたが、部屋の中は異常だった。沢山の食べ物に、食べ尽くされたゴミの山があった。
これを見て3人は1つ理解した。財産とは、灰に食費を回してしまっているという事だ。この食べ物の山と、食べ尽くされたゴミの山は全て、長谷川家の家計から引かれているのだった。
「ねぇ、お兄ちゃんの副作用は何だったの?」
「それがさ、すんごくお腹が空く事だってさ。1日に一定の量を食べてないと餓死するかもしれないって言われてさ。」
食べながら話しているのにしっかりと聴けるのは、灰がなす技なのだろう。
「終わりの目処は立ってるの?」
「僕のはある程度抑えられるらしいよ、薬で。だから今開発中だってさ。本当申し訳ない話だよ。」
端から見れば左から右に流している作業にしか見えないが、よく見ると確かに食べているのが分かる。
「ねぇ、もうちょっとゆっくり食べるとか出来ないの?」
「そうしたいんだけど、皆のペースに戻すとすんごいお腹が減るのよ。このペースが1番空腹を紛らわしてる感じ。」
いや、確実に紛らわしているのでは無く、満足しているのだが、即座に消化しているのであろう…っと3人は思ったとしても口には出さなかった。
「そうそう、明と渚も覚悟しといた方が良いかもしれんよ。俺と白兄さんに来たんだから、お前達にもいつか来るはずだから。」
「確かに。」
白にも副作用が出た時期があった。だけど、それは対処出来たので今は問題無い事だ。兄の2人に副作用が出たのだから、いつかは明と渚にも副作用が出る日が来るのであろうと、長谷川家全員が肝に銘じた事だった。
・長谷川 灰
食いしん坊だと思われていたのだが、副作用として体内が活発になってしまい、常に空腹になってしまったのだが、研究員達が薬を開発してくれたお陰で、事無きを得た。そして、長谷川家の財産も守られた。
次はクリスマスの話にしましょうかね。
12月を終わらせよう。
では、また次回に。