櫻田家の隣の家の長谷川家   作:遊斗

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1週間も更新してなかったな…
まぁ、この位が楽だと思ったりしています。
毎日はやり過ぎた感じがしましたから。貯めてたら問題無いんですがね。

なんだか今回はすんなり書けた気がする。いつもはもう少し悩んだりしたのに…

そして長谷川兄妹が順番にキャラがおかしくなってきている気がする。



19th

 

 

新年を迎え、様々なパーティに出席し終え、やっと休みが取れた冬休みの最中、白は一大決心をしていた。

総一郎に葵と付き合っている事を報告する事。総一郎にアポを取り、その日がやってきたのだ。

 

「王様、本日はありがとうございます。」

 

総一郎がどっしりとソファーに座りその隣にはさつきが座っている。向かい合うように白が正座をし、その隣に同じく正座をした葵が居る。

リビングにはこの4人が居るが、廊下から灰と奏と修と茜が様子を伺っていた。他の兄妹達は遊園地へと遊びに行っている。

 

「うむ、何やら報告があるそうだな。」

 

流石は国王なのか威圧感が凄まじく、白は少し身構えてしまう。だが、覚悟を決めた以上は言うしかない。

 

「(恐怖に不安…だが、覚悟の色だな…)」

 

因みに総一郎は他人の感情のオーラを読み取る事が出来る能力を持っている。

 

「はい、実は……3ヶ月程前から葵さんとお付き合いさせて頂いています。」

 

「「「え…えええぇぇぇぇぇぇ!?」」」

 

廊下が騒がしいが、誰もそれに触れなかった。

 

「………お前に娘はやらぁぁぁん!!」

 

そして総一郎の怒号。だが、さつきに叩かれた。

 

「ごめん、1度言ってみたかったんだ。」

 

「あはは…」

 

流石に葵は呆れていた。

 

「そうか、葵に彼氏が居たのか…そうか……」

 

先程までの威圧感は何処へやら。一気に意気消沈した総一郎だった。

 

「ご、ごめんねお父さん。報告するのがちょっと怖くて…白にお願いして少しだけ時間を開けたかったの。」

 

「いや、良いんだ。いつかはこういう日が来る事を覚悟しなければならなかったから。」

 

総一郎の顔が優しくなり、2人を見つめた。葵が小さい頃を思い出したりもする。そして櫻田家の長女が彼氏を連れてきたのだ。

 

「葵が決めた事なんだ。私が口を出す事はしない。だけど白君、これがどういう事か分かっているか?」

 

「はい。」

 

オーラで分かっていた。だけど、直接口で聞きたかったのだ。国王の娘の彼氏になる事を。

 

「まだ将来の事は分からない。これから先、2人が別れる事があるかもしれない。だけど、逆に結婚をするのかもしれない。どちらになろうと葵、お前は私達の家族だからな。」

 

「うん。」

 

「そして白君、もし結婚する事になるのなら、君を暖かく迎えるよ。」

 

「はい!」

 

「総ちゃん、結婚の話はまだ早いわよ。」

 

「そ、そうか。」

 

報告する事は事なきを得て、葵と白はお互いに笑い合った。

しかしその後、奏と修と茜の質問攻めに合うのだった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そこは国が誇る大規模な遊園地、《ダンデライオンランド》。全国各地から愛されている大人気の遊園地だ。

 

「明さん、大丈夫?」

 

一方その頃遊園地組はチケットを購入する為に並んでいた。王家の者を並ばせてはいけないと譲る方が現れたのだが、全て断っていた。

 

「大丈夫、心配ないよ。」

 

「いやいや、顔色悪いよ。何か心配事があるんでしょ。僕の確率では心配事が1番高いよ。」

 

遥に隠し事が出来ないようだ。

 

「まぁ、今日中に分かる事だから。今考えても仕方ないか。」

 

「どんな事?」

 

「多分、帰ったら話題になってるから帰ってからのお楽しみだよ。」

 

「成る程。」

 

特に気にする事も無く、自分達が買う番になり、支払いを終えて皆で遊園地の中へと入った。

 

「ねえまずどれに乗る!?」

 

「落ち着けって岬。」

 

「落ち着いていられるか! ハル君、遊園地に来たんだよ!」

 

この岬と渚のはしゃぎっぷりである。光もノリ始め、収集がつかなくなる前にジェットコースターに乗る事にした。

 

「光はギリギリOKだね。」

 

「本当は能力を使えば楽チンなのにね。栞と輝は乗る? 能力で成長出来るけど。」

 

身長制限の所で身長が足りてるかを計っていた。光はギリギリOKだが、輝と栞はダメだった。

 

「姉上!僕は乗りたいです!」

 

「ダメだ。」

 

光が能力を使う前に、明かすぐに止めた。

 

「ええ、どうしてよ。」

 

「年齢的にだよ光ちゃん。」

 

「明兄様! これも試練です! この試練を超えれば僕はまた強くなれるんです!」

 

「それでもダメだ。良いかい輝君、全てを試練と捉えてはダメだ。それに全て段階を踏まなければ強くはならない。」

 

「なん…だって…!?」

 

「輝君はまだまだレベルが未熟だ。あのジェットコースターのレベルはすんごく高いんだ。輝君が太刀打ち出来ない程に。」

 

「でも、僕には強さがあります!」

 

「甘い! それは肉体的な強さだ! 心の強さはまだまだ未熟…言うなればストーリーが始まったばかりの勇者だ。あのジェットコースター…いや、あのストーリー中盤くらいにいる実はラスボスでは無いけどラスボス的オーラを放っているボスには到底敵わない!」

 

「くっ…僕には強さが足りないと言うのか…」

 

輝の扱いに長けている明に尊敬の眼差しを向ける栞だった。

 

「だから、他で経験値を積もう。そしたらいつかはあのラスボスでは無いけどラスボス的オーラを放っているボスに挑めるんだ。」

 

「はい! 明兄様!」

 

という事で、輝は今回ジェットコースターに乗る事を諦める事に決まった。

 

「遥〜早く〜!」

 

「僕は良いよ。」

 

岬が急かすが、遥は乗る事を断った。

 

「どうしてよ。」

 

「輝と栞を置いていく訳にはいかないだろ。」

 

「行って来いよ。俺が一緒に居るから。」

 

「良いんですか?」

 

「良いよ、ほら行っといで。俺達も他のに乗ってるから後で合流しよう。」

 

遥が申し訳なさそうに岬達の後を追った。そして残された明と輝と栞は園内を廻る事にした。離れないように輝を肩車し、栞と手を繋いだ。

 

「栞ちゃんはどこに行きたい?」

 

「あれに乗りたい。」

 

栞が指したのは小さい子でも乗れるミニジェットコースターだった。やはり栞もジェットコースターに乗ってみたいと思っていたのだ。

 

「良いよ、行こうか。」

 

「明兄様、これが最初の試練ですか!?」

 

「そうだ、だが簡単だと思うな。油断した時こそ命取りだ。全力で楽しまなければ経験値は得られんぞ。」

 

「はい!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その後は、空中ブランコなど観覧車などに乗り、それぞれ楽しんでいた。

 

「栞、明さんに凄い懐いてるね。」

 

「明お兄様優しい。」

 

栞が明に1番懐いているのが意外だと思っていた遥だった。

 

そして夕方になり始めた頃に帰ると、葵と白が付き合っているという衝撃の事実が明かされて驚いたのはまた別の話。

 

 

 






次はどうしようか。バレンタインにするか、普通の話にするか…そして誰をメインにしようか…まぁ、基本的に明がメインになってしまってますがね。次に白って感じになってる気がする。
べべべべ別に灰と渚を蔑ろにしている訳じゃないからね!

・長谷川 白
やっと総一郎に、葵と付き合っている事を報告出来た事に安心感を覚える。そして葵を大切にしようという想いがより一層硬くなる。
最近観た面白い映画は《マジであったホラーな話》シリーズ。

では、また次回。

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