櫻田家の隣の家の長谷川家   作:遊斗

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日付的には毎日更新が出来てる事になってる。
まぁ、いつまで続くかは分かりませんが。

本来起こるイベントはまだ先ですが前倒しで起こしました。

まだ季節は秋です。




6個

 

 

櫻田家、長谷川家。その2つの家の子ども達には特殊能力が備わっている。自分から能力を使っている者が殆ど。ほぼ、少数は無意識のうちに使ってしまっている者もいる。もしくはある条件下だけに発動する場合もある。

 

長谷川 白。長谷川家の長男。この子も、とある条件下でしか発動しない能力の持ち主だった。

 

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「新しい趣味?」

 

「うん。ほら、俺はゲームとかあんまりやらないし、本を読むか、映画を観るくらいしかしないからさ。」

 

「俺に聞かれてもね…TRPGとかは…体力的に無理か。他には…運動を…って、白兄にはオススメ出来ないか。」

 

色々模索してみるが、明には検討がつかなかった。

 

「恋なんてどう!?」

 

灰の事を無視して悩む一同。

 

「じゃあさ、お洒落は?」

 

「「お洒落?」」

 

「恋なんてどうだい!?」

 

渚の答えに、明と白は同時に呟いた。

 

「うん、丁度衣替えの時期でしょ。今冬物の服とか並んでるから。」

 

「お洒落か……うん、それも良いかもね。」

 

「愛について悩むなんて良いんじゃない?」

 

「コーディネートしてあげようか?」

 

「いや、自分で考えてみたいから大丈夫だよ。」

 

「そっか、じゃあオススメのお店を教えるね。」

 

「愛について…」

 

突っ込むと負ける気がした一同。

渚に教えてもらったお店に行く事にした白。そこは大型デパートのだった。

 

普段着は持っている。それは普通だ。だが、お洒落と呼べるような物があるかは分からない。スーツやタキシードなどを着る機会が多い為、そっちを多めに持ってしまっている為、そういう専門店に皆で行く所か、お城で採寸されて発注される始末だ。だから自分で選んだ事は殆ど無かった。

 

「へぇ、こういうのがあるんだ。」

 

帽子にマフラー、コートなどを眺めていた。偶に視線を感じたり、お店の人に話しかけられたりしたが、丁重にお断りしていた。

 

何着か持って、試着室に入った時だった。

 

「お前ら全員動くなぁあ!!」

 

「っ!?」

 

「出口は押さえた!妙なマネはしない方が身の為だぞ!」

 

強盗の様だ。カーテンの隙間で状況を確認した。

 

「(出口に2人…中に3人…やれるか、俺に…)」

 

確認出来ただけで5人。僅かに不安を覚えてしまう。だが、執事たる者、市民を危険に晒してはならない。っと思った。

姿勢を低くし、見つからない様に移動した。

 

「(まずは1人!)」

 

すぐ近くにいた強盗の脇腹を蹴飛ばし、無力化した。次に近くにいる2人目の顔面を殴りつけ、そのまま3人目に投げ飛ばした。

 

「ぐぁっ!!」

 

「何事だ!?」

 

声が大きかったのか、残りの2人も気付いてしまったが、1人を一本背負いをして倒し、残りの1人を羽交締めをし、制圧に成功した。

 

「がっ!痛っ!」

 

「大人しくして下さい。」

 

「大人しくするのはテメェだ。」

 

「っ!?」

 

白の真後ろから銃を突き付けている者が居た。まさか6人目が居るとは思っても居なかった。完全に白の失態だ。

 

「っ……」

 

「さっさと離しやがれ!」

 

拘束を解くと、すぐに殴られた。

 

「ぐっ!」

 

「こいつふざけやがって!」

 

「がはぁっ!!」

 

鳩尾に膝蹴りをくらってしまい、膝を着いてしまった。

このままではダメだと思った瞬間。

 

「待ちなさい!」

 

「誰だ!…あ、葵様!?」

 

「…あんたもこんな日についてないな。抵抗しなければ危害は加えない。しばらく大人しくしといてもらえるか。」

 

「あお…い……さん……ダメだ…」

 

声だけが聞こえ、白には葵が見えていなかった。

 

「我々は本気だ。貴様といえど…」

 

「少し黙ってもらえますか?」

 

葵にしては珍しく命令口調。だが、王家の者だからなのか、辺りは静まり返った。

 

「貴方たち、武装を解除して。」

 

強盗が持っていた銃やナイフ…全てを床に置いた。

 

「警察に連絡を。」

 

「は、はい!」

 

近くにいた店員さんに呼びかけると、警察に連絡をさせた。

 

「あなた方の他に仲間はいますか?」

 

「いいえ、ここに居るので全員です。」

 

白は目を見張った。強盗達がやけに素直だ。先程までは葵といえど、強気だったはず。

 

「では、今日の計画の事は全て忘れ、直ちに帰宅して下さい。今後も犯罪を企ててはいけませんよ。」

 

「わかりました。」

 

強盗達は全員出て行った。安全を確認すると、店の中が騒がしくなった。先程の出来事は何だったのかと。

 

「皆さん、聞いて下さい。」

 

騒がしかった筈の店内が、また静まり返った。

 

「今見た事は忘れてお買い物を続けましょう。」

 

「「「「はい」」」」

 

全員が返事をして、何事も無かった様に買い物を続けた。

 

白は驚いていた。この状況はどういう事かを。葵の能力は完全学習だった筈だ。

葵がやって来て、白を起こした。

 

「大丈夫?白君。」

 

「はい、大丈夫です。」

 

「白君、貴方の怪我は階段から躓いて転んでしまった。」

 

「え?それはどういう……?」

 

「え?」

 

2人の間に微妙な間が出来てしまった。

 

「葵さん、さっきのはどういう事…ですか?」

 

「覚えて…いるの…?」

 

葵も驚いている様だ。声まで震えている。

 

「覚えているも何も、他の人はなんで…」

 

先程の事件が無かったかの様に…そう。何事もなかった様に買い物を続けているのだ。

 

葵はかなり動揺している。葵にとっては決して知ってほしくなかった能力が、バレてしまったのだ。

 

「落ち着いて葵さん、いつつ…」

 

「だ、大丈夫!?」

 

その時に警察が来て事情を説明する事になった。葵と白の2人で説明をして、後は警察に任せる事になった。

 

近くの休憩所まで行って、葵が薬局で救急セットを買ってきて、手当てをする事になった。

 

「ぐっ…」

 

「あっ、ごめん!」

 

「いや、こっちこそすみませんでした。」

 

「え?」

 

「俺の不甲斐なさで、強盗を鎮圧出来ませんでした。」

 

白はかなり悔やんでいた。油断さえしていなければこんな事にはならなかったと。

 

「大丈夫よ、事なきを得たんだから。白君は怪我しちゃったけど。」

 

「……」

 

葵に慰められている自分が情けなくてしょうがなかった。

 

「と、ところで、白はどうして覚えているの?」

 

「覚えているって、ついさっきの事ですよ。忘れる筈が……」

 

そこで閃いてしまった。あの現象は葵の能力なんじゃないかと…

 

「葵さんってもしかして、完全学習ともう1つ能力を持ってませんか?」

 

「っ!……」

 

痛い所を突かれた。っと言う様に僅かに動揺した葵。

 

「そんな事はないよ。」

 

葵は嘘をついている。その事は白には分かった。声が震えていたからだ。

 

「言いたくなければ話さなくて大丈夫です。ただ、これだけは言わせて下さい。何を言っても、俺には大丈夫です。」

 

白はここ三ヶ月間の葵の学園生活を見て来た。葵は友だちはいるものの、お願いと呼べる事を言った事が無かった。少し壁を作ってさえいる様な物言いがある。だけど、遠ざけようとしていない。寧ろ、楽しく過ごしていた。

 

だが、何かおかしいと思っていた。

 

「葵さんにまだ信用されてないかもしれませんが、受け止められるだけの自信があります。俺に話してみてくれませんか?」

 

白は葵の能力が何なのか、予想が付いていた。

 

「そ、その根拠は?」

 

「俺は……能力を打ち消す能力。能力制御(アビリティロック)です。」

 

 

 






ここで明かされる白の能力。
本当に大した事はないです。
一般人からしたらですが。

では、白の紹介。

・長谷川 白(ハク)
長谷川家の長男。
誕生日は7月。
高校3年生。
能力は能力制御(アビリティロック)。自分に影響が及ぶ能力を打ち消す事が出来る。または、能力を使っている相手に触れると、能力を制御する事も出来る。
好きな事は読書。そして映画鑑賞。白の部屋にはDVDが多い。海外もののドラマや映画を集めるのが趣味。もちろん国産の映画も集めてはいる。
髪は白で、能力は常に発動している。
とある理由で体が弱く、すぐ疲れてしまう。

白の最近の悩みは、DVDケースをどういう順番で棚に並べるかを迷っている。シリーズ物で並べるか…年代順で並べるか……特にリメイクされているもので困っている。

私のイメージCVは山下誠一郎さんです。

まぁ、他のキャラ同様、好きにイメージして下さい。

ここで打ち止めです。
続きは次回で。

では、また。

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