魔法少女リリカルなのはvivid 紅き鉄腕   作:tomato88

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前半はノーヴェ視点
後半はヴィヴィオ視点となっています

連絡です。
紅音のオリジナルデバイスについての意見を募集しています。
ご協力よろしくお願いします


模擬戦

「それじゃあ、4分1ラウンドで射撃砲と拘束はなしの格闘オンリー、文句はないな?」

 

「うん。 大丈夫」

「私も大丈夫」

 

「よし! それじゃあ、 レディッッ、ファイッ!」

 

あたしが急遽取り決めた試合。 コロナとルーテシアには本当に悪いと思っている。 そう、さっき2人に言ったら

「大丈夫ですよ〜 私も紅音さんがどれだけ強いのか見てみたいですし〜」

「私なんて模擬戦見ること自体久しぶりだからね。 ちょっとワクワクしちゃう!」

何てことを言われた。 2人とも楽しみにしているようだ。 私が今回、こんなことをしたのには少し理由がある。 フェイトさんから頼まれているのだ。 もし、紅音がミッドチルダに行くとすればヴィヴィオたちと一緒に面倒を見て欲しいと頼まれた。 実際のところまだ紅音がミッドチルダに来ることは確定ではないし、格闘技自体、やらないかもしれない。 だけど、もし面倒をみることになるとすれば、まずは実力を知っておきたい。 つまりはそういうことだ。

 

ふむ。 ヴィヴィオは私が教えた通りのオーソドックスな構え。 うん、よくできてる。

紅音の方はどうかなっと、あれは……ヒットマンスタイル、だったかな? それにしてもかなり前傾姿勢だな。 カウンターヒッターって聞いたからてっきりアウトボクシングをするのかと思ったが違うのか? 気になるな。

お、まずはヴィヴィオから攻めに来たか。 ヴィヴィオのスピードは速いぞ? さぁ、どうでる!

ヴィヴィオは素早いダッシュで一気に拳の当たる位置まで身体を持って行った。 そこから放たれるのはジャブ。 まずは、どう動くかを観察するつもりなのだろう。

紅音がヴィヴィオのジャブを避けた瞬間、ヴィヴィオはその場に崩れ落ちた。

……はぁ?! 紅音を見ると拳を振り切っている。 正直に言うとあたしは何も見えなかった。 他の2人も同様なようで唖然としている。

 

「あ、ご、ごめんなさい!」

 

あたしはその声にハッと我に返りヴィヴィオの元へと向かった。

 

「あ、あのぉ。 すみません。 ヴィヴィオのパンチが速かったもので、反射的にカウンターを……」

「それは大丈夫だ。 ヴィヴィオだってそういうことがあることはわかってやってるんだ。 お前が謝ることじゃない。 それよりもだ。 お前、何をしたんだ?」

あたしは何も見えなかった。 もしかしたらかなりの大物なんじゃないのか? こいつは。

「えっと、ヴィヴィオのジャブに合わせてカウンターを……」

「それはわかってる。 どんなカウンターを打ったんだって聞いてる」

「はい。 ジャブに合わせて右で顎に向かってクロスカウンターを」

「そうか。 悪かったな。 声荒げちまって。 とりあえずヴィヴィオを部屋まで運ぼう」

「は、はい」

「ヴィヴィオ、大丈夫なんですか?」

 

コロナが心配そうにヴィヴィオの容体を聞いてくる。 その質問に紅音は顔を暗くする。

気にしなくていいのに、と思うが無理な話か。

 

「あぁ、問題ないはずだ。 あたしはそこまで柔に育てたつもりはねぇ」

「そ、そうですよね…… ルールーが先にコテージに戻って氷とか準備してくれています。 私たちも早く行きましょう」

「あぁ、そうだな」

 

 

▽▽▽

 

 

「ん……? あれ? ここは……?」

「あ、起きた? 身体痛いとかない? 大丈夫?」

 

紅音が心配そうに私の容体を聞いてきた。

……あぁ、そっか。 私、負けちゃったのか。 それも一発で。 紅音のカウンター速かったなぁ。 私もあれぐらいのスピードで打てるようになりたいなぁ。

 

「うん、大丈夫だよ! 心配かけてごめんね?」

「ありがとう。 ノーヴェ呼んでくるからここで寝てて」

「うん! わかったー!」

 

そう言って紅音は部屋を出て行く。 窓から外を見てみるとまだ日が高い。 模擬戦を始めてからそんなに時間は経っていないのだろう。

私は紅音に言われたように少しベットに横になっていようかなぁ。

 

「おい、 入るぞー! あ? なんだ元気そうじゃねーか」

「あはは。 なんか身体動かしたい気分で」

結局、寝れなかった。 むしろ、横になるとあの模擬戦でも一発を思い出してしまい、早く練習がしたくなる始末。 どうやら私はあのカウンターに魅せられてしまったらしい。 それほどに綺麗なパンチだった。

 

「程々にしとけよ? 顎を撃ち抜かれたんだ、無理をするな」

「うん! わかってるよー!」

その日は結局、元々予定してい川遊びには行けず1日ゴロゴロしたり、お話ししたりして過ごしました。

明日は陸戦演習。 紅音はそれには参加するのだろうか?




次回、 陸戦
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