魔法少女リリカルなのはvivid 紅き鉄腕   作:tomato88

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陸戦 その1

「それで、紅音は今日の試合はどう見てるのかな?」

「そうだね…… 難しいところ」

 

2日目、今日は陸戦試合の日。 私はメガーヌ、シャマル、ガリュー、フリードとともに見学だ。 ヴィヴィオからは「参加したくなったいつでも言ってくださいっ!」と言われているが私が参加して大丈夫なのだろうか? 前衛の数多くならない?

 

今回の試合は赤組と青組の二手に分かれている。

赤組ははやてを筆頭にリインフォースII、キャロ、ザフィーラ、コロナ、ティアナ、エリオ、スバル。

青組はなのはを筆頭にフェイト、ルーテシア、ヴィータ、ヴィヴィオ、シグナム、アギト、ノーヴェ。の8対8となっている。 実際のところ、リインフォースははやてとアギトはシグナムとユニゾンしているので7対7である。

 

現在、試合は序盤。 前衛同士がぶつかり合い始めたところだ。 それにしてもノーヴェとスバルの動きは凄いな。 あの技の応酬にはこの私ですらテンションが上がってしまう。 それに、ヴィヴィオもよくやる。 ザフィーラに対してかなり善戦しているのではなかろうか。 シグナムとヴィータの対決は今更言うまでもない。

 

「みんな、凄いな」

「あら、やっぱりそう思っちゃう?」

「うん。 次は私も参戦しようかな」

「私ももう少し若かったら参戦したのにね〜」

 

かなり自信がある言い方だったがメガーヌは強いのだろうか? 後でルーテシアに聞いてみよう。

 

「でも、紅音ちゃんは魔法、使えるの?」

「うん。 エリオとキャロに教えてもらった。 邪魔にはならないと思うよ」

 

一ヶ月、みっちり練習しました。

 

「なら、よかったわ。 もし紅音ちゃんが出るなら私も出ないといけないよね!」

「あ、そっか。 人数的にシャマルも入らなきゃいけないのか。 でも、それって差ができない?」

「私は後方支援しか出来ないからそんなに戦力にならないから大丈夫よ!」

「それだけでも充分、脅威」

シャマルも後方支援があるかないかでどれだけ違うかわかるはずなんだけどな……

 

そんなこんな話していると試合はもうすでに終盤。 何人かはもう脱落している。

 

「ティア〜! わたしの仇とって〜!!」

「あ〜、クソ! やられたー!」

「またフェイトさんに勝てなかったぁ」

「ユニゾンは卑怯だろ〜!」

「負けちゃいました〜」

「私も〜」

 

残っているのは赤組がはやて&リインフォース、ザフィーラ、キャロ、ティアナの5人。

対して青組も同じくなのは、フェイト、ルーテシア、シグナム&アギトの5人だ。

 

ここから一気に砲撃組が撃ち始めるだろう。 そうなると有利なのはティアナとはやてのいる赤組か?

 

「そろそろ、なのはちゃんが魔力収束を始める頃じゃないかしら」

 

シャマルのその言葉通り、なのはは魔力を集め始めた。

それにしても、そんなに魔力を集めて大丈夫なのだろうか? まぁ、長いこと続けているのだろうし問題ないか。

 

「あ、はやてちゃんも大きいの撃つつもりみたいよ!」

「ティアナもみたいだね」

 

これって残りの人たち生きてられるのかな? 絶望的じゃない?

「「スターライト! ブレイカー!!」」

「ラグナロク!!」

 

3人が同時に魔法を放った。 結果は……?

 

「やられてもうた〜」

「すみません〜!」

「すみません。 こっちもです」

「流石に2人同時には無理だよー!」

「あ〜ん! ライフが〜!!」

「うぅ〜。 やられちゃいました〜」

「ごめん、なのは。 生き残れなかった……」

 

生き残ったのはシグナム&アギトとザフィーラか……

どうやらあの3人は端っこで戦っていたのが幸いしてか、被害を受けなかったようだ。

あぁ…… シグナムが笑いながらザフィーラをボコボコにしてる……

 

結局、ザフィーラがやられたことにより青組の勝利となった。

▽▽▽

 

 

「紅音! 試合、どうだった?」

「かっこよかったよ」

「えへへ〜 ありがとう〜!」

「次は私も出ていいかな?」

「え? 出てくれるの!?」

「うん」

 

私だってさっきの試合見て疼かない訳がない。 強い人たちがいっぱいいるのだ。 今の自分の力がどの程度なのか試せるいい機会だ。

「コロナー! 紅音、次は出てくれるってー!」

「本当にー! これはもっと楽しくなるね!」

 

喜んでくれているようでなによりだ。

 

「私、次出ること伝えてくるね」

「「いってらっしゃーい!」」

 

私は2人に見送られながらなのはたちの方へと向かった。

どうやら、なのはとフェイトとはやてとノーヴェの4人で次の対戦の組み合わせを考えているようだ。 これは好都合だ。

 

「ねぇ、 話してるとこ悪いんだけど、 次、私も出たい」

「え?! 大丈夫なの!?」

 

ノーヴェ以外の3人はなんだか驚いているようだ。 ノーヴェというとニヤリとした笑みを浮かべている。 さも「来ると思ったぜ」的な感じに。

「うん。 だから、私とシャマルも含めた18人で組んで」

「ノーヴェ、本当にやらして大丈夫なの?」

「問題ないと思いますよ? 紅音は相当、実力はありますし、 魔法もエリオとキャロが教えていたと言うのも昨日、聞きました。 だからいけますよ」

「なら……いいんだけど……」

どうやら、大丈夫だったようだ。

「よろしく」

 

私はそう言うとまたヴィヴィオたちの元へと戻った。

「あ! どうだって?」

 

戻ってきたことに気づいたのかヴィヴィオが声をかけてきた。

 

「大丈夫だって。 ノーヴェが太鼓判押してくれた」

「よかったよ〜 私だって紅音との試合楽しみだもん」

「ありがとう、コロナ」

 

私たちはしばらくの間、他愛もない話を楽しんだ。

 

「それじゃあ、そろそろ始めるよ〜」

「「「はーい」」」

 

「そういえば、紅音ってデバイスについて詳しいんだよね? 今日、何か持ってきてたりするの?」

ふと、思ったのかヴィヴィオがそう尋ねてきた。

「私が考えたデバイスはあっちでは材料なくて作れなかった」

「そうなんだ…… それは残念だなぁ」

 

私もそう思う。 ミッドチルダに行けば材料はあるはずだから機材さえあれば作れるはず。

 

「なら紅音も今日は簡易デバイスでやるの?」

次はコロナが質問してくる。

 

「大丈夫。 武器はある」

「え?」

 

覚えていたけど、使う機会がなかった武器。 一生使うことのないと思っていたもの。 でも、ここにいる人たち相手なら使っても問題ないだろう。

2人とも期待したような目で見てる。 そんなに見ないで欲しいんだけどな……

 

「それじゃあ……おいで、紅」




次回、紅音参戦&鉄腕登場
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