IS Striker   作:アーヴァレスト

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決戦の火蓋が切られる、最初に向かうのは主人公
相手は転生者と組んでいる組織、厄介であることはもちろん恐るべき技術を持つ
血路を開くのは、主人公

それを傍観する学友たちは決戦に備える。


亡国機業VS民間軍事会社(1)

亡国機業とIS学園の決戦が開始された尖兵であるカズマの戦闘情報が表示される。

超長時間戦闘しているにも関わらず損耗率は10%以下という異常なレベルである

 

「既に承知のことですが、藍澤は我々の今後の作戦のために威力偵察を実行中だ」

「まぁ・・・スコアが4万に届く戦闘を偵察なんて言えるんか疑問ですが・・・」

 

中継されていた映像が消えると自然と全員が視線を織斑先生と山田先生へ向ける

 

「これは一個人の戦闘における撃破数を大幅に塗り替えています、その点に関しては誇るべきでしょう」

 

いつもであればここで、本来いるはずの、そして今戦っている人物が何か言うのだが、沈黙だけが流れている

 

「ですが、カズマ君はは仲間の死を前提とする作戦立案をこの上ないほど忌避していました。その意味では彼は自らを裏切った事になります」

「勝算のない戦いをしない。特に自らの命を賭すような戦闘は回避したまえ。それが反面教師として、藍澤の残した教訓だ」

 

教師二人が同時に咳払いし、山田先生が続ける

 

「まぁ、それは建前でしょう。命の賭けどころは人それぞれが決めれば良いでしょうから」

 

割と台無しな言葉を言いながら、全員は頷く

 

「それを助けながら結果を出すのが上官の仕事。そういう意味では正しいが・・・あぁ、いけないな」

 

自分でも何を言って良いのか、あるいは言おうとしたことがこんがらがったのか、織斑先生が珍しくかぶりを振る

その気持ちを、わからないはずがない

 

「とにかく、見ろ。これが、彼の死だ」

 

モニターに表示されたインジケーターはもう数ミリしかない、残り時間がもう、微かな時間しかないのだ

肉体にも変調をきたし始めたのか、表示されている身体の各部が赤く染まり始め、小さくも高い警告音が鳴り響く

 

「つっ・・・!!」

 

敵を倒すだけ倒して、後に道を残して死んでいく。

本当にこれでいいのか・・・?

 

「通信をつないでください」

「出来ません」

 

一夏の発言に冷たく山田先生が返す、その手は強く握られていた

 

「学友としての、お願いです」

「・・・わかり、ました」

 

そして通信がつながる、全体の共有通信だ

 

「何の用だ・・・?」

 

画面に表示されている状態は既に真っ赤、だというのに、その声は平静を保っている

こいつは、どれだけ・・・!!

 

「一夏さんたちから・・・繋げ、と」

「・・・あてつけか?」

 

一夏が苦笑する。ざまぁみろというような笑みだ

 

「用は無いのだな」

「・・・」

「ならば切れ」

「・・・ぁ・・・」

 

由宇が微かに声を発したが、それでもすぐに口をつぐんでしまう

 

「死んじゃうの・・・?」

「・・・」

「嫌だ・・・嫌だよぉ・・・」

 

由宇の懇願にカズマは・・・ため息をつく

 

「どうせ全員聞いているのだろうな」

 

その態度は常と変わらない。変わらないからこそ恐ろしくもある

 

「念を押しておこう、ファントムタスクに加勢する転生者どもは確実に殺せ。生かしておいても、何の益もない」

 

誰も答えないのはそうそう簡単にできないからだ。それがわからない彼ではない

それでも必ずさせるためにあえて言っているのである

 

「しかし、よかった」

「・・・?」

「はははっ!!」

 

疑問を浮かべた全員を彼は笑い、続けた

 

「目の前で、恥ずかしい姿を見せなくて済むからな」

 

その言葉を最後に通信は途絶えた。

画面のインジケータ残量はゼロ。中継されていた情報も消えている

 

「総員、敬礼!!」

 

織斑先生の声で全員が敬礼姿勢をとる。そして、全権を渡されているセリアを見る

 

「総員、戦闘準備!!」

「了解・・・!!」

 




主人公死す!?いやこれはブラフのはず!!
次話で内容が明らかになります。

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