真・異世界に迷い込んだ超戦士   作:blacktea

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はい、此方では2作品目の投稿となりますが執筆したのはこの小説が最初となります。
大まかな内容はにじファン時代と余り変わりませんが、台詞や設定等は微妙に変えてあります。
とりあえず、修正と加筆が終了次第随時投稿していく予定です!


プロローグ

天候が荒れ狂う中、山吹色の道着を着込み金色の炎を纏った金髪の少年と緑色の炎を纏った筋肉質の男が鋭い眼光を浴びせながら地上で向かい合っていた。この二名はお互いに常識を超えたダメージを負っており、少年は額と口元から血液を流し、反して男は腹が裂かれて空洞ができた状態だ。

 

 

「く…くそっ!このオレがお前のようなガキに…!」

 

 

恐ろしい眼光を少年に向ける男は口から血液を吐く、腹が裂かれている事は男にとっては余裕を崩し悔しさが滲み出てくるほどであった。

だがそれを超える感情に支配されているのが少年だ。ただ身に溢れ出てくる激しい怒りが激痛を忘れさせ金色の炎を煌かせながらバチバチと稲妻状の火花を飛び散らす。

 

 

「そして…そして…ボクに甘ったれるなって言ってた…!!」

 

「うおおおおぉぉぉぉおおおおーーーーっ!!!」

 

 

生と死の狭間の中、男の雄叫びと共に少年は両手に青白い光を収束していく、強烈な光は少年の全身を纏っている黄金の光に負けないほどの凄まじい力が込められ輝き続ける。

一方、男は焦りや悔しさ、負の感情が生まれながらも両手を大きく広げた手に緑色の光が凝縮されていく、少年と反したまるで闇その物のような塊が生まれていた。

 

 

「――――だああああああぁぁぁぁっ!!!!!!!」

 

 

やがて両者、二つの強力な光を同時に発射させると地面に凄まじい亀裂と傷跡を残していきながら互いに正面衝突を引き起こす。大規模な爆発が一方的に乱暴な暴力を振るいながらそのど真ん中、爆発の海へと二人は直進していき両者は互いにすれ違う。

 

高威力を誇る爆発はもはやこの空間がその威力を受け止め、耐え切れられる程の半端な威力ではなかった。両者の衝突はあまりの強烈な力により存在自体が空間を歪ませるのだ。

今彼等のいる、この世界は二人の存在や力の重圧に押し潰されそうになっている。空は激しく唸る雷が落とされ、世界を消滅させる勢いで広がっていく全てを破壊する爆発。

 

しかし二人はそんな事に気をかけていられるほど余裕など持っていなかった、先程の怪我による流血する程の激しい痛みが全身から襲い掛かってくる。

怒りや焦りや悔しさなどのあらゆる感情が両者を支配していく中で全身の損傷は頭に入ってこない。故に周りを考えさせてくれるほどの理性は微塵も残っていないのだ。

 

 

「ハァッ、ハァッ、ハァッ……。」

 

 

爆発が治まると少年は激しい息切れに襲われていた。全てのパワーを出し尽くした少年にはもう体力が殆ど残っておらず、故に少年の輝く黄金の光は消失する。更に金色の髪が黒色の髪に変化すると、その場の地面にゆっくりと倒れてしまう。

 

互いに衝突し合っていた強大な力も消え去り、ただ残っているのは戦いの傷跡。天変地異でも起きたように彼等が戦っていた場所は大きな被害を被っていた。

其処には少年と地面が破壊された傷跡だけが存在しており、戦っていたはずの男の姿は何処にも見当たらない。男は光に呑み込まれて消滅――つまり少年が勝利したのだ。

 

 

「…………。」

 

 

———だが地球が受けた損傷は傷つけた本人達の想像を上回るほど大きく、誰もが予想できなかった展開が発生する。

 

突如、亀裂が入ると強引に数多の空間をこじ開けていき、その先に存在する数多くの世界が入り乱れながら大地を侵略していく。その光景は現実が崩れ去ったこの世の物とは思えない空間が広がっていたのだ。

 

それにも気づくことはなく少年は一向に気絶から目を覚ます気配はない。やがて空間の穴が広がっていき、僅かな風が発生するとその穴の一つへと少年は吸い込まれてしまう。

少年を吸い込んだ穴は徐々に縮小し、ほどなくして穴は完全に消え去り元の光景へと戻っていたが其処に少年の姿はない。

 

この出来事によって心優しき少年——“孫悟飯”の新たな物語が始まろうとしていた。

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