彩色集いて太刀をなす。   作:tora@812

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 神様転生が嫌いな方の為の措置を考え中です。神様転生が嫌いな方は、作者名から活動報告『BLEACHの二次についてアンケート』にコメントください。〆切はこの回の投稿から一週間です。

 さて、主人公の行動のせいでイレギュラーが二人追加され、実習はどうなるのでしょう。


第四話 実習したりて太刀をなす。

 そこは真っ黒い空間だった。ここは・・・何処だ?

 

 ―――おい、きこえ―か

 

 誰だ?

 

 ―――微―に―か、聞こえ――いみ―いで――

 

 さっきとは違う声がする

 

 ―――主に―関わら―――ない

 

 ―――私といた――――は、力―無いうちに―を貸――――めんでござい―す

 

 ―――いっ―、此方か―――ないか

 

 ―――駄―よ、こう――待ち時――楽し――のよ

 

 「誰だ!?」

 

 

 

 

 

 「はっ、夢か?」

 

 何だったんだ?まぁいい、

 

 「さて、今日だったな一組の実習」

 

 寝間着から霊術院の制服に着替える。二回生から配付され、四回生から常時帯刀が可能に成る斬魄刀『浅打』を差す。まぁ、飛び級の影響で一年目から持っていたのだが、

 

 「さぁ、行くか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 霊術院の外に俺たちは集まっていた。本来は俺たち一組の実習だが、二組の連中も少し混じっている。勉学云々とかいう理由らしいが、そんなのはどうでもいい。

 

 「ルキア・・・来るよな」

 

疎遠気味だが、一番の親友のことを思う。

 

 前の方に三人ほど人が出てきた。六回生だろう。

 

 「まずは簡単に自己紹介しとくぞ。六回生の檜佐木だ。後ろの小さいのが蟹沢、でかいのが青鹿。()()()()()はこの三人でお前らの先導にあたる」

 

 周りがざわめいた。

 

 「ザワつくな!私語の多い奴は置いてくぞ!」

 

 「なんだ?有名人なのか?あの先輩達」

 

 ちょうど隣にいた吉良に尋ねた。『数年ぶりに卒業前に護廷十三隊への入隊が決定している六回生、将来は席官だろう』とのことだ。ただ、入試を何度か受けなおしたらしく、自分の方がどうとか吉良が言っていたが、無視だ無視

 

 「それじゃ、ここからは3人1組で行動してもらうわ。今回は二組の生徒も混ざってるから4人の組もあるから気を付けること。予め教室で引いてもらったクジを見て。記号が書いてあるわね?同じ記号の人を探して頂戴。」

 

 あぁこれか。吉良が同じ記号だった。

 

 「あと一人か、二人って誰だろう。」

 

 「・・・あの・・・」

 

 振り返ると

 

 「よ・・・よろしく・・・」

 

 「なんだ、雛森か。よろしくな」

 

 「・・・・・・!」

 

 吉良が赤くなっている。こいつ女に免疫ねーんだよな。

 

 とりあえず、吉良に蹴りを入れておいた。

 

 その時、

 

 

 「はあ!!!」

 

 「痛!!」

 

 いきなりケツを蹴られた。こんなことをするのは‥‥‥

 

 「な…何すんだ・・・・ルキア!!」

 

 「いつかのお返しだ。」

 

 「えっと・・・・」

 

 あぁ、雛森はルキアと初対面か

 

 「こいつは俺の幼馴染の」

 

 「『戌吊の』ルキアだ。よろしく頼む。」

 

 「俺が説明してたとこだろ!!!・・・・来たんだな・・・ルキア」

 

 「当たり前だろう。貴様こそ来学期二組に落ちなければ良いがな。」

 

 「なんだと!!!」

 

 「や、やめなよ。阿散井くん!ルキアさん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 久々に恋次と絡んで少し落ち着いた。寂しかったのだな、私は、

 

 「あぁ、今回は二組が入って人数が多いから追加で先導役に一人五回生が付くから紹介しておく。」

 

 壇上に一人の男が上がった。

 

 ん?どこかで見たような、

 

 「恋次、少し退け。」

 

 「ん?あぁ」

 

 「あぁ、やはり」

 

 名を聞いていなかったが、先週声を掛けてくれた者だ。名を覚えておくか。

 

 「五年一組、速水龍斗だ。よろしく。」

 

 「「「「!!!!!」」」」

 

 「なんだ?有名人なのか?あの先輩も」

 

 「恋次、知らぬのか!数十年ぶりの飛び級、そして初めて二組から一組に進級したものだぞ!!!」

 

 恋次・・・これほど有名なものを知らぬとは馴染めていないのは貴様なのではないか?

 

 吉良といったか。一組の生徒が話を進める。

 

 「たしか、噂によると今回の措置の考案者でもあるらしいぞ。だけど、あの人はほとんどの科目は満点だが、1つだけ無能としか言いようのない科目があるらしい。そういう意味では僕の方が・・・・」

 

 無視することにしよう。

 

 「各自、地獄蝶を持ったな?行くぞ! 開錠!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺って有名だったんだな。悪目立ちは避けてるつもりだったけど。檜佐木さんに嫉妬されたから、「今回の責任者はあなた。上があなたなら俺みたいな厄介者を任せれるって判断するに値すると考えたってことですよ。」って言ったら機嫌よくなった。うん、チョロい。

 

 実習は中ごろだ。全部一回目が終わって、二回目に差し掛かったとこだ。

 

 「速水、ちょっといいか?」

 

 「何ですか?檜佐木さん?」

 

 「生徒がはぐれたようだ。探してきてくれないか?」

 

 たしか虚が来るのは実習が二周終わったときだったな。ならあと一時間ほどあるな。

 

 「はい、分かりました。」

 

 俺はビルから飛び去った

 

このとき俺は忘れていた。世の中には『バタフライエフェクト』という言葉があるということを

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

 

 「いつまでモジモジしてんだ、うっとーしい!」

 

 「うるさいぞ、たわけ!」

 

 「う!」

 

 「や、やめなよ。阿散井くん!吉良くん!ルキアさん!」

 

 「この辺の魂葬は終わったから移動を・・・」

 

 「ひ・・・檜佐木く・・・・!!!」

 

 「!」

 

 「う、うわあああ!せ・・・先輩が殺されたァ!」

 

 巨大虚(ヒュージホロウ)が。蟹沢を貫いていた。

 

 「う、おおおおおォォォ!貴様、よくも蟹沢をォ!」

 

 「止せ!青鹿!」

 

 檜佐木が止めるが、冷静を失っていた青鹿は突っ込んでいき瞬殺される。

 

 「く・・・そ!退がれ!逃げろ一年坊共!できるまで速く!できるだけ遠くまで逃げるんだ!!!」

 

 「う・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 皆が走る中私は立ち止まった。ほぼ同じタイミングで雛森という生徒も立ち止まった。

 

 「な、何してるんだ、雛森くん!止まっちゃダメだ!」

 

 「ルキアお前もだ!」

 

 「・・・どうして・・・・あたし達みんな逃げているの・・・?」

 

 「何言ってるんだ!逃げろって言われたじゃないか!実習中は引率者の命令は絶対だ!」

 

 「助けようなんて思うなよ!オメー等も見たろ!?六回生2人が一瞬だ!俺ら一回生が何人かかっても・・・」

 

 「たわけ!ならば貴様らは見捨てよと言うのか!!」

 

 私は、見捨てることはしたくない。

 

 私と雛森は巨大虚に向かい駆け出した。

 

 恋次と吉良も追ってくる。私たちは先輩に迫っていた爪を『浅打』で受け止めた。

 

 「お前ら・・・!」

 

 「申し訳ありません!命令違反です!」

 

 「助けに来たんだから、見逃せよな、先輩!」

 

 「「君臨者よ!血肉の仮面・万象・羽ばたき・ヒトの名を冠す者よ!焦熱と争乱海隔て逆巻き南へと歩を進めよ!―――破道の三十一・赤火砲―――」」

 

 私と雛森の放った鬼道の火球が巨大虚に命中した。

 

 「よし!」

 

 「・・・いや・・・ダメだ」

 

 

 巨大虚は無傷で私たちを見下ろしていた。何体もの巨大虚が取り囲んでいる。

 

 「う・・・嘘だろ」

 

 巨大虚の爪が私たちに降り下ろされた。

 

 来るべき衝撃に備える。

 

 

 

 迫り来る恐怖におもわず目をつぶる。

 

 

 

 衝撃だろうか。私たちの横を風が吹き抜けた。

 

 

 

 ‥‥‥‥衝撃が来ない。

 

 

 

 目を開けると‥‥‥‥

 

 

 

 「お前ら何俺の後輩に手ぇ出してんだ」

 

 

 

 「速水殿!」

 

 「速水さん!」

 

 「速水!」

 

 「先輩!」

 

 

 

 『浅打』で爪受け止めている先輩がいた。

 

 

 

 「ごめん、遅くなって。

 

 ―――『破道の三十一改・赤火砲―槍―』―――」

 

 

 

 本来火球を放つその技は、細長く成り。巨大虚の仮面を貫いた。

 

 

 

 「よし、逃げるぞ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こうして俺たちの逃走戦が始まった。




 ルキアがいたら、こんな感じだと思います。

 『破道の三十一・赤火砲―槍―』は赤火砲を槍のサイズにまで圧縮して打ち出す技です。

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