機動戦士ガンダムoo もう一人の主人公   作:ガタック

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今週の投稿

最近休日の大切さを学んでいる俺です。

今回は、会話多いな……
まぁ、戦闘はほとんど無いですが読んでいただければと思います。
それでは、本文へどうぞ。


第16話

「“トリニティ”の武力介入はもう7回目か」

“トリニティ”の介入がまた行われた。

俺は、刹那、ロックオンと一緒に次のミッションの為に地上で待機をしている。

いや、していたというべきだろうか。

トリニティの出現と共に、彼らが俺たちより先に武力介入を行い始めた。本来の計画から、大いにそれはじめ、スメラギがヴェーダを使って計画の修正を行っている。

それに、俺達が言っていいのかわからないが、“トリニティ”の武力介入は嫌気を感じる。

自分たちが行っている武力介入は確かに“悪”であると思っている。

だが、“トリニティ”はそれを上回る“悪”と感じるほどだ。対象の全てを殲滅するまで叩き続ける、まるで容赦がない。更に、彼らの動きにはそれを楽しんでいるようにも見える。

「アレルヤじゃないが……世界の悪意が見えるようだぜ」

ロックオンのセリフはよくわかる気がする。

これじゃあ、本物のテロリスト以上の何かに変わってしまう……

俺達の行動はイオリアの意思を基に行われている。それなのに、奴らは根本からそれを破壊している気がする。イオリアの目指した理想は、この破壊の先にはない気がしてきた。

「次のミッションは?」

「待機だそうだ」

刹那の言葉もロックオンは機嫌が悪そうに返す。

“スローネ”の活動によって、コチラ側にも影響が出ているためにスメラギが修正している。その為、迂闊に行動できない。

最悪の事態を引き起こされたら、俺達は……

 

 

「アイツら何やってやがる、遊んでんのか?!」

「一般市民への攻撃」

「こんな事、紛争根絶とは関係ないのになんで?!」

ついに最悪の事態が起こった。“スローネ”が何の関係もない一般市民を攻撃したらしい。

スペインの警察機構による公式発表がすでに行われたみたいだ。

死者六十四名、負傷者二十三名でハレヴィ家の私有地が被害をうけたらしい。

普通ならあり得ない事だが、あの二人がいるなら気分で攻撃してもおかしくない。

そう考えている内に、ある単語が引っかかった。

「ん? ハレヴィ家……?」

どこかで聞いたことがあった。

そういえば、隣の沙慈さんとよくいる人ってたしか……

一旦地上基地の外に出た。

ルイス・ハレヴィ、彼女のファミリーネームは確かハレヴィ!!

「まさか……いや、けど……」

あってはほしくない。だが、それが事実とすると……

何が歪みなんだ……?

 

 

 

ついに、民間企業にまで手を出した。

それを知ったのはトレミーから連絡を受けてからだ。

「刹兄!!ロック兄!!」

「どうした?」

「また“トリニティ”がやらかした」

「またアイツらか、今回は何をやらかした?」

さすがに、ここで感情を表に出さないでいる刹那も焦ったのか声が高くなった。

ロックオンも、イラついているのが声を聞いてわかる。

無理もないだろう。先日一般人に手を出したばかりだ。

彼らの行動は、俺たちの考えている武力介入という概念を遥かに上回っている。

「アイリス社の兵器工場が襲われ八百名以上が死亡したそうだ」

「ッ!!」

「アイツら、またやりやがったのかよ」

「しかも、問題なのはアイリス社の従業員は全員民間人なんだよ」

「それじゃあ、無差別テロと変わらねぇ!!」

ロックオンの途端、刹那が基地に向かって走り出した。

「刹那!!」

後を追うように中に入ると、すでにパイロットスーツに着替えて走り出した刹那がいた。

「どこに行くの?!」

「奴等のところだ」

「まさか……オイ、刹那ぁ!!」

制止する間もなくエクシアに乗り込むと出撃した。

ロックオンはこの事態をトレミーに報告をした。

二人はすぐにパイロットスーツに着替え、ガンダムに乗り込む。

 

「ロック兄、どうしよう?」

『もうすぐミス・スメラギから、指示が来る』

すると、暗号通信で指示が来た。

内容は戦いを止めろ、ただし状況により判断をこちらに委ねるという事だ。

要するに、俺達の好きにやれって事だ。トレミーでも、”トリニティ”の行動を見逃すことに限界を感じていたのかな?

にやりと笑いながら、ガンダムを出撃できるようにする。

『まったく、とんでもない事をするな。あのきかん坊は』

「刹兄の行動力には本当に驚かされるよ」

『ロックオン、止メナカッタ、止メナカッタ』

『あら、見てた?けど、これでミス・スメラギの腹も据わった』

『トキヤモ、トキヤモ』

「ハロ、今回はなかったことにしてよ」

軽い口調でハロに言ってみる。

『それにな……刹那の気持ちもわかるのさ」

刹那はよく言っていた。

『あいつはガンダムそのものになろうとしている』

自分自身が戦う理由(ガンダム)だと。

『紛争根絶を掲げるものにな』

だからこそ、“トリニティ”行動は許せなかったのだろう

『ドウスル、ドウスル?』

ハロの質問の答えは一つ。

「答えは決まっているよね、ロック兄?」

『ああ、ぶっちゃけ撃つ気満々だ!!』

「俺も!!」

『行くぞハロ!!デュナメス、ロックオン・ストラトス、出撃する』

まず、デュナメスが飛び立つ

「Oガンダム、時也・E・フィアーズ、ミッション開始する」

今回は近中距離用の標準装備で出撃する。

“スローネ”相手だと、標準装備の方がいいと判断したからだ。

一応、追加装備のGNショートブレードとGNビームサブマシンガンを装備してある。

装備を確認してすぐに飛び立つ。

 

 

「ティエリアも交戦してるみたい」

トレミーから来た情報によれば戦術フォーメーションを使って戦っているらしい。

『まさか、あの二人がフォーメーションを使うとなんてな』

あの二人の仲の悪さは尋常でなかったが、ここでフォーメーションを使うなんて何があったのだろうか。けど、ティエリアは初対面で三人(主に次男に対して)の印象は悪かったのでなんとなくだが、今回の行動には納得できた。

『おい、あれは!!』

「え?」

モニター画面を拡大してみるとガンダムナドレがあった。

上空で制止しながら、大の字の様な姿勢でいると、スローネアインとスローネドライが落ちていった。

『こりゃ、勝負あったか?』

ビームサーベルを持ち、スローネアインに切りかかった時、突然が相手は浮上した。

「何が?」

そして、ナドレは動きを止めてしまい、隙を作ってしまう。決定的となる程に。

「ちょっと!!」

『アイツ!!』

デュナメスは即座にけん制のために射撃、事なきを得た。

『これで3対3だ、フェアプレーの精神で行こうぜ』

「いや、俺もいいでしょ? この前俺達を旧世代って言ったんだし、どうせOガンダムは底上げできても第2世代ぐらいだし。これでようやく3対3じゃない?」

笑いながら、アイツらが先日言った言葉を思い出した。

すると、スローネ3機はコチラとの距離をとり始めた。

『逃げるのかい?』

『ロックオン・ストラトス。貴様には我々より、先に戦うべき相手がいるはずだ』

ロックオンの挑発を一言で遮ると、あり得ない一言を言った

『いや、ニール・ディランディ』

『ニール・ディランディ?』

刹那が聞き覚えのない言葉を繰り返すが、一人だけこの言葉に反応をした。

『!! 貴様、俺のデータを』

ロックオン・ストラトス、どうやら彼の名前らしい。

『ヴェーダを通じて閲覧させてもらった』

『レベル7の情報を』

ティエリアが今度は驚く。

「そんな、マイスターはSレベルの秘匿義務があるはずなのに、マイスターが見れる訳……」

無いはずだ。この権限はマイスターには与えられていない。

それを、ヨハンは閲覧したという。スメラギの言う通り、ヴェーダに何かがあったのだ。

しかし、ヨハンは言葉をつづける、何かを訴えかけるように。

『ロックオン、君がガンダムマイスターになってまで復讐したい相手の二人がすぐ傍にいるぞ』

『何だと?』

機嫌が悪そうに、しかし、何かを待っているような感じがする。

そして、その正体をミハエルは言う。

『クルジス共和国、反政府組織KPSA、その構成員にソラン・イブラヒム、シュレイ・イブラヒムがいた』

俺は驚いた。いや、俺だけじゃない。刹那も驚いているだろう。

二人のフルネームがここで出てきたからだ。俺達が過去に関わっているとしたら、何か……確かに、中東の時は俺達が旧クルジス共和国出身と言ったら、表情が怖くなった記憶がある。

って、事はあの男がいた時の事かなのか?

『誰だよ、それは?!』

『ソラン・イブラヒム、コードネーム、刹那・F・セイエイ』

『刹那だと?!』

『シュレイ・イブラヒム、コードネーム、時也・E・フィアーズ』

『時也も?!』

『そうだ、彼らは君の家族を殺した組織の一員、君の仇というべき存在だ』

そういうと、とっととこの空域から離脱していった。

それよりも、コチラの問題の方が深刻だ。

家族の仇となったこの瞬間、ロックオンの敵意はこちらに向けられるのが機体越しに感じ取れる。

このままでは、内部分裂がはじめってしまう可能性だってある。

俺達は、最悪の雰囲気のまま地上の基地に帰投した。




いかがでしたか?
今回は1stシーズン後半の山場でしょうか?
刹那と時也の過去とロックオンの過去について少し触れました。
個人的には、このシーンを見た時次の話で内部分裂が起きるんじゃないか?とハラハラしていましたね。

戦闘描写無しはあまりなれないなぁ……(;´・ω・)
次回の投稿は来週の予定です。



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