機動戦士ガンダムoo もう一人の主人公   作:ガタック

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久しぶりの投稿です。

今回から連合軍との戦闘です。


お楽しみいただければ幸いです


第19話

先程の“トリニティ”の戦闘で何があったのか、

情報を得るために戦闘映像を見ることにした。

「クリス、ヴェーダを経由して“トリニティ”を退けた部隊の映像を出して」

しかし、ヴェーダは今何者かに細工を施されている可能性があるので、

“但しこちらの情報を”と言いかけたところでブロックをしているとクリスは言った。

ダウンロードが完了したというフェルトの報告の直後、映像が出る。

「この機体は……」

背面からは、赤いGN粒子―スローネと同じ色の粒子―が放たれていた。

「やはり、疑似太陽炉搭載型」

「これが“トリニティ”を退けた機体」

考えると10機“でガンダム”3機を退けたという。

かつての性能、バックアップ両面による圧倒的な優勢状況(アドバンテージ)はもう無くなりつつある。

それを相手に、どこまで戦えるかはわかっていない。

 

少しして、ブリッジではクリスとフェルトが急ピッチで作業を行っている。

ヴェーダが何者かに細工を施されている。間違いない事だろう。ナドレのトライアルシステムが強制的に解除されたのがその証拠だ。

 

その結果、ヴェーダのリンクを切り離されてしまうとガンダムの動きに支障をきたすのは間違い無い。

そこで、スメラギの指示でガンダムのヴェーダのリンクを失った時の為に、ヴェーダのバックアップ無しのシステムを構築してもらっている。

始めは俺も手伝うといったが、二人でやると言われ敵の映像を見ていたが、小休憩をしていた。ちょうどスメラギがブリッジに差し入れのドリンクを持っていくようなので、ついていくことにした。

「敵についてはどう思う?」

「すごいのは、ファングに反応していることじゃないかな?」

「数で圧倒していたのもあるけど、性能もガンダムと変わらない……」

「大丈夫、皆は俺が守るから」

気休め程度だが、今弱気になってしまえば紛争根絶なんて無理な話だ。

「……そうね、期待してるわ」

今度こそ、あの時のようにならない為に俺は皆を守る。そう決意をした。

 

 

中に入ると床を蹴り、指揮官席に向かって移動する。

「ごめんね、無理させちゃって」

「あ、助かります。ありがとうございます」

スメラギはクリスにボトルを投げた。

指揮官席に着くと、フェルトの方を向きボトルを渡す

「フェルトもね」

「任務ですから」

「システムの具合は?」

「8割といったところです」

そして、時也もスメラギの前に支えてもらい降り立つ。

「でも、いいんですか?ガンダムからヴェーダのバックアップを切り離すとパイロットへの負担が……」

一区切りして、ドリンクを飲んだらプハッっと苦しそうに息を吐いた。

「クリス姉大丈夫?」

俺はその行動に若干慌てる。何か変な物入れたのかと焦る。

「これお酒じゃないですか!!」

「ああ、ごめん」

軽く受け流すスメラギ、このやり取りにフェルトが笑う。

控えめな笑い声だが、フェルトが珍しく表情を見せている。

「最近柔らかくなってきたわね、フェルト」

そう言われてハッとする本人は、頬を若干赤くして“そうですか?”と問う。

「いい傾向、いい傾向」

クリスが笑いながら言う。

「そうだね」

時也も笑いながら言う。

「じゃあ、もう少しよろしくね」

「お願いします」

そう言い残して俺はスメラギとブリッジを出て、各々の行くところに移動した。

 

 

改めて、敵の疑似太陽炉搭載MSの武装を確かめる。

「装備はOガンダムに近いのかな?」

見ているだけでは、サーベルとビームガン、頭部バルカンを使っているのは

確認できているが、他に武装が見当たらないようだ。

「システムはティエリアの言う通り、ヴェーダの補助ありの可能性はなしだけど、他には……」

ソレスタルビーングに来てから学んだMSの事をフル活用し、解析をする。

やはり、武装はOガンダムに近いとみて、まず間違いなかった。

「なら、装備は……」

『総員第一種戦闘準備、敵部隊は疑似太陽炉搭載型19機と断定』

「19対5……数で押すつもりなのか?」

『すでに相手はこちらを補足しているわ、Oガンダム以外のガンダムはコンテナから緊急発進、フォーメーションS34で迎撃』

急いでOガンダムに乗り込む。GNパックType-Vで迎撃した方がよさそうだ。

しかし、接近されるかもしれないので、GNキャノンを装備せずにType-Eのショートブレードを左足に装着、実質装備はGNビームサーベルを取り外し、GNキャノンを両肩に、実体剣を両足に装備、左腕にはシールド、右腕にはGNハンドガンを装備。

「おやっさん!!」

『わかってる。要望通りの装備は付けるが、時間がかかる!!』

「お願いします!!」

機動力は落ちるが、接近されても鍔迫り合いの間にGNキャノンを撃てば、確実に仕留めることができる。換装には時間がかかるため、終わるのを待つ。正直に言えば、GNパックのアタッチメントの問題がない事と、換装バリエーションが豊富にできる事がこれほどまでに役に立つとは思ってなかった。第3世代のパーツも使えるが、今はその必要も無い。

『敵部隊0130まで接近』

すぐそこと言う訳ではないが、危険な状況に間違いはない。

『よし、換装で来た!!』

「了解。Oガンダム、出撃準備完了!!」

『コンテナハッチオープン、ガンダム出撃します』

『各機フォーメーションS34』

ロックオンの声を聴いて、出撃を確認したと同時に換装が終了したので、

Oガンダムはカタパルトから出撃する。

「Oガンダム、時也・E・フィアーズ、ミッションスタート!!」

カタパルトからの射出により、先に出たガンダムに追いつく。

『時也、フォーメーションS34だ。油断するなよ』

「了解した」

 

 

戦闘が開始され、早々に驚くことが起きた。

一つ目はヴァーチェのGNフィールドを展開してもダメージを受けたことだ。

これにより、敵の射撃武装攻撃は強力であることを意味する。

二つ目はキュリオスの飛行形態時の射撃をよけたこと。

これにより、機動力もこちらと同等のレベルであると意味する。

最後に、デュナメスの狙撃に反応したことだ。

これは、敵の性能の高さ、装甲の硬度が高いことを意味し、更に、ヴェーダクラスのバクアップがあることを意味した。

「くそ、強い」

19対4、今までなら圧倒できたが疑似太陽炉搭載型になっただけで、これほどまでに状況が変わってしまった。

そして先程の考えは、簡単にできなかった。

敵と鍔迫り合いをして、GNキャノンを発射したが右足を掠った程度。瞬間的に姿勢を崩すことはできたが、他の機体がフォローに入ったせいで追撃ができない。

『僕らの滅びは計画に入っているというのか?!』

『そんな事が!!』

通信で聞こえる声も悪い流れになってきた。

「くそぉ、ふざけるなぁ!!」

叫びと同時に頭の中で何かが割れて、視界が良くなる。すぐに実体剣を持ち、肩にあるGNキャノンをパージする。そのままジェネレーターのエネルギーを実体剣に回し、相手の腕を切る。

一撃離脱を行い、陣形を立て直すために敵を捕らえながら交代していると突然コックピットが暗くなった。

「バックアップがなくなった?!」

タイミングが悪すぎる、せめてシールドを構えていればよかったが、完全に無防備な格好で止まってしまった。

レバーを動かしても反応しないのにもかかわらず、焦って動かしてしまう。

「これじゃあ、あの時と同じだ」

仲間を失い、戦い続けたあの時を思い出している。

サーシェスの掌の上で踊らされ続けた挙句、見捨てられガンダムに救われるあの時までを思い出している。

「でも、これじゃあ、いい訳が無い……」

紛争根絶、ソレスタルビーングの行動理由であり、戦う理由。

「そうだ……戦う、紛争根絶の為に」

それには力がいる、ガンダムという抑止力が……

「そのため……動いてくれ、ガンダム!!」

そういうと、コックピットに光が戻る。目の前にいる敵MSに攻撃を仕掛ける。

「そうだ、二人が作ってくれたシステムが来たのか……ありがとう」

“守られたなら、次は守る”

決心し、パージしたGNキャノンを拾い、GNキャノンとGNハンドガンで攻めに入るがレーダーにおかしな点を見た。ヴァーチェが動いていない。

即座にデュナメスとキュリオスがカバーに入っているが、射撃が集中している。

「やらせるかぁ!!」

GNキャノンとGNハンドガンにジェネレータのエネルギーを回し、射撃で応戦する。

しかし、背後からの接近を許してしまう。

「待てぇ!!」

剣を出し、エネルギーを回したが、かなりのスピードで突っ込まれたので、鍔迫り合い(時間稼ぎ)ができずに、吹っ飛ばされてしまい、デュナメスにビームサーベルが刺された。

ヴァーチェを庇ったために、デュナメスのコックピット付近に相手のサーベルが刺さってしまった。

二度目の攻撃は砲撃によって防がれた。

後方からの砲撃は飛行型MAだが、粒子ビームはオリジナルのものなので、ソレスタルビーングの援軍だとすぐに分かった。

敵も撤退信号を出してきたので、戦闘が一時的に終わったと理解した。

通信からは、ラッセがマイスターの無事を確認する声と、

ハロからロックオンの負傷とデュナメスの損傷の連絡が聞こえてくる。

トレミーからもデュナメスとヴァーチェの回収、帰投の命令が出た。




いかがでしたか?

システムが落ち、完全にヴェーダのバックアップを受けれなくなってしまいました。
原作を見ているときは何が起きてるのか訳が分からなかったなぁ(話を理解していなかったから)
ただ、今でも思うのはジンクスの強さは異常だと思う。

次の投稿は未定です。
来週中に投稿することを目標にします。

それでは、次の話まで


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