終盤で一度だけ地球に降りた回です。
就活により、投稿できませんでしたが、復帰します。
不定期ですが、年内にセカンドシーズンも終わるといいかなぁ…
※投稿する話を間違えていました。
2016/12/17に投稿しなおしました。
『トレミーへ、こちらGNアームズ、ラッセ。強襲用コンテナへのドッキングシークエンスに入る』
GNアームズは、ガンダムサポートの為のMAであり、
ガンダムとドッキングすることにより、驚異的な性能を引き出すことができる。
『GNアームズ、強襲用コンテナとのドッキング完了』
通信機越しではあるが、GNアームズのドッキングが完了したことを確認し、ようやく問題と向き合う。
ロックオン・ストラトスが先程の戦闘でティエリアをかばい、負傷した。
機体の損害自体は、コックピットを取り換えるだけで済んだが、パイロットであるロックオンは、効き目を負傷した。そのため、現在は集中治療室でDr.モレノの検査を受けていた。
モノレはトレミーの医者であり、時也の膝の怪我に対して定期診察や薬の服用指示を出したりしている。
「Dr.モノレ、傷の再生までの時間は?」
「最低でも3週間は必要だ。わかっていると思うが、一度カプセルに入ったら治るまで出られんからな」
スメラギの問いかけに、モノレは作業を行いながら答える。
「治療をお願いします」
そして、スメラギは後ろにいる刹那、アレルヤ、時也の方を向いた。
「その間に私たちはドッグに戻ってガンダムの整備を……」
『おいおい、勝手に決めなさんな』
ロックオンが治療用の布団の上で起き上った。
「ロックオン」
『敵さんがいつ来るかわかんねぇ、治療は無しだ』
「しかし、その体では精密射撃は無理だよ」
『俺とハロのコンビを甘く見るなよ』
『モチロン、モチロン』
アレルヤの指摘もハロと共に返す。
『それにな、俺が寝てると気にする奴がいる、いくら強がってもアイツは脆いからな』
それは、今回の原因となった人物の事だろう。
『ガンダムの整備状況はどうですか?』
『ヴァーチェの損傷はなんとかなりそうだ』
『デュナメスは?』
『駄目だな』
3人のマイスターはイアンと共にガンダムの整備を確認している。
改めてみると、デュナメスは損傷がひどすぎた。肩にできた一文字の傷も目立つが、やはりコックピットである。
「やはり、コックピットですか?」
『ああ、コックピット付近の損傷がひどい。カレルでは手に負えん。ドックに戻ってユニットごと取り換える必要がある』
「そんなにひどいんですか……」
そして、これはとってもまずい状況である。
活動できるガンダムは4機、しかも0ガンダムは性能が他の3機より若干劣るため、
3.8機分の戦力と言っても過言でない状況だ。
そして、もう一つ悪い知らせが入ってくる。
「ついに国連軍が“トリニティ”と戦闘を行ったか」
三大勢力の集結組織軍、国連軍がついにGN-X“ジンクス”を使用したガンダム掃討作戦“FALLEN ANGELS”が開始された。
「ガンダムを倒すことで、世界がまとまっていく」
「やはり、僕たちは滅びゆく存在」
「これも、イオリア・シュヘンベルグの計画」
「だとしたら!!」
弱気な声に一括するように刹那が叫ぶ。
「何のためにガンダムはある?戦争を根絶するための機体がガンダムのはずだ」
確かに、最初の介入の後、イオリア・シュヘンベルグのメッセージ映像は
ガンダムを全ての紛争に対して武力で介入し、紛争根絶を掲げる機体、とガンダムを定義していた。
「なのに、“トリニティ”は戦火を拡大させ国連軍まで・・・これがガンダムのすることなのか?」
「刹兄・・・」
「これが・・・」
「刹那、国連軍による“トリニティ”への攻撃は紛争だ、武力介入を行う必要がある」
突然ロックオンが言い始めたのは、地上へガンダムで行くことだ。
「おいおい、何を言い出す」
「無茶だよ、僕たちは疲弊しているし、機動エレベーターも抑えられている」
もちろん反対はする、最悪宇宙に上がれないからだ。
「この前襲撃を受けたのも、エクシアとデュナメスがトレースされたから・・・」
「ソレスタルビーングに沈黙は許されない、そうだろ刹那」
「ああ」
「二度と宇宙に戻れないかもしれない」
「俺一人ででも行く」
どうやら、刹那は決心をしたらしい。
「俺は確かめたいんだ、ガンダムが何のためにあるのか」
「俺も付き合うぜ」
「けが人は大人しくしていろ」
ブリーフィングルームに入ってきたラッセがロックオンを止めた。
「俺が行く」
「ラッセ!!」
「強襲用コンテナは大気圏離脱能力がある、ついでにGNアームズの性能実験もしてくるさ」
「今戦力を分断するのは・・・」
アレルヤが途中で言うのをやめたのは、スメラギが刹那の方に歩いて行ったからだ。
「ミッションプランよ」
端末を、刹那に渡す。
「不確定要素が多すぎてあまり役に立たないかもしれないけど」
一拍溜めて
「ちゃんと、帰ってくるのよ」
改めて刹那の眼を見て言う。
「わかっている」
「じゃあ、ロック兄の代わりに俺が行くよ」
「時也?!」
「不確定要素が多いならある程度プランの修正ができる人物がいた方がいいし、
さっきの戦闘である程度数がいることも証明された」
「じゃあ、俺の代わり頼めるか?」
「ロックオン!!」
「了解、type-Dで行く準備をするよ」
そして、2機のガンダムがコンテナに収容された。
『刹那のバックアップ、よろしくね』
「わかったよ、絶対帰ってくるからね」
すぐにコンテナは地球に向けて出撃した。
大気圏に入るとすぐに見えたのは、爆発と赤いGN粒子だ。
『仲間割れか?!』
「でも、あの3人は絶対にありえない」
『急ごう』
すぐにエクシア、0ガンダムが戦闘準備を開始。
スローネヴァイがスローネドライのコックピットをGNバスターソードで刺そうとしていたため、コンテナで体当たりし、エクシアで上からGNソード攻撃する。
『邪魔すんなよ、クルジスの小僧どもが』
『アリー・アル・サーシェス?!』
「何で?!」
『何故だ、何故貴様がガンダムに!!?』
『答える義務があるのかよ!!』
GNバスターソードでエクシアを圧倒していく。
「ラッセ!!」
『わかってる』
コンテナの射撃は当たらないがOガンダムの狙撃は数発当たる。
しかし、ガンダムの装甲は固く、むしろこちらが射撃を受ける羽目になった。
『なんて正確な射撃だ』
「俺も行く」
スナイパーライフルを取り、GNパックなしで突っ込んでいく。
『最高だな、ガンダムってのは……覚悟しな!!』
一旦、エクシアがスローネツヴァイを鍔迫り合いで追い払う。
「よくも、ミハエルさんを!!」
『わめいてんじゃねぇぞ、ガキがぁ!!』
ハンドガンの射撃もすべて防がれた。
『ガンダム、こいつは飛んでもねぇ兵器だ、戦争のし甲斐がある……テメェらのガンダムもそのためにあんだろぉ』
再びスローネツヴァイがこちらに来る。
「違う!!」
『絶対に違う!!』
エクシアのGNロングブレードがはじけ飛ぶ。
0ガンダムのハンドガンも飛ばされる。
『俺のガンダムは……』
「俺達のガンダムは……」
しかしスローネツヴァイはGNバスターソードとGNビームサーベルで
エクシアとOガンダムをコックピットから切り裂きにくる。
『こいつで終わりだぁ!!』
だが、振りかざした剣が当たることはなかった。
よくわからないが、機体が今までよりも格段に早く動いている。
とにかく、この機動力で敵をかく乱する。
右手にはGNビームソード、左手にはGNソードをもっておく。
『そこか!!』
あちらの狙撃を回避しエクシアは背後に0ガンダムは正面に回る。
『あたらねぇ!!』
そして、エクシアが背後から蹴りを入れ、0ガンダムはそのまま右肘を切り落とす。さらにエクシアがスローネツヴァイを地面にたたき落した。
『この、ガンダムは……』
そこへ、通信が聞こえる。
『GNドライブを有する者たちよ。君たちが私の意志を継ぐものなのかはわからない』
「この人って」
『イオリア・シュヘンベルグ』
『だが、私は最後の希望を、GNドライブの全能力を君達に託したいと思う』
「全性能を、託す?」
『君たちが真の平和を勝ち取るため、戦争根絶の為に戦い続けることを祈る。
ソレスタルビーングの為ではなく、君たちの意志で……ガンダムと共に』
そういうと、このメッセージの再生が終わった。
『ガンダム』
そして、警告音に気が付いてレーダーを見ると、こちらにスローネツヴァイが来ていた。
そして背後からGNビームソードを振りかかろうとする。
『どんな手品か知らねぇが・・・』
しかし、こっちのスピードの前にスローネツヴァイを翻弄していく。
『この俺がぁ……』
サーシェスの焦り声が聞こえてくる。とどめを刺すタイミングは今しかない。
「うおぉぉぉぉぉぉ!!」
『うあぁぁぁぁぁぁ!!』
2機で切り裂いたのは敵の盾だった。
モニターの画面は背景が赤くなっており、こう書かれていた。
“TRANS-AM”
「トランザム?」
『トランザムシステム……これが、トランザム』
イオリア・シュヘンベルグから託された、GNドライブの最後の性能
“TRANS-AM”、圧倒的な性能を引き出せるものであった。
そして、イオリア・シュヘンベルグは託した。
この世界の戦争根絶の為にと。
そして、託された。
戦争根絶を達成するために。
それは、戦争をなくすために戦う決意、そのために世界と向き合う覚悟という、
起爆剤に点火させるためのものだった。
世界はガンダムを、ソレスタルビーングをどうするのだろうか。
その答えが開示されるのはもう目と鼻の先にある。
という訳で、初のTRANS-AMでした。
今思うと、よく初使用であそこまで使いこなせるな……
これが、ガンダム愛なのか