20話と21話が逆になっていたので、急遽修正しました。
※コチラも逆に投稿していました。やらかしました……
確認して即座に修正しました。
文章も修正する必要があるので、割と年末の冬コミ前後が大変そう……
トレミーに戻りながらTRANS-AMについて分析していた。
どうやら、このシステムは機体に蓄積した高濃度圧縮粒子を全面開放し、
一定時間だけ、スペックの3倍とする出力を得ることができるが、
使用後は極端に性能が落ちるという、正に諸刃の剣だった。
トレミーへの帰還は、強襲用コンテナの大気圏突破能力を利用するので問題はないが、
あの男、アリー・アル・サーシェスが気になる。
あの時、スローネツヴァイを仕留めることができなかったから、
また対峙することは確定事項だろう。
あの戦争中毒の事だ、国連軍に混じっているかもしれない。
それに、大気圏内の疑似太陽炉搭載型MSが全機宇宙に上がった。
トレミーに暗号通信で報告をしておく。
『刹那、答えは見つかったのか?』
『わからない、だが俺たちはイオリア・シュヘンベルグに託された』
そう、今回地球に降りたのはガンダムの存在意義を見つけるためだ。
そして、イオリア・シュヘンベルグにGNドライブと夢を託された。
これは、答えにつながるかもしれないが、今はまだイマイチつかめていないみたいだ。
『なら、俺は俺の意志で紛争根絶の為に戦う……ガンダムと共に』
『はっきり言って、俺は紛争根絶ができるとは思っていない』
「ラッセ?!」
『だがな、俺たちの馬鹿げた行いは、良きにしろ悪しきにしろ人々の心に刻まれた』
ラッセの発言に驚いたが、言葉は続いていた。
『今になって思う。ソレスタルビーングは、俺たちは存在することに意義があるんじゃねーかってな』
『!!存在する事……』
存在する事、確かに今までの行いで人々に何らかの形でソレスタルビーングを
刻むことができた。
そう、だからこそ存在する、それことソレスタルビーングの本質なのかもしれない。
『人間は経験したことでしか本当の意味を理解しないという意味さ』
そう考えると、ラッセの考えは理に適っていた。
ソレスタルビーングが行動した、それによって人々は何かを経験し、
自分なりではあるが、その意味を理解する。
この場合は、ソレスタルビーングが本当の意味で「紛争根絶」の為に戦っていると
世界中に訴えていることが分かるはずだ。
紛争をどんな手段を使ってでも止めている。
それを見て、戦火を広めていると思う人もいれば、紛争を止めに来ている。
いくつもの解釈はできるが、結果的に人々に行動をしていると訴えている。
しかし、訴えているだけでは意味がない。
達成してこそ、組織の意味がある。
そう、俺たちは世界と向き合い「紛争根絶」を達成するために戦っている。
それが、例え世界と戦う事となっても……
そう考えていた直後、アラートがなった。
トレミーが敵艦を補足したらしい。
どうやら合流するときには戦闘中か、あるいは……
(嫌な予感がする)
時也は直感的にそう感じた。
『刹那、時也、ポイントを確認した』
戦闘宙域を確認し、ラッセから座標が送られてくる。
『ドッキングを解除』
強襲用コンテナから、エクシアとOガンダムが出てくる。
『トランザムで戦闘宙域に向かう』
「了解」
そして、2機のガンダムはTRANS-AMを使用し、戦闘宙域へ向かった。
ただ、悪い予感が当たらないことを祈って。
数分してTRANS-AMの限界時間が来た。
これだけ移動をして、まだ戦闘宙域に到着しない。
嫌な予感はさらに増していく。
どうか皆無事であってほしい。
『GNアームズが……』
まずアラートと共にモニターの拡大映像で確認したのは、
GNアームズの上部に搭載されていたキャノン砲だったモノだ。
モノだったというのは、それが大破して、その役割を全うできる形ではなかったからだ。
そして、その後に移ったのは……
『!!ロックオン』
「ロック兄!!」
2機は加速する、マイスターを、仲間を、紛争根絶の為に戦う同志を助けるために。
キャノン砲は、紫電を走らせ徐々に爆発していく。
そして……
爆発した
ここはどこだろう?
そこはまるでオリジナルの太陽炉のGN粒子で包まれたような空間だった。
そんな不思議な空間に時也はいた。
『時也か』
「ロック兄!!」
格好は何も来ていない、自分はパイロットスーツを着ていた。
「俺は……僕は……」
『オイオイ、泣くなよ』
「でも、そんな事言ったって」
『俺はあの時、お前と刹那から聞いたはずだ』
「あの時……」
恐らく、本当の意味で仲間になったあの時だ。
『もし俺がお前と刹那を殺したらどうするかって』
そう、確かにそう聞かれた。
その答えは……
「その時はロック兄に意志を託す」
『なら、俺のできなかったことをお前が成し遂げてくれ、俺は先にリタイアしちまう』
「そんな、ウソって言ってよ……いつもみたいに言ってよ!!」
『悪いな……だが、ニール・ディランディーとして、ガンダムマイスターロックオン・ストラトスとして、改めてお前に頼みたい事がある』
「……何?」
『俺の代わりに世界を変えてくれ、お前にはその力がある、お前の中には可能性の種がある』
「種?」
『それから花を咲かせてくれ、紛争根絶を成し遂げることで』
「でも、俺は……」
『お前は俺の次に狙撃が上手いしどのガンダムでも、今のマイスターの次に適性がある』
「うん……」
『自信を持てよ、気休め程度にしかならないが、狙撃の時は俺のコードネームを使ってもいいからさ』
「……いいの?」
『それが、俺がお前に遺せるモノだからな』
「わかったよ、ロック兄、いや、ロックオン・ストラトス、ニール・ディランディーの意志は、時也・E・フィアーズが受け継ぐ」
『頼むわ、しいて言えば、トレミーに戻ったらティエリアが泣くだろうし、士気も下がっているだろうが、そこを持ち直してくれ、特にあの生真面目は一苦労するだろうな』
「うん」
ロックオンは、俺に意志を託してくれた、なら俺はこういうべきだ。
「絶対に達成するよ、紛争根絶」
『頼んだぜ、時也』
そうして、気が付くとコックピットにいた。
(ロック兄、意志は受け継ぐよ)
そう心に誓いトレミーに帰投した。
今一人のマイスターが死に、一人のマイスターに意志を託した。
しかし、彼らに滅びがすぐそこに迫っていた。
カウントダウンはもう開始された。
マイスター達、ソレスタルビーングのメンバーたちは何を見るのか。
どのような結末をたどるのか、知る者はいない。
1stシーズンも残り2話となりました。
最近、色々な物に手を出して忙しかったり暇だったり……
最近pso2やったり提督やったりと、小説投稿も忘れないようにしないと……