fate/zeroにカリスが参加するようです。…え?やさぐれブレイドも参加するのかい?⚠︎完結しました 作:ハクリ
渉「足りないものあるとか…マジか」→切嗣、家に帰るなり、イリヤたちに用意をまとめさせ、車で連れ出す→スピード違反で止められ、やはり締まらない切嗣→始と雁夜の帰りを待つ桜と臓硯→渉、襲来→桜を攫われ、始と雁夜にLI○Eを送るも、逆方向→焦っていると、救世主綺礼さん推参→廃工場にいる渉、謎のつぶやき→からの、追跡者綺礼さんが廃工場の窓を割りながら突入→戦闘開始
こんな感じです。
大変お待たせいたしました。それでは第17話です。
ウェイバーサイド
「ムン!」
「ハァ!」
ガン!ギン!
イスカンダルとアルビノジョーカーは、己の得物をぶつけ合い、
「「「「ギャギャギャギャギャギャ!!」」」」
「「「「うおおおおおおおお!!!!!」」」」
その2人の召喚した軍勢の実力もほぼ拮抗していた。
「お主、なかなかやるなぁ!このような出会いでなければ!我の下に欲しかったのだがなぁ!」
「フン!オレはオレの意思でしか動かん!お前ごときに従うとでも思うか!」
ガッ!ガギン!
そう話している最中にも、ぶつかり合う2人の武。
しかし、そんな場所で場違いな者もいた。それは、
「うわあ〜!なんなんだよアレ!あんなのゲーム以外でも出てくるのかよ〜!」
「「「「「「ギャギャギャギャギャギャ!」」」」」」
イスカンダルのマスター、ウェイバー・ベルベットだった。
基本的に凡才な彼には、アルビローチの集団に怯え逃走していた。
が、
(「…?まただ…あの時と、同じ感覚…?」)
それは逃げ惑いながらも、相手を観察していたウェイバーが、以前の渉の焦りを見抜いた時のような感覚に陥った。それは自らの実力には直結しないながらも、かなりの練度を誇る観察眼であった。
そして、
(「こいつら…ライダーが呼び出してる兵隊たちより、魔力の残滓が…かなり弱い…?もしかして」)
「くらえ!」
ウェイバーは、自身の行使できる攻撃魔術をアルビローチに対して行ってみた。すると、
「ギャギャ…!?」
いとも簡単に崩れ去ってしまったのだ。これにはウェイバーもビックリ。
「え!?本当か!?本当に倒せたのか!?」
「どうしたウェイバー!」
いきなり驚きの声を上げたウェイバーにイスカンダルが問いかけた。
「このゴキブリみたいな奴ら!まともに一発攻撃できれば簡単に消せる!なんせ、僕みたいなやつの魔術でも一発だったから!」
「真か!皆の者!」
「「「「「オオオオオオオ!」」」」」
「「「「「「「ギャギャギャ!?!?」」」」」」」
(「チッ…!急ごしらえの数だけなのがバレたのか!?」)
この事実に気づかれるとも思わず、心の中で舌を打つアルビノジョーカー。しかし、
「だが、マスターのほうは、完全にお留守のようだな!」
「!?」
ウェイバーに、凶刃が迫る。
所変わって
切嗣サイド
切嗣は、アイリたちのいる山小屋にイリヤたちを預け、また冬木市に帰ろうとしていた。
「すぐ帰ってきてね!?約束だよ!キリツグ!」
「ああ。パパとの約束だ」
「うん!」
「できるだけ早くねー」
「奥様もお待ちですので」
「そういうセラも、早く帰ってきて欲しいくせに〜」
「なっ…!?///何を言い出すんです!リーゼリット!」
「ヘ〜…セラ、あなたにも「O☆HA☆NA☆SHI」しないといけないかしら…?」
「」
「…どんまい?」
「…僕は行くよ。そしてみんなで、またあの家で一緒に暖かいごはんを食べよう!」
「うん!キリツグ!いってらっしゃい!」
「ああ、いってきます」
そして行こうとして車に乗る直前に、ナタリアがアタッシュケースを切嗣に向けて放り投げた。
「…あ痛ァ!?」
「(…あ、しまった…まぁいいか)切嗣、それを持って行きな」
「…これは?」
「セイバーのベルトを解析して、切嗣でも使えるような形にしておいた。もしもの時は使え」
「…!ありがとう。恩にきるよ、母さん」
「フッ…早く帰って来なよ?あんたには、待ってる家族がいるんだからな?」
「…ああ!」
そして、決意を新たに切嗣は冬木市に向けて車を走らせた。
「あ、すいません。ここはただいま臨時の工事中でして…少し迂回されたところをお通り下さい」
「クソ!こんな時に!」
締まらないというか、ツイていないだけなのかもしれない切嗣だった。
所変わって
綺礼サイド
こちらは、ややワンサイドな戦いとなっていた。それもそのはず。渉は1人なのに対し、綺礼側は綺礼自身を加えて「80人」。分割された存在とはいえ、アサシンたちの圧倒的な数での有利がある綺礼側に分があった。そこから抜け出そうにも、
「各自、フォーメーションAを保ちながら、ヒットアンドアウェイ!逃がす隙間を作るな!
「「「「承知!」」」」
綺礼の指令とアサシンたちの連携の隙が見えず、抜け出すこともできない。正に多勢に無勢である。綺礼はその隙に桜を解放する。
「ぷは!はぁ…はぁ…」
「大丈夫か?」
「うん…大丈夫…雁夜おじさんたちは?」
「少しいる場所が逆方向でな…近い場所にいた私が助けに来た、ということだ」
「…ありがとう。神父のおじさん」
「…綺礼でいい。少し待っていてくれ。あの者を捕まえなければならん」
「うん…気をつけてね」
「分かっている」
その頃アサシンと渉は。
「クソ!オラァ!」
ブォン!ブォン!
なかなかに速いアサシンに攻撃を加えようとするも、空振って当たらない。そして
「ハッ!」「デア!」「しゃあ!」「セイヤー!」「お前はどこのメダルの王だ!」「行くぜ行くぜ行くぜえ!」「そっちはどこの迷惑な桃太郎だ!?」
…何やらボケとツッコミをしながら、ヒットアンドアウェイで攻撃していくアサシンたち。
そして、
「ウグ!?ガァァ!?」
「あの時間が訪れたか…アサシン!フォーメーションCだ!警戒しながら事に当たれ!」
「「「「承知!」」」」
以前同様、頭を抑え苦しむ渉。その間にも攻撃は休まらず、少しずつダメージを蓄積させる渉。トドメに、
「…フン!」
「が、アァ…」
綺礼が自身の拳で敵の胸を穿ち、渉は気絶した。
「フォーメーションDだ!速やかに捕獲せよ!」
「「「「承知!」」」」
そして綺礼は、アサシンに捕獲を任せて、桜を連れて帰ろうとした時にある言葉が聞こえた。いや、
聞こえてしまった。
「あーあ…もうしーらね…」
「………!?!?」
「な!?こいつ…!?」「グハァ!?」「グァー!」「ご、ゴホ…!?」「ゲホァ…」
「アヒャ…あひャヒャひゃヒャヒゃひャヒゃヒャ!」
それは突然だった。
渉の背中に、血走ったような紋様の
尖った尻尾のような物が生えていて、
それが、
アサシンたちの胸を、貫いていた。
「…!?残っているアサシンに告ぐ!今すぐこちらに来い!」
「承知!」
「…くっ…!残っているのもお前だけか…ザイード」
「…申し訳ありませぬ。流石に想定外でございました…」
「なんとしてでもこの娘だけは…!」
なんとか桜だけでもと思う綺礼。
しかしそこに、
「アヒャヒゃヒャひゃヒゃひャ!」
「…!!」
あの尻尾が向かってきていた。
というわけで、ライダー陣営VSアルビノジョーカー、アサシン陣営VS祟身渉の戦いと切嗣の様子を表しました。
次回は突然の変貌を遂げた渉のことについてです。
今後とも感想など、よろしくお願いします。