fate/zeroにカリスが参加するようです。…え?やさぐれブレイドも参加するのかい?⚠︎完結しました 作:ハクリ
始、座にて目覚める→聖杯戦争についてを聞く→あれ?ジョーカーの呪縛からの解放チャンス!?→そんなことはなかった…→聖杯戦争、出てみない?
こんな感じです。
勢いで書きました。
引き続きよろしくお願いします!
あと、映画版世界での剣崎が、あまりキングフォームに変身していないという独自解釈と、小説版の展開にオリジナルのアフターストーリーつけてます。
「君…聖杯戦争に出場しないか?」
「……は?」
始は、突然の提案に困惑した。なぜなら。
「今のままだと願いは叶わないんだろ!?出る意味がない!」
そう。始にとってはジョーカーの呪縛から解放されるかもしれないチャンス。しかしそれは聖杯の汚染という最悪の妨害要素により、叶わないも同然なのだから…
「あー…説明が足りなかったね。君が聖杯戦争に出場するのなら…
『君を人間という器に受肉させる』」
「…………は?待て。もう一回言ってくれ」
「だから、君を人間として受肉させる。もちろんサーヴァントとして召喚されるのは変わらないけどね」
「それは、つまり…」
「ああ。君が聖杯戦争に出場するのなら、君を人間として受肉させよう。」
「…だが…俺にはジョーカーが…」
「もちろんその意識も無くしてあげよう。…けど、完全には無くせないかも…なにせ、それが君の本当の「言うな!」…」
「俺は…もうあの姿に戻りたくない…。自分の意思に関係なく大切なものを傷つける獣には!」
「…そうだよね…。ごめん。失言だった」
もうあんな獣に戻りたくない。そんな気持ちを管理人にぶつける始。管理人は、その想いの強さに驚きながらも謝罪をする。
「話を戻そう。君には人間の身体、精神、サーヴァントとしての身体機能とスキルに、「生前に君が使っていた変身アイテム」の改良版を与えよう」
「あ、ああ…って良いのか?そんなに貰って…返せるものなんかないぞ?」
「まあ、確かにここまでの補助があるのに、代償なしはないよ。そこで、僕からお願いなんだけど…
聖杯を、この戦争で壊して欲しいんだ」
「…なに?」
やはりと言うべきか、始は驚愕した。当然だ。聖杯戦争の核たる聖杯を壊してくれと言うのだから。
「なぜ壊すんだ?汚染を取り除けば…」
「それが不可能だからだよ。出来たら僕でもやってるんだから」
「さらにだ。サーヴァントは、聖杯により召喚されると言っていただろう。俺はまたここに戻るのか?」
「それはNOだ。君はサーヴァントでありながら人間…いや、人間でありながらサーヴァントという存在として召喚される。だから、核たる聖杯が破壊されても、君は消滅することはないんだ。体がほぼ人間だからね」
「なるほどな…。で、その後はどうすればいい?」
「それは君の自由。気長に生きればいいさ。それに、願いを災厄で叶える願望機なんか…あって欲しくないからね。」
気長に生きればいい。
そんな言葉に始は考える。確かにそうしたい。人間として生きられるなら。しかし、疑問があった。
「…なぜここまでしてくれるんだ?」
「ん?」
「確かに俺はジョーカーだ。でも人間として生きたいとも思っている。しかし、お前はここで知り合ったばかりだ。それに、お前はここの管理人なんだろ?なら、なんでそこまで、俺に肩入れして、『人間としての生』を与えたいんだ?」
それは管理人が、人間として受肉させると言った時から気になっていたことだった。
「…君が、ジョーカーとしての自分を嫌っていたからだよ。だから、『君だけでも人間にしてあげたかった』んだ」
「…おい、待て。どういうことだ。君だけでもって…」
「君は…いや『並行世界の僕』は、14(『フォーティーン』)の生贄にされた天音ちゃんの代わりに封印され、内側からその力を弱めるためにカードごと壊されて、死んだんだろ?」
「…ああ、確かにそうだ。だが並行世界とはどういうことだ?」
「ああ…僕は…いや、俺は、並行世界の『相川 始』なんだ」
その言葉は、始を動揺させるには充分な言葉だった。
「!?どういうことだ!?なら、なんでお前はここで管理人をしている!?それに、お前もジョーカーなら、こんなところにはいないだろ!?」
「確かにそうだ。だが…お前とは、違う終わり方だったんだ…」
「違う…終わり方…!?」
「なら聞こうか。お前の世界での剣崎は…『人間』だったか?」
「…?当然だろう。剣崎は人間だ!まさか、人間以外の種族…よりにもよってアンデッドになったとでも言うのか!?」
「…ああ、そうだ…。しかも…ジョーカーにな」
「な!?そんな兆しは無かったぞ!?」
「当然だ。お前の世界ではキングフォームになることが少なかっただろう?」
『キングフォーム』とは、彼らの親友ともいうべき者の最強の姿である。
「…確かに、そうだが…」
「キングフォームは、その強さと引き換えに…アンデッド化の危険も孕んでいたんだ…」
「なら…なぜ…」
「俺を…救う為だ…」
「な…」
「ジョーカーとしての本能を抑えられなくなった俺を止める為に…バトルファイトを続ける為に、あいつはジョーカーになった。そして、俺に人間と共に生きろと言って…みんなの前から姿を消した…」
「その後は…?」
「再会したのは300年後だ。その時は別の星に飛ばされたし、そこのシステムを認識するのに時間かかったよ…」
「…マジか…惑星移動したのか…」
「統制者が『バトルファイト絶対なんらかの方法で終わらせるマン』と化していたからな…。しかも、なんか統制者、最後龍になったし」
「龍!?」
「ああ。双頭龍だった…デカイ上に、上下左右が際限ない空間内での戦いだったからな…その世界でのライダー四人揃ってたといっても、倒すのに苦労したよ…」
「…よく倒せるな…」
なんか、少し気の抜けた話が入ったようだが、すぐに話は戻った。
「その後、地球に戻って、剣崎とは一年に一回会えるくらいまでにはジョーカーの衝動を抑えられた…」
「でも…何かが起きた…ということか」
「ジョーカーの衝動を極限まで抑えることで、いつの間にか身体が人間に近いものになってたんだ。それで、剣崎は流行病になって、そして死んだ。俺も悲しかったよ。だから、ナイフを自分の腹に刺して、刺さったまま持ち上げた。そして直後に抜いて、頭に刺した」
「…うっ…」
その方法を頭に思い浮かべてしまい、吐き気を催す始。
こちらの始としては、あまり人が自分で死ぬのを見たことがない。それ故にそのような話に慣れているはずも無かった。
「そして、俺は死んで、ここにいる。これが、俺がここにいる顛末だ」
「待て。話や質問に微妙に繋がっていない。ならなんで俺を人間に…」
「…悲しかったからだ」
「え?」
「お前の死に方が自己犠牲みたいで…悲しかったんだ」
「だが…あの時はああするしか!」
「それで残された者の気持ちが分かるか!?確かにお前の死後、力が弱まった14は倒された!だが、お前が戻るわけでもない。お前がいなくて…一番誰が悲しそうにしていたと思っている!!!」
「っ!」
「…そういうことだ。だから、お前には人間として生きて欲しいんだ」
そんな並行世界の始の話を聞き、本来の始は…
「分かった。やるよ。聖杯戦争」
「っ。…ありがとう…。ありがとう…!」
「泣くなよ…仮にも俺なんだろ?」
「ああ…。そうだったな」
数時間後
ペカー←召喚の光。
「聖杯からのお呼び出しだな」
「これでお別れか…」
「まぁ気にするな。…新しい生活。しっかり楽しんでこい」
「そうさせてもらうよ」
「じゃあな」
そして、始は聖杯戦争のサーヴァント召喚の光に包まれて…消えた。
「ああ。じゃあな。もう一人の俺」
ザザ…
サア、戦争ノハジまりダ。どウなるかは、役者シダいの60ねンニいちドのおマツり。
カいえんダ。
読んでいただきありがとうございます。
感想や評価などをもらえると、とても嬉しいです。
では、また次回。
次回から、fate/zeroに入ります!さあ、このとんでもサーヴァント。引き当てるのは誰だ!?
ちなみに、剣崎がどうなったかが記されていないのは伏線みたいなものです。