fate/zeroにカリスが参加するようです。…え?やさぐれブレイドも参加するのかい?⚠︎完結しました   作:ハクリ

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ざっくりとしたあらすじ
アルビノジョーカーVSイスカンダルはほぼ互角→但しウェイバーさんは絶賛逃走中→ご都合的に観察眼発動で窮地を脱した→と思ったら、アルビノジョーカーが鎌構えてて絶体絶命→渉VSアサシン&綺礼は、もはや数の暴力→しかもフォーメーション組んでるので、隙もない→綺礼「捕らえろ!」渉「あーあ、もう知らね」綺礼「!?」→渉の背中から尻尾みたいなのが生えてきた→アサシンたちは貫かれ、残ったのはザイードのみ→そこに尻尾くる
こんな感じです。大変長らくお待たせしました。今回から、渉の過去編に入ります。

⚠︎アンケートは締め切りました。

それではどうぞ。


Wの過去・FILE1/理性なき殺意の影

 

綺礼サイド

 

 

くっ!この位置はマズい!右…いや、左に!

 

そして、私が避けた直後に、右にあの尾が5、6本刺さっていた。

 

「ア?なンデ読まレテんダ?」

 

…危なかった…!右に避けていたら即死だった…!…ハッ!アサシンは!?

 

「大丈夫です!綺礼!」

 

よかった。桜も抱えてくれていたか。しかし…あれは何だ?まるで、

 

 

 

 

「妖狐の尾ではないか…!」

 

 

 

 

所変わって

 

 

渉サイド

 

 

あーあ…。

 

やっぱこうなるか…でも、もういいや…

 

 

 

「『あの時』、失うもんは失ったからな…」

 

「…!?」

 

あの神父が驚いてるように見えるが、まあ関係ねぇか…

 

暴走か…

 

あ…何でこんな時に思い出すんだろ…『あの時』のこと…

 

忘れるって…決めたはずなんだけどなぁ…

 

 

 

 

時を戻して

 

 

7年前

 

 

この時、渉14歳

 

 

祟身家

 

 

「…よし、魔術刻印の移植が完了した。よく頑張ったな、渉」

 

はぁ…こんな才能はちっとも欲しくなかっんだけどな…ま、使えないよりマシか…

 

「ああ、ありがとう。父さん」

 

俺の親父、『祟身 陣介』は5代目祟身家当主。ま、家の取り決めで、刻印を移植したら当主は退くって事になってるから、今この時を持って、俺が6代目祟身家当主ってなるんだけど。

 

「明日から新学期だが、当主であるという自覚を忘れるなよ?」

「分かってるって。じゃ、おやすみ」

 

 

 

この時、この刻印がどんな物かを確認していれば、あんな事にはなんなかったのかもな…。

 

 

次の日

 

中学校(日本の)

 

「おい!こいつ、まーたココに来てやがるぜ!」

「ハッハー!まだ懲りてねぇのかよ!イジメられ足りねぇんじゃねえか!?」

「とりあえずボコられとけや!アァン!?」

 

ま、こうなることは分かってたけどね。俺いじめられっ子だから。あ、言ってなかったっけ?まあ、言ってないんだけどね。

 

ん?こんなにやられてるのに、なんでみんな助けてくれないのか?簡単だよ。自分がやられたくないからさ。自分の身の安全欲しさに、助けようとしない。教師もそんな感じだ。注意もない上に、イジメを隠蔽するんだから、余計にタチが悪い。ま、でも、そんな俺にも救いはあったんだ。

 

 

 

「コラ、てめーら!渉に何やってんだ!周りの奴もだ!どうして助けようとしねぇんだ!?やられたくない?それでやられてる奴が死んだら、お前らどう思うんだ!?言ってみろよ!」

 

そう言われると、他の奴らはどっかに行った。

 

男言葉だから分かんねえかもだけど、こいつは女だ。名前は、『叉倉 楓』。小4の時に知り合ってからの仲だ。

 

 

「…いつも悪いな…楓…」

 

「良いって…あたしは、あんたがイジメられてるのを見たくないだけだから」

 

「…ハハ…お前に助けられてばっかで、情けねぇなぁ…」

 

「良いんだよ、それで。だから、あたしに甘えとけ」ぽふ

 

「わぷ!?///学校でそういうことやめろよな!///結構恥ずかしいんだから!」

 

「…ダメ?」

 

「……ダメ///」

 

こいつ、実は着痩せするタイプで、普段は目立たないが、結構包容力あるんだよ…そして、時々出してくる女の子の表情(今回は首ちょい傾げと口の下に人差し指もあり)にやられるときもしばしば…

 

あ、一応楓とは…まあ、その…付き合ってる。告白は俺から中1の終わりにした。まぁ、今となっては『いた』なんだけどな…

 

楓は、結構人気者だった。

 

成績は、常に学年上位20位以内に入り、スポーツも万能。絵も上手いし、アニメとかにも精通してる。さらに実家は小さな教会もやっていて、1日30人くらいは参拝に来ていたんだそうな(楓はそこでシスターもしてた)。

 

そして、まぁ…やっぱり、可愛いんだよな…。髪は黒のセミロング、目はくりくりしてるし、スタイルも良い。背は少し高めで170センチほど…なお、俺は『現在』168センチ…もう伸びないから、勝ち目はないなぁ…。そして何より、自分が可愛いって絶対言わない。俺は、そんなところにも惹かれた。

 

ここで、おそらく読者の気になっているであろうことの1つを解消しよう。多分、『何故こいつが、こんな好物件な女の子と付き合えたのか』だと思うが。

 

答えは、

 

 

「あ、放課後に屋上な?」ボソ…

 

「…あぁ。『あれ』ね」ボソ…

 

 

 

放課後 屋上

 

俺と楓は、こっそり複製した屋上の鍵を使って、屋上に来た。

 

ここで何をするかというと、

 

「じゃ、いただくね?」

 

「確認はいいよ。…ほら」

 

俺は手首を差し出して

 

「…がぷ…」

 

「…!」

 

楓は、その手首に噛み付いた。

 

 

 

あー…これだけじゃ分からないよな。

 

楓は、少々生まれが特殊なんだ。その関係で、定期的に血を摂取しないといけない。しかも男子の。それで周りに俺以外で付き合いのいい男子がいなかったという感じ。…まぁそんなこんなで、結果的に付き合ってる方がいいって結論に至った、というわけ。

 

楓の家が教会なのも表向き。裏では魔術系のことを結構やってる。そういった後ろ盾があるから、今まで魔術協会とかに殺られずに済んでるんだ。あ、俺の家が魔術師の家柄ということを知ってるのも、学校の中では楓だけだ。

 

 

「…ふぅ…あ〜、美味しかった」

 

「血はあくまでも飲み物じゃねえからな?それになんか言ってることも吸血鬼っぽいし」

 

「そこは雰囲気だ。ノリが足りねぇぞ?」

 

「さいですか…よし。これでいいか」

 

俺は手首に包帯を巻き、楓と共に屋上から出た。

 

 

俺は、楓にイジメから助けてもらう。

 

楓は、俺から血を定期的にもらう。

 

端から見たら、ギブアンドテイクも良いところだけど、俺たちは確かにお互いを好いていた。

 

「今からどっか行くか?」

 

「ゲーセン行く?ガンゲーしたい」

 

「乗った!…今日こそ楓のソロスコア越してやる…!」

 

「やってみればー?出来るならな♪」

 

「…ああ、もう!可愛いなお前は!」

 

…なんかそう言った時の顔が可愛くて、衝動的に撫でてしまってた…。何というか…今思うと、何やってんのさ俺…。

 

「ふえ!?あの、その。え?可愛い?」

 

「ああ!お前は可愛いよ!そして優しい!何てったって、俺なんかと付き合ってくれてるんだし…」

 

「あー…なるほどね。実は、な?」

 

「…ん?」

 

「お前から告白されたとき…実はその日、そっちから来なかったら、こっちから行こうとしてたんだ」

 

「…へ!?」

 

「告白する前から…両思いだったんだよ。あたし達は…」

 

この時、本当に驚いた。ドキドキしすぎて、鼓動の速さがバレるんじゃないかってほどに。

 

「そうだったのか…なんか幸せだな…」

 

「あたしも!さ、ゲームしよ?」

 

「そうだな!」

 

ちなみに、ガンゲーのソロスコアは越すことができず、それどころかハイスコアを更新されてしまったとだけ言っておく。

 

 

 

 

この時までは、俺も楓も、間違いなく幸せだった…

 

 

 

 

『この時』までは。




今回は、渉の過去について(その1)でした。
出来る限り、甘々にしてみたつもりです。
次くらいで過去編は終わると思います。

⚠︎アンケートは締め切りました。

今後とも、ご指摘、感想、評価よろしくお願いします。

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