fate/zeroにカリスが参加するようです。…え?やさぐれブレイドも参加するのかい?⚠︎完結しました 作:ハクリ
綺礼達に向かっていた尻尾のようなものは、ギリギリ回避→暴走している中で、渉の過去の話に入る→7年前、いじめられっ子だった渉は、恋人の楓に助けられながら生活していた→そして渉は、楓に血を与えていた→ゲーセンに行くも、スコア更新ならず。の上に、ハイスコアを更新される渉…
こんな感じです。
アンケートを取ったのですが、0件だったので、感想の書き方や返信、視点の書き方を作者のやりやすい感じにしたいと思います。
というわけで、どうぞ。
渉サイド
数日後
「じゃあ、今日はこっちだから。じゃあな、楓」
「うん。また明日な〜」
その日は、楓と別々に帰る日だった。というのも、他の奴らには楓と付き合ってることをバレたくないからだ。俺はもちろん、あいつも傷つく。それは許されない。
でも今思えば、無理やりにでも…一緒に帰っておくべきだったな…。
その帰り道で
♪〜
突然、電話が掛かってきた。開くと、画面には『楓』の文字。俺はすぐに出た。
「もしもし?楓か?」
「残念だったね。叉倉さんは、こちらで預かってる」
でも、聞こえてきたのは、聞きたかった楓の声じゃなく、どこか気色の悪い男の声だった。その声を聞いて俺は、
「…誰だ?お前。…少なくとも、俺をイジメてるやつらの中にはいなかったよな?」
6割くらいの殺意を込めて、そいつに言ってやった。するとそいつは、ひぃひぃ言いながら誰かに変わった。
「おう、祟身。こっちには〜、お前の愛しの、愛しのプリンセスが転がってるんだ。返して欲しけりゃ…分かるよなぁ?」
こいつは、俺をイジメて来るやつらのリーダー格だ。そして俺は、そいつに指定された場所に走った。
所変わって、時間を少し戻して、
楓サイド
「じゃあ、今日はこっちだから。じゃあな、楓」
「うん。また明日な〜」
ふう〜。今日も楽しかったなぁ…渉といると、ほんっとーに楽しい。…ま、イジメは無くなってないんだけどな…。
そんなこと考えながら歩いていると
「おう、叉倉さんよぅ。ちょい顔貸せや」
「…!」
渉をイジメるやつらのリーダー格の男が、いきなり出てきた。しかも明らかに、あたし達が別れたところを狙って。やられた。しかも囲まれて逃げ場がない…!
「ま、さすがのお前も、女だからなぁ。多勢に無勢だろ?どうでもいいがなぁ!」
そして抵抗する暇もなく、眼鏡をかけた、いかにも勉強だけが取り柄だっていうようなやつに、縛られた。
「よーし!あそこに連れてくぞ!お前はこいつのケータイであいつに連絡入れろ!そしたら嫌でもあいつは来るからなぁ!」
「おう!あー!早くあいつ殴りてぇなあ!最近殴ってなくてイライラしてんだ!」
「ひひひ…コレで、叉倉さんは僕のものだ…!ひっひっひ!」
…ヤベェ。明らかにヤベェやつがいる…!殴られるのは見たくないから、来て欲しくはないけど…
助けて…渉…!
所変わって
渉サイド
俺は、あいつらに指定された公園に行った。そこには、
「おう来たか!とっととサンドバッグになっとけよ!」
「ひひひ…来たね、祟身君。君なんかに叉倉さんは似合わない。僕みたいな勉強が出来て、秀才な僕こそが!叉倉さんと釣り合うんだ!」
「…渉…こいつ、ヤバい。早く逃げて!」
楓が縛られていた。よく見ると、制服が少しズタズタになってる。ナイフを持って、変なこと言ってる眼鏡のやつがやったんだろう…。そして、それを囲むように俺をイジメてるやつらが3人、楓を囲んでいる。それを見た俺は、
「…楓を傷つけるなんてな…覚悟は出来たか…?」
魔術回路を解放した。
俺の回路を解放する感覚は、段階を踏んだ数だけ回路の解放する数が増える特別製だ。
ナイフを持つようなイメージで、第一段階。
そのナイフで敵を斬るイメージで、第二段階。
そして、その後に出てきた血飛沫が自分にかかるイメージで、最終段階。
俺は、第二段階まで解放した。
その直後、足に6割、手に4割の強化魔術をかけた。
そして、
「お!?なんだこいつ!?…ぐえ!」
「ちっ!くそがぁば!」
「く、クソったれぐあ!?」
「ひっ!く、来るなわば!?」
とりあえず、黙らせるだけで止めておいた。そして楓に掛けられた縄を常備してる小型ナイフで切る。
「…渉…」
「…ああ。俺だよ」
「怖かった…怖かったよぅ…!」
「…ああ。早く帰ろう」
「うん。…痛っ!」
どうやら、足を痛めたらしかった。それを見かねた俺は…その、えっと…うん。
「ほっ、これでいいか?」
「ふぇ!?な、何してんだ!?///」
「何って…おんぶだよ…///歩けないんだったら、これしかないだろ…///」
「…うん…///」
そうして、俺たちはそこから離れようとしたんだ。
「クソ…!叉倉さんは、僕のものだ!お前のような野蛮人に、渡してたまるかぁーーーーー!」
「…え?」
「…!?」
その眼鏡は、俺たちの『後ろ』から、ナイフを持って突っ込んで来た。俺は今、楓をおぶってる。つまり、楓を守るには…!
ザシュ…
「…ゴハ…!」
「…あ、あれ?さ、刺さっちゃった…。そ、そうだ!こいつがこっちを向いたから悪いんだ!だから、僕は悪くないんだ!コレで、叉倉さんは、正真正銘僕のものだ!」
「…テメェーーーーー!」
俺は、楓が眼鏡に突っ込んで行くのを見て、意識を落とした。
それでも、やっぱり刃物相手には不利。しかも楓は足を痛めてる。
嫌だ。
イヤだ。
嫌だイヤだいやだイヤだ嫌だイヤだ!
楓を死なせたくない!
ドクン…
その時、
俺の中の何かが、
壊れた。
ザシュザシュザシュザシュ…!
その音と同時に、俺は目を覚ました。
そこには、俺をイジメていた連中3人と、クソ眼鏡。
そして楓が、何かに腹を貫かれたような姿で倒れていた…
「…え?あ、え…?…ハッ!楓!」
俺はすぐに我を取り戻して、楓の下に向かった。
「楓!大丈夫か!?楓!?」
「…ああ…渉か…」
「喋るな!今、助けを…」
「無理だ…あたしは、助からない。なにせ、血を流しすぎたからな…ハハッ…」
「…誰がやったんだ…?」
「…ごめんね」
なぜか突然、楓が謝ってきた。
「…なんで謝るんだよ…?」
「あたしが、あんなのに捕まったから、こんなことになっちゃったんだよね…」
「違う!悪いのはあいつらだ!楓は悪くない!」
「それでも、こんなことをさせたのは…あたしだ。…あれっ?…渉…そこに、いるんだよね?」
「…!ああ…ここにいる…!だから、居なくなるな!俺の前から…居なくならないでくれよ…!俺を…独りにしないでくれよ!」
「大丈夫…だよ。あたしは、ずっと…渉の、そば…に…いる…から…んっ…」
「…んっ…」
そう言って、楓が俺にキスをすると、
「…じゃあね。また、会おうね…」
楓の命は、静かに消えた…。
ポツ…ポツポツ…
ザーッ…
雨が降ってきた。
下を見れば、楓が幸せそうな顔で眠っていた。死んでるとは思えなかった。
「……うああああああああああ!」
俺は泣きながら、空に向かって吠えていた。
楓は、もう帰ってこない。その事実が、俺の心に突き刺さった。
祟身家 屋敷
俺は、家に帰って、とんでもないことを聞いた。
「…自動防衛魔術…?」
「ああ。お前に移植した魔術刻印には、自動防衛魔術が掛けられている。所有者の命が危機に晒されると、自動的に発動する。背に妖狐の尾を召喚し、迎撃する魔術がな」
「それは…俺の意思で動かせるのか…?」
「無理だ。迎撃するだけの魔術に意思など必要ない。ただ、近くにいる者を破壊するだけだ」
その言葉を聞いた瞬間、ナイフで背を向けていた親父を刺した。
「が…は!」
「…」
即死だった。
俺は、親父に教えられた、証拠隠滅法を使い、強盗に刺されたという状況を作り出した。
そして、金庫にあった金や、魔術礼装などを全て抜き取り、荷物をまとめ、家を出た。
そして、時計塔に入学した。その時に、殺人芸術は封印した。
その後、何年か経った時に、ケイネスが聖遺物を用意しようと依頼しているのを聞いて、聖杯戦争を知った。
これなら、これならば、楓を蘇生できる。
そんな想いを胸に、数日前にこの冬木に降り立った。
しかし聖遺物もなければ、詠唱もわからない。
そこに、
「うーん…そろそろ飽きてったなぁ…」
こんな言葉が聞こえた。
そいつの近くに死んだ子供がいた。
俺は、そいつを殺した。
そして、そいつが持ってた本には、
「これは…英霊召喚の詠唱か…!」
そして、俺は詠唱を終え、
キャスターを召喚したんだ。
回想終了
所変わって
綺礼サイド
…む?動きが止まった…?
いや、何かを思い出しているのか?
なら、攻撃のタイミングは、いま
「…楓のいない世界は…いらねぇんだよーーーー!」
だっ…!?
くっ!尻尾が!防御を…!
ドゴン!
「ぐは!?」
しまった…!突きを意識しすぎた!払いを…計算から外してしまっていた!
「くっ、肋骨は…何本かやられたか…だが、治す暇もない…」
そして、痛みを堪えて構えようとしたが、
ズキン…!
「ぐっ…!」
やはり、痛みで膝をついてしまう。そこに、
「…死ね」
あの尻尾が向かって来た。突きだった。私は、情けないことに、動けなかった。そして、
ザシュザシュザシュ…
「ぐ…あ…」
私…
ではなく、
アサシンが、私を庇い尻尾に貫かれた。
「ぐっ…」
「アサシン!しっかりしろ!」
「…綺礼…私は、もう持ちません…」
「ふざけたことを言うな!友を…失ってたまるか!」
そう言いながら、治療魔術を行使するが、
「…何故だ!何故、治療魔術が効かない!?」
「この尾で出来た傷は、おそらく治りません…綺礼、これを…」
そう言って、アサシンが渡してきたのは、ハサンたる所以の髑髏の仮面と、アサシン全員と私が写った写真だった。
「私は、この世界に現界して…ようやく、願いが叶いました…あなたに会えて、あなたのサーヴァントになれて、私は…いえ、私たちは…幸せでした…」
そう言ったかと思うと、私を突き飛ばして祟身に突っ込んで行った。
「この身は、暗殺王を目指す者!やられるだけでは、絶対に終わらん!」
「!?…ぐあぁ!?」
数本のダーク(アサシンの持つ短刀)は、祟身の腕などに刺さった。が、
ザシュザシュザシュザシュ…
アサシンは数十本の尾に貫かれ、この世界から、消えた。
「…アサシーーーーーーーーーーン!!!!」
というわけで、19話でした。
渉の過去は、『自分なりに考えた、最悪の過去』っていうのがテーマだったので、楽しんで(?)いただけたのであれば幸いです。
最後のは、ある作品のある場面のオマージュです。いろいろ改変していますが、本質的には似ているかと思います。考えてみるのも、また一興だと思います。そして、その場面に気づいたとき、次回綺礼に何が起こるか、なんとなーく想像できると思います。⚠︎ヒント、本来は絶対出来ません。
今後とも、ご指摘、感想、評価よろしくお願いします。