fate/zeroにカリスが参加するようです。…え?やさぐれブレイドも参加するのかい?⚠︎完結しました   作:ハクリ

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ざっくりとしたあらすじ
剣崎さんと始さんの強さに頼らざるを得ない切嗣さん→自分のできることを探し、『ギャレン』の手札ではなく、『自分』の手札を切ろうとするが、変身を解除しないといけない。切嗣「どうすれば…」→切嗣さん、ナタリアさんからの贈り物を発見→そのカードを使い狙撃→見事ダメージに!→そして14の攻撃を足場に飛翔。バーニングディバイドを放つ(妻と娘への愛を叫びながら)→聖杯を回収するも負傷し、戦線離脱→その頃、渉は過去の夢を見ていた→夢から覚める。渉(知らない天井だ…)→綺礼さんに過去を暴露→手紙とアタッシュケースを渡され手紙を読む→渉は、楓の愛した世界を守るため、戦うことを決意→渉が教会から出たのを見て、綺礼さんが『ある2人』に交渉。そして成立
こんな感じです。
いよいよフィナーレです。ついに渉も参戦します。なお、今回はご都合主義、ある種のネタバレ、オリジナル要素あるかもです。
それではどうぞ。

オリジナルラウズカード解説
『ルーツ』
切嗣専用に、ナタリアが作った人工ラウズカード。起源弾をデータ化し、それをラウザーで読み込ませて発射できるようにする。なお、アンデッドは封印されておらず、起源弾のデータのみが内包されており、一枚で撃てる弾数は3発である。実は、あともう2種(と言っても、似たような性能で、強いか少し弱いか程度の差)ナタリアからの贈り物(人工ラウズカード)が存在するが、登場はしていない。


Fにさよなら/高揚と腹パンと勝利への賭け

 

 

始サイド

 

この怪物相手に剣崎と2人か…だが、

 

「剣崎、こういう状況なのに、なぜか心が躍るんだが…心当たりはないか?」

 

「俺はあるな…こうして始と、肩を並べて戦うのは…本当に何年ぶりかな…?」

 

ああ。やはり剣崎もか…

 

「それなら、こいつにも勝てるな」

 

「そうだな…俺たち2人が揃ってた時に負けた時は…」

 

「睦月との初戦…だったか?いきなりアンデッドを解放なんてされるとは思わなかったからなぁ…」

 

そう言いながらも俺は矢で、剣崎は剣でダメージを14に与えていく。

 

「グゥ…ゥウゥウウゥウウウウゥウゥ!」

 

14はそう叫びながら攻撃してくる。先ほどよりかは余裕が出てきたが、まだ侮れない。そう考え、作戦を立てるために、一旦剣崎と合流することにした。

 

が、そこで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そこダァ!貰ったぞ!」

 

「「!?」」

 

なんと14は、俺たちが着地した瞬間を見計らって、棍棒を振り下ろしてきた。このままでは…!そう思った俺は手元に、この聖杯戦争で何回か使ってきた、あの防御のコンボをしようとしたが…

 

 

 

 

 

 

 

「…!しまった…!ダイヤのカードが…!」

 

そう。ランサーからクラブのカードは回収したのだが、切嗣からは、ダイヤのカードを回収できていなかったのだ…。このままでは強度が足りない!そう思った時、

 

 

 

 

 

 

 

 

『…い出せ…』

 

 

 

 

俺は頭に響いた謎の声に驚く。しかし、その声は続いて聞こえてくる。

 

 

 

 

 

『思い出せ…私の使った盾を…私の持つ、最大の護りを…』

 

俺は、その声が先ほどの無銘のアーチャー、『エミヤ』の声だと気付き、思い出した。勘違いでぶつかり合った時に、アーチャーの使っていた盾を…それは、

 

 

 

 

 

「『熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス!)』」

 

 

 

ガギーン!

 

その棍棒を7枚の花弁で受け止める。しかし、14の攻撃も強力。対城宝具とも取れるその棍棒を受け止め続けるのは難しい…。何枚も花弁が割れ、ラスト1枚に迫った時、剣崎が俺の前に現れ、

 

 

 

 

 

 

「我が身と友を護りたまえ!全て遠き理想郷(アヴァロン)!」

 

 

 

そう叫び、真名解放した鞘を前に突き出し、棍棒を見事に防いだ。その光景に驚いていると、

 

「始!『リフレクト』だ!」

 

「…!そうか!」

 

『リフレクト』

 

俺は躊躇うことなくそのカードをラウズし、剣崎の持つ鞘に反射能力を付与した。すると、

 

 

 

「!?…ゴガァ!?」

 

 

思った通り、その膨大なエネルギーを反射され、かなりのダメージとなったのがわかる。そして攻撃に転じようと、防御を解除する。そこに、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「舐めおって!この程度でやられるはずがなかろう!」

 

「な!?」

 

「マズイ!?」

 

なんと、ダメージを受けてのけぞった体勢から、一気に棍棒を振り下ろしてきたのだ。さすがに防御の姿勢が取れない。さすがに終わったか…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう思った時、橋の天辺に誰かが立っていた。そして、その青年は、レンゲルのベルトに似たベルトを腰に装着し、左手が右腰のあたりに、右手が顔の左側に来るように構え、その手を強く握り、

 

 

 

 

「…変身!」

『open up』

 

 

 

右腰のあたりに、右手を持ってくる要領で、ベルトを開き変身した。そして、金のオリハルコンエレメントを突き抜け、そのまま飛び上がる。そして、

 

 

 

 

 

 

 

『マイティ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そういった認証音声が聞こえた…。マイティ!?まさか…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くれてやるよ…14!」

 

 

「…!ヌォオオオォオォォオォア!」

 

 

ズバァ!

 

 

その剣戟、『グラビティスラッシュ』は、寸分違わず棍棒を持つ腕を切り裂いた。

 

 

そしてそこには、黒のボディに、金のアーマーの仮面ライダーがいた…。こいつは…!

 

 

「…グレイブか!?」

 

「…?グレイブってなんだ?」

 

「かくかくムッコロ…」

 

「これこれウェイウェイ…なるほど、そっちの世界のライダーか。俺が知らないはずだ…」

 

そうこうしているうちに、グレイブは14の前に立つ。

 

「よう…『キャスター』。出来の悪いマスターが、説教ぶちかましに来たぜ…!」

 

「…!?貴様、俺の駄マスターか!」

 

「ああ!そんじゃあ、マスター特権使わせてもらうぜ!令呪を持って命ずる!『さっさと宝具を解除して、始さんと剣崎さんの2人に倒されろ!』」

 

「ぐ!グゥォオゥオォウゥウォァァアアアァァア!」

 

苦しんではいるが、宝具が解除される様子がない。

 

「チッ…!やっぱ、発動したら解除されないタイプか…!なら、令呪を2画持って命ずる!『そこから動くな!例えその身が亡くなるとしてもなぁ!』」

 

「が…!チクショゥウゥウウゥウウウウゥウゥ!」

 

と思いきや、発想を変えた令呪による命令で、動きを止めた。

 

「ふ、フン!良いのか!?私がいなければお前の願い…『恋人を蘇らせる』ことが叶わんぞ!?それでも良いのか!?」

 

…くっ!なんて卑劣な…!そう思ったが…

 

 

 

「確かにそうだな。俺の願いは叶わない。けど、結果的には絶対に叶わないことを、俺は知ってる。だからあえてこう言わせてもらう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

良い台詞だ…!感動的だな!だが無意味だ!」

 

そう叫び、14に突っ込む。そして、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(無言の腹パン)」

 

ズドゴン!

 

「…ふぐわ!?」

 

「…なんだろうか…祟身の奴、今すっごく良い笑顔してる気がする…」

 

「奇遇だな剣崎。俺もだ…。しかも、令呪による束縛ありとはいえ、14に腹パンって…」

 

「おかしいよな、普通…しかも、何も無しに殴ってあの音は普通聞こえないだろ…」

 

そんなことを言っていると、

 

「『なんでこんな力を出せるか』…ですか」

 

「「!?」」

 

聞かれていた!?マズイ…今のこいつは怒らせるとヤバイ…!

 

「簡単ですよ…それは、人間が持つ感情の中で簡単な物…それは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛です!」

 

 

 

「「…ウェイ?」」

 

思わず変な声を上げてしまった。今何と言った?愛?それだけで、14の巨体を薙ぎ倒すほどの腹パンをしたとでも言うのか!?

 

「はい。あ、一応言っときますね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一つの恋に縛られる男は、それを侮辱されると、とんでもなく腹ただしいんです☆」

 

「………」

 

「………」

 

なんというか、言葉が出なかった。剣崎からしたら、ナニイテンダ…コイツ…といった感じだろうが、先ほどの言葉を俺は『ある人物』に置き換えてみた。するとどうだろう。急に寒気が止まらなくなってきた…。ん?ある人物とは誰かって?…想像すれば分かる。ヒントは『俺に近い【位置】にいた人』だ。『立場』じゃないところがポイントだ。そして、

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、俺の役割はこれで終わりです。後は頼みましたよ!『仮面ライダー』!」

 

 

 

そう言われ、俺たちは気合いを入れ直す。

 

「そういえば…」

 

「ん?どうした、始?」

 

「少し…やってみたいことがあるんだが…」

 

「これまた奇遇だな始、俺もなんだ」

 

「よし…ならば」

 

「「やってみるか」」

 

俺たちは、完全に14を消滅させるべく、ある無謀な賭けをすることにした。

 

『アブゾーブQ』

『エボリューションセイバー』

『アーチャー』

 

バチバチ…!

 

「くっ…!」

「うっ!」

 

この日、3回目のクラスサーヴァント形態への変身に、体も悲鳴を上げている。しかし、俺たちには帰りを待つ子たちが居る。それが俺たちを奮い立たせる。

 

「「う…おおおおおおお!」」

 

そして俺たちは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『アブゾーブQ』

『エボリューションK』

『エボリューション』

 

 

 

 

 

賭けに、勝った。

 

 

 

 

 

 

 

「…なんだ…!その姿は…!?」

 

 

剣崎は、先ほど見たアーマーに、青いマントと金の小さな王冠が追加されていて、魔力の量もハンパじゃない上昇の仕方をしている。なお、持っているのはキングラウザーだ。

 

俺は、先ほどの赤い外套は何処へやら。ワイルドカリスの赤と追加された金のアーマーを纏ったような感じだ…。胸のレリーフも、金色に染まっている。しかし、その手にある弓は、本来の色であり、黒く染まってはいない。

 

 

「この姿のことか?うーん…始、なんて説明する?」

 

「この際、力を借りたサーヴァントの名を冠せばいいだろう…」

 

「あ、そっか。なら、改めて…

 

 

 

 

俺は、『仮面ライダーブレイド・アルトリアフォーム』!」

 

「なら、俺も改めて…

 

 

 

 

俺は『仮面ライダーカリス・エミヤフォーム』…」

 

 

 

 

「「さぁ!お前の罪を数えろ!14!」」

 

「…ぬかせ!」

 

そして、俺たちは最後の戦いに出る。とは言っても…

 

 

 

 

 

 

「せぁ!」

 

ズバァン!

 

「ハッ!」

 

バシュシュシュ!

 

「ヌ…グア!」

 

渉が14に掛けた令呪による束縛で、14がほとんど動けない状況なんだよな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、だからこそだ…!

 

 

 

 

 

 

「やるぞ剣崎…!あいつを、この世界から完全に消滅させる!」

 

「分かった!行くぞ、始!」

 

そう言って、剣崎はグラビティジェネレーターで、空へ。俺は地上で、宝具解放の準備に入る。

 

「青き5つの力よ!王たる剣の礎となり、最たる一撃を敵に与えよ!」

『スペード10、J、Q、K、A』

 

剣崎は、14の頭より上を取り、頭から真っ二つにしようとする算段だろう…。

 

「運命を貫き、絶望の闇を穿つ光の旋風よ!今ここに、その力を証明しろ!」

『ワイルド』

 

俺は地上から、かなりのダメージを蓄積させている心臓部を狙う。前の矢と同じだ…すでに中っている。ならば…!

 

 

 

後は放つだけだ!

 

 

 

「受けるがいい!『至高なりて愚直なる閃光(ロイヤルストレートフラッシュ)』!」

『ロイヤルストレートフラッシュ』

 

「これで終わりだ!『荒々しく黒き光の旋風(ワイルドサイクロン)』!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヌゥ!ムオオオオオオオオウゥアウウウウウオウア!」

 

 

 

今できる最大の宝具。それを14は完全防御態勢で迎え撃ってきた。俺の宝具は盾で、剣崎の宝具は剣で防いでいた。さらに、まだ余力が残っているのか、少し押され気味だ…このままだと…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時、俺たちのマスターは、俺たちの想いに応えてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《令呪を持って、我が友に命ずる…!剣崎、絶対に勝て…!》

《令呪を持って、俺の家族に命ずる!始、絶対に勝ってこい!》

 

まだ続く。

 

《重ねて令呪を持って命ずる…!剣崎…必ず生きて帰ってこい!》

《重ねて令呪を持って命ずる!始!死ぬな!絶対にウチに帰ってこい!》

 

そして、最後は…

 

《重ねて令呪を持って命ずる…!》

《重ねて令呪を持って命ずる!》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()

 

 

2人とも、同じ命令だった。

 

これまでに無い強力な魔力に押しつぶされそうになりながらも、剣崎はキングラウザーを右手のみで持ち、左手を空ける。すると、

 

 

 

 

 

 

スゥー…!

 

 

 

 

なんと、先ほどの聖剣が現れた。

 

「古代と現代…2人の青き王の剣を受けるがいい!『至高なる勝利の剣(エクスカリバー・ロイヤル)』!」

 

 

 

 

 

そして、その光を纏った王の双剣で14の体を真っ二つにする。

 

 

 

「ギシャァァアァオアアアオアアオアアォ!」

 

「今だ!やれ、始!」

 

 

 

 

 

俺も、弓をもう一度に引き絞り、『ある言葉』を呟く。

 

 

 

 

 

 

 

 

「『投影、開始(トレース・オン)』!!」

 

その叫びをトリガーに、俺の横に、何本ものカリスアローが宙に浮いて現れる。それは全て、黒い矢を番えていた。そして、俺の持つワイルドスラッシャーがドッキングされたカリスアローの先端に、黒い矢が装填される。それを見て、

 

「『工程完了(ロールアウト)!全投影、待機(オールバレット・クリア)!…停止解凍(フリーズアウト)、全投影連続総射(サイクロンバレルフルオープン)』!!」

 

その言葉で、黒い矢が一斉総射される。それは全てが一点のみに集中した。

 

 

 

ズドドドドドドドドドド…

 

 

そして、そのダメージに耐えられなくなった14の体は、

 

 

 

「チクショウーーーーーーーー!我が…我が野望がぁーーーーーーー!」

 

 

 

カッ!ブァ…!

 

 

 

完全に消え去った。…ん?

 

 

 

 

「剣崎…渉、あれ。」

 

「ん?なにが…あ」

 

「…?どうしました?…ハハッ…なるほど」

 

 

 

 

俺たちの視線のその先に、俺たちの勝利を祝福する太陽が、その姿を現した…。そして俺たちは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「…おおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」

 

勝利の雄叫びを上げた。日の出の光で、その身を照らしながら…




というわけで、第28話でした。
VS14戦ついに終了です!というわけで、この物語も最終回が近いです。いつもご覧いただき、誠にありがとうございます。出来ることならば、もう少しお付き合いください。

なお、ブレイドは、セイバーフォームの追加アーマーに加え、王冠、青いマント…つまり、F/GOの最終再臨アルトリア、カリスの金色の鎧は、エミヤの神話礼装を各所に纏ったと考えていただければ幸いです。

また、カリスの呪文については、『ソードバレル』というのは少し合わないと思い、少しいじりました。ソードバレルの方が良かったという方、本当に申し訳有りません。

今後とも、ご指摘、ご指導、感想、質問よろしくお願いします。
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