fate/zeroにカリスが参加するようです。…え?やさぐれブレイドも参加するのかい?⚠︎完結しました   作:ハクリ

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ざっくりとしたあらすじ
作者の言うことがコロコロ変わった末に登場した仮面ライダーグレイブ/リーパーフォームと仮面ライダーレンゲル/ジャックフォーム→攻撃がなかなか通らない中、「攻撃が通る部位があるのでは」と推測→楓さんが手榴弾爆破→リーパーフォームの能力で相手を止め、全員で攻める→最後はブレイドとグレイブの協力技で、GAME CLEAR!

こんな感じです。

これにて追加分含め、完結とさせていただきます。

それではどうぞ。


追加分③ H達の長い夜・FILE.7/長い夜の終わり

全員サイド

 

CANJARADA

 

 

「それでは、ガーネルム討伐成功を祝し、乾杯!」

 

『カンパーイ!』←綺礼以外の参加メンバー

 

ここはいつもの飲み屋、『CANJARADA』。

 

とはいっても、22時に突入して3時間で終わらせたとはいえ、今は25時。つまり深夜1時なのである。この店も夜の12時にはその日の営業を終了するのだが…

 

「そういえば綺礼、何故ここが開いている?表からではなく裏から入ったが、それと何か関係があるのか?」

 

始もやはり気になる様子。

 

その理由としては、

 

「店長は、自分が本当に信頼できる客にのみ、深夜でも出入りができる裏口の鍵を授ける。私もこの1年強通いつめ、ようやく頂いたのだ…。もちろん、飲んでいいのはキープしている物のみ。レンジやコンロなどは使用可能だが、食べ物や他に飲みたいものなどは自前で持ち込む必要はあるがな…」

 

なんとも不思議な店長だ…。

 

そう思いながら始は、剣崎と買ってきた焼き鳥(冷凍食品・20本入り198円+税)を日本酒を飲みながら食べる。

 

「最近の冷凍食品はクオリティ高いな…チンするだけでここまで美味いとは…」

 

「鶏肉の味もしっかりしている上に、このタレもなかなか…」

 

クオリティの高さに驚く剣崎と、しっかり吟味している始。

 

その横では

 

「今回は雁夜のとっさの判断でどうにか事なきを得たが…まだまだフォーメーションに改善の余地がありそうだな…」

 

「今回は、地形がほとんどぐっちゃぐちゃだったからな…あそこまでされると連携も取りづらいしなぁ…」

 

「地形が安定していない時に使うフォーメーションも考えていこうか。何か案は?」

 

それぞれ自分のお気に入りの酒を飲み、こちらはこちらで買ってきたドライソーセージ(1個80グラム/96円+税×15)とさきいか(一袋100グラム/108円+税)をつまみにしながら、今回の反省会を行なっている。

 

またその横では、

 

「私が一で相手が多の時に起こる、あのトラウマ発症はどうにか出来ないのか…?」

 

「アレでもマシになっただろ…?」

 

実はこのガーネルム討伐戦以前にも、楓が一で相手が多の時があった。

 

その時、渉はトラウマを初めて発症。手は震え呼吸も乱れ、楓が声を掛けても反応できないくらいのものだったのである。それを考えれば、反応が出来ただけまだマシだと言える。

 

「けど根本的な解決は先か…」

 

「悪い…けど、こういうのは時間がなんとかしてくれると思う…こうして楓が側にいてくれるからさ…」

 

「…うん。それはいいけどさ…

 

 

 

 

 

 

ちょっと飲み過ぎ!明日は休みだからってさすがに…!」

 

「あー…おっかしいな…楓が6人くらいいるー…かえでー。分身のエナジーアイテム使ったー?」

 

「使ってない!あ、すいません綺礼さん!渉が酔い潰れちゃいました!」

 

「む、では本日はここまでとするか」

 

「えー?誰が酔い潰れてるのー?ねえ、かえでー。誰ー?」

 

「だからお前!あ、タクシー呼んでください。あとはなんとかしますんで!」

 

「あぁ。気をつけて」

 

「すいません…」

 

 

そして楓と渉が帰った後、解散したメンバーはそれぞれの帰路につく。

 

 

「あ、剣崎…店行くぞ。あの人が待ってる」

 

「…あ、そうだった。切嗣!先帰ってていいぞー。俺たちちょっと野暮用があるからさー」

 

「分かった。では雁夜、帰りながら新しい陣形案を組み立てるぞ」

 

「了解。始!早めに帰って来いよー」

 

「分かってる」

 

 

 

そして店の前に来ると、

 

「お帰り!って…お酒飲んでた?」

 

「あ、少し」

 

「すいません。まずかったですか?」

 

「ううん。でも酔ってここに来ること忘れてなくて良かったよ…。よし、明日は休みね!2人とも、おやすみにゃ〜」

 

「「はい、おやすみなさい」」

 

 

そして2人になり、

 

「なぁ、始」

 

「どうした?」

 

「俺、この世界に来れて良かったと思う。始がいて、始と戦わなくてよくて、もちろん戦いを強要するモノリスも無くて…俺を頼ってくれる人もいて。なんかさ、こっちに来てから幸せなんだよ、俺。始はどうだ?」

 

そう言われ、始は

 

「俺もそうだ。こっちに来てから護りたいと思える子も出来た「ロリコン発症?」断じて違う。

…死んでもなお、人を護れること。俺はそれが嬉しい」

 

「そうか…確かに初めて会った頃を考えると、かなり人間らしくなってるな、始は」

「今は人間だがな」

 

「あ…それもそうか…なんだか、喋っててよくわからなくなってきた…」

 

「ふっ。酔いが回って来たか…っと、俺もなんだかんだ回ってるな…」

 

「酒飲むと口が軽くなるから…それで舌が回ってただけかもな…」

 

「確かにそうかもしれん。では帰るか」

 

「おう」

 

 

 

「「また明日」」

 

 

 

 

そして間桐家の自分の部屋の布団に倒れこみ、始は静かに眠る。

 

次の目覚めも、幸せだと確信しながら…。

 

 

 

 

 

メタサイド

 

やぁ、読者の皆。ここまで読んでくれて本当にありがとう。

 

正直、自身に課した課題がことごとく達成されるとは思ってもみなくてね…ストックとかまだ出来てなかったんだ…本当にすまない。

 

ここまで書き上げることが出来たのも、読者の皆が待っていてくれたからだ。『毎日1人でも見てくれる人がいるだけで俺自身に対しての励みになった』って作者も言ってる。待ってくれてる人がいなかったら、最悪削除ってことも考えられたけどね。そうならなくて良かったよ。

 

この物語はここで終わるけど、もし別の機会、別の場所で会えたら光栄だね。その時まで、俺も休むとしよう。

 

ではおやすみ。また会おう。

 

 




というわけで、FILE.7(本当の最終回)でした。

作中のメタサイドにもありましたが、ここまでやれたのは待っていてくれた皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

あと投稿する直前にUA見たら3万超えてました…。すごく嬉しかったです。

連載当初から応援してくださった皆様、厳しいお声を掛けてくれた読者様。そしてこんな小説をお気に入りにしてくださった方々には本当に感謝の念でいっぱいです。

それでは皆様、私が次の物語を紡ぐ時があれば、宜しくお願い致します。

これにて、『fate/zeroにカリスが参加するようです。…え?やさぐれブレイドも参加するのかい?』は完結とします。

繰り返しながら皆様、本当にありがとうございました!

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