吾輩はドMである、それ以上でもそれ以下でもない   作:若尾

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 はいどうも、1ヶ月以上お待たせして申し訳ない、若尾です。
 これからは2週間に1回のペースで投稿していきたいと考えております(投稿できるとは言ってない)
 


第2話

 今は2時間目の休み時間。

 相変わらず廊下や教室から視線を感じるが、その量は減っている。なぜならこれまで全て俺に向かっていた視線が半分ほど箒に向かっているからだ。くそっ、羨ましい!

 当の本人は疲れているのだろうか、机に突っ伏している。さすがにこの状況へ話しかけにいくのもかわいそうだし、やることもないので周りで俺や箒を見てひそひそ話している女子たちの会話を盗み聞きしてみた。

 

「・・・すごいわね織斑君、臆する事無く篠ノ之さんへストレートに告白してたわ」

「一途だったのね、これじゃ付け入るスキがないよ・・・狙ってたのに」

「しかも織斑先生がよろしく頼むって・・・お姉さん公認よ、あのブリュンヒルデにも認められるんだから篠ノ之さんも只者じゃないわ!」

「閃いた!織斑君と怪しい薬を飲んだために男になってしまった篠ノ之さん、いつもと違う幼馴染に織斑君は我慢できるはずもなく・・・篠ノ之さんって男らしいから男体化しても問題ないわよね、ぐふふ、ぐふふふふふふふふふふふふ。早速ノートに描き込まなきゃ!」

 

 おいちょっとまて最後、いくら俺がドMだからってさすがに同性は無理無理無理だって!!!なに勝手に想像してんだ!

おっと、誰かが近づいてきたな。俺になんか用があるのか?

 

「ちょっとよろしくて?」

 

 話しかけてきた相手は、地毛の金髪が鮮やかな女子だった。白人特有の透き通ったブルーの瞳がややつり上がった状態で俺を見ている、名前は確か・・・セシリア・オルコットだっけ、そんな感じだったはずだ。

 金色の縦ロール型の髪はいかにも高貴な感じを出していて、その雰囲気は明らかに俺を見下している・・・いや、これは違うな。彼女は無理をして俺を見下している。

 これはあくまで推測だが、きっと本当のセシリア・オルコットとは至って普通の女の子だったのであろう。だが、目の前にいるこの少女は今までの自分から心機一転、IS学園デビューを狙っていたのではないのか。ここは彼女にとって異国の日本にあるIS学園、自分を大きく見せようとこのような態度をしてもおかしくはない。

 

「ちょっと、聞いています?」

 

うん、悪くない。このように全く慣れていないのに無理して高慢ちきな態度をとる女の子に罵られるってのもいいな。いや、むしろ俺の告白を拒否し続けている箒よりこの子に乗り換えるってのも.....いやいや、いくらなんでも浮気はいかんな、俺が1番好きなのは箒、この気持ちに嘘をついたらダメだ!すまない箒、一瞬でも浮気しそうになった俺を許してくれ!

 

「.....ちょっと、聞いています?お返事は?」

 

「すまないセシリア・オルコット、俺には篠ノ之箒という心に決めた女性がいるんだ。君も十分魅力的だが、俺は自分の気持ちに嘘をつけない」

 

「いきなりなんですのー!!?貴方に告白した覚えなんて一度たりともありませんわ!!!」

 

おっと、考え事をしてたせいで的外れの返答をしたみたいだ。

 

「いや悪い悪い全然聞いてなかったからさ、すまないが最初から頼むわ」

 

「なっ.....!んんっ、まあいいでしょう。何も知らない下賤の身の者に教えるのも仕方ありませんわね」

 

なんだかんだ言いながら教えてくれるところから、彼女の優しさが感じ取れる。

 

「私は自己紹介でも述べたように、イギリスの国家代表であり入試首席でもあります。ISのことで何かわからないことがあれば、まあ.....地面に這い蹲り土下座しながら私の靴を舐めて教えを乞うのなら考えてあげてもよくってよ。何せ私、エリートですから」

 

ガタッ!

 

「おいちょっと待て、今なんて言った?もう一度言ってみろ」

 

「えっ.....それは地面に這いつくばっ....て.....頼めば教えてもよくってよ、って.....」

 

流石に言いすぎたってのを自覚してしまったか、だが俺が求めてるのはそうじゃない!

 

「もっと大きな声で!もう一度言ってみろ!」

 

「それはその......ISで困ったことがあるのなら教えて差し上げようかと」

 

違う違う!なんで言い方が柔らかくなっちまうんだ!

 

「最初と同じように頼む!」

 

「そ、その.....申し訳ございませんでしたわ.....言いすぎてしまって」

 

「だから違うんだ!俺が求めてるのはそうじゃない!早くさっきのように俺を罵れ!罵しるんださあ、さあ、さあ!」

 

「え、ええと.....」

 

ガスン!

 

首の後ろから強い衝撃がし、次第に意識が遠のいていく。薄れていく意識の中で見た最後の光景は、疲れた顔をした箒であった。

 

「あり.....が.....とう.....ござ.....いま.....す.....」

 

俺の意識はここで途絶えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

全く、何故こいつはこうもよく面倒ごとを起こすのか。毎回事後処理をする私の身にもなってほしいものだ。

 

「篠ノ之さんの戦線布告だわ」

「オルコットさんが織斑君を寝取ろうとするから.....」

「おっ修羅場か、修羅場なのか?」

「なんだかんだ言いながら篠ノ之さんも織斑君を好いてるのね」

 

おまけに周りは好き勝手なことばかり言っている、こんな奴はこっちから願い下げだってのに.....はあ、頭が痛い。まあ千冬さんに頼まれたからだとしてもわざわざ関わってる私も私だが。

 

「おい、セシリア・オルコット」

 

「..........はっ!ななななんでしょうか篠ノ之さん?決してそこで倒れている変た....織斑さんに驚いて気を失ったわけではなくってよ?」

 

 どうやらあの一夏(変態)のインパクトが強すぎて少し意識が飛んでいたらしい。それもそうか、あんな強烈な性癖なら誰だって驚くに決まってる。私は昔からアレと付き合っていたからなれているだけであって。

 

「あー、んんっ、まず最初にこれだけは言っておくが決っっっっっして私はこの一夏(変態)がおまえと付き合おうがSMプレイをしてようが私にとっては関係ないことだ。ぜっっっっっっ対にこいつが寝取られるかもって思って介入したわけじゃあない、いいな?」

 

 周りでアホなことを言ってるやつらに対しても牽制の意味合いで言っておく。

 

「だがな、この変態はどうでもいいにしてもお前は一応私のクラスメイトであるからな、最低限これだけは伝えておかねばって思ってな、一つだけいいか?」

 

「ええ、いいですわ」

 

「織斑一夏に関わる者は皆、ウザい目に遭う。これだけは覚えておけ」

 

「酷い目じゃなくてですか?」

 

 キーンコーンカーンコーン。

 

 授業開始のチャイムが鳴った。

 

「.....忠告はしておいた、後はお前次第だ」

 

 とっとと私は自分の席に戻る、っとその前にそしてそこで伸びている一夏(変態)をたたき起こさなくては。

 改めてこいつの顔を見ると、ひいき目を除いても本当に均整な顔立ちをしている。これであの性癖さえなければ相当モテると思うんだがなぁ.....

 

「むにゃむにゃ.....箒ぃ....その竹刀でおもいっきり殴ってくれ~......もっとぉ.....」

 

 こいつを一瞬でもイケメンと思った私が馬鹿だった。

 

 

 




 投稿できなかった理由、だいたいFGOのせい
 スカサハ師匠?あれはまだピックアップされてない、いいね?
 
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