輝く月になれ!橘みずきのhigh school life! 作:みずき 橘
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〜プロローグ〜 橘みずき
「今日からいわゆるJKってやつね〜。ああ、時が経つのは早いわ…」
「何を言ってるんだみずき、早く行くぞ。そろそろ急がないと遅れてしまう」
今日から高校生。女子が男子と平等に高校野球の大会に参加できるようになったのは去年からのこと。そのルールを作るために活動を行ったのは1つ上の先輩、早川あおい。
そんな先輩に私と聖は憧れてこのパワフル高校に入った。
この高校はいわゆる普通の高校で、勉強もスポーツも中くらいのレベル。
野球に関しては毎年1回戦突破がやっとのレベル。
でも、去年の秋の大会から女性選手が男子の試合に出られるようになってパワフル高校はベスト8まで上がってこれたみたい。
そのチームを作ったのは紛れもなく早川あおい先輩。
「この人と野球がしたい!」
聖と意見が合った私はこの高校に入学したの。
「え〜、それでは諸君、これからの高校生活を有意義に使いたまえ!以上!」
「は〜ぁ、校長っていう類の人間はなんでこう話が長いのかしら」
ため息をつきながら話の長い校長に文句を言うみずきに聖が言及する。
「入学式くらいしっかりしろ!みずき、第一印象は重要だぞ。さあ、次は部活動紹介だ」
次々と部活の代表者達が出てくる。
バスケモブA「安西先生、バスケがしたいです…」
サッカー部モブA「ボールは友達!」
テニス部モブA「みんなテニスやろうよ!」
どの学校にもある普通の部活の普通の紹介に飽きてきたみずきは一言言った。
「やっぱり普通の高校ね〜、普通の部活しかないし」
「そんなもんだ、次は野球部みたいだぞ」
聖が言うと、奥から出てきたのは可愛い三つ編みの、いかにもマネージャーのような女の子が出てきた。早川あおいだ。
「えっと…こんにちは!早川あおいです!野球の選手やってます!みんな是非野球部に遊びにきてね!あっ、でも目標は甲子園出場だから練習は厳しいよ!」
「まじかよ、あれマネージャーじゃなくて選手かよ、めっちゃ可愛いじゃん!」
「そういえば去年から女性が男子の甲子園の大会に出れるようになったって言ってたな」
自分を選手と名乗った女性、早川あおいに周りも言葉を発した。
「あおい先輩可愛いな〜。早く一緒に練習したい!」
「うむ、私もだ」
そうしてるうちに最後になり、なんだが異様に髪の毛を立てた集団、軽音部がプチライブを披露し、部活動紹介は終了した。
…そして放課後。
「聖、早く部活行くわよ!早く!早く!」
「分かっている、急かすなみずき」
聖とみずきがやりとりしていると、1人のいかにもチャラそうな男が声をかけてきた。
「ね、ねえキミ!」
みずきは急に声をかけられ驚いた様子で
「え?私?」
そしてそのチャラ男はみずきに返した。
「うん、キミ部活なに入るの?一緒に軽音部とか入らない?歌とか上手そうじゃん!」
みずきはそうチャラ男に言われたが即座に突き返した。
「私、野球部に入るんだ〜。だからインドアはやらないの〜」
そっか〜、とチャラ男は残念そうにしたが、一ついい残していった。
「女性が男子に混ざるのは厳しいと思うけど頑張ってね!オレ応援するよ!」
そういい残してチャラ男は去って行った。
「ふ〜ん...いい男じゃん」
みずきは周りに聞こえない声で呟いた。
そして聖が準備できたところで、
「どうしたんだ?みずき、さあ行くぞ」
こうしてみずきと聖はこれから待ちに待った放課後の部活に行くのであった。