ここは関西地方大阪府吹田市にある学校。
今日も教室には多くの生徒たちが朝のホームルームの開始を今か今かと待っていた。
「なあ、聞いたか?転校生の話」
「ああ、二人ともこのクラスに来るんだろ?」
「兵庫県から来たんだろ?」
そんな中、後ろの席にいた少年、輝導アユムは机に突っ伏して寝ていた。
その手にはトレーディングカードゲーム、カードファイト!!ヴァンガードのデッキが握られていた。
ショップ大会で猪戸シンジと黒崎エリカに出会ったその夜、夜更かししてデッキを完成させた。
そのため嬉しくなってずっと握っているのだが、睡眠時間が足りていないためそのまま眠ってしまったようだ。
そのため周りの生徒たちの会話が聞こえていなかった。その転校生二人の話を
「はーい、じゃあ朝のホームルームを始めるぞ」
担任の先生が入り談笑していた生徒たちが前を向く、アユムも目を覚ました。
「今日はみんなに新しい友達を二人紹介するぞ。」
(転校生?)
寝ぼけ眼をこすりながら入ってきた二人を見た。
「え?」
一人は金髪の活発そうな男
「猪戸シンジだ。よろしくな!」
もう一人は長い黒髪を後ろでひとまとめにした女性
「黒崎エリカよ、よろしく」
先日、カードショップで出会った二人だった。
「えええええええええ!?」
一方隣の教室では...
「つまり、ぽっと出の新人に負けて一回戦敗退したっちゅうことか?」
「そうなのです!」
「あいつら、ただものじねぇ...」
「アホ!!」
ドン!
と机をたたき立ち上がる。周りの生徒たちも一瞬注目するがいつものことだと言わんばかりにまた各々談笑を始めた。
「ショップ大会でどこの馬の骨ともわからんやつに負けたっちゅうんかい!!」
「「す!すみません!!」」
バッと、頭を下げる二人
それを見て少し考え始める…
「まぁ、ええやろう、その二人にはちと興味が湧いてきた…」
「姉さん、まさか…」
「あぁ、猪戸シンジ、黒崎エリカ…今日この学校に転校してきたらしいからな…雪辱戦や!二人の仇はこの私が取ったる!!」
ーーーーーー
「いや〜、この辺に住んでるのは知ってたけどまさかおんなじ学校だったとはな!」
「僕もびっくりしましたよ…」
放課後、三人は自然に集まって話をしていた。アユムもそうだが、二人も教室で再開した時には驚いていたらしい。
普段冷静なイメージのあるエリカでさえ、少し目を見開いていた。
「でも、ホームルーム中にいきなりあんな大声をだすのは良くないんじゃない…」
「ご、ごめんなさい…」
「でも、アユムって時々普段の様子からは考えられないような声を出すときあるよな…」
あのショップで遅刻していたにも関わらず大声で大会申請をしてしまった時に事を思い出し、顔が真っ赤になるアユム…
「それじゃあ、私達は…」
と、エリカが何かを言おうとした時
「見つけたぞ!」
「見つけたのです!」
と、声がした。
その声に振り向くと、はぁ、はぁ、といきを切らした二人がいた。
先日ショップ大会でこの二人に負けた二人だ
「お!お前らもこの学校だったのか!」
「すごい偶然があるもんね…」
すると、そこに遅れて一人の女性が
「あんたらが猪戸シンジと黒崎エリカやな…」
関西訛り全開の女性が歩いてきた…
「ん?誰?二人の友達かなんかか?」
と、シンジが尋ねる…
「ふっふっふ…、私の名前は新庄ホムラ。そしてこの二人とは知り合いどころやない、私らはな…三人揃って…」
バッ!
中心で荒ぶる鷹のポーズをとるホムラ…
バッバッ!!
その両脇で手を横に突き出すフュージョンのポーズをとるケントとシゲル…
「「「チーム!浪速スターズ!!」」」
(………)
気まずい沈黙…どうすればいいのか、誰にも分からない…
「それでやな…猪戸シンジ!黒崎エリカ!」
ホムラはデッキケースを前に突き出し、二人に魅せつけた。
「私とファイトや!二人を負かしたっちゅうその力見せてもらう!!」
それを見てシンジがの表情が戻る
「お!ファイトの申し込みか!ならもちろんおっけー…って言いたいところなんだけど…」
両手を合わせ、謝るシンジ
「俺これからサッカー部の練習に参加することになってるんだ…」
それにエリカも続いた
「私も弓道部に…」
「な、なななはな!?」
「まぁ、終わった時に残ってたら一緒にファイトしようぜ!」
と言い残し二人はその場を立ち去ってしまった…
「……え?」
その場に残ったアユムに三人の注目が集まる。
「そ、その、じゃあ、僕はこれで!」
「待たんかい!!」
何事もなく立ち去ろうとしたアユムの進行方向にケントとシゲルが回り込む!
完全に包囲されてしまった。
「あんた、あの二人の仲間やろ?やったら、二人が来る前にまずはあんたから倒したる!!」
「そ、そんなぁ!?」
バン!と足を踏むホムラ
「なんやその態度!男のくせにうじうじしおって!」
「そ、そんなこと言ったって…」
「大体なヴァンガードファイターのくせに挑まれた勝負から逃げるなんざ自分のデッキに恥ずかしくないんか!」
「!!」
その言葉を聞いたアユムは自分のデッキを見つめた。昨日夜通しで作り上げたフェイバリットユニットが入ったデッキ。せっかく作ったデッキでファイトするチャンスなのに自分は戦うことから逃げようとしている。
いつもそうだった。相手を目の前にすると怯えてしまい自分のイメージ通りの戦いができなくなる…
でも、どんな強敵でも自分の信念を忘れず逃げずに戦っていた2人
あの二人のように戦いたい、そう思って作ったデッキが手の中にある。
ならば、やることは一つ…
「分かりました、やりましょう…」
ーーーーヴァンガードKーーーー
「「スタンドアップ!ヴァンガード!」」
「ワイバーンキッドラグラー!」
ホムラのクランはかげろう…相手のリアガード退却を得意とした攻撃的なクラン…
「ういんがるぶれいぶ!」
対するアユムはロイヤルパラディンの代表的なクラン、ロイヤルパラディンのデッキなのだが……
「ういんがるぶれいぶ?、あんた、もしかして、しばらくやってなくて、最近再開したとか、そういう口か?」
「ま、まぁ、そんなところです…」
「やれやれ、これはあんまり期待出来んかもしれないな……」
ホムラは露骨にがっかりひた態度を見せた…
「う、うぅ…じゃあ、僕から行きます…」
こうして、不安を抱えたままアユムのファイトは始まった…
「ブラスターレイピアローラ!」
白い鎧に細身の剣を構えた騎士、ブラスターレイピアにライドする。
「ブラスターレイピア?今度はえらい新しいカードやな…あんた、一体何を考えてるんや?…まぁ、ええわ、ライド!」
対するホムラもワイバーンストライクギャランにライドする…
「そんじゃ、遠慮無くいくで!!」
ーーーーーー
スコォォォン!!
的の中心に矢が命中する。
周りの生徒たちは目を見開いていた。
矢を放ったのは今日転校してきた女性、黒崎エリカだ…
「凄いですね、黒埼さん…これならすぐにでも試合で活躍できますわ。」
「ありがとうございます。では、今日はこれで……」
「あら、もう行ってしまうの?もしよろしければ、歓迎会を開こうと思っていたのですが…」
「すみません、今日はこのあと用事があるので歓迎会はまたの機会に…」
と言いのこして、立ち去っていった。
そして、エリカはホムラの元へと向かった。あんな形ではあるがファイトを申し込まれたのだし、相手がずっと待っていては行けないと思って…しかし、ホムラの元へ向かうと……
「スターライト・ヴァイオリニストにライド!」
「あれは……」
既にファイトが始まっていた。
対戦しているのはアユムだ…
ダメージは1対0、どうやらアユムの先行で始まり2ターン目のようだ。
「スターライト・ヴァイオリニストのスキル!カウンターブラスト1ソウルブラスト1、山札からブラスターダークをスペリオルコール!」
「へぇ、ブラスターダークか…」
と、エリカが追いついてきた
「あんた!ほんまに戻ってきたんか!?」
「えぇ、一応残ってたらやろうって言っちゃったからね…」
盤面に目をやる
「できたのね、フェイバリットユニットを入れたデッキが…」
「あ、はい!」
少し照れくさそうに笑う。
「もう、話してばっかいないで進めなさい!言っとくけど、こいつを倒したら次はあんたやからな!」
と、エリカに指を刺した
「す、すみません!えっと…ブラスターダークでアタック!!」
ーーーーーー
学校のグランドでボールを蹴り進むシンジ。
デイフェンダーを華麗なボールさばきで綺麗に回避し、そのままゴールに向かって蹴りだす。
ボールはゴールキーパーを越え、ゴールネットに突き刺さった
「よっしゃぁぁぁぁ!!」
見事なゴールを見せたシンジに部長が声をかける。
「やるな!この調子ならすぐにでもスタメンでやれるぜ!」
「ありがとうございます!じゃ、俺はこれで!」
「おいおい、もう行っちまうのか?これから歓迎会をやろうと思ったんだが…」
「すんません、今日はこれから予定があるんで!失礼します!」
と言い残して去っていった
そして、エリカはホムラの元へと向かった。あんな形ではあるがファイトを申し込まれたのだし、相手がずっと待っていては行けないと思って…しかし、ホムラの元へ向かうと……
「ペリコウスティドラゴンでアタック!」
「ガード!」
既にファイトが始まっていた。対戦しているのはアユム…
ダメージは2対3
アユムがグレード2で2回攻撃し、その後、返しのターンでホムラが2回攻撃。そのうち一回をアユムがガードしたようだ。
「私はこれでターンエンドや…」
ここでシンジが声をかけた
「遅くなってわりぃ!」
「あんたも戻ってきたんか!」
「いや〜、戻った時にいたらファイトしようって、約束しちまったから…」
ポリポリと頭をかく…
そして、アユムの手札を見て声をかけた。
「そいつがアユムのフェイバリットユニットか!」
「は、はい!」
「またそれかい!いいからファイトを進めなさい!」
今度は話し込む前に止が入った
「す!すみません!」
「よし!頑張れよ!アユム!」
そして、アユムはそのカードに手をかけ、祈るように目を瞑る。
(一緒に…頑張ろう!)
そして、目を見開き、そのカードにライドした。
「これが!僕のフェイバリットユニット!!ライド!」
そこに現れたのは黒と白の中間、灰色の鎧、そして、禍々しくも真っ直ぐな炎の宿る剣。
勇気と覚悟を兼ね備えた騎士…
「マジェスティロードブラスター!!」
ヴァンガード第一期、まだ超越も双闘もリミットブレイクすらなかった頃に活躍したカード。みんなの記憶の奥に忘れ去られ、誰もが使わなくなった今。輝導アユムという一人の少年の手によって、ここに姿を現した。
「マジェスティロードブラスターやと?」
「これがアユムのフェイバリットユニットか!!」
「まあ、悪くないんじゃない?」
そしてアユムは今まで温存していた手札から新たなユニットを呼び出す。
「ブラスターブレード!ぽーんがる!月圭の騎士シシルスをコール」
ヴァンガードの両側にはブラスターブレードとブラスターダーク、これで攻撃態勢は整った。
「ぽーんがるのスキル!カウンターブラスト1、自身のソウルインで山札からソウルセイバードラゴンを手札に!!」
更に次のターン攻撃の準備を整えた。
「まだ超越出来るターンじゃないのにすげえな!」
「相手はまだグレード2この攻撃は厳しいわよ…」
「ブラスターダークでリアガードのペリコウスティドラゴンにアタック!!」
闇の剣士の覚悟の剣がドラゴンを切り裂きペリコウスティドラゴンは退却する
「シシルスのブースト!ブラスターブレード!」
今度はブーストを受けた光の剣士が相手のヴァンガード、ワイバーンストライクドーハに走る。
「ノーガード」
ガーディアンを呼ばず光の剣士の剣戟をその大きな体に受け止める
これでホムラは3ダメージだ
「行くよ!マジェスティロードブラスターでアタック!!」
飛びあがったマジェスティロードブラスターに光と闇の剣士が剣を掲げ力を与えた。
「マジェスティロードブラスターのスキル!!ブラスターブレードとブラスターダークをソウルに入れることでパワー+10000!そして、この二人の剣士がソウルにいる時常にパワー12000、クリティカル2!!」
さらにういんがるぶれいぶのブーストも加わりパワーは
22000+5000=2700のクリティカル2
シールド要求値は最低20000
超越並のパワーを発揮する。
しかし、間に割って入ったドラゴンによってその攻撃は防がれてしまう。
「プロテクトオーブドラゴン、完全ガードや…」
「くっ!…ターンエンド」
効果を最大限まで発揮したマジェスティロードブラスターの攻撃だったがダメージを与えることは出来なかった。
ドロートリガーで手札を補充することはできたもののダメージの差は埋まらない。
「そんなら私のターン、ライド」
そして、灰色の騎士の前に相手のグレードのユニットが姿を現した。
「ドラゴニックブレードマスター!」
「出た!姉さんの切り札!!」
「ここからがかげろうの真骨頂なのです!!」
そして、グレード3のユニットがドロップゾーンに置かれる。
「ストライドジェネレーション!!」
爆炎を切り裂き現れたのは、ドラゴンナイトを極めし者
「神竜騎士マフムード!!」
そして、ブレードマスターから発せられた炎がアユムの陣営に襲い掛かった。
「ドラゴニックブレードマスターの超越スキルカウンターブラスト1でシシルスを退却!!」
その炎に包まれ唯一残っていたリアガードのシシルスは姿を消した。
「そんな!」
「トワイライトアロードラゴンとワイバーンストライクギャランをコール!」
それと対照的に相手は着実に仲間を呼び出して行く
「さあ、バトルや!!」
マフムードがワイバーンキッドドラグラーのブーストを受けきりかかってくる。
「完全ガード!!」
ホーリーナイトガーディアンがシールドを張りマフムードの剣を受けとめる。
「トワイライトアロードラゴン」
ガーディアンが消えたと同時にトワイライトアロードラゴンが火炎弾を放つ
そしてアユムに1ダメージ
これでアユムのダメージが4になる。
「ま、まだ戦える。」
アユムも負けじと手札のグレード3をドロップゾーンへ置く
「ストライドジェネレーション!朧の聖騎士ガブレード!!」
全身に鎧を着こんだ聖騎士へと姿を変えるブラスター。
「ナイトオブツインソードをコール!さらに手札からブラスターレイピアローラ!まぁるがる!ぽーんがるをコール!」
手札を使いリアガードを次々とコールする。
「な、ナイトオブツインソード!」
ぽーんがるのブーストを受けたナイトオブツインソードがドラゴニックブレードマスターに向かって走り始める。
その呼吸に合わせるかのようにもう一人の騎士がそのあとを追いかけ始めた
「ナイトオブツインソードのジェネレーションブレイク!山札からナイトオブフラグメントをスペリオルコール!」
これにより、アユムの盤面が埋まる。
ズバァァン!!
ナイトオブツインソードの剣がホムラに4ダメージ目を与える。
「まぁるがるのブースト!朧の聖騎士ガブレードでアタック!!」
重厚な音を響かせ聖騎士がドラゴンに迫る。しかし…
「そら!その攻撃は通さへん!」
再び現れたプロテクトオーブドラゴンによって、その行軍は強引に止められた。
「ガブレードで攻撃して、もう一度ナイトオブフラグメントをコールし、攻撃回数を稼ぐつもりやったんやろうけど、そうそう思い通りにはさせへん!」
「くっ!ナイトオブフラグメント!!」
最後にナイトオブフラグメントが走るが…
「ガードや…」
1体のユニットに阻まれ動きを止めてしまった…
「…ターンエンド…」
「ほな、いくで!ジェネレーションゾーン!開放!!」
再びドロップゾーンへ叩きつけられるグレード3のユニット
背後からくる光に振り返るホムラ…
「こいつがわたしの浪速魂!ストライド!ジェネレーション!!」
ジャキン!!
ジャキン!!
ジャキン!!
光に包まれたホムラは新たな姿を手にした。
「炎帝龍王ルートフレアドラゴン!!」
グオォォォォォォッ!!
龍の咆哮にマジェスティロードブラスターは後ずさりをしてしまう…
「ドラゴニックブレードマスターの超越スキル!ナイトオブフラグメントを退却!さらにルートフレアのスキル!」
その砲塔をナイトオブツインソードの方へと向けるルートフレアドラゴン…
「一列薙ぎ払え!!」
その攻撃でナイトオブツインソードだけでなく、さらに背後にいたブラスターレイピアローラまでもが退却させられてしまった。
「まだや!ワイバーンキッドドラグラーのスキル!ぽーんがるを退却!!」
次々と仲間を退却させられてしまい、ついに後ろにいるまぁるがるを除いたすべてのリアガードが消えてしまった…
「そ、そんな…絶望に染まってしまうアユム…」
手札は残り6枚、ダメージは4
「バトルや!!」
「くっ!」
一度目の攻撃を受け、5ダメージに…
「ルートフレアドラゴンでアタック!!」
攻撃の痛みに耐え何とか目を開けたマジェスティロードブラスター、しかし目の前には太陽が落ちてきたのかと思うほどの巨大な火炎球が迫っていた。
ドオオオオオオオオオン!!
火炎球は着弾と同時に強烈な爆発を巻き起こした。
…
爆発の影響で立ち込めた煙幕が収まる。そこには、膝をつきながらも何とか立ち上がるマジェスティロードブラスターの姿があった。
「か、完全ガード…」
「耐えよったか…せやけどリアガードは一体のみおまけに手札は三枚、もうたいしたことはできへんはずや…」
ホムラのいうとおりだった。手札にあるのはソウルセイバードラゴン、マジェスティーロードブラスター、そしてナイトオブツインソードの三枚、この三枚では相手の防御を突破する方法が見つからない…
もう、だめなのかな?
自分も戦えるかも知れない。そう思ったこと自体が間違えだったのだろうか…
暗い気持ちがどんどんとアユムのなかで膨らんでいき戦意を奪っていった…
「あなたのターンよカードを引きなさい。」
聞こえた声に振り返るとそこにはまだアユムに希望を見ている黒崎エリカがいた。
「そうだ!まだ勝負は終わってない!!ヴァンガードは最後までどうなるかわからないんだ!!」
アユムはデッキを見た。そうだ、ここにはまだ引けるカードがある。5ダメージだけどまだ負けたわけじゃない。
「そうだ…僕はまだ戦える…カードが引けるうちは…負けじゃないんだ!!!」
そして運命のカードに手をかけた…
「…ライド!!」
マジェスティロードブラスターの姿が神々しい竜の姿へと進化する…
「ソウルセイバードラゴン!!」
「超越じゃなくてライドやと!?」
「ソウルセイバードラゴンのスキル!ソウルブラスト3!まあるがるにパワー+5000!!」
これにより、まあるがるのパワーは9000となった。
「そして…」
もう一枚のグレード3のユニットマジェスティロードブラスターを、ドロップゾーンにたたきつけた
「ジェネレーションゾーン!開放!!」
背後からくる光に振り返るアユム、その先にあるのは未来の可能性、新たなる自分の姿…
「これが、僕の未来!僕の可能性!ストライド!ジェネレーション!!」
ジャキン!!
ジャキン!!
ジャキン!!
そして、光に包まれたアユムは新たなる姿を手に入れた。
白い羽を羽ばたかせる美しき竜
「神聖竜セイントブロードラゴン!」
そして、手札から新たな仲間を呼び出す。
「ナイトオブツインソード、そしてブラスターレイピアローラ!!」
横の布陣が整った…
手札をすべて使い切り進軍準備を整えたアユムはゆっくりといきを吸う
「セイ9ントブロードラゴンでアタック!!」
走り出す神聖竜に身構えるドラゴニックブレードマスター…
「セイントブロードラゴンのスキル!!パワー+9000クリティカル+1」
「クリティカルまで上昇!?」
セイントブローをブーストしているのは先ほどパワーのあがったまあるがる。
合計でパワーは
25000+9000+3000+5000=42000
本来ならばここでノーガードを宣言すればいいのだが、クリティカル2のためそれが許されない。もはや覚悟を決めるしかなかった。
「くっそおおおおおおおお!!」
6ダメージ
アユムの勝ちだ…
「やった!勝った!!」
「やるじゃない…」
「やったな!アユム!!」
アユムは三人の下へ行き勝利の喜びをともに分かち合う…
「あ、姉さん…」
ホムラはそのままきびすを返した
「ショップへ行くで今から特訓や!!」
何もいわずに立ち去っていくチーム浪速スター…
「勝てた、僕もフェイバリットユニットで勝つことができたんだ!!」
そこには本当に楽しそうに笑うアユムの姿があった
これが輝導アユムっとそのフェイバリットユニットの初勝利だった。
次回予告
「僕もちゃんとフェイバリットユニットで戦えたよ」
「ああ、本当にすごかったぜ!アユム!」
「でも、まだまだ改良は必要かも知れないわね・・・」
「そうですね・・・どうすればいいんだろう・・・」
カードショップトイボックスにてカードを机の上に広げて悩むアユム
声をかけたのは赤いリボンをつけた女店員、桜庭ユリコだった。
ファイトテーブルで向かい合うアユムとユリコ・・・
4ダメージに追い込まれ驚きを隠せないアユム
そして、ユリコはジェネレーションゾーンを開放・・・
神々しい輝きを放つ全知の神器ミネルヴァにアユムはどうやって立ち向かうのか・・・
次回
stride4:桜庭ユリコ
「デッキの構築とかなら俺たちも相談に乗るからいつでも声をかけてくれよな!」
「うん!あ、ありがとう・・・」