「ほ、本日付けで第四部隊に所属します、漣シオンですッ!よろしくお願いします……!」
可愛い………それが、私の最初に抱いた感想だ。
「し、シオンちゃぁぁんもう逃さなぁぁあい!!」
此処がエントランスで、沢山の人がいて、雨宮教官もいる、この全ての要素を全力で無視してシオンちゃんに飛び付いた。
「うわぁ!?」
アリスとは違って慣れてないからか、押し倒してしまった。………決して大きいとは呼べないけど触れる伝わってくる確かな柔らかさを持ち合わせているシオンちゃんの胸に私の頭が当てられる。
「…………ツバキさん。あっちのコウタとか、ショウとか、何故男を選ばなかったんですか?この大馬鹿の習性は知ってるでしょ?」
「いや、支部長のご決断だ………」
「し、支部長………決断したんだ」
「やっぱ実力主義なのか?」
皆が何か言ってるか知らないけど、とりあえずシオンちゃんを逃がさないようにがっちり掴む。
「………あー、あのさ、ツバキさん。シオンは俺が連れて」
「カガヤクン?何カ言ッタカナ?」
「あ、すんません」
「「「…………」」」
とりあえず、シオンちゃんは私が連れて行く………!よし、先ずはオウガテイルからッ!
何て思ってた時代が私にもありました。
ええ、確かに私とシオンちゃんがいるよ?いやでも、何故ショウ君と雨宮さん、しかもコウタ君までいるの?えぇ?しかも相手ヴァジュラですよ?三人共初任務じゃなかった!?
「あ、雨宮さん………シオンちゃんは私が預かりますので他二人は」
「あー、それは大丈夫だ。新人三人は見ているだけだからな。俺とお前さんでヴァジュラを倒す。それが今回の目的だ」
ええ、ついでに巫山戯たことを言い出す。私ヴァジュラ狩るなんて聞いてなかったから精々グボグボ相手くらいの補充分しか持ってないんですが。
「雨宮さん。先に小型殺ってきてください。オラクル足りないんで」
「………ったくよ、オラクルは余分に持っておいた方が良いぞ?まあ、少し待ってろ」
ヴァジュラはスコープ最大倍率でやっと見えるくらいだから、大丈夫。
リンドウもなるべく近寄らないようにするだろうし、平気か。
「あ、えーと……」
コウタ君が私に何か言おうとしている………
確かに、旧型で銃型で先輩だが、スナイパーとアサルトじゃあ大きく使い勝手が違う。そんなに教える事は無いが………
「
「干片先輩、よろしくっす!」
「………よろしく」
「あ………はぁ。セリアさん、何故私を………胸を見るんですかッ!?」
チッ。バレていたか。
とりあえず、シオンちゃんの胸を拝むのはやめておこう。
「一つあんた達に言っておく。雨宮さんは見てるだけと言っていたけど、多分巻き込まれるよ。避けるだけで良いから、全力で挑む事。後、新型二人。調子付いて近付くなよ。あ、シオンちゃんは私が守るから!」
「…………最後の無ければ良かったんですけど」
あぁ………シオンちゃんの中での私の評価が右肩下がり………
「あ、あの、干片先輩。援護した方が良いっすか?」
「耳無いの?今言ったよね。避けるだけで良いって。ヴァジュラ何て、他の支部だったらトップの人が戦うのが普通なくらいの強さだからね……」
「なあ、あんた。神機使いだって自覚あるのか?さっきから」
「黙れよ新型。新型とは言えども新人………舐めんなよ。私はあんたを殺すことに躊躇しないわよ」
ショウ………この男、駄目だ。オンとオフの切り替えが重要、そんなことも分かってない………それに、直ぐ後ろにオウガテイルが来てることにさえ気がつけてない。
此方に来なければ放置していたが、これで放置は不味い。
なので、ショウに当たらないようにオウガテイルを撃つ。
まあ、この程度なら一撃で殺れる。
「てな訳で、コア摘出しておいてね☆」
「あ、はい……」
シオンちゃんが、慌てて捕食した。それに比べてショウは、固まっていた。駄目だ。所詮新入りか。いや、シオンちゃんも新入りだけどね……
「………おぉ!干片先輩すっげぇ!」
「まあ、あんたも頑張りな」
「り、了解です!」
そうこうしてる内に、リンドウが帰ってきた。そして、オラクルを私にくれる。
………ヴァジュラは何か建物食べてる。あんなゲテモノ良く食べれる。
「雨宮さん。バレない程度に近づいていてください。そしたら私が撃ちますので」
「分かった。お前達、ちゃんと見てろよ〜!」
雨宮さんがヴァジュラに接近していく。
……………3、2、1。
物陰から飛び出し、胴体に向けて狙撃弾を放つ。それと殆ど同時に雨宮さんが捕食。
とりあえず雑念を振り払い、左回りに走りながら狙撃弾を撃つ。
雨宮さんはヴァジュラと問題無く戦えている。
これが刹那とだったらそろそろ私が狙われそうだが、流石雨宮さんという所か、一向に狙われそうには無い。
狙撃弾から短距離用の弾に替える。ついでにオラクル補充。
ヴァジュラが活性化する。すると、流石に私を放置してくれないようで、雷撃を放ってきた。
後ろに飛び退き、今度は逆に突き進む。………このままだと、ヴァジュラが私に飛び掛かってくる。
なので、ポーチからスタングレネードを取り出し、使用する。
この閃光弾は、光で目くらましもあるが、オラクルの結合を一時的に歪ませる効果がある。そして隙を作るのが本命。だから私も眩しくて前が見えなくなっても平気なのである。
「オラオラオラオラオラオラオラオラ!」
ヴァジュラの背後に回り、ひたすら乱射。多分、前方では雨宮さんが頭をぶった斬ってる所だろう。
………ヴァジュラの動きが変だ、って思った時にはもう力尽きた様だ。
因みに、弾をひたすら撃ったのでグロい事になっているが、前方程じゃ無い。
「サクッと終わりましたね」
「そうだな……ん?」
雨宮さんが捕食しながらも、少し微妙な顔をした。そして、その理由が直ぐに分かった。足音がする………これは、近い。
「………ッ!?全員避けろッ!!」
新人共がいる方向を見た時、私は全身に寒気が走った。
ヴァジュラをベースとした体に、真っ赤で少しスリムな体。本来は後ろに向けてる大砲を、今は此方に向けている………
第一種接触禁忌種、ラーヴァナ。
「な、何だコイツ……!?」
「………クソが!」
「………………セリアさん。どうすれば!」
三者三様………何て気にしてる場合ではない。
第一種接触禁忌種の中でも私が狩れる、比較的弱めのアラガミ。けど、コイツの恐いことは………まず、単独行動なんてしない。
つまり…………他にもいるのだ。中型以上のアラガミが。
「雨宮さん!ラーヴァナの足止め頼みます!」
「おう、分かった!」
「……そういうことだから、全員逃げるよ!!」
ラーヴァナから放たれた弾はリンドウが防いでくれた。
此処でボケッとするバカはいなく、皆私についてきてくれた。………今この近くに任務しに来てる人は、隊長とカガヤ。隣接エリアというか、直ぐ近くだった筈。最悪、そこまで逃げるッ!
「リンドウさんは大丈夫なのかよ!?」
「………一人であれよりも強いの倒せる人だ。大丈夫よ!」
かなり走った。我武者羅に………
けど、アラガミはそうそう私達を逃す気は無いらしい………
まるでサソリの様な見た目をした、紫のアラガミ。
これまた第一種接触禁忌種。スサノオ。通称神機使い殺し。私が狩れる相手じゃない。
「ハハ、ハ…………こりゃボーナス無いとね!」
向こうが攻めて来る前にスタングレネードを投げる。別の方角へ逃げるしかない………
新人達は、誰も何も言わない。正直助かる。
………マズった。見事に道が無い。けど、コイツに背を向けて走るのは自殺願望と同じ。
死んだわ、これ。
「運なさ過ぎだよッ!!」
…………今、マイガッドの声が聞こえた気がする。
直後、スサノオの身体が真っ二つに割れた。そして、隊長の姿!
「おーい、大丈夫か!」
後ろから、雨宮さんの声が聞こえた。………私は、助かった様だ。
これじゃ…………先輩名乗るのはまだ早いな…………
曰く、私は此処でバッタリ倒れたそうだ。
「すみません!」
何回目だろうか。またセリアが新人達に頭を下げている。
昨日のアレの事をかなり気にしてるらしい。多分、本人の言うところのオフになれば、何事も無かったかのようになるだろうが、そもそもオフになる気配が無い。
「い、いやだから大丈夫だって。こうやって生きてるんだし」
「…………セリア、別に貴方は悪く無い。スサノオは私が討ち漏らしたんだし」
「だったら俺も同罪だな。よし、金10%やるよ」
「カガヤ」
「何だよ」
「少ないのね。あっちは死ぬ寸前だったのよ?」
「……………俺には家族がいるんだ。だからこれ以上は無理」
まあ、セリアの事だから流石に一週間もすれば治る。
しかし、戦闘狂に百合女に自分より家族を優先にする馬鹿、そしてまだ何とも言えない新人………
第四部隊は、これからも中々カオスな事になりそうだ。
長く書けない。1ミッション毎なのが悪いのか、文章力がクソなのか。
一応、世界観の前にGERの設定を優先します。今更だけど。
GEやってる人向けの、バレット紹介。今回はセリアが使った二つを。
1狙撃弾M 飛距離が長い程威力アップ
まずはこれだけの簡単な弾。私は最初はこの弾使ってた。
1通常弾L
2 1が何かに衝突時 通常弾L
3制御 その場に静止 生存時間普通
4 3の0.2秒後 通常弾L
5 4が何かに衝突時 通常弾L
私が最近使ってる弾。ヴァジュラには使ってないけど。
アルノヴァとかハンニバル侵食種とかに使ってる。飛距離極短ならアリウスノーヴァにも使ってる。
因みに、シオンという名前は私がゲームで使ってる名前です。どうでも良いか。
ついでに紹介すると、私はオラクルソード極とガストラフェテス最終強化(名前が思い出せない)と極回避バックラー使ってる。
以上、後書きでした。
そして、早くも訂正しました。何故私はスタングレネードを閃光弾と書いたのか………