フランSIDE
では、どうぞ!!
「何で!?可愛いのに!!」
「嫌なものは嫌なの!!」
何時如何なる時も、結果がどうであれ、喧嘩や討論、仲違いが起きるのは決まって、些細な食い違いの結果である。
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マリーがフランドールと邂逅し約三年。
フランドールは狂気に呑まれることもなく、マリーは『ずきんちゃん』の事を忘れていた。
『ずきんちゃん』が可哀想。そう思う方もいるだろうが、本来二重人格とは自分自身を守るための防衛本能のようなものである。『ずきんちゃん』がいなくなった、つまり、マリーは独り立ちしたと言う事である。
そう……そこまでは良かったのだ。
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『仲の良い友達同士は愛称、本来とは違う名前で呼び会うことがある。それは何故か――――――』
フランドールは大図書館で読書をしていた。その目の前には机に突っ伏し寝息を立てるマリーの姿。
マリーのその姿に優しい笑みを浮かべるフランドール。
そんな中むつまじい光景。
「マリーちゃんのほっぺたプニプニ~」
「ん……」
「あ……良かった、起きてなかった」
フランドールはこれ以上邪魔をするのも良くない。そう思い読書へと戻った。
だが、ページを捲る事はなくずっと同じ場所で止まってい。別に読めない単語があったりだとか、理解が出来ないわけではない。むしろフランドールの頭は切れ、レミリアと一度もやったことのないチェスで善戦した末に後少しの所で負けてしまう程である。
では、何故そのページで止まっているのか……理由は簡単で単純だ。
「愛称……愛称か~」
まだ成熟しきれていないフランドールは、愛称、親しい友人等に付ける呼び名と言うものに憧れを感じたのだ。
その目はまるで恋する乙女のように、爛々と輝き、先ある未来に想いを馳せているようだった。
「マリーに愛称を付けるとすると~うん。これしかない。可愛いし、何よりマリーにピッタシ、マリー喜んでくれるかな~」
フランドールの呟きは無限にも続く図書館へと呑まれていく。
本をもとあった場所に直し、別の本を持ってくる。そしてまた、何時もと変わらない幸せが続く。
フランドールが、マリーを愛称で呼ぶまでは…………
・
何時もと同じように筆をおき、目の筋肉を解す。
それから手を何度か開いたり閉じたりして簡単に震えを止める。
開いたままの大きな扉。
その先にいる少女へと近付く。
何度か声をかけるものの、少女は同じことを繰り返すばかり。
男は我慢強かった。そして、優しく、甘過ぎた。
その甘すぎるせいで、今までどれだけ多くの者の希望を奪ってきたのか……もはや数えるきにもならなかった。
しかし、今度は違う。
今、目の前の少女は助けられる、その希望となるものが此処にこようとしている。
それは、今まで誰一人としても成すことのできなかった、男は心を奮わせた。
たった一人の力で、世界は変わるのだ。と。
そして、男は決意する。
この世界を、こんな裁かれることも許されないような法なんてぶっ壊してやる。と。
『僕が……変えてやるんだ』
お読みいただき有難うございます!!
すれ違い。そんな簡単に解決出来ることで何れだけの命が散ってきたことか……
そして、ある男は……法を変える。そう決断したようですね。
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
フランが思い付いた、マリーの愛称とは一体……
では、また次回~