東方赤ずきん(完結)   作:ちゃるもん

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投稿です!!

頭が働かない……

では、どうぞ!!


▲ 伝えるために

「どうかなさいましたか?フラン様」

「美鈴……あのね?この館の拷問部屋について教えてほしいんだけど」

「……そのお願いにはお答えできません」

「なら、命令よ。この館の拷問部屋について教えなさい」

「畏まりました」

 

 

美鈴から話を聞き終えたフランドールは自室へと戻ってきていた。

美鈴の話を纏めるとこうだ。

 

主に吸血鬼を拷問するために作られている。

その部屋の事は一部の存在しかしらない。

約二百五十年前に拷問ではなく、監禁されていた存在がいた。

しかし、その存在はいつの間にか外へと出てきていた。

 

そして、その存在が……

 

「私……」

 

フランドール・スカーレット

 

「これを、お姉様が言っていたら分かりやすいんだけど……でも、美鈴は何で私が監禁されているのかを知らなかった。まあ、理由はお姉様が言った『狂気』よね」

 

フランドールはベットへと倒れこみ、自分の右手を見る。

 

「『ありとあらゆる物を壊す』『狂気』……手がつけられなくなって監禁した。でも、そう考えると今の私はどうなるの?何故私は今此処にいる?」

 

この場合三つの仮定が考えられる。

一つ目は、私が勝手に出てきたところを封印。

二つ目は、私から『狂気』がなくなったのを確認することができた。

三つ目は、第三者の介入により、何かしらの方法で『狂気』を対処できた。

 

フランドールはここまで考えると、大きく溜め息を吐いた。

 

「二つ目はない。美鈴が食事なんかを運んできたのに気付かないわけがない。一つ目は絶対じゃないけど可能性は低い。お姉様が私の能力に対策をとらないはずがないもの。だとしたら消去法で三つ目になるんだけど……」

 

フランドールは立ち上がり、ずきんを被った人形を持ち上げた。

真っ白なフードと真っ赤なフード。

 

「まさか……マリーちゃんがね……………………………マリー?」

 

マリーとはいったい誰だ?

何で私は知らない名前を知っている?

何故?何故?何故?

 

「あ、ああ……マリー……マリー……マリーちゃん……」

 

 

 

何重にも張られた壁が波のように崩れ去っていく。

 

 マリー 私をあの暗闇から救ってくれた大切な人。

 

その奥には一人の少女。

 

 マリー 私を孤独から救ってくれた大切な人

 

フードが特徴的な一人の少女。

 

 マリー 私が殺した……

 

沢山の情報と流れ込んできた、フランドールの最初の友達。

 

 マリー・マルタン

 

 

 

どうして忘れていたのか、どうして忘れるなんて真似をしたのか。

 

「マリー……マリーちゃん……ごめん、ごめんね……ごめん、なさい……」

 

二つの人形を胸に抱き、踞る。

涙を流し、ひたすらに謝る。

 

フランドールの瞳から流れた涙が、マリーの人形にこぼれ落ちた。

 

パリンッ

 

そんな音が部屋を……否、世界に響く。

 

「行かなきゃ……マリーちゃんの所に……行かなきゃ」

 

フランドールは走り出す。自らの手で殺した少女に謝るために。

 

孤独から救ってくれて、ありがとう。そう、伝えるために……

 




お読みいただき有難うございます!!

少し無理矢理過ぎましたかね?
まあ、何にせよフランドールがマリーの事を思い出しました。

誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。

皆さんも風邪には気を付けて。

ではまた次回~
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