東方赤ずきん(完結)   作:ちゃるもん

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投稿です!!

選択?なにそれ美味しいの?

では、どうぞ!!


▲ 私の我儘

「ほいよ」

「凄い……あんなに飛んでも付かなかったのに……」

「まあ、それが私の役割みたいなものだしねぇ。さあ、さっさと行きな。急いでるんだろう?」

「お姉さん。ありがとう」

 

舟の上で手を振るお姉さんにお礼を行って、私は先を急いだ。

道は一つだけで、さっきのように邪魔をしてくるモノもいなくなっていた。

 

そして、見えてきたのは大きな建物。

私は考えもなしにその建物へと突入した。

 

部屋は暗い。吸血鬼の視力をもってすら自分の手すらも見えないほどに。

兎に角進もうと、手探りで壁を探そうとした、その時だった。

小さな青白い明かりが近付いてくた。足音は二つ……敵だったら。と、レーヴァテインを呼び出す。

 

だが、その必要はなかった。

 

「待っていたよ。フランドール」

「貴方は……」

「ああ、君を呼んだ張本人。あの鏡に映っていた者だよ。名を羅闍と言う」

「フランドール・スカーレットよ。マリーはどこ?無事なの?」

「まあ、無事ではないかな」

 

気が付けば、私は羅闍と言う男に斬りかかっていた。

しかし、羅闍はその手に持つ刀を抜くこともなく、いとも容易くいなして見せた。

 

「まあまあ、落ち着いて。死んでいるんだから無事なわけないでしょ?」

「……ッ!!」

 

そうだ……私は……私が、この手で……マリーを殺したんだ…………

いや、そうだとしても……私は

 

「えっと、怒る権利がーとか会うなんてーとか思ってるんなら、そのまま回れ右して帰っていいよ」

「ふざけないで。って、堂々と言いたいところけど……貴方の言う通り、私にはマリーの為に怒ることも、泣くことも、会う権利もない。だから、これは私の我儘。私はマリーに会いたい。会って伝えたい言葉があるの」

 

そうだ、私はマリーに会いに来たのだ。ありがとう。ごめんね。たっくさんこ言葉を伝えるために……この場所に!!

 

「うん。流石は僕の力を打ち破っただけのことはある。さあ、案内しよう」

 

羅闍は刀の先を地面にコツンってぶつける。すると、目映い光と共に闇が晴れ、まっさらな平原に私と羅闍……そして………………

 

『久し振り。フランちゃん』

「ぁ……ひ……ひさしゅ…………ひさしぶり……マリーちゃぁあん!!」

 

真っ赤なフードを被った私の親友がそこにはいた。

 

 

 

 

涙を流し、色んな事を話すフランドールとそれを楽しそうに聞くマリー。

 

そろそろ……かな……

 

「フランドール、マリー。ちょっといいかな?」

「……時間、ですか?」

 

話をしている二人に近寄り、話し掛ける。そして、マリーの返事に何かを察したのかフランドールはマリーの手をぎゅと掴んでいる。

 

「まあ、時間と言えば時間だね」

「そう……ですか。フランちゃん、もう行かないといけないみたいだから……」

「その前に……マリー、君は生きたい、生き返りたいかい?」

 

唐突な僕のふざけた問にマリーは首を傾げる。

 

「出来ることなら、そうしたいですかど……生き返れたとしても肉体もないし、そもそもこのまま私は地獄に行くはずですよね?」

「そうかそうか……生き返りたいか……フランドール。マリーを生き返らせてあげよう。僕との条件を飲んでくれたたね」

 

フランドールは頷く。

 

「分かった。私に出来ることなら何でもするわ」

「そうかい。なら、マリーの事をよろしく頼むよ?」

「へ?それだけなの?」

「ああ……それだけだ。さてと、上にばれる前にさっさとやってしまいますかね。それじゃあ、バイバイ」

 

二人に手を振る。

そして、平原は無くなり、元の暗い部屋には僕一人。いや、違うな……此処からが本当の修羅場だ。

まあ、引っ掻き回すだけ引っ掻き回すんだけどね。

 

十人の人影が僕を囲むように佇んでいた。

 

 

 

 

目が覚める。

ベットの上だ。

隣には懐かしい暖かみ。

私はその暖かさを一生離してやるもんかと、強く、強く、抱き締めた。

 

 




お読みいただき有難うございます!!

助けたいのに、条件を出すって言うのがどうしても頭の中で?になったんで無条件です。
一応、引っ掻き回すだけ引っ掻き回す。このために生き返らせたと思ってください。

誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。

自分の立場も、何もかもを捨て去って、君を救ってみせよう。

では、また次回。
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