今回もマリー側のお話となります。
美鈴とかの心中を書かないのは使用です。なので、その辺りも想像しながら読んだら面白いと思います。まあ、出来るだけ補足はしていきます。
では、どうぞ!!
「うん!だって私の自慢だもの!!」
私は胸を張って吸血鬼さんに答える。
この真っ白なずきんが『ずきんちゃん』と私を引き合わせてくれたんだもん。大切じゃないはずがない。
『…………』
?どうしたの『ずきんちゃん』?
『何でもないよ。マリー。それよりも吸血鬼さんが話をしたいみたいだよ?』
「さて、まずは自己紹介といこうじゃないか。私はこの紅魔館の主『レミリア・スカレーット』だ。で、そっちが門番の」
「『紅美鈴』です」
「よろしくね。レミリアちゃん、メイリンちゃん!!私はマリーだよ!マリー・マルタン!」
「ふふ……レミリアちゃん、か。ああ、よろしく頼むマリー」
『ずきんちゃん』!私の名前を呼んでくれた!!呼んでくれたよ!!
『うん!!よっかたねマリー!!このまま一杯友達ができるとイイネ!!』
うん!!
「さて、自己紹介も終わった所で本題に入ろうじゃないか。ああ、そう言えば立ちっぱなしだったな。すまない」
レミリアちゃんが右手を上げてパチンッと指をならす。そしたらレミリアちゃんの対面に一つの椅子が出てきた。
凄い……凄いよ『ずきんちゃん』!!あれって魔法なのかな?
『じゃないかな?マリーも使えたらいいのにね。ね?』
そう!!そうしたら箒に乗ってね、お月さままで飛んでくの!!
「さ、座るといい」
私はレミリアちゃんに促され椅子に座った。椅子は家の椅子みたいに固くなくとても柔らかかった。
今日だけで一杯驚きだね!!
『大丈夫?高さとか……』
もう、『ずきんちゃん』は心配性だな~大丈夫だよ。ありがと。
「ふふ……お気に召したようで嬉しいよ。でだ、マリー。君は何故この館に来た?いや、そもそもどうやって辿り着いた?」
「え?う~んとね?何だか呼ばれた気がしたの。でね、呼ばれた方向に向かって歩いてたら着いたの」
「そうか……因みにこの館の周辺には侵入者が来たら直ぐに分かる魔法が張られていてな?それに加え、後ろにいる美鈴は気と言うモノを読み百人単位で来ても敵の数が正確に分かるのだが……そして極めつけに……私の能力でお前を視ることが出来ない。いや、正しくは答えが出てこないんだ。まるではぐらかされるように、焦らされるように、騙されているかのように……な」
「???」
「……その様子だと自身でもわかっていないようだな……」
『ずきんちゃん』……分かる?
『う~ん多分だけど、マリーが持つ力、能力が原因じゃないかな?』
能力?
『そう。私から教えても良いけど……出来るだけ自分で気付けるように頑張ってね』
『ずきんちゃん』が言うなら頑張ってみる!!
「何かね、『ずきんちゃん』が私の持つ能力が原因かもしれないって」
「…………そうか。マリー。外はもう暗いから泊まっていくといい。美鈴、確か一階の左側、手前から二つ目が空いていたわね。そこへ通しなさい。続きは夕食後にでも話しましょう?」
・
レミリア・スカレーットが通した部屋は、あの部屋のすぐ近く。そのまま二階に上がってしまえば手探りでも探せる場所にある。
これは、レミリア・スカレーットにとって一種の賭けとなり、マリー・マルタンがこの場所に来るきっかけとなる。
この選択は本当に正しかったのか……それはマリー・マルタンにもレミリア・スカレーット本人にも未だ分からない。
お読みいただき有難うございます!!
マリーの能力とは一体……そして、レミリア様の賭けは一体何を引き起こしてしまうのか……
あ、因みにと言うかお察しの通り咲夜さんは出てきません。申し訳ない……
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
明日には『あの狂る』の最新話を投稿できると思います。
それと『弱いから』の最新話を投稿いたしました。
よろしければそちらも。
では、また次回~