マリー側の別キャラSIDEの場合は「■」を使わせていただきます。
今回は美鈴&レミリアSIDEです。
では、どうぞ!!
美鈴に案内されマリーは今日私が泊まる部屋へと案内された。
部屋の中は館と同じで赤を基調にした部屋に豪華な家具が立ち並んでいた。
「わぁ~スゴいねメイリンちゃん!!真っ赤で『るびー』みたいだよ!!」
「ルビーですか?うーん……確かに綺麗ではありますが……ルビーほど透き通っているとは」
「ええ~!綺麗だよ!?真っ赤な真っ赤な『血』みたいで」
そう答えたマリーに対し美鈴は体が強張る。マリーの言葉に対して……ではない。
一瞬……一瞬ではあったが美鈴は見たのだ。その目で、しっかりと―――
―――血の固まったどす黒い赤に染まったマリー・マルタンの姿を、しっかりと、その目で。
(今……確かに……)
さっきの光景と、今の何も変わらない真っ白なマリー・マルタンの姿に困惑する美鈴。
目を擦っても、目の筋肉を解してみても、どれだけマリー・マルタンを見詰めても……そこには可愛らしく首を傾げ不思議そうに美鈴を見つめ返す少女の姿しかなかった。
(……一応、報告しておきましょう。もしかしたら……妹様と同じ狂気を持っているかも知れないですし……)
「では、私はこれで失礼させていただきます。何かあれば近くの妖精メイドなりにお申し立てしてください」
「はーい!!」
マリー・マルタンは美鈴の言葉を聞き終えるなりベットへと飛び込んだ。その仕草や表情は年相応のものではある。あるのだが、先程の光景を見てしまった美鈴はどうしても笑うことも、微笑むことも、唇を持ち上げることすらも出来なかった。
・
部屋の中で従者の言葉に頭を捻る館の主、レミリア・スカーレット。
「美鈴……本当なのね?」
「はい。一瞬の事ではありましたが確とこの目で」
美鈴の持ってきた情報が確かなのかをもう一度確かめ、頭を抱える。
そして数秒の後、レミリアは獰猛な笑みを浮かべながら目を見開いた。その瞳は先程のまでの真紅の瞳とは売って変わって透き通る深海の呑み込まれそうな蒼い色をしている。
レミリアの瞳の色が変わって数十秒。彼女の瞳はスゥと真紅の瞳へと戻った。
「……やってくれるじゃないか……人間」
「見れたのですか?」
「ああ、ただし視れたのは……過去。それもマリーについては真っ黒い靄が掛かって姿が見えないと言うオマケ付きだ。吸血鬼に対してここまでの影響を及ぼすとは……まあ、能力だけだったら構わなかったんだが……美鈴、私は驚いたよ。あの幼さにして…………一つの村を何の抵抗も許さず壊滅させるなんてね」
レミリアは獰猛な笑みをより一層強め呟いた。
「私はマリーが欲しくなった……美鈴、奴を館から出すな。出来るな?」
「御意に」
「ああ、吸血鬼すらも騙すことが出来るお前は一体何なんだ?何故その真っ赤に染まった体を隠そうとする?お前は……お前なら、フランをあの狂喜から助ける事が出来るのか?」
教えてくれ。
最後に呟いたレミリアの言葉は小さく、闇に呑まれていった。
お読みいただき有難うございます!!
マリーは何故隠すのか……その真っ赤に染まった体を……
吸血鬼すらも騙すマリーの能力とは一体……
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
次回、フランかマリー、どっちかのSIDEを進めます。
では、また次回~