魔法少女リリカルなのは〜異世界の守り人〜   作:なの☆なの

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初投稿作品です。どうか暖かい目で見ていただけると嬉しいです。
それではプロローグの始まりです。




プロローグ~意思~

 

 

「やっと追い詰めたぞ!オブシディアン!!」

 

俺は眼前に立ちはだかる男に剣を向ける。

それでも男の表情が変わる気配はない。

それどころか不敵な笑みさえ浮かべているではないか。

 

「なにが可笑しい!状況は貴様にとっては不利なはずだ!逃げ場も武器も失ない、追い詰められてこうして俺に剣を向けられてるんだぞ!なのにどうして笑っていられる!!」

 

ここに来る間に幾度もの剣戟を繰り広げ、互いに犠牲を出しながらもここまで追い詰めた。

だからこそ不敵に笑う男を俺は理解出来なかった。

 

「笑わずにいられると思うのか?お前は追い詰めたと言ったな。それは違うんだよ。私は自分の意思でこの場に向かっていたのだよ。最初からな。」

 

「なん…だと…!?」

 

「この場所がどういうところが貴様は理解出来るであろう?守り人-クロッサー-の1人である貴様ならな。」

 

男の後ろには巨大な扉‐D.ルーム‐と呼ばれるものが存在している。後ろだけではない、この場所自体が101つあるD.ルームの保管場所であるため一面に扉が存在している。

 

「D.ルームはこの世界と異世界を繋ぐ扉だ。どの扉がどの世界に繋がっているのかは知らないが、扉をくぐれば必ず他の世界に行くことが出来る。しかし、扉を開けられるのは俺と同じクロッサーとしての力を持つものだけだ!

力のないお前には扉を開くことは出来ない。つまり、逃げ場がないと同じことだろう!!」

 

そう扉はクロッサーが持つ特別な力で封印されている。101人いるクロッサーがそれぞれ1つの扉を守っているため、封印は強固なものだ。

その封印を解くには、クロッサー自身が力を開放するか、クロッサーを殺し、それに対応する力を消す以外ない。…だがこれには無理があるのだ。

まずクロッサー自身が力を開放することはありえない。扉を開ける意味など生きているうち存在しないからだ。そして、クロッサーは聖の力を受け継ぐ者達である。

この聖の力は人の力を弱め、心を清める性質を持つため人ではこの力の前に抗うことはできないのだ。人であれば。

 

「……やつは自分の意思でこの場所に向かったといった。この場所はクロッサー以外には何の意味もない場所だ。

扉をくぐるならまだしも、クロッサー以外に封印は解けない…ならなぜ…?」

 

その時、D.ルームの一つが開放された。

 

「なっ!?馬鹿な!クロッサー以外にこの扉は開けられない!開けるのならクロッサーを殺すしかないが、人であるものにクロッサーを殺すことは……まさか!?貴様は!」

 

「そのとおりだよ!わたしは人などではない。

この世に生まれ落ちた怪物-ブラッド-だよ。」

 

怪物‐ブラッド‐それはこの世界に巣くう魔の存在。

人を捕食し、絶望と破壊をもたらすもの。

それはクロッサーにとっても例外ではない。

人でない異形のものには、クロッサーの聖の力も発揮できないのだ。

 

「殺したのか?守り人-クロッサー-を。俺の仲間を。」

 

目の前の男は何も言わなかった。だが顔を見れば答えはわかった。不敵な笑みを一切変えないあの顔を見れば。

 

「貴様ぁぁ!!!」

 

俺は強く握った剣を力の限りで振り下ろす。怒りをぶつけるかのように、仲間の無念を込めて。

 

「うおぉぉぉぉ!!!」

 

だが、その剣は男に届かない。

 

「扉は開いた!!!私は異世界へと出向き、理を変える!全てを我らブラッドの世界に!」

 

そう言って男は封印の解かれた扉の中へと姿を消した。

大きな高笑いと共に。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

2日後、死んだ仲間の葬儀が行われた。

そいつの名は「ソイル・リーバイス」最年少のクロッサーだった。

 

善行こそが人を正しく導けると本気で信じ、仕事を全うしていた少年で最年少でありながらも信頼が厚く、ベテランに負けないほどの力を持っていた。

時折見せる幼さもクロッサーや民の間では人気の秘訣だった。そんな子が、

 

「将来有望な子だったのにな。」

 

歯痒かった。仲間を殺させてしまったあげく、オブシディアンも異世界の扉の中に逃がしてしまった。

なにも出来なかった力のなさを呪った。

 

「くそっ!おれがあの時にやつ。仕留められれば!」

 

悔いることしかできない。…いや、悔いてばかりじゃいられない。ソイルのためにも、逃がしてしまったオブシディアンをこの手で。

そのためには俺もあの扉に。

 

「まずはあの扉がどこの世界に繋がってるのか確認することから始めなきゃな。…よし!!」

 

俺の決心は固く、早かった。

 

 

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「ソイルの守っていた扉の世界はどこにつながってたんだ?97番扉か。…魔法少女リリカルなのは?」

 

魔法という力で人々を守るか。

なるほどな。魔法という概念が存在する世界か。

なかなかに大変そうな世界じゃあないか!

 

「第97管理外世界?ここに扉が繋がってるのか。

資料だと、ミッドチルダってとこになってるんだがな…

まあ、いいさ!まずは行って見てからだな!」

 

装備も万全。出撃の準備はできた。

 

「ソイル。お前の仇は必ず討つ。…待ってやがれよ。オブシディアン!!今、俺が行くぜー!」

 

こうして俺「レッド・バーミングス」は、魔法少女リリカルなのはの世界へと旅だったのだ。

様々な思いを胸に秘めて…

 

 

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~次回予告~

 

レッドが降り立った場所それは、第97管理外世界

-地球-と呼ばれる場所だった。その中でも自然や海に囲まれた素敵な町-海鳴市-でレッドは運命との邂逅を果たす。

魔法少女リリカルなのは~異世界の守り人~

第1話「運命の選択!彼女の名は。」

~私は高町なのは。~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





最後まで読んで下さり有難うございます!
最後まで完結させたいので頑張っていきます!
不定期での更新ですが、なにとぞよろしくお願いします!
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