魔法少女リリカルなのは〜異世界の守り人〜   作:なの☆なの

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遅くなりましたが第1話投稿です。
ぜひ読んてみてください。
基本的に1話1話はそこまで長くないんです。

それは偶然なのか、それとも必然なのか。突如彼の前に現れたのは白いジャケットに身を包み、金色の杖を構えた1人の少女の姿だった。この出会いが一つの大きな事件の幕開けだとも知らずに…
魔法少女リリカルなのは〜異世界の守り人〜
始まります。


第1話「運命の選択!彼女の名は。」

 

 

D.ルームの中は見渡す限りが白という殺風景な場所だった。しかし、まるで母の愛に包まれているかのような安心感が存在していた。

今から向かう場所もわからなくなるくらいに…

考えられなかった。

思考するという事が出来なくなる。

俺は抗うことをやめ、そっと目を静かに閉じた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

目を覚ました時には白い殺風景な場所とはおさらばしていた。俺はここで初めて声を挙げられた。

 

「ここは…どこだ?…んん?公園かここは。」

 

あたりを見回すとそこには何本かの外灯に薄暗く照らされる公園が。奥の方には林も茂っているようだった。

 

「確かD.ルームに入ったら白い空間の中で、そん中で眠って…そしたら…そうか。着いたのか。」

 

この時に実感したんだ。D.ルームの白い空間から出た先、それがあの扉の出口。すなわち「魔法少女リリカルなのは」の世界だって事を。そして、ここから本当の戦いの始まりだって事が。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「まずはこの辺の捜索からかなー。今は夜だし人通りも少なそうだ。ただ、あまりにも静かすぎる気もするがな。」

 

そう。静かだったんだ。風の音も、虫の鳴き声さえも、あるゆる音という概念が消え去ってしまったようだった。

 

「不自然すぎる。こんな、何一つ音がしない何てありえるのか?……まさか、これ気配遮断なんじゃ!?そうなればここは結界内。つまり何かを閉じ込めてるってことか…?」

 

ガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサ

 

「なんだ、いきなり音が!?…林の方からか!」

 

予想は的中した。林の方へと振り向くと全身が黒に染まった人ではない何かが飛びだしてくるのが見えた。

異形のモノは俺を視界に捉えるとものすごい速さでまっすぐ向かって来た。

 

「!?こっちに来るのか!星彩!」

 

臨戦態勢をとるために俺は右手に刀を召喚した。

 

「まだ距離はある。ここで落とす!月華抜刀術…薔薇!」

 

右手に据えた鞘から左手で刀を引き抜き、その衝撃から生まれた横一文字を異形のモノめがけて放つ。

互いのスピードは揺るがず、真正面からぶつかりあった。

 

「やったか!?」

 

しかし、異形のモノは怯むことなく俺をめがけて飛んで来た。回避しかない!頭ではわかっていたが間に合わない。

 

ガキィィン!!!!

 

「クッッ、うぅッ…ッ、ンンッ!」

 

とっさの判断だった。星彩を構えて防御をとり、このまま受け止めたのだ。だが、その負荷は計り知れずこちらが一方的に押される形となってしまった。

 

「だ、だめだ!抑えきれねぇ…っ!!ぐわー!!」

 

勢いに負け、俺はそのまま刀ごと後ろへと吹き飛ばされてしまった。

全身に痛みが走る。

軽く血も出ている。

腕に痺れも感じている。

この瞬間にD.ルームから来たこの世界が自分たちの世界と何一つ変わらない死という概念が存在すると実感した。

恐怖だった。人には力を行使出来るクロッサーだが、それ以外は人と対して変わらないのだ。それを実感してしまった。

 

「死ぬのか?ここで?…こんなところで?」

 

そんなことを考えてしまっていた。それほどに恐怖という感情に縛られてしまっていた。

異形のモノはまたこちらに視線を向けている。「次で仕留める」そんな目を向けていた。

 

(構えなきゃ。また次がくる。!?腕が動かない!なんでだ…動け!動け!)

 

脳の命令も体は受け付けてくれない。完全に死を待つだけの木偶の坊と化している自分がそこにはいた。

 

(死ぬわけにはいかない!ここでやるべき事があるんだ。そのためにオレはこの世界に来たのに!!)

 

ギュロゥオオオォオォォォォォォグォオォ!!!!

 

叫び声を挙げながら異形のモノは俺へ向かってきた。

このままでは本当に死が待っている。

 

「ダメだ!まだ死ねない!死ぬわけには…行かないんだぁぁぁぁ!!!!」

 

「ディバイン、シューター!」

 

どこからか機械音の様なものが響く。とその後にピンク色に光る球体が異形のモノに激突した。

 

グュアオウグュアァアァァァ!!!

 

奴ははじめて怯んだ。その後も何発か同じ球体が異形のモノに着実にダメージを当てていた。

 

「効いているのか?じゃあ、あれは攻撃?一体誰がどこから…」

 

「ディバイン、バスター。」

 

さきほど聞こえたのと同じ機械音が違う音声を発しているのが聞こえた。その瞬間、上空からピンク色に光る一筋の光線が降り注いだ。それは異形のモノへ命中し、一撃で形を奪いさった。

そして、ダイヤ型の宝石のようなものが露出していた。

 

「…何だったんだ?今のは。それにこれは…?」

 

「触っちゃダメです!」

 

「えっ!?」

 

今にも触れそうだった手をとっさに離す。

 

「それ、結構危ないものなんです。お怪我はありませんでしたか?」

「えっ?まあ、大したことは…」(全身痛いですけど…)

 

「それなら良かったです。今は封印するんで待ってくださいね。」

 

彼女はそういってダイヤ型の宝石に何かをしていた。あとから聞いたらシーリングという力を封じる作業だったらしいな。

 

「これで完了だね。ユーノ君!」

 

「ああ、この付近にはもう反応はないよ。なのは」

 

「良かった!それにお兄さんも。ごめんなさい巻き込んでしまったみたいで…」

 

「巻き込んだ…?じゃあ、この結界みたいなものを作ったのは君ってことかい?あ、えーッと…」

 

「あ、私は高町なのは。なのはでいいですよ!よろしく。」

 

そう。これが俺とこの世界の魔法少女であるなのはとの最初の出会いだったんだ。

 

 

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〜次回予告〜

 

なのはとの邂逅により、今の状況を知るレッド。

しかし異形のモノ相手では彼の力は遠く及ばない。自身の苦悩と恐怖に向き合い、答えを出す時。それはレッドに新たな力を覚醒させた!

魔法少女リリカルなのは〜異世界の守り人〜

第2話「覚醒の鼓動!今、力を手に。」

〜人を守るために俺はこの力を使うんだ。〜

 

 





こんな感じで第2話は幕引きです。この出会いが起こす事件とはなんなのか。
次の投稿がいつになるかわかりませんが、よろしければ引き続きご愛読よろしくお願いします。
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