インフィニット・ストラトス ~ぼっちが転校してきました~ 作:セオンです
これから忙しくなるのでなかなか更新できないと思いますが、できるときにやりたいと思いますので、ご配慮してくださると嬉しいのと同時に、これからもよろしくお願いします。
という訳で文化祭はこの話で終りだと思います。
きっと、たぶん、maybe。
何で英語使ったんだ…。
まぁ、そんなことはいいとして、皆さんの応援のお陰でここまでこれました。
では、第17話どうぞ。
休憩がちゃんととれず、そのまま教室に戻った八幡を待っていたのは、シャルロットとラウラからの尋問だった。
いやいや、俺なんもやってなくね?
おかしいよね。
だからそんな怖い顔しないでくれませんかね。
「八幡、織斑先生に呼ばれてたけど今度は何したの?」
「嫁よ、私はいくらでもお前を待つぞ。」
ちょっと待て、何で俺が何かした前提で話が進んでるの?
そんなに俺って悪く見えるの?
目?目が原因なの?
それにボーデヴィッヒさん、さりげなく健気アピールはいらないから。
あざとさマックスだからね?
どこのいろはすだよ。
あれ?いろはすって誰だよ。
まさか俺の頭の中にはもう一つの世界の記憶が…!?
…中二病乙。
「違うぞ。俺はなにもやってない。」
「犯罪者は大抵そういうんだよね。」
「嫁よ、正直に言え。」
だから怖いって!
特にボーデヴィッヒさん、あなたの言え、は言わなきゃわかってるだろうな?みたいな意味絶対含んでるよね?
って言うかさっきから二人の当たり強くね?
嫌いなのはわかったからそんなに俺のHPごりごり削るのやめてくれない?
「じゃあ織斑先生にでも聞けよ。」
八幡はそう言うと仕事に戻っていく。
ヤダ、俺ってば仕事しようとしてる!!
社畜適正高すぎなの!?
やだなぁ…誰か養ってくれないかな~。
目を腐らせながら、仕事場に戻ると、お客が何人かこちらを見て驚いていた。
あ、眼鏡するの忘れてた。
っベー、これ通報されるパターンだわー。
口調おかしくなっちまったよ。
って言うか自分で言っててなんだけど、通報されちまうのかよ。
虚しい…。
そう思っていたのだが、周りの反応は八幡が思っていたより酷いものではなかった。
いや、色んな意味で酷いものかもしれないが。
「比企谷くんだ。」
何だよ。
俺いちゃダメなの?
「あの目って自前なのかな?」
自前ですが何か?
さりげなくディスるの?
「あの全てを蔑んだような目が?」
別に蔑んでねぇよ。
腐ってるだけだ。
…自分で言っちまったよ。
「もしあれが自前なら、私罵って欲しいかも…。」
俺にそんな趣味はないからね?
と言うかあなた、病院いった方がいいよ。
「私はそこまでMじゃないから別にいいかな。」
とか言いながら期待を込めたような目を向けるのやめてくれません?
めっちゃ可愛いから。
と言うか見つめるなよ。
「って言うか私はいちはちがみたいなー。」
おい、頭の中腐ってんじゃねぇの?
それ誰得だよ、マジで。
「あ、私も見たい!」
おい、腐ってるやつもう一人いたぞ。
怖い、ほんと怖い。
何が怖いって、あの顔はもう妄想の世界に入って俺の身が危険なことになってるってわかるぐらい怖い。
何言ってんのかよくわからんくなったな…。
一人一人に突っ込みを入れながら脳内で遊んでいると、一人の客がすいませんと手を上げているのに気がついた。
八幡はスルーしようとしたのだが、八幡しか気づいてないようだったため、自分がいくことになった。
「ご注文をお伺いします。」
「あ、目が…。」
おい、何だよ。
途中で切るなよ。
傷ついちゃうだろ。
八幡は心の中だけに止めるつもりが、つい口に出てしまっていた。
「目はデフォルメだ。それより注文早くしろよ。」
不味いと思ったときには、もう遅かった。
げっ…これ土下座ですか?
土下座やればなんとかなりますか!?
ヤダ、八幡くんってば土下座のことしか考えてない!!
いや、謝る基本は土下座じゃないの?
違う?
内心焦っていると、八幡の予想外の出来事が起きた。
「あ、あの、もっとそんな感じで接客してもらっていいですか?」
「は?」
え?どういうこと?
このままでいいの?
いや、確かに普段使わない言葉使ってたから、楽できるのはいいけど…。
「ほんとにいいのか?」
「はい!!って言うかこれからずっとそれでお願いします!!」
「お、おう。」
戸惑いつつ、いつも通り振る舞おうとする八幡を見て、そのお客は目を輝かせながら何故か興奮していた。
危ない人じゃないよね?
俺が言えることじゃないけど。
「とりあえず早く注文してくれ。」
「はい!!八幡様!!」
「は?八幡様?いや、様いらないからね?」
「わかりました、八幡様!」
いや、わかってないよね?
何、君は難聴系なの?
え、何だって?が口癖なの?
やめとけ、いつか痛い目見るぞ。
そんなことを思いつつ、注文を聞くと、その場から立ち去っていく。
すると、次の場所から声が上がる。
「すいません。」
おい、誰か行って上げろよ。
って言うか織斑どこ行ったんだよ。
…何あーんとかしちゃってんだよ。
爆発しろよ。
八幡は一夏が客にサービスしているのを見ながらそう思い、声が上がった席までいく。
「ご注文をお伺いします。」
「あ、あの。」
「何でしょうか。」
「私もあの人たちのように接客してもらっていいですか?」
「いえ、これはサービスというわけではないのですが…。」
「そう…ですか…。」
え、何でそんな悲しそうなの?
そんなにして欲しいの?
肩肘張らずにできるから俺的には別にいいけど、接待としては最悪じゃね?
そんなことを思っていると、クラスメイトの一人がこそっと耳打ちしてきた。
「いいんじゃないかな?やって上げなよ。」
八幡は耳にいきなり生暖かい息をかけられ、驚いたのとぞわっとしたため、少し震えてしまった。
ちょっといきなりはやめてくれない?
こそばゆいから。
耳弱いから。
いや、マジな方で。
八幡は気だるげにため息をひとつつき、いつも通り振る舞うことにした。
めんどくさいけど、敬語使うよりかは疲れないからな。
しょうがなくだぞ。
「で?これでいいのか?」
急に話しかけたのが悪かったのか、女性客の肩が跳ねる。
それと同時に八幡の顔を眺め、顔を綻ばせた。
「はい!!」
「んじゃあさっさと注文してくれ。」
「じゃあ、これをお願いします。」
「わかった。」
思いの外好評だった普段通りの接し方が意外で八幡は少し驚いたが、新鮮だからだろうな、と八幡は勝手に結論付けた。
と言うか、何でたまに顔を赤くしたりする人いるの?
怒るくらいなら最初からやれとか言わなきゃよかったのに…。
それに、何でデュノアとボーデヴィッヒはさっきから睨んでんだよ。
やりにくいし、怖いからやめて欲しいんですが…。
シャルロットとラウラは文化祭が終わるまで、八幡を眺め、顔を赤くして照れている女性客を無言で睨み付けていたことは、八幡は知らない。
その目はまるで、八幡は自分のものであると、訴えているようであった。
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「「「「かんぱーい!!」」」」
文化祭が終わり、教室で打ち上げを行っているのは八幡達のクラスだった。
全員コップを持ち、お菓子や出来合いの料理を食べて談笑していた。
「織斑くんの接客すごかったね!」
「確かに。手馴れてたよね。」
「あ、凄いって言ったら、比企谷くんもじゃない?」
「確かに~。」
え、俺凄かった?
マジか。
っベーマジ嬉しすぎっしょー。
あんま褒められたことないから、意外と嬉しいな。
でも…。
やっぱりこう言うのは苦手だ。
八幡は誰にも気づかれずに教室から出ていき、少しだけ騒がしい廊下を歩いていく。
その際、八幡の教室から、あれ、八幡は?と声がしたが、それを無視して寮まで歩いていく。
もう少しで寮に着くところで、見知った顔を見つけた。
八幡はその人を無視して中に入ろうとしたが、声をかけられたため、無視することはできなかった。
「比企谷。」
「…なんすか。」
「お前はこんなところにいていいのか?」
微笑みながらそう言うのは、千冬だった。
「えぇ。それに、俺はああいうことが苦手なので。」
「そうか。」
「では、おやすみなさい。」
「ちょっと待て。お前に会いたいというやつがそろそろ来るはずだが…。」
「誰ですか?」
そう言って、千冬の視線をたどっていき、そちらに体ごと向けると何かが勢いよくこちらに走ってきた。
「は?」
八幡は訳がわからず、逃げようとしたのだが、首根っこを千冬に捕まれ、それができなかった。
ちょっと?
織斑先生、生徒を見殺しにするんですか?
あれ、絶対ヤバイでしょ。
って言うか、走ってくるやつ誰だよ。
八幡はよく目を凝らして、千冬から逃れようとしながら走ってくるものを見る。
フードを被っていてよくは見えないが、人のような気がする。
いや、二足歩行で、しかも走れて、フード被れるって人間しかいなくない?
違う?
そんなことを思っていると、その人は八幡の前で立ち止まり、フードを取る。
フードを取ると、流れるような金髪が姿を表し、整った顔立ちの女性、ナターシャが微笑みながら八幡を見ていた。
「久しぶり、比企谷くん。」
呆気にとられ、呆然としている八幡はいまいち何が起こったのかわからずにただ立ちすくんでいた。
え?何でここにいるの?
あれ?帰ってなかったの?
自問自答するもいっこうになぜここにいるのか、さっぱりわからなかった。
「比企谷、呆然とするのはわかるが、一応相手は来賓だ。ちゃんと挨拶ぐらいしろ。」
「え、あ、はい。」
いきなり声かけないでくださいね、ビックリしちゃうから。
という事で、今後俺に声をかけるときはいきなり声をかけない事を徹底してくださいね?
勝手に心のなかで千冬にそう宣言し、ナターシャに挨拶のため、軽く頭を下げながら挨拶をした。
「うっす。」
そう言うと、なぜか千冬が頭を抱えていた。
え?俺なんかマズった?
おかしいな、ちゃんと挨拶したつもりなんだが…。
は?あれが挨拶じゃない?
バッカ、お前らも挨拶の時に、うーすって言うだろ?
それと一緒だよ。
…違いますね、はい。
ちゃんと挨拶しようかと思った八幡だが、し直すのも気恥ずかしかったため、しないことに結論付け無言を貫き通した。
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それからしばらくして、八幡は千冬とナターシャを連れ、自室に戻っていく。
いや、勘違いしないでね?
俺が帰るって言ったらついてくってファイルスさんが言うんだよ?
ほんとだよ?
…疑問符多いな。
心の中で言い訳を言いながらベッドに腰掛け、二人を椅子に座らせた。
「それで、ファイルスさん何でここに来たんですか?」
「え?比企谷くんとお話ししたかったからだよ?」
「それだけ、ですか?」
「うん、そうだけど?」
えー…。
めんどくさいんだけど。
早く寝たいんだけど…。
不機嫌さを全面的に出しながらだるそうにする八幡。
千冬はそんな彼の姿を見て、微笑むと立ち上がり、ナターシャへこう言った。
「ま、お前も今日は疲れただろう。ゆっくり休めよ。邪魔したな。」
そう言うと、千冬はナターシャの肩に手を置き、目だけで合図すると少しだけ納得していなさそうだったが、立ち上がる。
「また来るね。じゃあね♪」
ナターシャは八幡にウインクしながら投げキッスをして、立ち去っていった。
美人って様になるな…。
ハッ…何ですか、口説いてるんですか?
正直、結構来るものがありましたけど、僕に好意がないと思うので、からかうのは止めてください。
ごめんなさい。
…あれ?何でこんな台詞言ってるんだ?
やだ、何か怖い!!
八幡は先程の光景が忘れられず、誰にもいないにも関わらず辺りを見渡してしまった。
しまった、ここは誰もいなかったぜ。
何か恥ずかしいな…。
少し頭を冷やすため、洗面台へと向かおうとバスルームの扉を開けたとき、異変に気がついた。
あれ?誰かいるの?
え?強盗?
警戒しつつ、咄嗟に身を屈め身構える。
すると、シャワールームの扉が開き、中から一人の人が出てきた。
八幡はすぐに背後に立ち、右手に鬼星を持ち構える。
だが、なぜか声が出なかった。
「八幡くん、それ、しまってくれる?」
そう言ってこちらに顔を向けたのは、この学園の生徒会長である更識楯無だった。
え?何でここにいるの?
って言うか、その素晴らしい身体隠して!!
目のやり場に困るから!!
八幡はすぐに鬼星をしまい、その場にしゃがみこみ目を手で押さえながら謝った。
「すいません!!」
「八幡くんのエッチ。」
八幡が謝ると、楯無は彼の耳元で妖艶な声でそう囁き、息を吹き掛けた。
その行動に、八幡は耳まで真っ赤に染めると、シャワールームの奥の方まで進み、楯無から距離をとった。
ちょっと?
何してくれてるの?
それはヤバイから、いやマジで。
俺だって男なんだよ?
目は腐ってるけど。
…ほっとけ。
そうやって一人悶々としていると、部屋の扉の方から声がした。
「八幡?いるの?」
「嫁よ、いるなら返事しろ。」
…ヤバくね?
何でこんなにも不幸というやつは連鎖するんだ?
どっかの不幸体質な主人公じゃないんだから…。
そう言えばこの作者ってその話読んだことないんだっけ。
って誰に言ってるんだ俺は…。
というか、作者って誰だよ。
八幡はこれから起こるであろうめんどくさいことから目をそらしながら、最後にこう思った。
平穏に暮らしたい…。
それが今の八幡の心からの願いだった。
はい、少しのサービスカット?ありましたね。
八幡にですよ?
はてさて、これからどうなるのか作者である自分自身も楽しみです。
あ、後八幡が車に引かれた事は後々とある人物が関係してきますので、よろしくお願いします。
決して忘れていた訳じゃないです。
ただ、いつ出そうか迷っていたからです。
…言い訳ですね。
という訳でその人物は八幡のヒロインとなるわけですが、ヒントです。
生徒会メンバーです。
これだけでたぶんわかるのではないでしょうか。
後、誤字脱字があれば書き込んでください。
一応確認はしているつもりですが、あるといけないので…。
という訳でまた次のお話でお会いしましょう。