Fate/nolifeking 〜正義を目指す者〜   作:Fateアーカード

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どうもー!
お待たせして申し訳ございません!!
フェイトGOまさかの師匠ピックアップ!!沖田で消費した石のせいで全くガチャが引けませんでした!
無課金には辛いピックアップでした!
それでは2話です!どうぞ!


第2話 ノスフェラトゥ・アーカード

ーーーー闇の中を流れる。

我が主(インテグラ)に別れを告げ一体どれ程の時が経ったのだろう。

 

私は未だに何もない闇の中を流れているーー。

 

時間の感覚も、ここがどこなのかもわからない。

 

ただ一つだけわかるとすれば、この何もない闇の奥に、深く深く流されているという事だけだ。

 

だが、目的もなくただ流されているだけの時間も直ぐに終わりが来た。

 

「光…?」

 

そう、光だ闇の奥から目を覆い隠したくなるような眩い光が現れたのだ。

 

その光は、私に問いかける。

声ではなく、直接私の脳内に。

 

「聖杯戦争…?なんだそれは?」

 

光は続ける。

 

「ほぅ……数多の時代に生き、多くの伝説を残した英霊との闘争…勝利者にはどんな願いをも叶える聖杯の授与か…。」

 

「クククッ…悪くない悪くないぞ!良いだろう、その戦争に参加する事を承諾する。」

 

「新たな地、新たな主と共にその戦争必ず勝ち抜いてやろう!!」

 

私の答えを聞いた光は、さらに輝き私に聖杯戦争、そしてこれから飛ばされる世界に関する知識を与え私を飲み込んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ランサーの攻撃で身体のいたるとこが痛む。

 

でも、そんな痛みなど二の次にしてしまうほど、俺は目の前で起こった光景に目を奪われていた。

 

突如として現れた長身長髪の男、血のように紅いコートに身を包み、俺には到底理解できない魔術の術式を刻んだ手袋。

そして恐ろしくもありどこか楽しそうな目をした顔。

 

 

その男は俺の前で礼儀正しく膝を折り口を開いた。

 

「サーヴァント ガンナー 召喚に応じ参上した。

さぁ、命令(オーダー)を、我が主(マイマスター)。」

 

「え…?サー…ヴァント?マ…マスター?」

 

状況を飲み込めていない俺を見て、ガンナーと名乗った男は不思議そうな顔をしていた。

 

「サーヴァントは魔術師によって呼び出され、呼び出した者と契約を結び自らのマスターとする…と知識を与えられていたが…ククク…なるほどな、おまえも私と同じこの闘争に巻き込まれただけのイレギュラーか…」

 

イレギュラー?何を言ってるんだ?

 

「ちょ…何一人で納得してるんだよ!コッチにもわかるように説明してくれ!!」

 

「まぁまてマスター…説明は後だ…今は他に…」

 

途中で言葉を切りそいつは目線を蔵の外に移す、そうだ外にはまだあいつが、ランサーがいる。

 

「やることがある…ここで待て…あぁそうだ。」

 

男は悠々とまるで散歩に出るようにランサーの待つ戦場に歩き出す。

 

「さっきは便宜上ガンナーと名乗ったが、別に私の事をどう呼ぼうが構わん、私にとって名など余り意味をなさないからな。前の主にはアーカードと呼ばれいた。」

 

「アーカード…」

 

当然聞き憶えはない、だけどなんだろあの背中を見ていると、あの日自分を地獄の底から救い出してくれた、親父の背中と被る気がした。

 

「アーカードねぇ…突然自分の真名を明かすなんてふざけた馬鹿野郎だと思ったが、その名に心当たりはねぇな。テメェ…いったいどこの英霊だ!?」

 

「ククク…心当たりはない…か、そうだろうな私は英霊などと呼ばれるほど大層なものでも無いし、真名から己の正体を知られる恐れも無い。」

 

「なるほどな…真名をワザワザ明かしたのはそういうことか。まぁ、テメェが誰であろうとサーヴァントである以上は俺の敵には変わらねぇ。」

 

ランサーの周りを包む空気が一気に凍り付いた。

俺を殺そうとした時以上の殺気を纏っている。

 

「…っ!」

 

冷や汗が流れる、当然だこれ程の殺気を受けて怯まない者がいるわけがない。

そう…いるわけがない…はずだった。

 

「ククク…ククククク!!ハハハハハハハハハハ!」

あの男、アーカードは笑っていた。

 

「これが聖杯戦争か!楽しい楽しいぞ!こんなに楽しいのは久しぶりだ!」

 

「さぁやろうぜ槍兵!!早く(ハリー)早く(ハリー)早く(ハリー)!」

 

「ケッ!笑ってられるのも…今のうちだぁ!」

 

 

凄まじい音と共に一瞬でアーカードとの距離を詰めるランサー、アーカードは動けない。

 

「シェア!!」

 

ランサーの横薙ぎの一撃がアーカードを真っ二つにする。

 

上半身は蔵の入り口から闘いを見ていた俺の隣に投げ出され、下半身はその場に倒れこんだ。

 

「あ…アーカード!!!」

 

俺は飛んできたアーカードを抱き上げ呼びかける。

切り口からは大量の血が流れ出ている。

 

「ふん…デカイ口を聞くわりには大したことなかったな…しかしガンナーと来たか…イレギュラークラスだったんで楽しみにしてたんだがな…期待しすぎたか…。」

 

つまらなそうに槍に付いた血を払い俺の方に目線を向ける。

 

「おっと…何度も焦らしちまってすまねぇなボウズ。」

 

ランサーが歩み寄る、ダメだ今度こそおしまいだ。

 

「なぁに、心配はいらねぇさ直ぐに終わりしてやるよ。」

 

ランサーが俺の前で槍を構えた時、ランサーの後方で何かが起きやがった。

 

「え…?」

 

俺はまたも目の前で起きている現実を受け入れられないでいた。

起き上がったのは先ほど真っ二つにされた、アーカードの下半身だった。

 

俺の驚いた顔に気付き振り返るランサー。

 

「なに!?」

 

驚きの声を上げたランサーは、そのままアーカードの下半身によって蹴りとばされる。

 

「ぐうぅ!馬鹿な!どういう事だ!?」

 

ランサーも動揺を隠しきれないでいる、俺だって何が起こったのか理解できない。

 

そしていつの間にか抱えていた筈のアーカードの上半身はドロドロと血のように溶け下半身の上側に集まっている。

 

その血のような液体はやがて形を成し始め、

 

「素晴らしい速さと凄まじい一撃だ、槍兵。だが、貴様では私は倒せない、サーヴァントである貴様ではな。」

 

元の姿であるアーカードに戻った。

 

「再生だと…!チッ!化物め!!それが貴様の宝具か!!?」

 

「さぁな…だが仮にそうだとしても、サーヴァントでは化物()を打ち倒す事はできない。」

 

「化物を打ち倒すのはいつだって人間だ。」

 

そう言って懐から白銀の銃を取り出しランサーに撃ち放った。

 

「チィィ!!」

 

「454カスールカスタムオートマチックだ、一発でも当たればその御自慢のスピードも出せなくなるぞ。」

 

険しい表情で弾丸を横に移動しながら躱すランサー。

それを追うようにして銃を撃ち続けるアーカード。

 

地面を削りながら止まり、弾丸が来るよりも先にアーカードとの距離を詰めるため跳躍するランサー。

 

超スピードで向かってくるランサーに向けて、銃で激しく撃つアーカード。

 

「しゃらくせぇ!」

 

槍を巧みに回転させて弾丸を防ぐ、そして再びアーカードの目の前に現れる。

 

「はぁあ!」

 

ランサーの槍がアーカードを捉えようとした時。

 

「クハハ…」

 

突然アーカードが左手を横に上げた、その腕には白銀の銃とは真逆の黒鉄の銃が握られていた。

 

そして、素早く目の前のランサーに向けて、

 

引き金を引いた。

 

「ぐうぅぅぅぅう!」

 

間一髪槍で防ぐが、衝撃によりまた後方に吹き飛ばされる。

 

「なんなんだ?あの二つの銃は…」

 

銃に無知な俺ですらわかる。

銃身がデカすぎる、あんなものとても人間が扱える代物じゃないぞ。

 

「純銀マケドニウム加工水銀弾頭弾殻、マーベルス化学薬筒NNA9、全長39cm 重量16kg 13mm炸裂徹鋼弾 対化物戦闘用拳銃 。」

 

「ジャッカル!!」

 

「パーフェクトだウォルター。」

 

銃の製作者であろう者の名前を呼び、褒め称えるアーカード。

 

「ふぅ…わかったよ、どうやらテメェを殺すにはこっちも本気でやらねぇといけねえわけだな。」

 

ランサーの構えが変わる、槍は紅く揺らめき出す。

 

「あの構えは!?」

 

あれは校庭で見せた、あの時の構え。

 

「ほう…素晴らしい、殺気と魔力が槍に集まっている…さぁこい!槍兵!」

 

ランサーを中心に風が吹く。

 

「てめぇを殺るには、二度と再生できねぇようにその心臓を穿つしかねぇみてぇだな。」

 

「ーーーいくぜ!その心臓貰い受ける!!!」

 

刺し穿つ死棘の槍(ゲイボルグ)!!!」

 

放たれた槍は真っ直ぐにアーカードに向かっていく。

 

直様アーカードは二丁の拳銃で槍を撃ち抜き、起動を変えさせる。

だが、槍は変えた起動を逆戻りしアーカードの心臓目掛け突き刺さった。

 

「ゴフッ…ーーーほう。」

 

ボタボタッと血を吐くアーカード。

 

「嘘だろ…軌道が元に戻った?」

 

そして刺さった槍は、アーカードの体から抜けランサーの手元に戻っていく。

 

本来ならばこれで勝負が決まっていただろう。

 

見事心臓を穿ったランサーは勝利の笑みを浮かべ喜ぶはず。

しかし心臓を穿った筈のランサーの顔からは勝者の笑みではなく、困惑の顔が浮かんでいた。

 

「どうゆう事だ?確かに心臓は穿った。だがてめぇがくたばる気配は一向にねぇ…ちっ!たっくよぉ…ゲイボルグでも殺しきれねぇなら、今は引くしかねぇな。」

 

「ククク…逃げるのか槍兵?いや、アルスターの戦士

クランの番犬 クーフーリンよ。」

 

「図にのるなよガンナー?貴様との決着はいずれつける。

俺のマスターは臆病でな、宝具を躱わされたのなら撤退しろって命令が出てんだ。まぁ、追って来たいなら来ればいいさ、だがその時は…決死の覚悟を抱いて来い!!!」

 

俺とアーカードを睨みつけながらランサーは一言

 

「じゃあな。」と言い、屋敷の塀を越えていった。

 

「ククク…初戦にしては中々として楽しめた。やはり闘争とはいいものだ…さて。」

 

アーカードは振り向くと呆然としている俺に話しかけてきた。

 

「小僧…貴様名は?」

 

「えっ…?あっ…あぁ。俺は士郎、衛宮士郎。お前は…えっ…とアーカード…でいいんだよな?」

 

「ククク…さっきも言ったように好きに呼べば良いさマスター。名前など私にとっては意味をなさないからな。」

 

「なら…俺もそのマスターってのはやめてくれないか?士郎で良い。」

 

「了解、認識した士郎。」

 

簡単な自己紹介を終え、おれは1番聞きたかった事を聞くことにした。

 

「なぁ…アーカード、その聖杯戦争ってのはいったいなん」

 

「まて、士郎…新手だ。」

 

質問を言い切る前にアーカードが遮る。

 

「新手!?」

 

冗談じゃないぞ、さっきまでランサーと闘ってたっていうのに、あいつと同じ様な奴がまた現れただって。

 

「近いぞ…この塀の外だ。」

 

アーカードは走り塀を飛び越えるのではなく、すり抜けていった。

 

「すり抜けた…あいつ本当に一体何なんだ?…いや!今は新手だ!待ってくれアーカード。」

 

俺もアーカードを追って門をくぐり塀の外にでる。

 

ドガァン!

一発の銃声、アーカードの銃だ。

音のした方向に走しった。

 

「アーカード!!………なっ!?」

 

現場に到着するや否や目にうつったのは、アーカードが一刀両断に真っ二つにされている所と、蒼銀の光がこちらに真っ直ぐに飛来し、おれの喉元に見えない何かを突き立てている瞬間であった。

 

「あっ…」

 

またしても目を奪われた、蒼銀の光の正体は校庭で見たセイバーと呼ばれる騎士だった。

月明かりに照らされ輝く黄金の髪は、近くで見るとより一層美しく映えた。

 

「先ほど斬り伏せたサーヴァントのマスターですね、悪いが命をもらいます。」

 

セイバーが俺の喉に見えない何かを突き刺そうとした時。

 

「まってセイバー!」

 

暗闇の方から声が聞こえた。

 

「なぜ止めるのですか?凛」

 

セイバーが怪訝そうな顔で訪ねる。

 

「その子、私の知り合いなのよ。サーヴァントも倒したし、殺すのは話を聞いてからでもいいでしょう?」

 

暗闇から現れた声の主それはーーー

 

「ーッ!遠坂!??」

 

「ごきげんよう、こんばんは衛宮君。」

 

おれの学校の同級生、遠坂 凛であった。

 




年明けに間に合ったーーー!
とりあえず何とか更新できました!!
年末年始と忙しい月になりました。
皆さんもお体に気をつけてお過ごしくださいー!
それでは今回も読んで頂きありがとうございましたーーーー!
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