魔法少女リリカルなのはStrikerS~機動六課と妖精の尻尾~ 作:ZEROⅡ
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フィオーレ王国……人口1700万の永世中立国。
その国に存在する、とある森の中では、凄まじい轟音が響き渡っていた。
その原因は……
「うおぉぉぉおお!!」
「ギャオオオオオオ!!」
ドゴォォォン!ドゴォォォン!
桜色の髪をした少年と巨大なトカゲのような怪物が戦っていたのである。
少年の名前は『ナツ・ドラグニル』
マグノリアという町にある魔導士ギルド『
彼は最近この森に出没するという謎の怪物の討伐の依頼を受け、この森にやってきた。そして現在、彼はその怪物と戦っていた。
「喰らえ! 火竜の鉤爪!!!」
「ギャオオオオン!!」
ナツは炎を纏った蹴りで怪物を蹴り飛ばす。すると、怪物は長い尻尾を使ってナツを攻撃しようとするが…
「危ないナツ!!」
間一髪、それは避けられた。一匹の羽の生えた青いネコによって。
「サンキューハッピー!」
「あい!」
ネコの名前は『ハッピー』
ナツと同じ
「コイツで決めてやる!」
そう言ってナツは強く拳を握りながら怪物に向かって走り出す。
「火竜の……」
そして強く握った拳に炎を纏い……
「鉄拳!!!」
ドゴォォォン!!!
轟音と共に思いっきり怪物を殴り飛ばしたのだった。
殴りとばされた怪物は勢い良く地面を転がり、そして……
「ゴ…ガ……」
そのまま動かなくなった。それを見たナツとハッピーは笑みを浮かべる。
「おっしゃー! 依頼達成だ!!」
「あいさー!!」
依頼を達成できた喜びを二人で分かち合う。そして二人は動かない怪物へと歩み寄った。
「しっかし、デッケートカゲだなー。なに食ったらこうなるんだ?」
「お魚を一杯食べたんじゃない?」
「カルシウム効きすぎだろ」
と、怪物を見ながら何気ない会話をしていると……
ブベェェ……
突然怪物は何かを吐き出した。
「ん? 何だコレ?」
ナツは怪物が吐き出したものを拾う。
「紅い石?」
「綺麗な石だね」
ナツとハッピーが紅い石をマジマジと眺めていると……
キィィィィィン…カッ!!
「な、なんだ!?」
「うぱー!!?」
突然紅い石が眩い輝きを放ち、余りの眩しさにナツとハッピーは目を覆った。
「「うわぁぁぁぁぁああ!!!」」
そして、二人の叫び声が木霊し、光が消える頃にはナツとハッピーの姿はどこにもなかった。
つづく