三浦玲二詩集 作:三浦玲二
【先が見えないのは当たり前、天文学数字だろうが0ではないのだから】
【本質をどこに置く?】
名前もない 名前もない
知らないことばかりに
惑わされて 苦しんで
時間までに追われている
最期はどこにいくのかと
分からないけれど
蔑まれて ………されて
行く宛のない影が伸びてる
頑張れと無責任な応援が
不安だらけの僕を 追い詰める
青臭い青春なんてものなど
在りはしなかったけれども
今には関係なかった
暗くても明るくても
真白な今には
【理性と本能で出来たのが煩悩】
時計が僕を見つめてくる
紙コップの裏の底を
引っくり返さずに
ただ見つめて来る僕を
重ねた紙束にお茶を溢す
朝の一面など一命には
関係なんかないと思っても
天文学的には0じゃない
知っているけど信じれない
そんなことばかり……
透明人間になったら
裸で街を歩くのに
超能力を使えたら
裸で銃を放つのに
どうせなら どうせなら
良き正義とか信じてみたいわ
【トマトうめえ】
携帯電話が邪魔で衝動のままに
川に投げ入れてみたけど
俯いた気持ちは上向かない
戻りたい過去は幾らでもあるけど
行きたい未來が今は分からない
子供の頃に見た浅い夢々は
悪戯な徒な夢に夢に
呟きを入れてみた
悲しくはない 悲しくはない
あぁ、そうかって
たまには……
でもしようかな
知らない事は知ろう
知ってる事は更に知ろう
そうすりゃ暇じゃなくなる
【後ろ向きで歩いてみる】
背中が痒いから孫の手を
誰かの手が足りないから
孫の手でなく猫の手を
物足りないから紙の手を
辛い時に笑えとか言われても
苦笑いしか出来ません
【中田のもろみ漬け】
近所のコンビニやスーパーでも
売ってはくれない
近所のおばちゃんや小学生だって
知りもしないもの
田んぼの田んぼの泥にまみれた
俺の祖母が作った
冷たくて暖かい漬けもの
うみゃーうみゃー
と、猫舌唸らせ箸を使う
【白魚の指】
舐めたくなるよな
透き通る白さ際立つ
あの子の手指
でも、どうしてだろか
時折見えるあの透明感に映る
更に白い棒
【音に聞こえない】
聖女の祈りも届かない悪臭漂う戦禍
剣一つでは大業は成し得ない
旗を掲げても折られてゆくだけ
子供の涙を掬ってあげられない
地に伏せた弱い人々
強きに挫かれ嘆く事しかできない
誰かいないのか
誰もいないのか
光は闇に隠されてゆく
少しの刃はボロボロに
少しの勇気もくたくたに
けれど
服という誇りを着よう
剣という希望を持とう
旗という勇気を掲げよう
今こそ立ち上がる時と
逆境に叫ぶ少女あり
手を取り共に歩むは
問われた者の選択次第
世界を平和へと
SSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSS
柳、嫌な凪。
2006〜2015.既存+新作。