絶望を超えし蒼穹と勇気ある花たち   作:黑羽焔

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大変遅くなって申し訳ありません。色々構成などで悩んだり、忙しかったりと色々ありました(ゆゆゆいのやり込みも含めてですか…はい、そうです)。

久しぶりの投稿。一気に休日話編を終わらせます。


第5話 『勇者』との休日 その2

イネスとは四国全域に展開する有名なショッピングモールのことである。イネスは駅前や人通りの多い繁華街にあると言われている。イネスならなんでも買えると言われている。週末はイネスで過ごす人も多い等々、友奈たち四国の人々にとってそのネームバリューはそれほど大きい。

 

あくまでも友奈たちの住む世界のことに限ってのことだが。

 

「一騎君、鯉のぼりみたい」

 

「ん、そっか」

 

落ち着きもなくキョロキョロと辺りを見渡す一騎、友奈はその光景につい微笑ましく例える。大人げなかったなと、一騎は恥ずかしそうになった。

 

もう少し落ち着けと総士は口出ししようとでも思ったがやめた。一騎にとっては竜宮島で過ごした日々しか知らない。こういうのには物珍しいのも無理はないと思ったからだ。

 

「お姉ちゃん、何処から行くの?」

 

「そうね~。どっかで遊んで、お昼ご飯食べて…買い物は午後からでいいわよね?」

 

「「賛成!」」

「了承です!」

 

風の中では一応の計画は練っていたようでとんとん拍子で提案し決まっていく。ここで夏凜が風の提案に疑問をもった。

 

「は、買い物は午後からってどういうことなの?」

 

「夏凜、荷物もちながら遊ぶの?」

 

風が辺りに視線を送る。人がごった返しているため荷物を持ちながらの移動は不便である。

 

「……まぁ、そういうことなら」

 

「真壁たちもそれでいいかしら?」

 

「いいよ」

「僕も異論はありません」

 

夏凜も風の答えに一応の賛成の意を示した。一騎と総士も特に異論はなく頷いた。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

視点:真壁一騎

まず最初に勇者部一同はゲームセンターに足を運ぶ。人は多いが混雑しすぎているほどではなく、東郷を連れて行っても不自由はなさそうである。風から遊び終わったら集合しようと決めて思い思いに楽しむことになった。

 

(はじめて来たけど、こっちの世界の人たちはこんなので遊ぶのか)

 

観光客気分に近い一騎が色々と遊べる筐体を眺めながらぶらつく。俗にいうゲームというのには縁がなく、どれをやろうにも目移りしてしまう。

 

「よ~し、いっくぞ~~! ええーーーい!」

 

ただ眺めていると友奈がパンチングゲームをしているのを発見した。えいとかわいらしい声で放たれたパンチが的を撃ち抜く。上位にランクインし、記録を作ったのが少女であることで周りのギャラリーが湧いた。

 

「やったー♪ あ、一騎君。見てた」

 

「あぁ。中々だな、友奈」

 

素直に褒めると友奈が嬉しそうにはにかむ。そのまぶしい笑顔にギャラリーの一部がやられたようだが、2人はそれに気づいていない。

 

「一騎君は何かゲームやらないの?」

 

「いや、こういうのには縁がなくって」

 

「それじゃあ、やってみようよ!」

 

友奈が筐体付属のパンチグローブを手渡してくる。見ているだけじゃだめだよなと一騎はそれを受け取ると、

 

(確か、こうやってたな)

 

見よう見真似で右腕に力を籠め拳を撃ち出す。パンチとターゲットが衝突した衝撃と音が辺りに鳴り響く。

 

『おおぉぉぉーーー!!』

 

「一騎君、凄いよ! ランクインしたよ! それも歴代ランクに入ってるよ!?」

 

「え…歴代ランク? どういうこと?」

 

「あ、えっとね。とっにかく凄いことなんだよ」

 

一騎の記録にギャラリーが湧き、友奈は狂喜乱舞する。叩き出したのは2位以下を大きく引き離し店舗での1位。そして、四国中に配置されたすべての筐体から算出されたランクでも3位という好成績である。

 

「一騎君でも1位じゃないんだね」

「トップは……『K・K』と『M・R』か。俺よりも上がいるんだな」

 

感心しつつもギャラリーが湧いている中その場を後にする。この後、その興奮が冷めあがらない中、記録を破ろうと挑戦者が続出するも、当分記録が塗り替えられることはなかったという。

 

 

 

「樹、リズムゲームに新曲入ってるわよ!」

「やるやるー!」

 

一騎は友奈と一緒にゲームコーナーを回っていると犬吠埼姉妹を発見した。

 

「友奈、あれは?」

 

「えっとね。リズムゲームの一種で、流れてくるリングが画面端のボタン近くにきたらタイミングよくタッチしていくゲームなの」

 

姉妹は洗濯機のような筐体のリズムゲームに挑戦しており、友奈は一騎に簡単に概要を説明しつつそのプレイ内容を眺めていた。

 

「「ほいほいほい、ほっほーい♪」」

 

「うまく繋げないと、音が途切れちゃったり、ゲージがなくなると途中で演奏がストップしちゃうんだ」

 

姉妹は追加された新曲に合わせコンボを繋いでいく。殆どパーフェクトともいえる成績を残しクリアした。

 

「お、友奈と真壁じゃん。どう、あたしたち姉妹のプレイは?」

 

「凄かったですよ~♪ さっすが仲良し姉妹! 息ぴったりです」

 

「ありがとうです! これでイベントコースクリアできましたよ♪」

 

「イベントコース?」

 

「あぁ、このゲームね。色んなタイアップみたいなことやってて、プレイしていけば色んな特典みたいなのがもらえるの。今の新曲は…あるアニメのみたいね」

 

「へぇ」

 

姉妹からプレイしていたリズムゲームの説明に相槌をうつ。

 

「……風先輩のやっていた曲。歌っている人、友奈たちの声に似ていたような」

 

「へ?」

「そうなの?」

「プレイに夢中で気づかなかったです」

 

「それと、東郷や三好も」

 

一同は筐体の方へ振り向くと、一般人プレイヤーがやっている新曲に耳を傾ける。

 

「あ~確かに似ているかも」

「言われてみればそうね」

 

夢中で気づかなかったが、新曲は5人の女性が歌っているようで、友奈たち勇者部の女子陣5人に声がそっくりなのであった。

 

 

 

【ROUND・1……FIGHT!!】

 

「ええーー! なんで立てるの!? 頭に入ってるでしょうが!?」

 

犬吠埼姉妹も合流し次に来たのは、卓上タイプの筐体が並ぶコーナーだ。そこで夏凜が『大土佐ファイト』と呼ばれる格闘ゲームをやっていた。

 

「夏凜さんは、格闘ゲームのようですね」

「だけどやったことがなさそうね」

 

犬吠埼姉妹の指摘通り、こういうゲーム類はやった事がないのか、その動きは初心者のそれであった。ムキになった夏凜はがちゃがちゃとレバーを動かしボタンを連打する。

 

【YOU LOSE!!】

 

すると住職のようなキャラの放った必殺技により夏凜の操作するキャラは負けてしまった。

 

「ええ!? なにコイツ! 火とか吹いてくんのアリ!?」

 

「うん。座禅ファイアーだよ。このキャラ爆炎住職だから」

 

「なにソレ?」

 

「……知らないでやっていたのか(俺もだけど)」

 

初心者であるはずの夏凜に格闘ゲームのキャラの特性なんてわかるはずもない。2ラウンド目もコンピュータ相手にあっさりと負けてしまった。

 

「……帰る!」

 

「ええ!」

「待ってよ~。まだ、1ラウンド残っているのに!」

 

へそを曲げた夏凜が席を立ってしまう。友奈と樹が慌てた様子で夏凜を止めようとする。一騎もこれには困り、どうすればよいのかとおろおろしている。

 

「あっちゃ~、夏凜の負けず嫌いなとこが変に火がついたわね」

 

それを見かねたのか風が助け舟を出そうとした。すると、プレイ途中の筐体をちらりと見ると、ぴかっと考えが閃き一騎に耳打ちをする。

 

「だ~か~ら~、もう1回あるんだよ~」

「もういい! あたしじゃ…」

 

【挑戦者現る!】

 

「ふぇっ!」

 

友奈が夏凜を宥めていると、ゲーム画面が暗転しメッセージが出た。

 

「あ、夏凜さん。乱入です! 対戦ですよ!」

 

何が起きているのかと慌てふためく夏凜を余所に筐体の向こうから風が顔を出した。

 

「ふふふ、夏凜~、その程度で逃げるなんて完成型勇者の名が泣くわね!」

 

「……なぁんですって!」

 

なぜか風は夏凜に挑発めいた発言をする。すると、夏凜の負けず嫌いなとこが刺激されたのか筐体にどすんを座る。背後に紅く燃え上がる炎のような闘志が吹き上がっている。

 

「ふ、風先輩!」

「お姉ちゃん、夏凜さんをやる気通り越して、殺る気満々だよぉ~」

 

「それでこそ、完成型勇者! 対戦相手は同じような初心者を用意してあげたから……思いっきり相手してやりなさい!」

 

今度は友奈と樹が筐体の向こうを見る。

 

「か、一騎君!?」

「一騎先輩!?」

 

「……風先輩に言われてな……」

 

筐体に座っていたのは一騎であった。どうやら風先輩に焚きつけられ乱入対戦の申し込みをしたようだ。

 

「一騎が相手ね。いいわ……、これが第2戦。前は私が負けたけど、次は勝つ! 思い知りなさ―――い!!!」

 

対戦相手が一騎だと知って夏凜の闘志はさらに燃え上がった。風の策謀に思いっきり巻き込まれたと一騎は思ったが時は既に遅し対戦の幕は切って落とされてしまった。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

視点:皆城総士

(さてと、どうしたものか)

 

総士も一騎と別れゲームコーナーを点々と見ていた。

 

(いつもなら乙姫がいるから付き合いではやれるが、こうも1人となるとな)

 

彼はチェスなどのボードゲームを嗜んではいるがこのようなビデオゲームに関してはあまりやったことはない。すると、ある筐体の前に人だかりができているのに気が付いた。

 

「あれは、『ガンシューティング』か」

 

「おい、なんかスゲーぞ」

「さっきから一発も外してないし!」

 

プレイ経験自体はないが、この世界に来てから出会った子のおかげである程度の種類は把握していた。日本軍人らしいキャラがライフル銃を携え戦場にいる敵を撃つというシンプルな内容だが、人垣越しにプレイしている人の姿が見えた。

 

「……敵兵の皆さん、今度は数で来ようというのね? 受けて立ちます!」

 

「はぁ!?」

 

思わず素っ頓狂な声が出た。筐体の前にいたのは東郷で備え付けられたライフル銃を構え出てくる敵を撃ち抜いていた。しかも、まるで皇国のために戦う愛国心溢れる兵士という感じである。

 

(命中率90%オーバー!?)

 

画面上部に何かの数字のようなのが表記されているが、恐らくはプレイヤーのスコアと命中率であろう。

 

「ここらで、一掃させてもらいます!」

 

最後の一団もフルオートによる掃射で一網打尽。驚異的なスコアでクリアしてしまった。東郷はふうと息を吐くとライフルを所定のケースに戻した。

 

『わあああぁぁぁぁ!!??』

 

「あら、あらら」

 

ある意味で自分の世界に入り込みのめり込んでいた。東郷はいつの間にか湧いたギャラリーに気づかなかった。歓声を受け、愛想を振りまいて去ろうとしたが少し困ったような表情となる。ギャラリーが集まったことで車椅子が通るスペースがなくなっていたのである。

 

「……すみません、通ります」

 

総士が声をかけて人垣をかき分けると東郷の元へと行く。ギャラリーも東郷の姿を見て察したのかすぐに通してくれた。東郷はぺこりと頭を下げると総士に押されその場を後にする。

 

「ごめんね総士君。また、助けられちゃったわね」

 

「熱中するのはいいが、あれは…な」

 

「あら、見ていたのね」

 

一騎からも聞いていたが改めて東郷の濃ゆい一面を目の当たりにした総士は少し乾いた笑みを浮かべ、見られてしまったと感じ顔を赤くする東郷。2人はゲームセンター内を回ることになった。

 

「両親からは遊技場に行くと不良になって……散財して人生が終わってしまうって親から言われていたの。こうやって遊ぶようになったのは友奈ちゃんや風先輩のおかげよ」

 

「一騎は?」

 

「主に運動部の助っ人に引っ張りだこだったわ。仲の良い男友達に誘われて遊んでたこともあったし、それに」

 

「それに?」

 

「……学期の合間にあるとあの依頼が」

 

「……この世界に来ても変わりはなかったのか」

 

総士のぼやきに呆れた笑いを浮かべる東郷。2人はクレーンゲームコーナーへとたどり着いた。

 

「総士君は何かやらないの?」

 

「いや、僕はこういうのはあまり来ないほうだからな。チェスとかのボードゲームが中心か」

 

「ちぇす? …あぁ、西洋の将棋のことね。そちらはさっぱりだわ」

 

「将棋ならどうだ。一通りは把握している」

 

「軍事将棋もできるわよ。ふふ、今度手合わせ願おうかしら。でも、こういうところに来たんだから何かやってみれば」

 

「そうだな。乙姫あたりに何個か持って帰るとしよう」

 

「本当に妹思いね。あら?…って、斑五郎!!??」

 

東郷はクレーンゲームのある筐体内のデフォルメされた猫のぬいぐるみに思わず声をあげる。

 

「…このぬいぐるみのことか?」

 

「え、えぇ……近所のいる野良猫にそっくりで思わず名前を」

 

そう語る東郷。斑模様の猫のぬいぐるみが気になってしまいずっと見つめたままだ。物欲しそうなとも思える表情である。

 

(はっ! いけない、思わず目を奪われてしまったわ。こんな難しそうな遊戯だし、私がこなせるとは)

 

(目が泳いでるな。このままだとやるゲームもなさそうだからな)

 

クレーンゲームの景品であるたためか遠慮がちになってしまう。それでも物欲しそうにみている東郷の心中を察したのか総士が筐体の前へと向かう。

 

「え…総士君?」

 

「せっかく、来たんだからな」

 

挑戦者の顔となった総士がコインを投入した。200円で3回アームを操作できるようだ。

 

「総士君、頑張ってね」

 

外から見た感じではアームが届くか届かないかのギリギリの位置に置いてある。1回目…斑五郎の奥側にアームを滑り込ませて転がした。

 

「最初はこんな感じだろう」

 

2回目…アームで動かし斑五郎を動かす。3回目でがっちりと斑五郎を掴み持ち上げた

 

「(!?)斑五郎が引き上げられて……!? あぁ…入った!?」

 

筐体の取り出し口から斑五郎を取り出し東郷へと渡す。

 

「ぶ、斑五郎……っ!!! あなた、こんな手触りだったのね。可愛い!」

 

驚きを隠せないまま東郷は斑五郎を受け取るとぎゅっと抱きしめ頬ずりした。

 

「ありがとう、総士君! …ところでこういう遊戯は」

 

顔を紅くしながら総士にお礼を言う東郷。小技を見たからかこの遊戯はやった事があるのではと簡単な気持ちで訪ねてみた。

 

「全くやってないとは言っていない。…少しばかり練習しただけだ」

 

率直に答える総士。その答えに東郷はどのくらい使ったのだろうと思ったが敢えてそれ以上は尋ねないことにした。

 

 

 

「…えっと」

「いったい何をやってるのやら」

 

「よっしゃあ! 三好夏凜の勝利よ!」

 

2人は卓上タイプの筐体が並ぶコーナーへと着いた。そこの格闘ゲームの筐体で勝利のあまり夏凜が吼えてガッツポーズを決めた。なにやら白熱していたようだが夏凜の台の反対側に一騎が燃え尽きたかのように突っ伏していた。

 

「あ、東郷さんに総士君だ」

 

「友奈ちゃん、何があったの?」

 

「お姉ちゃんが一騎さんを焚きつけて、夏凜さんと格闘ゲームでの対戦を」

 

この惨状?を横目に見つつ東郷が友奈に訊ねると樹が変わりに答えた。4人の視線が風へと注がれる。

 

「いやぁ、初心者通しで焚きつけちゃったら、夏凜がエキサイティングしちゃってね。夏凜は操作めちゃくちゃだし、一騎もガチャガチャにっていう感じで」

 

「総士…ボタン押しても反応しなかったぞ」

 

ぼやく一騎。それを聞いた総士が対戦内容が近くのターミナルにて映せる機能があったので見てみたが。

 

(どっちもどっちだな)

 

接戦であったが、対戦内容としては初心者通しという感じの内容であった。ちなみに、一騎のは反応が早すぎてボタンを早押ししてしまい、操作がささっていないだけなのであった。

 

 

 

――――――――――

 

 

 

ゲームセンターを出た勇者部一同は、少し遅い時間となったが風が予約した和レストランでお昼を済ませた。その和レストランは食後のデザートとして出される餡蜜が目玉商品で樹の希望もあってそこにしたそうだ。餡蜜は話題になっている通りの美味であり、あの一騎ですらも太鼓判をおすほどだった。

 

昼食後は服や雑貨などのアウトレットのコーナーへと向かった。それぞれの買い物をする。一騎と総士はさすがに女性物を買いに行こうとする友奈たちとは別れて行動し、本屋などで時間を潰した。

 

一通り回り終えると、外はあっという間に夕暮れとなっていた。

 

「はぁ~こんなに時間が過ぎるのはどうして早いんだろうか!?」

 

「はぁ、誘っておいて、何たそがれてるのよ!?」

 

「お姉ちゃんはいつもこうなんです…それじゃ皆さん、今日はこの辺で」

 

「風先輩、樹ちゃん、夏凜ちゃん。じゃね~」

 

その途上で、犬吠埼姉妹と夏凜と別れる。3人は背中を向けそれぞれの家路へと着く。

 

「一騎君、総士君。今日は…どうだった?」

 

「楽しかったかな」

「悪くはなかった。むしろ良かった方だ」

 

えへへと照れる友奈。東郷もいつもより晴れやかな感じで微笑んでいる。

 

「大変な状況でこう休むのはなんですけど、無理をし過ぎるのもよくありませんからね。…今日は本当にいい休日となりました」

 

気が付けばそれぞれの家の近くまで戻ってきた。

 

「それじゃあ、またな、みんな」

「また明日」

 

一騎と総士は別れを告げ背中を向け去っていく。それを見届けた友奈と東郷もそれぞれの家へと帰宅した。




この話の投稿日並びに時間。ついに『結城友奈は勇者である』の『勇者の章』第1話が始まりました。

PVを見た時点なんですが……やはり、ただでは終わりそうにありません。現在Gzマガジン連載中の『勇者である』シリーズの新作『楠芽吹は勇者である』、それに神世紀時代になるまでの物語を描いた『乃木若葉は勇者である』。この2作からの繋がりがあってこその物語となるのほほ必至でしょう。



次回は一気に事件を進めたいと思います。遅筆で拙文な作者の作品ですがこれからもよろしくお願いいたします。

蛇足:銀の誕生日イベントにて白無垢銀ちゃん+50にしました^^;

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