さいよわ───チートなエルフと魔人が護る最弱な彼女が綴る異世界黙示録   作:ぴんぽんだっしゅ

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ぐーちゃんとブランコ2

うちがテーブルに着いた時にはもぅ、デフックがさ。

自分のパンにかじり付いてたんだけど、パンだけで食べるつもり無いんだけどなぁ〜。

 

はぁ〜、溜め息を一つ吐いてからメニュー画面をクリック、アイテムの中からマスタード漬けの肉と、マスタード、マヨネーズを選択してっとぉ。

後、適当な葉野菜を。

レタスみたいなロリンに、柔らかいキャベツだけど歯応えが良いメーダ、そうそう玉ねぎソックリのツェッルもねぇ。

 

 

「わぁっ!」

 

「いっぱい出てくんなぁー。」

 

ケインやデフックが次々と出てくる食材を見て、やっぱり解ってても吃驚した声を上げてこっちを見詰め・・・凝視して来る、目をまんまるく飛び出しそうに。

 

 

「焼けたみたいだしぃー、お昼食べよっか?ぐーちゃん。」

 

「・・・構わん。」

 

 

セフィスは、うん。

ぐーちゃんと食べるみたいで、自分の作ったパンを半分に割って半分を差し出してるとこが目の端に映った。

 

 

「お肉も食べてぇ、食べて。」

 

マスタード漬けの肉をセフィスに薦めてから、メーダを刻んでっと。

 

「お肉、美味しいぃー。」

 

「このソースがパンに合ってるね!美味しいよ、クドゥーナ。」

 

「肉も、柔らかーくて、うめー!」

 

「はぐっはぐ、んぐんぐっ。」

 

セフィスが食べた瞬間にニコニコ笑顔に変わって。

それを見たケインが、デフックがパンに乗せたり交互に食べたり。

良かった、口に合ったぽいよぅ。

ぐーちゃんは感想は無いけど、美味しいのか無心でかじりついてる。

 

「良かったね。ガルウルフを運良く、状態がいいのを、さ。手に入ってねぇー、ソースを揉み込んで味付けにしたんだけどぅ。実を言うとね、残り物だったりなんだけど、焼く手間省けちゃうんだ、あははは。」

 

「ん?ウルフじゃなくて、ガル・・・ウルフ?」

 

「ああ、言っても解んないかぁ・・・おっきいウルフって思えばいいよ。」

 

バーベキューで残った肉がまだけっこうあるんだよね、一応全部火を通してマスタードたっぷり漬け込んでてチンしなくてもまぁ、食べれなくは無いかな。

目敏くデフックはガルウルフと言う単語に噛み付いて来たんだけど。

家族が猟をしてるぽいからウルフは、珍しくないくらいに見てるんだろうけど、ガルウルフは知らなかったみたいで。

 

「それって強い?」

 

「クドゥーナ、無理して怪我したりしないでね。」

 

「鉱山の魔獣より強い?」

 

「質問責めされてる?ちょっといい気分しないなぁ、うちは、そーゆーの。」

 

一緒に口開かれてもうちは聞き分けらんないよ?

 

「ゴメンナサイ・・・」

 

ちょっとぷりぷり。

したら、瞳に水滴を滲ませて真っ先にケインが謝って、可愛いと思ってしまう、ふふ。

 

「クドゥーナ、悪かったよ。怒るなよなー。」

 

「怒んないから食べよ?冷めちゃうしぃ。」

 

続いて、どう聞いても真剣に謝ってないようなデフック。

セフィスは隣に座らせたぐーちゃんと目を合わせてから、両手を合わせて声には出さずにゴメンした、口はんぐんぐ必死に動かして。

そんな無理に飲み込まなくていいって。

うちは楽しんで食べれたらいんだから。あ、食材に感謝して美味しく食べるのも大事だよ?。

 

「こぉやって肉の間に野菜を挟んで、パンとパンで挟んだら──ハンバーガー、ちょっちハンバーグ無いから違うけどっ。」

 

 

これこれ、セフィスが作ってた丸いパンを見て思ったんだけど、この世界にハンバーガーは無かった。

ちびっこ達の前で似非ハンバーガーを作って、食べてみる。

うわぁっ、美味しいーッ!なんか違うけど。

 

これは口角上がっちゃう。

 

「わぁっ、何それ!セフィスもやるっ。」

 

「セフィス、俺にもパン分けてくれ。ハンバーガー?食いたい。」

 

「僕も、僕も!」

 

「こぉら、セフィスのパンばっかり取らないの、うちのをあげよ、ね?だから、取り合いしな〜い。解った?」

 

「おう。」

 

「クドゥーナ、ありがとう。」

 

目を輝かせて見てたセフィスがまず声をあげて、葉野菜を掴む。

すると、デフックはセフィスの小さい丸パンを取ってハンバーガーを真似ようと肉、肉、野菜と挟んだらマヨネーズをたっぷりスプーンに掬って上から盛付けてパンで閉じて。

自分からがっつかないケインもこれには、我慢出来ないみたいでセフィスのパンに手を伸ばして。

さすがに注意しないと、セフィスのパンが無くなっちゃう、うちも丸パン作ったんだから食べていいよ、さ、どんどん食べて。

 

 

「これっ!美味しいーッ!」

 

「乗せたり、挟むのは良くやるけど野菜も挟んだりって・・・んぐ。無いからな、こりゃ美味い!」

 

それぞれの食べた、心からの感想を口にしてくれる。

美味しそうで嬉しそうで、こっちもウキウキしちゃうよぅ、『ありがとねぇ!』その100点花丸な笑顔見れただけで、お礼が口から自然と零れちゃうぅっ。

 

「このソースがとっても美味しい!ね、クドゥーナ。一つ貰っていい?」

 

家がパン屋なケインだけ、違う感想だったりする。

 

 

「うん。あげる、ケイン。あ、何だったら・・・レシピもあげるから店で売っちゃえば?」

 

それくらい良いよ。

手渡してから、ん?と思いついちゃって。

そうだよ、ケインちで売ればいいじゃん?そこそこ売れるんじゃないかなぁ。

 

「悪いよ!・・・前にも、マヨネーズ・・・どこで買えるの?って聞いただけでレシピ渡してくれたし。」

「いいの、いいよって。うち、充分儲けさせて貰ったし?この村では、さ。」

 

「道端でちょっと露店してたくらいじゃんか、充分じゃないよ。」

 

 

そーだったね。

まず、ケインがうちの広げた露店──ゲームの時からある、ホントに露店な感じの見た目のアイテム。

ゲームの時なら無人でも勝手にサポートAIか何かは解んないんだけど、売り買いが出来た優れものだったんだけど、ね。

今は、ホント見た目のままのアイテムになっちゃったね、ふふ。

だから、露店を出して椅子に座って店の裏に居たら、そこにケインが来たわけ。

見た事も無いマヨネーズを珍しがって、買いにね。

 

無人露店が出来たら、うちはそこに居なかったかも知んない、出来なかったからこそ露店に居たわけで。

でも、そのおかげでこの出逢いはあったんだし、悪くない。

そう思ったら不思議だよね、運命とか?いやいや、ケインはイイ子だよ、でも小さいしまだ。

・・・歳も離れてるし。

 

「たっぷり、グリムはある。ファダムも、金貨は無いけど細かいのが山ほど。これ以上稼いだらバチ当たるよ、あはっ。」

 

そこからケインにセフィスを紹介されて、デフックが勝手に現れて。

そんで、うちを子分にしてやるとかなんとか。

そうだったよ、そうだったよね。

隠れんぼ楽しかった。

デフックは高い木に登って丸見えで、セフィスは狭い壁と壁との隙間に入り込んで近づいたら唸ったよね?そんな隠れんぼあるぅ?ケインは角材とかの裏に座って笑ってた、それは隠れてるって言うの?

村じゅうを走り回った日もあったよね、うちは鬼で・・・そうそう、皆を追いかけてたっけ。

 

「でも、こ・・・」

 

「だからっ!レシピはあげる、これはうちを受け入れてくれた友達に、友達だから渡すんだ。」

 

 

何か、ケインが喋ってたのを遮ってざっくり書いたマスタードのレシピを握らせて閉じたら、にこりと笑ってやる。

 

「儲けるとか、稼いだらとか・・・うちはそんなのいい。ただ、笑ってくれたら嬉しいかナ?なぁんて、へへへ。」

 

そーゆーの良いんだよ、お金?無くてもこの世界ではうち、困んないから、素材と食材さえあればもうそれで充分に。

だからねぇ。

ケインのものにしちゃってよ?そんな複雑な、何とも言えない顔はやめて、さ。

 

 

「なあ、なんかクドゥーナがいつもより大人に見えた。」

 

うっさい!デフック、うちはまだ子供の分類でいいの、冒険は子供の特権でしょ?

ちょっと真面目にケインと話してんだからね。

 

「貰って、ケイン。」

 

にっこり笑って貰ってくれたらそれでいんだから、うちは。

 

「ケイン、いらないならわたしが貰ったげるよぉ、それでいいの?」

 

「──ホントにいい?」

 

セフィスが後を押す様に口を挟んで来て、ケインは唇をぎゅっと真一文字に結んでからうちを見詰めて訊ねてくる。

 

「うん。はいっ、あげた。もう返品はでっきませェーん、──あはははははっ。」

 

 

握らせて閉じたケインの掌の上にレシピ。

もう一度、握らせて閉じたら大袈裟におどけて、うちはぎゅっとケインの掌を両手で握った。

 

「あはははははっ、あはっ。ありがとう、クドゥーナ。村の特産品になるよう頑張るよ。」

 

うちとケインは声をあげて笑った。

セフィスも、デフックも目を二人で合わせると同じ様に笑った。

広場に笑い声が響いて、それからて消えてった。

ぐーちゃんを忘れてたけど、セフィスの横でまだんぐんぐ何か食べてて。

 

 

「期待しないけどっ、まぁガンバ!」

 

特産物とかなるまではまだまだ掛かるかもねー?

でも、さ。

ケインは頑張っちゃうだろうから、きっと大丈夫。

頑張り過ぎないか心配なくらい。

 

「ねぇー、ねぇ。クドゥーナ〜、わたしには?」

 

えっと、セフィスからねだられるって思わなかったんだけど?

スカート握り締めて引っ張ったらダメだってば。

 

「セフィスのとこって・・・マゴルさんとこでしょ?雑貨屋よねぇ、取り合えず、蝋燭を大量に買って貰ったし・・・じゃぁ、ダメかぁー、やっぱ!」

 

雑貨屋に置いて自然なアイテムって言うと。

メニューを探って見るけど、ろくなの無い。

喜んでくれそうなのわっと、セフィスの。

クレヨン、チョーク、うん?雑貨屋って考えるからおかしくなっちゃうんだ。

 

「ケインみたいな、特別がいいっ。」

 

ほら、セフィスにぴったりのを探せばいんだよね。

 

「だよねぇー、何にしよっか、特別って言ったって・・・ああ、コレなんてどぉかな?」

 

これなんてぴったりじゃない?

そう言うとセフィスの小さな手を開かせて、その上にちょこんと乗せた。

 

「何?種だよ、コレ。クドゥーナ?」

 

不満そうにセフィスは掌に乗った三粒の種を見ると、顔をあげて見詰めてくるんだ。

 

「何の種だー?」

 

きっと気に入ると思うよぅ。

 

「野菜?村には一杯あるし、あはっ。解ったぁっ・・・」

 

「はいっ、時間切れー。答えはー、ゴーナの種と、ジメイナの種と、これはアルチェの種。」

 

困り顔なセフィスの表情がぱあっと明るくなったのを見たら満足しちゃった。

 

時間切れとかそんなの無いのに、遮ってからセットで引き出す種袋を、セフィスの小さな掌には乗せられないから、テーブルに置いて行く。

 

「どうするの?」

 

「ふふっ、これはコレ。こっちはコレ、この袋の中身は全部、種。」

 

問い掛けてきたからそう答えると、結んでたセフィスの唇がみるみる内に吊り上がって、頬っぺたには朱がほわほわって差して染まってく。

嬉しそうで何より。

反応を待って続ける言葉を選んだ。

 

「んふふ、これだけあればお花畑も作れちゃうんじゃない?それって素敵って思わないっ?」

 

考えても見てよ一面の花畑に包まれたフィッド村を。

鉱山で賑わうけど、地面の色してる。

大通りも地面剥き出しだしね、しょーがないけど。

 

残念なのは、三種類しか種袋は無いから色トリドリの花が咲き乱れるって事にはなんないの解る、でも村は明るく彩られると思うんだ。

 

「うんっ!村をお花畑見たくて、旅人が来るくらい素敵な花畑にするっ。」

 

「わぁ、そうなったらスッゴクいい!」

 

セフィスの言葉にはこの先の村がどうなるのかを暗示してるみたいで、自然に声に出る。

うん、それいい。

とってもすごーく素敵に思えたんだ。

 

「俺にはあんのか?」

 

当然、そうなんだけど。

そうなるんだけど。

 

「やぁ、特に考えてない・・・全部思い付きだし?」

 

考えて作ったり、持ってきたりした訳じゃ無いんだよね、たまたまあった物を渡した、託したんだから。

うちを思い出して貰えるかな?役に立つといいなって、さ。

 

「うーん・・・うーん、それじゃーねぇ。コレをあげよう。」

 

メニューを見てみたらなんとか喜びそうなものはあったんだ。

でも、

 

「えっとな、クドゥーナ。これは俺でも作れるぞ?」

 

不満そうにデフックは掌に乗せられたものを見てから、うちを見詰めて訊ねてくる。

そう言うよね、やっぱり。

 

「デフックにぴったりだと思うんだ、家は猟をしてロカやウルフを捕るんだったよねぇ。」

 

なら、それはなかなか面白い事になると思うよ?相棒にしてくれたら嬉しいなぁ。

 

「まぁな、で?何で今さらスリングが。」

 

「うちが作った、スリングだから?」

 

デフックがそう言うのも当然だよね。

スリングなんて、拾った枝切れでもざっくり作れちゃうし?でも・・・

 

「んん?弦が特別とか?」

 

しつこいなデフックは、ふふっ。

正解だよ、言わないけど弦も一味、素材の木も普通じゃなくって、さ。

 

「解んないけど、普通じゃ無くなっちゃったんだよね、こっちの話だけどステ的に、おかしいの出来ちゃった。」

 

それで、ステも可笑しいの、笑っちゃう。

 

「試し射ちしていい?」

 

自信過剰なくらいに余裕たっぷりなうちを見て、何か思ったみたいなデフックはそう訊ねて。

広場には弾になるてごろな石もいっぱい。

試し射ちしたくなっちゃうよね、ふふっ。

 

「危なくないの射ってね!」

 

吃驚するだろうね?

 

「なに必死になってんだ?」

 

うちの声にデフックは狙った木から枝に的を変えてそう言いながら、弦を引いて離す。

 

ガッヒュォオオオ・・・ン!

 

爆音に似た盛大な風切り音を伴って、拾った石ころは枝に当たり。

枝をへし折って威力を残した石ころは虚空に吸い込まれる様に消えた。

 

 

「・・・」

 

「・・・」

 

 

「クドゥーナ・・・」

 

一瞬、広場には静寂が降りて何処かで鳥が鳴く声が聞こえるくらい。

デフックが沈黙を破って問い掛けてくる、そんな青い顔すんなよぅ!

それはもう、デフックのものなんだからねっ。

返品は受け付けませんっ。

 

「うわぁ、こんなに危険物とは。さすが等級A+。」

 

手を額に翳して空を仰いだけど、石ころはどこに飛んでったかもう誰にも解んない。

 

「これでロカ射ったらぐっちゃぐちゃの挽き肉になりそう・・・」

 

興奮しちゃったか?頬っぺたを膨らませて、真っ赤に染めたデフックはぼそりと呟いて。

 

「いらない?」

 

「ううん、貰った。」

 

返すって言われても受け付けませんけどぉ?ふふっ。

にんまりと笑ったデフックは小躍りして燥ぎだしそう。

 

 

「絶対、人射たないでね?きっと挽き肉になっちゃう・・・」

 

これは、絶対だよ?愛那との約束!絶対、ぜぇーったい守ってねっ?

 

 

「クドゥーナってスゴ腕の鍛治師か何か?見たこと無いアイテム持ってたり、凄い発明をポンとくれたり。」

 

ケイン、誉めてるの?でもスゴ腕じゃないよ、普通じゃん?ちょっと真面目に生産してたらこれくらいねぇ?

 

「いやいや、普通の中学生。は、止めて旅の生産者だってば。」

 

ちゅーがくせいなんて解んないよね、学校、無いんだもん。

だから、生産者ってことにしといたんだ。

まだ不思議そうな顔をケインも、デフックも、セフィスだってしてるけど、その先にある言葉を言う気にはなんなかったし。

異世界からゲームしてたらぁ、ここに迷い込んだ・・・ってね?きっと、理解してくんないしぃ?

 

 

 

 

 

それから、なかなかに中断しまくってた昼食を済ませたら。

いっぱい、遊んだ。

ケイン、デフック、セフィスとも、いっぱい。

楽しかった。

楽しい時間はでも、あっという間なんだね・・・日が傾いてくると、誰となく帰んなきゃってなる。

 

「また遊んでね?クドゥーナ。絶対だよ!」

 

いつか、近い内には永遠じゃないけど、長い別れが来るんだけど、それは今日じゃないから!約束出来るよ、ケイン。

 

「うん。」

 

だから、にへらって笑って自然にばいばいできた。

 

「明日もここで、ね?ぐーちゃん。」

 

ちょっと、セフィスはうちの事は2番になったの?って、ふふっ違うよね。

ケインが済ませたからもういいやってなったのかな。

 

「そうだな、セフィス。」

 

ぐーちゃんはひしっと抱きついてきたセフィスの頭をぽんぽんと撫でる様に叩いて応える。

 

「これ、大切にするな!クドゥーナ。」

 

村一番の猟師になりなよ?デフック。

 

「うん、うん。」

 

にへらって笑ってるつもりなのに、頬を伝って流れ落ちてった。

熱のこもった水滴。

 

嬉しいとか、感動とか、寂しいとか、ない混ぜになったうちの心みたいに。

 

 

「また、明日ね!クドゥーナ、ぐーちゃんばいばーい。」

 

「じゃぁ、明日ねぇ。」

 

 

 

手を振ってばいばいするセフィスに応えると、ケインとデフックと手を繋いで駆け出す背中を見送ったら、ぐーちゃんをぎゅうっと抱き締めて瞼を閉じいつかの別れが重なって一抹の寂しさが乗っかかっちゃって、さ。

 

溢れるものが抑えきれなくなっちゃった。

 

残して来た人達の顔が瞼に浮かんで、ね?でも・・・ずっと、ここに居たいって気持ちもある。

不思議だよね、あっちの友達なんかより純真無垢なこっちの人達との触れ合いはうちの心を強く揺さぶるんだ。

 

 

 

帰っちゃうの?帰って来ないの?ってそんなジレンマ。

 

うちは、どうしたらいいんだろ?ねぇ、ぐーちゃん・・・

 

 

 

解ってるのか、解ってないのか、ぐーちゃんはさ。

撫でるぽく頭をぽんぽんと叩いた、さっきのセフィスみたく。

 

黙ってぐーちゃんと暫く見詰め合ってたら、何かウジウジ悩んでるのあほみたくなって、立ち上がって埃を払うとぐーちゃんを持ち上げて歩き出したんだ、宿へ。

 

 

 

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