終わりのセラフ〜繋がる未来〜   作:shu.

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短めです


家族

「さーて、ここだ」

 

グレンの言葉に皆は周りを見渡した。そこには黒い鬼のような像がズラリと並んでいた。

 

「久しぶりきたな…」

 

久しぶり……その言葉に優一郎や君月が反応する。

 

「久しぶり?おまえここに来たことあるのか?」

 

優が代表して真冬に質問する。

 

「まぁ、いろいろあってな」

 

すると真冬は優一郎に一歩一歩近づいていく。そして優一郎の目の前に着くとこう言った。

 

「お前はこの黒鬼の力に何を望む?」

 

真冬の真剣な眼差しに一瞬たじろぐがすぐに真冬を睨みかえす。力いっぱい拳を握りながら。

 

「力……仲間を……家族を……ひとりでも全部守れるだけの力……!!?」

 

優一郎の言葉を遮るように真冬は優一郎にとてつもない殺気を向ける。

 

「ひとり?全て?なにをぬかしたことを言っているんだ?お前は吸血鬼の都市に居たんだろ?ならわかるはずだ。この世界の過酷さ、残酷さ、理不尽さを!!そしてお前はまだ知らない。どれだけ力を持っていようとも全てなんて守れない。一番大切だったものでさえ守れないことがっ!!」

 

その言葉に優一郎は何か思い出したのか顔を下げた。そして優一郎の拳にはいっそう力がこもっていた。

 

「…じゃあ」

 

ぽつりと優一郎が呟く。

 

「じゃあどうしろっていうんだよっ!!!俺はどうやったらひとりで全てを守れ…「ひとりじゃ無理だ!」…!!?」

 

「お前はさっきからひとりでばっか言ってるがお前個人で何ができる?おまえひとりで吸血鬼全滅なんて無理だと馬鹿なお前でもわかるだろ。それに周りを見ろ」

 

優一郎が、周りを見る。目に映るのは真冬を始めシノア、グレン、君月、与一の五人だ。

 

「もうお前はひとりにはなれない。そんなの俺たちがさせない。そして、今日から俺達は家族だ」

 

「家族…」

 

「昔の家族を全部忘れろとは言わない。だが、そろそろ未来を見ろ。全ては守れなくても俺たちぐらいは守ってみろ」

 

「…うるせぇよ」

 

その言葉にはすこしだけ喜びが混ざっていた。

 

「あー。そろそろおわってくれねーか?とっとと始めようぜだらだらおまえらに付き合うほど俺も暇じゃねぇんだよ」

 

グレンが面倒くさそうに言う。

 

「それもそうだな。で、どうすりゃいい?」

 

「どうすりゃいい?好きな武器を選んで儀式陣に入れ武器に触れたら自動で契約の儀が始まるようにできている。おまえらが鬼に負けなけりゃ力が手に入る」

 

グレンの説明のあと、真冬は優一郎を呼びある像を指す。

 

「優一郎。お前はこの鬼にしろ」

 

「なんでだ?」

 

「あの鬼がお前と1番相性がいい。つまり1番強くなれる」

 

真冬がそう言うと優一郎は目を輝かせマジかっ!!といいその儀式陣の中に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数十分後

 

 

 

 

君月、優一郎の順で目を覚ましたが未だに与一の目が醒めないでいた。すると突然与一が挑戦していた像が砕け散る。

 

「あーあ、まじぃな。与一はやっぱちょい力が足りなかったか。でもま、黒鬼に挑戦して四分の三が成功は上々だろう」

 

「いったいどういうことだよ!!」

 

「よし鬼呪装備も手に入れたことだし吸血鬼殲滅部隊月鬼ノ組での初任務をおまえらにやろう。優、君月、天井を見ろ人喰いの鬼が出た。おまえらで始末しろ」

 

グレンの言葉に上を向くと鬼に乗っ取られている与一が

数本の矢を番え弓を引いていた。

そして一気に矢を発射すると、大量の矢が真冬たちに襲ったが皆は武器で弾いたり避けたりしながら防いでいだ。

 

「グレン中s…「シノア。気持ちは分かるけどなにも言わずに見てな」…???」

 

シノアは真冬にそう言われなぜかと疑いながらも優一郎たちのやり取りを見る。グレンが与一を殺せと命令。しかし優一郎たちは殺す様なことをせずなんとか与一を助けようとしていた。すると突然優一郎が武器を捨て与一の前に立つ。それを見た与一は優一郎を射殺そうとした。すると

 

「おい!与一!!てめぇはまたベッドの下で家族が死ぬのを見てるつもりか!!いいからさっさと出てきて仲間を守れ!!」

 

グレンのその声に与一が正気を取り戻し、優一郎への攻撃を外し、優一郎に抱きついた。その光景をみたシノアは真冬へ目線をむける。

 

「真冬さんもしやこうなることわかってました?」

 

その言葉に真冬はさあなと適当にはぐらかした。

するとグレンは与一の方へ歩いていく。

 

「お前には才能がある。なのに姉貴を助けられなかったことに負い目を感じて生きる欲望が足りてない。だが今日それを見つけられたろ?おまえが生きる理由は今日おまえを助けてくれた仲間を守ることだ。復讐?んな小さいもんにとらわれんな」

 

するとグレンは今度はみんなに言った。

 

「真冬も言っていたが昔の家族はもう忘れろ。ここにいるのが新しい家族だ。おまえは今いる家族に命を掛けろ馬鹿が。過去には何もないあるのは未来だけだ」

 

「かっくいぃ〜」

 

真冬はグレンを冷やかすがグレンは当然だと言いたげな顔をしていた。

 

「まっ、俺はお前らと違って大人だからな」

 

「「「「「それはない」」」」」

 

「…お前ら後で覚えとけよ」

 

こうして優一郎たちは無事に新たな力を手に入れたのだった。




オリ要素だしたいんだけどなぁ。アイデアよ降りてこいっ!!(笑)

あ、感想とかあったらお願いしますm(_ _)m
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