カンピオーネ!~智慧の王~   作:土ノ子

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ほぼ説明回。
弁慶関連のゴタゴタはこれで本当に幕です。


幕間 速須佐之男尊

恵那と天叢雲劍によって切り裂かれた現世と幽世の狭間に足を踏み入れた将悟。

 

闇に沈んだのは一瞬。周囲を暗闇に包まれたと認識した瞬間にはもう溢れる緑に囲まれた深山に足を踏み入れていた。空を見上げれば分厚い黒雲、横殴りに殴りつける雨。少し気配を研ぎ澄ませれば厳かな気配に包まれているのを感じ取れる。零れだしたスサノオの神力がこの世界をある種の霊山、聖域として清めているのだ。

 

アストラル界は物質より精神に優位が置かれる世界。常人は事前に精神を高揚させる霊薬を服用しなければあっという間に精神と肉体のバランスを崩し、死の淵へと転がり落ちていくがカンピオーネの肉体にその心配は無用である。どんな環境だろうと瞬時に適応してしまうデタラメぶりなのだ。

 

幽世に渡る前から体内の呪力を活性化させていたため、肉体にかかる負荷も軽い頭痛程度で収まっている。この頭痛も数分すれば跡形もなく消え去るだろう。

 

それにしても轟々と風鳴りを挙げながら吹きすさぶ雨風が鬱陶しい。

 

現世では人目を憚り、魔術の行使を自重していたがこの世界に人の目は皆無。ならば少しぐらい横着してもよいだろう。

 

降りかかる雨粒を弾くため指で水天の梵字を宙に刻み、短く口訣を唱える。すると将悟の周囲に見えない傘が生じたかのように横殴りに降りかかる雨粒が勝手に避けていく。水難除けの魔術、そのちょっとした応用だった。

 

何でもないことのように魔術を操る一連の動作は鮮やかにして無駄がない。将悟はほとんど肉体を動かすのと同じレベルで魔術を使いこなしていた。

 

やろうと思えばスサノオの支配を跳ね除け、この嵐吹く深山に一時的な晴れ間を呼び込むことも可能だろうがそこまで大げさな効果は必要ない。あくまで目的地を見つけ出すまでの傘代わりになればいいのだ。

 

ちなみに甘粕、パオロ、アレクといった複数の人物が行使する魔術を霊視力で盗み取った将悟が扱う術は中々節操がない。標準的な欧州式魔術にテンプル騎士が扱う騎士魔術、陰陽術・修験道・遁術が混然一体となった東洋呪術と一人魔術博覧会の様相を呈している。

 

閑話休題。

 

水難除けの魔術を維持したまま周辺の呪力の流れを知覚する魔術を行使する。ここはスサノオが支配し、その意思を反映する世界。故にスサノオから零れだす神力を辿っていけば自然とかの老神のもとに辿り着けるはずだ。しばらく魔術に集中し、一際密度が濃く勢いのいい呪力の流れを感知する。

 

ゆっくりとその流れを遡っていくといくらもしないうちに将悟の視界に粗末な掘立小屋が現れる。ほとんど中世か古代のあばら家といった感じでどうみても電気や水道とは縁がなさそうだ。将悟が知覚した呪力はこの小屋を発生源に緩やかに渦を巻いていた。

 

この轟々と嵐が吹き荒ぶ深山、その一角に佇む粗末な小屋こそが古老の頭領、スサノオが幽世に定めた隠居場所なのだ。

 

「よう」

「おう」

 

スサノオが居を構えるあばら家に足を踏み入れると不良じみた挨拶をこぼす。対するスサノオも適当に返事をするだけで一瞥することも無く酒を飲み続けている。このあたりのやりとりが恵那と似ており、彼女が見込まれたのはこうした相性の差もあるのかな、などと考える。

 

「今日はちょいと聞きたいことがあってな」

 

いろりを挟んでスサノオの対面へ無造作に腰を下ろすと前置きもなしに話を切り出す。

 

「久しぶりだな、赤坂の。何の話だ……と言うのは流石に惚け過ぎだわな」

「分かってんならさっさと本題に入ろうぜ、ジジイ」

 

気安く声をかけると面倒くさそうに酒を注ぐスサノオ。

 

「まずは弁慶だな。あんたら何処で神様が現れるのを知った?」

 

と、将悟。

 

「というかあの馬鹿でかい陣は何だ? あんなのが眠ってるなんて初耳だが」

 

まつろわぬ弁慶を呼び起こした出雲の地に敷かれた大魔方陣。将悟の目から見ても全ては理解しきれない細密な神秘。なぜ神を呼び出すような危険物が放置されているのか。

 

「あー。ありゃ大分昔に竜蛇避けのために敷いた仕掛けよ。ま、失敗だったがね」

「竜蛇避け…っつーとアレか。日光にあるエテ公の封印と同じ」

「おうよ。この国に竜蛇が襲来することをきっかけに《鋼》を呼び出し、相食ませるための仕掛けさ。まあ形は出来たが不具合が多すぎた。しかも出来上がる目途がつく前にエテ公とそれを捕らえる大呪法の方が出来ちまったからなァ」

 

必要が無くなったので放置していたのだとか。

 

「それをオメェに知らせたのは俺らなりの筋の通し方よ。幽世に隠居した俺は滅多なことじゃ地上に戻れんからな」

 

それにしてもそんな危険物さっさと解体しておけよ、と将悟は思うのだが…。

 

「おかげでこっちにも被害が来たんだがな?」

「言っとくが《蛇》が来たのはキッカケに過ぎんぜ。お前ら神殺しがアホみたいに地脈を乱さなきゃあの坊主を呼び出すことも無かったろうよ。その程度の代物だ」

「今回俺からは全く動いてないんだがな…俺のせいかよ」

「割合としては蛇が半分、お前ら神殺しがさらに半分ずつってところか? 一人だけなら多分呼び出すどころか反応すらしなかっただろうよ」

 

一欠けらも意図していなかったとはいえ今回の騒動、どうやら己の存在も多少関わっているらしい。とはいえ罪悪感や申し訳なさといった普通の人間ならば抱いてしかるべき諸々の感情はちっとも浮かばなかったが。

 

「なるほど……つまり、草薙が全部悪いと」

「俺の話を聞いてなかったのかよ。お前が四分の一だ」

「アテナを呼んだのは草薙だ。併せて七割五分。四捨五入すれば十割だろ」

 

スサノオはその我田引水な理屈に呆れを見せながら疑わしそうな顔をした。関わった途端良くも悪くも予想もつかない事態を招く―――もはや本能か呪いと言っていい赤坂将悟の特徴である。理屈の上では確かにこの騒動に将悟が関与したのはわずかなもの。だが“コイツがいなければもう少し平穏無事に済んだのではないか”―――そうスサノオが邪推するのも無理はないだけの前科を意図せずに重ねているのだ、この神殺しは。

 

「それで? 用件は終わったか。帰るならあっちだぜ」

「邪険にするなよ、相談役。聞きたいことがあるんだ、たまには知恵を出してくれ」

 

面倒くせぇなオイ…とやる気なさげに呟くスサノオ。

 

「俺の質問はあと二つだ。“こいつ”はなんだ? そして何故俺は権能を簒奪できなかった?」

 

そういって無造作に『取り寄せ』の魔術を使い空間をつなげると、反りの強い剥き身の刃を取りだす。

 

将悟が言うように結局弁慶から権能を簒奪することは無かった。代わりに弁慶が倒れた場所に残っていたのがこのボロボロに錆びつき、朽ち果てた三尺を超える刃だった。よくよく見れば弁慶が使用していた『岩融』の刃にそっくりである。

 

ボロボロの刃を一瞥するなりスサノオはなにがしかの納得をしたように頷く。

 

「ああ…。そいつか」

「なにか分かるか?」

「恐らく、って但し書きがつくがな。結論から言えばあの坊主はお前さんに殺される前に死んだ…いや、零落したのさ」

 

そういう呪詛を自分にかけていただろう、とスサノオ。

 

「あの坊主が敗北を悟った瞬間、呪詛はきっちり仕事をして名前を奪い去った。そうなると残るのは…」

「…まて。つまり俺は弁慶を殺害したんじゃなくて」

「名前を失った坊主のなれの果てにトドメの一撃をくれてやったんだろうさ」

「な・る・ほ・ど・ねェ…」

 

権能を簒奪できなかったカラクリは……納得できないものの理解は出来た。しかしそうなるとますますこの刃の存在が謎に思えてくる。

 

「ならこいつは何だ? 言っちゃなんだが名前を失った死に損ないが耐えられる火力じゃなかったはずだが」

「そいつは…ふむ、ちょいと借りるぞ」

 

将悟から受け取るとまじまじと見聞する。

 

「確認だが死に際にあの坊主は《鋼》の性を前面に出していやがったな? そして仕留めるのに《太陽》を使った」

「ああ」

「それだな。『《鋼》は火の中から復活する』。名前は失っても《鋼》の性は失っていなかった…辛うじて残っていた不死性が働き、この《骸》になったんだろうよ」

「《骸》…っていうとこれがいわゆる『竜骨』か」

 

『天使の骸』『竜骨』などと呼ばれるまつろわぬ神が斃れた地に偶発的に残るという、神の亡骸の一部。それは神獣をはるかに上回る神性を有し、所有者に絶大なる力を与えると言う。

 

「ああ。お前さん運が良いぜ、こいつに蔵された神力はかなりのもんだ。神がかりの巫女辺りに持たせれば手綱を誤ることなく力だけ引き出せるだろうよ」

「言っとくが神がかりできる呪術師はいま日本には清秋院以外いないぞ」

「あ? そうだったか? ちょっと前まではもう何人かいた気がするんだがな」

「あんたの言う“ちょっと前”ってのは人間の暦で何時の話だよ、神様」

 

呆れたように人間とまつろわぬ神の尺度の違いを指摘する。例え一〇〇年が経とうともまつろわぬ神ならば“ちょっと前”で済ませかねない。

 

「あとは…そうだな。どこぞの鍛冶神に見せて打ち直せば、お前が欲しがる“器”になるかもしれんぜ?」

 

何気なく零れ出た、しかし無視も出来ない発言に将悟の視線が鋭さを増す。

 

「……相変わらず耳が早いな。一応隠居の身だろ、アンタ」

「隠居の身だが現世を覗き見る裏技の一つや二つ、持ち合わせてないはずがねぇだろ」

 

神だぞ、俺はよ―――と。

 

問答無用の説得力を持ったスサノオにそれもそうかと肩をすくめる。煮ても焼いても食えぬ、という言葉がここまで似つかわしい神も珍しいだろう。こと腹の探り合いとなると類稀な霊視力の持ち主である将悟を以てして分が悪い。そちらの陰険なやり取りは早々に諦めるとして大人しく情報を引き出す作業に努める。

 

「ついでに聞いておきたいんだが、俺が求める“器”―――どうすれば手に入ると思う?」

「 “鋼殺し”の器か…異国(とつくに)の呪術師に号令をかけてまで求めているところ悪いが人知の及ぶところじゃないぜ? 名のある神具、鍛冶神が鍛えた呪物…ま、最低でもその程度の“格”が要る」

 

常命定められた人の子じゃあ、足元にも辿り着けはしねえよとスサノオは言う。分かりきっていたことだが、自身の裡にある制御不可能な滅びの権能、一筋縄では到底いかないようだ。

 

「逆に聞くが、お前は本当に御せると思っているのか? あのじゃじゃ馬を」

「可能性はある…としか今は言えない。でも意外と見込みはあると思っているよ。“前例”があるからな」

「ほう?」

 

そもそも御す方法がないのではないのか、と疑義を呈すスサノオに将悟は口を濁しながらも前向きな予測を告げる。すると今度はスサノオが好奇心をうかべた顔を浮かべ、話を促した。

 

「ジョン・プルートー・スミスの持つ『魔弾』の権能。アレも当初変身体にならなければ撃てなかったらしい。だが例の魔銃を用意することで人間体でも自由に使えるようになった―――要するに強力すぎる権能から来る反動に耐えきれるだけの“器”を用意すればいいんだ」

「成程な。まあ理屈は通ってるか」

 

元々賢人議会との共同研究も太陽の生命力を保管する“器”の研究を主体で進めさせるつもりだった。今のところ議会側がメインとなって進めている例の研究、進捗状況は悪くないがやはり将悟が求める水準に届くか……万能極まりない太陽の権能を加味しても難しいとしか言いようがない。

 

「だがよ」

 

そんなことを考えている将悟にスサノオは頷きながらも無視できない点を突きつけてくる。

 

「それだけの代物を用意してもお前が持つ滅びの権能……アレに耐えきれるかは分が悪い。例の巨神を(かたど)るお前の顕身を以てして抑え込めなかったんだろう? 少なくともお前が挙げた“魔銃”程度の代物じゃおっつかねえぜ」

「そこだな…。いっそ研究から神具の収集にシフトするか?」

「ま、俺らにはどうでもいいとは言わんが関係のない話だな。どの道助力もロクにしてやれねえ隠居の身だ」

 

と言いながら止めていた手を動かし、再び酒を呷っている。

 

「とりあえず聞きたいことはそんなもんか? あと助力してやれるのは精々その《骸》の後始末くらいだぜ」

「そこだな。こんなもんあったところで持て余すだけだし。余計なものまで呼びよせかねん」

「ま、神にまつわる諸々が地上にあって厄介事にならんことの方が珍しいわなァ。その《骸》、なんなら俺が引き取ってやろうか?」

 

今回の騒動の詫び代わりだ、とスサノオ。

 

「アンタがか…まあどっかに結界敷いて保管しておくよりは安全か」

 

将悟もまたその提案に前向きな考えを見せるが一応釘は刺しておく―――主に己の知的好奇心のために。神殺しと言えど神々の《骸》に出会う機会は滅多にないのだ。なにより聞き捨てならない情報を耳にしたばかりでもある。

 

「ただ、そいつに用が出来たら受け取りにいくからな。頼むからしまった場所を忘れるとかいう痴呆症の爺さんみたいな真似はすんなよ」

「分かった分かった。隠居の身だがボケるにはまだまだ早いんでな。必要になったらここに顔を出せ。ノシを付けて返してやる」

 

スサノオの返答に満足し、現世へ帰還しようと腰を浮かせたところで一つの懸念が脳裏に浮かぶ。

 

「…………」

 

いや、流石に。まさか…なぁ―――と思うのだが。

 

清秋院恵那の守護者であるこの老神に被庇護者の様子を逐一見守る甲斐性は無い。だが多少なりとも自身の企てが関わって生じた今回の一件、さて何処まで関心を持って眺めていた?

 

将悟の脳裏を走る危惧は具体的に言葉にすると己と恵那に関する“アレ”や“コレ”やだ。

 

「……ところでもう一つ聞きたいんだが、今回の一件お前らどこまで覗き見てた(・・・・・・・・・)?」

「そりゃあ一から十まで全部よ。もう一人の…草薙護堂と言ったか。奴と合わせて色々見物させて貰ったぜ」

 

唐突に湧いた嫌な予感を肯定するスサノオの台詞。

 

「と、言うことは…」

 

つまり己と清秋院恵那のやりとりも全て見られていたということか?

嫌な汗とともに浮かぶ危惧の念を裏付ける台詞をスサノオが悪い笑みを浮かべ、放ってくる。

 

「久方ぶりに笑わせてもらったぜ。ガキ同士中々ケツの青いやり取りだったな」

 

かかかっ、と意地の悪い笑い声を上げるスサノオ。流石神話で乱暴狼藉を繰り返したロクデナシである。性格の悪さが面構えににじみ出ていた。

 

―――よしコイツ殺そう。

 

脊髄反射的に殺気と呪力をスサノオに飛ばすが蛙の面に小便とばかりに意にも介さない。権能を用いてでも報復してやろうかとかなり本気で検討するが、幸い実行に移す前に別の案を思いつく。

 

「…………」

 

この策、実行すれば己にも精神的痛手をこうむる諸刃の剣。だがこの眼前の性悪な神様に一矢報いることができるなら、まあしかたあるまい―――必要なのは捨身に似た開き直りと性根の悪さだ。

 

「知ってるってんなら話が早い。仲人はあんたに頼んでいいかい、義父(おやじ)殿?」

「―――待ちやがれ、クソガキ。誰が、誰の、なんだって?」

 

将悟の思いもよらぬ呼びかけにスサノオは苦虫を噛み潰して飲み込んだ後でもう一度反芻したような、苦り切った表情を浮かべる―――作戦成功、是非とも鏡で自身の表情を見せてやりたいくらいだ。渾身の嫌がらせに成功した将悟は嬉々として逆襲を開始した。

 

「あんた清秋院の保護者だろ? いわば父親代わりだ。それじゃ清秋院と付き合う俺も相応しい呼び方を考えなきゃな。それとも“おじいちゃま”の方が良かったか?」

「止めやがれ、怖気が走る。あんな呼び方するのは恵那のクソガキ一人で十分だ。ましてや神が神殺しにオヤジなんぞと呼ばれてたまるかよ」

 

最後の一言だけ愛嬌たっぷりに言って見せる将悟へ今度はスサノオの方が如何に将悟をむごたらしく殺害できるか冷静に吟味している視線を送る。例え幽世に隠居しようと神は神。神殺しとの相性が悪いのは致し方ないのかもしれない。

 

満足のいく報復を終えた将悟も長居は無用とばかりに腰を上げ、小屋から出ていく。その後ろ姿に不意打ちをしかけるべきか検討し、そして取りやめた風の剣呑な視線を送りながらスサノオは舌打ちを一つこぼした。

 

あのクソガキ/クソジジイ、何時か痛い目にあわせてやる―――などとこの時全く同じ思考を全く同じタイミングで刻んだこの二人は意外と似たもの同士だった。

 

さておき、最後は大分剣呑な視線を互いに送りあうことになったがこれにて一連の事件は本当に終幕を迎えることとなったのである。

 

 

 

 




英国会談でちょろっと出てきた鋼殺しが久しぶりに話題に出たけど、久しぶり過ぎて大分設定を忘れていたという。

ちなみに現状の滅びの権能(不完全版)概略は、

灼熱巨人化+劫火の断罪者【Red Punishment】撃ち放題+自滅

となっております。

ぶっちゃけ人間に手出しできる領域に無い代物なので、
賢人議会との”器”の共同研究はウチの王様の目的としては無駄骨折りです。
メタ的に言うと決して無意味ではないんですがね、未来の可能性的に。

ともあれ前フリというか伏線というかそんなものを仕込んだ一幕でした。

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