出演する残りの10人が出ます
世界各地を巡り、逃走者のすべてがこの飛空艇に乗船した。私の休憩も終わり、引き続きインタビューを継続する。後半最初の相手は……、
「名前は…、知ってるからいいや」
「ちょっと!アタシの扱い軽くない!?」
「しょうがない…、お名前どーぞ」
「まだ悪意を感じるんですけど…、いいや、ユフィ・キサラギだよ」
この短髪の黒髪少女は我らタークスの敵一味であるが、私と同じようにドン・コルネオに捕まって危うくひどい目に遭わされかけた。ゆえに敵と言えどもそこまで仲が悪いわけではないのだが、いじると面白い反応をするのであえてこんな態度で接することにしているのだ。
「で、目的は……、マテリアが欲しいのね」
「アタシのセリフを取るなぁ!それとマテリアだけじゃなくてそれでウータイを復興するの!」
「そうでした、それではさよならー」
後ろで不満を言う声が聞こえるが、軽く流して次のインタビューを行った。
「お名前をどうぞ」
「シド・ハイウインドだ。よろしくな」
「このゲームの目的を教えてください」
「シエラと一緒に世界の旅するのさぁ!」
ここで私は一度マイクを切り、シドに質問した。
「シドさん、よく参加OKしてくれましたね、内心神羅をよく思ってないと聞いたのですが…」
「そりゃてめぇ、俺の行きてかった宇宙へなかなか行かせてくれねぇ。だけど俺の夢は結局神羅の計画で叶っちまったからよぉ、昔のことは忘れて楽しくいきてぇのさ」
この逃走者の中ではだいぶいい歳をしている方だが、清々しく語ったシドを見て、私も夢を持ち頑張ろうという気持ちが芽生えた。新鮮な気持ちで次のインタビューを行った。
「お名前をどうぞ」
「俺はゼル・ディンだ」
「このゲームの目的を教えてください」
「俺んとこの両親に恩返しをするんだ。そのためにぜってえ逃げ切って見せる」
すごく熱くしゃべるゼル。
「ちなみに具体的な恩返しとはなんでしょう?」
「うーん…、いや、まずはお金を手に入れてから考えるぜ」
はっきりまとまってないようなので、とりあえず頑張って逃げ切ってくださいねと笑顔で応援し、次のインタビューを行った。
「お名前をどうぞ」
「イデアと言います」
「このゲームの目的を教えてください」
「私はもともと孤児院を開いていました。今はもう無いのですが、もう一度あの時のように子どもたちと一緒に過ごせたらなと思い、この賞金でもう一度孤児院を開きたいと思います」
とても優しい心の持ち主なのはひしひしと伝わってくるのだが、あの派手すぎる服装は子ども受けするのだろうかと疑問を持ち質問をした。
「ちなみにその服装は?」
「ええ、こちらの姿のほうが視聴者の方に受けるらしくて…以前の魔女の姿なのであまりよくないとは思うんですが…」
なるほど、ビジュアル的にこっちのほうが私たちにとって都合がいいのだと判断し、次のインタビューを行った。
「お名前を…、ひゃぁ!?」(とうとう人じゃなくなったし!)
神羅のリーブが操作するケット・シーのデブモーグリのような恰好をした生き物が現れた。
「どうしたアルか?」
「すみません…、お名前をどうぞ」
「ワタシ、クイナアルよ」
「このゲームの目的を教えてください」
「ワタシこの世界の食べ物を食べつくして研究したいアル!」
「おすすめの食べ物はなんですか?」
「蛙アルよ!!」
「うっ……」
想像しただけで気持ち悪くなってしまう。
「ところでアンタの持っているそれは何アルか?」
「え、これはマイク…、ちょ、かじらないで~!!」
性別不明のこの生物により、結局マイクは使い物にならなくなり予備マイクを準備し、次のインタビューを行った。
「お名前をどうぞ」
「アーロンだ」
「このゲームの目的を教えてください」
「今回本当は俺じゃなく友人が出たいと言っていたのだが、今回の規定では参加資格がないらしい。それで泣く泣く頼まれてな」
すごく落ち着いたおじ様なのだが、鋭い眼光に得も知れぬ威圧感を放っている。
「その友人に一言お願いします」
私の唐突なお願いにも動じず、簡潔に決意を述べた。
「…ジェクト、行ってくる…」
一言に意志の重みを感じる…、そんな重さを感じながら次のインタビューを行った。
「お名前をどうぞ」
「パンネロよ」
「このゲームの目的を教えてください」
「私踊り子を目指してるの。この賞金でダンスを学べたらいいなぁって!」
「なるほど…、ちなみに空賊というのはどんな感じなんですか?」
「おっきな船で空を駆けるのよ、秘宝を求めてね。夢があるでしょ?」
「そうですね、ぜひ逃げ切ってください」
と、激励の言葉をかけ次のインタビューを行った。
「お名前をどうぞ」
「ラーサーと申します」
「このゲームの目的を教えてください」
「我がアルケイディア帝国は戦乱が続いており、民の心が疲弊してます。このような平和的なゲームを僕が参加することで少しでも今の帝国が変わったところを見せられればと思います」
年だけで見るとインタビュー前半の王女様よりも幼いが、しっかりしている。やはりこの年ですでに君主として君臨しているからなのだろうか。また見た目もとてもかわいいので個人的に応援したくなる気持ちもある。前半の曲者王族たちとは大違いだとぼそっと呟いた後、次のインタビューを行った。
「お名前をどうぞ」
「ホープ・エストハイムです」
「このゲームの目的を教えてください」
「僕には救いたい仲間がいるんです。ただそのためにはどうやればいいのか……、その手段を得るには勉強しかないんです。だから学費を稼ぐために逃げ切って見せます」
ホープはまじめな表情で力強く答えた。
「おっ、ホープ、インタビュー中か」
「あっ、ノエルさん!」
ホープとのインタビュー中に突如入ってきたこのノエルという青年。このメンバーの中でかなりのイケメンの部類に入るであろう。次に行おうとしていた最後の逃走者なのでついでにインタビューすることにした。
「お名前をどうぞ」
「ノエル・クライスだ」
「このゲームの目的を教えてください」
「焼肉パーティーしようぜ。大勢でな。こっちの世界は食いものきっとたくさんあるだろ。それと元の世界に帰るまでにいろいろ旅もしたいし、な」
「僕に振らないでくださいよ…」
「ちなみにおすすめの肉ってなんですか?」
「アダマンタイマイさ!」
「え、あれ食べられるんですか!?」
「もちろん!というかホープも食べたことあるだろ?」
「ありません、というか食べ物として認識してませんでした」
「おいおい、冗談だろ?とりあえず成長期なんだからたらふく食っとけ!あ、もちろん、あんたも食べるよな!食い方は……」
それからノエルが目の色を変えて語り続けるのでとりあえずマイクの電源を切り、インタビューを終了した。これで全員のインタビューが終わったことになる。20人の個性的なメンバーが集まりどんなドラマを見せることになるのだろか。
簡単な設定集
低0から高10の値でミッション参加度、自首率を示します。
名前(出演作品) (ミッション参加度、自首率)
ユフィ(FF7) (4,8)
シド(FF7) (6,0)
ゼル(FF8) (8,2)
イデア(FF8) (5,1)
クイナ(FF9) (4,3)
アーロン(FF10) (7,0)
パンネロ(FF12) (10,2)
ラーサー(FF12) (10,0)
ホープ(FF13) (4,5)
ノエル(FF13-2) (9,0)
ホープはショタ枠扱いなので、姿はFF13と同じイメージです。それなのになぜノエルとすでに仲良しかって?ここの世界は時間軸を無視した交流の場だからです。ご了承ください。