魔法科高校の劣等生 ~幼馴染たちと共に~   作:ローニエ

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はじめましてローニエです!

なんか他の方のを見ていたら無性に書きたくなってしまい勢いで書いてしまいましたw

もう一つ書いている「ラブライブ ~幼馴染たちと共に~」が完結してないのに…

でもどちらも完結させるつもりで書いていきたいと思っていますのでどうぞ温かく見守ってやってください。

それでは本編どうぞ!


~入学編~
プロローグ


12月

 

私は今親友の雫の家で受験勉強している。

受験する高校は国立魔法大学付属第一高校。

第一高校は魔法科高校の中でもエリートばかりのすごい学校だ。

そんな場所に私が行くのは少し気が引けるが受験する以上は頑張らないと!と常日頃思っているせいか勉強にやる気がでない。

そこでふと隣にいる雫を見ると、ただひたすら勉強していた。

そんな私の視線に気づいたのか雫が勉強しているペンを置き、私の方を向いてきた。

 

「ほのか、最近集中力が欠けてる。このままだと受験失敗するよ?」

 

「分かってるよ。でも受験のこと考えてるとすごく心配で…。」

 

「大丈夫。ほのかは頭いいから勉強すれば絶対いい成績で入れる。だから心配する必要ないと思うけど…。」

 

「とは言っても…。ハァ…」

 

雫に励まされても溜息が出てしまう。

考えすぎなのは自分でもわかっている。

でもこれは昔からのことなので今更どうしようもないと割り切るしかない。

とは言ってもまだ集中力がかけたままなので、隣で再び勉強を始めた雫を片目に外を見てみると、

 

「雪だっ…」

 

「ホント?…あっ、綺麗。」

 

私の声に反応したのか雫も窓の外を見ている。

確かにすごくきれいだ。

しかし、雪を見るといつもあの時を思い出して少し悲しくなる。

 

 

 

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「行かないでよ~グスン」

 

大好きな幼馴染と別れることになり私は周りを気にせず泣いていた。

12月。生まれた時からの知り合い斎藤翔人が急に引っ越すことになったのだ。しかも場所はUSNA。日本じゃないので会うことも容易ではない。

 

「まったく、ほのかは泣き虫だな。」

 

「だって~」

 

いつもなら反論しているのだが今日は寂しいせいもあってか少し素直になっていた。

 

「泣き止んでくれよ…。身寄りのなくなった俺に声をかけてくれた人がUSNAにいるんだ。俺だってほのかや雫と別れたくない。でも今はこうするしかないんだ…。」

 

「今は…?」

 

「あぁ、今の俺には一人で生きていくためにないものが多すぎる。だから自分一人で何事もできるようになったらきっとまた日本に戻ってくるさ。」

 

「…本当に?」

 

「あぁ、本当だ。俺が今までに嘘を言ったことがあったか?」

 

「そうだね!翔人君は私たちに嘘はつかないもんね!」

 

「その言い方だとお前たち以外には嘘ついてるみたいな言い方じゃないか…?」

 

「だってそれは本当のことじゃん。」

 

そう言って笑顔になる私。

寂しい気持ちはあるがここは笑顔で送り出してあげないとっ!

それに…一番寂しい気持ちなのは家族を失った翔人君のはずだ。

さっきから私と笑顔で話してくれているが心からの笑顔ではない。

ずっと一緒に過ごしてきた私にはわかる。

 

「じゃあ私たちは日本で待ってるね。いつかまた翔人君が会いに来てくれるまで。」

 

「あぁわかった。あっ、そうだ雫。ほのかのこと頼んだぞ?こいついつも危なっかしいから。」

 

「言われなくてもわかってる。元からそのつもり。」

 

「えっ!?どういうこと雫!?」

 

これまで私たちの会話を眺めていた雫が声を出したがそれは私に関してのことだった。

う~…二人して私をバカにして…。

翔人君に今度会うときは絶対見返してやるんだから!

 

「まぁそんなわけでまたな。」

 

そう言って空港に向かった彼の背中を見送る私たちであった。

 

 

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「………のか、ほのか!」

 

「えっ!?どうしたの?」

 

「外を見てずっとぼうっとしてるから。話しかけたのに返事がなかった。」

 

「あっ、ごめんごめん。ちょっと考え事してて。」

 

「翔人のこと?」

 

「えっ!?ち、違うよ?」

 

「…ばればれ。ほのかがこういうときは大抵翔人のことを考えてる。」

 

どうやら雫にはばれてしまっていたようだ。

 

「…雫なら分かるでしょ?雪を見るとどうしても翔人君と別れたときのことを思い出すんだ。にしてもひどいよね翔人君。向こうに行ったら連絡くれるって言ってたのに一回も連絡ないなんて。」

 

そう言って微笑む私。連絡を楽しみにしていた私は少しショックだったんだからね!と翔人君にあったら言いたいなぁ…。

 

「それには同意。私はUSNAのこと知りたかったからちょっとショックだった。」

 

翔人君よりUSNAのことかいっ!と突っ込みそうになるが言っても雫だし、と思い言いとどまる。

 

「でもそんな翔人のことが、ほのかは大好きなんだよね?」

 

「えっ!?…う、うん。」

 

「ハァ…、まったくほのかと言ったら。翔人がUSNAに行く前に告白でもしとけばよかったのに。」

 

「そ、そんなこと恥ずかしくてできないよ!…それにあの時の翔人君にそんなこと言えると思う?」

 

「…思わない。」

 

翔人君は両親と妹を何者かに殺害され孤独の身となってしまった。

そんな翔人君を引き取ると言ったのがUSNAにいる翔人君のお父さんの知り合いだった。

あの時私と雫は翔人君に何もしてあげることができなかった。

それもそうだろう。私たちは肉親を殺害されたことなどないのだから。

 

 

「でしょ?あーあ。早く翔人君に会いたいなぁ~。いつになったら会えるんだろ?」

 

考えてもどうしようもないことだが私だって恋する乙女だ。

好きな相手に早く会いたいと思ってしまう。

 

「…知りたい?」

 

「…………………え?」

 

「この前お父さんに翔人がいつ帰ってくるのか聞いたら答えてくれた。」

 

「し、雫!?どうしてそんな大事なこと黙ってたの!?」

 

「だってほのかが何も言わなかったし。」

 

空いた口がふさがれない(今となっては死語だが…)とはこのことを言うのだろう。

いや、そんなことはこの際どうでもいい。

翔人君が帰ってくる。そのことだけで私は頭がいっぱいになった。

 

「そ、それでいつ帰ってくるの!?」

 

「4月。」

 

雫は完結に告げる。

4月…。

ということは高校からは日本で通うということだろうか?

 

「4月からってことは高校は日本で通うってこと?」

 

「もちろん。」

 

「雫は翔人君がどこの高校に通うか知ってるの?」

知ったところで今更受験校を変えるわけにはいかないがどこに行くかは知っておきたい。

もし会いに行ける距離なら遊びに行きたいなぁ~なんてことを考える私。

そんな私に本日2回目の爆弾が雫によって投下されようとしていることなど知らずに…。

 

「もちろん知ってるよ。」

 

「ど、どこ!?」

 

「国立魔法大学付属第一高校。通称第一高校。つまりは私たちと同じってこと。」

 

「…え?えぇ!!!!!!」

 

 

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