魔法科高校の劣等生 ~幼馴染たちと共に~   作:ローニエ

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小説を書く時間はあるのに、まだ劣等生18巻を読んでいない…
というか、まだ買ってないことに気づく…

買わなきゃな…


終幕

翔人がそう告げた後、ブランシュのアジトに乗り込むメンバーはすぐに集まっていた。

達也、深雪、エリカ、レオ、克人、それに桐原だ。

さて、ここで疑問が一つ生じる。

翔人はどこへ行ったのか。

達也たちよりも先に出たはずなのに、いまだに来ないとはどういうことかと達也は内心呆れていた。

 

「翔人はまだこないのか…」

 

そう小さく呟いた達也に深雪から声がかかる。

 

「お兄様、斎藤さんなら来ないかもしれません」

 

「何故だ?」

 

「先ほどほのかからこのような連絡があって…」

 

そう告げた深雪は達也に自分の端末を見せる。

そこに書かれていた文はというと…

 

『翔人君を行かせないように説得中。』

 

その文を見た達也は、

 

「まぁ仕方がないか。」

 

と素直に納得してしまう。

 

「そうですね。ほのかは自分の愛する人に傷ついてほしくないのでしょう。…私も同じです。お兄様には傷ついてほしくありません」

 

「大丈夫だよ深雪。俺に本当の意味で傷つけられる奴は存在しないんだから。…翔人がこないならこれで全員か。それじゃあ行くぞ、深雪」

 

「はい、お兄様」

 

そう深雪が顔を赤くしながら告げると、一同は克人の運転でアジトへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

そのころ翔人は……

 

「なぁ雫。見てるんじゃなくて助けてくれないか?」

 

「無理。それに私はほのかの意見に賛成だから。」

 

「ハァ………」

 

現在俺は、校内でほのかと雫に捕まっていた。

保健室を出てすぐに校門へと向かおうとしてのだが、雫に見つかってしまい今に至る。

 

「なぁ、ほのか。分かったからとりあえず腕から離れてくれないか?逃げないから」

 

「だ、だめだよ!そう言って翔人君は空間移動でアジトに行くつもりなんでしょ?」

 

俺がそう頼むがほのかは顔を赤くしながら俺の頼みを断る。

顔を赤くするくらい恥ずかしいならやめればいいのに…

とりあえずいまの状況を説明しよう。

ほのかが俺の腕に抱き着いている、それだけだ。

とは言ってもこれがなかなかに辛い。

雫だったらまだよかったのかもしれないが、ほのかの場合腕に当たっている二つの膨らみをどうしても意識してしまう。

ほのかの場合、無意識でやっていると思われるので余計たちが悪い………

(実は雫の入れ知恵なのだが…)

そんなことから意識をそらすために、俺はほのかへと話しかける。

 

「絶対逃げないから!とりあえず話そう。話せばわかる!」

 

「……ホントに逃げない?」

 

「ホントだ」

 

俺がほのかの目を真剣に見ながら告げると、ようやく納得してくれたのか腕から離れてた。

 

「あのな、俺はテロリストのアジトを潰しに行くだけだぞ?。俺の実力は知ってるだろ?」

 

俺は二人を納得させるためにそう告げる。

如何せん時間がないのだ。

早くしないと日が暮れてしまう。

 

「翔人君が強いのは私も雫もわかってるよ。でも自分から危ない場所へ行く必要はないよね?」

 

「私も同感。今回は十文字先輩に任せよう。十師族だしなんとかしてくれるよ」

 

やけに今回は折れないな…

 

「確かに十文字ならなんとかしてくれるかもしれない。でもだからって俺が行かない理由にはならない」

 

お互い譲らない三人。

翔人には翔人なりの理由があり、ほのかと雫にも二人なりの理由があるため、どちらも譲れないのだ。

しかし、終止符は急に打たれることになる。

 

「あっ、深雪からメール」

 

雫はそう言って自分の端末を確認する。

そして確認すると勝ち誇ったような顔になり「見て」、と俺に端末を見せてくる。

何だろう?と疑問に思った俺は雫の端末を見る。

そこには、

 

「私たちはもう出発したから、あとのことは私たちに任せるように伝えておいてくれるかしら?」

 

と書かれていた。

 

 

………置いてかれたの俺?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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数日後、翔人、ほのか、雫は深雪に誘われ達也たちがよく来るカフェへと向かっていた。

 

「何だろうな俺たちまで呼んで」

 

「さぁ?テロリストの件のお疲れ会とか?」

 

「…俺はアジトに行ってないってのにか?」

 

「まぁまぁ二人とも行けばわかるよ」

 

翔人は置いてかれたことを少し引きずっていた。

無理もないだろう。

あれだけ行く気満々だったのだから。

 

「へぇ、貸し切りか。ホントに何をやるんだろうな」

 

カフェへと着くと翔人が歓声をあげる。

高校生が店を貸切ることなんて早々ないだろう。

まぁ雫みたいなお嬢様ならそうではないかもしれないが、普通の高校生なら驚くことだ。

そうして翔人が店に入ると、すでに全員そろっているようだった。

 

「あっ、翔人君!やっと来たね~」

 

「あぁ、それで今日は何の集まりなんだ?何も聞かずに来たんだけど」

 

「そういえば言ってなかったね…今日は達也君のお誕生日会だよ!」

 

「「「「「え!?」」」」」

 

エリカの言葉に翔人たち一同と美月、レオは驚く。

 

「エリカちゃん!何で教えてくれないの!?」

 

誰にも言ってなかったのか…と翔人は心の中でツッコミながら、美月の言葉を聞いていた。

 

「正確な日は知らないよ?」

 

「えっ?」

 

「どうせ四月中でしょ?誤差の範囲かなぁって昨日深雪に…」

 

「そう、よく知ってたのねってびっくりしたわ」

 

エリカの言葉にかぶせるように深雪が話すと、深雪はにこにこしていた。

その様子にエリカは、ん?と首を傾げた。

そして恐る恐る達也に尋ねる。

 

「達也君。もしかして本当に今日だった?」

 

「あぁ驚いたよ。ありがとう」

 

達也のその言葉に驚く一同。

 

「深雪~図ったわね」

「あら、否定はしてないはずよ」

 

エリカの言葉に、そう笑顔で告げる深雪。

そんな二人とは違い落ち込んでいる者もいた。

 

「しまった、プレゼント……」

 

「うん…」

 

雫とほのかはプレゼントを持ってきてないことにだいぶ落ち込んでいた。

しかしそんな二人に美月とレオが声をかける。

 

「お二人ともきにすることないですよ…って私が言っていいのかわからないですけど…」

 

「俺らも同じクラスなのに知らなかったわけだしな」

 

すると話を聞いていたマスターがザッハトルテを作ってくれて達也へのプレゼントということになった。

そうして達也の誕生会が始まった。

マスターの作ってくれたケーキを食したり、記念撮影をしたりした翔人たち。

そうして一時間ほどたつとだいぶ落ち着き、翔人たちは談笑をしていた。

 

「マスターの料理おいしかったよね~私ほっぺが落ちそうだったよ~」

 

ほのかが皆にそう告げる。

 

「確かにな~でもほのかの料理だってうまいじゃないか。マスターに負けず劣らずだぞ」

 

「翔人君はほのかの料理食べさせてもらったことがあるの?」

 

翔人の言葉に疑問を抱いたのかエリカが質問する。

 

「食べさせてもらってことがあるっていうか、毎日食べさせてもらってるけど?」

 

「「「「「え?」」」」」

 

「夕飯は毎日ほのかの家で食べてるからな」

 

「ちょ、ちょっと翔人君!」

 

「ん?どうした?」

 

翔人の言葉に固まるエリカたちであったが、そんななか唯一固まっていなかったほのかが顔を赤くしながら翔人の名前を叫ぶ。

そんなほのかを見た女性陣は、

 

「ほのか、あなたもやり手ね」

「ほのかさん流石です!」

「手が早いね~」

「…………」

 

雫以外ほのかの行いに目をキラキラさせながら詰め寄る。

 

「ちょ、ちょっとみんなやめてよ!」

 

ほのかはそんな3人に叫ぶが…

 

「翔人君とはどこまでいったのかなぁ~?」

「そこのところを詳しくお願いします!」

「私も詳しく知りたいわ」

 

 

「し、雫助けて!」

 

「……知らない」

 

「雫~」

 

雫に助けを求めるほのかだったが、見捨てられてしまう。

そしてほのかを見捨てた雫は、そのまま翔人の横へと座り問いかける。

 

「いつからほのかの家で夕食食べてるの?」

 

「前、俺がセットメニューで悩んでるときあったろ?そのときからだけど?」

 

「そう…」

 

翔人の答えを聞いた雫は何かを考えるように自分の思考の中に沈む。

そんな女性陣を見て翔人は、

 

「俺何か変なこと言ったか?」

 

と、達也、レオに尋ねるが

 

「お前もたいがいだな…」

「羨ましいぜ…」

 

とわけのわからない回答をされる。

カオスな女性陣に理解不能な男性陣。

翔人はわけがわからず、ただ黙って考えることしかできなかった。




これにて入学編は終わりです。

そして次回からは九校戦に入っていきます!

翔人の活躍をようやく見せることができると思います。

こうご期待ください!
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