今回は原作とあまり変わらないかなぁ~と思います!
生徒会室へと入るとなんと達也と深雪がいた。
…そういえば今日の昼呼ばれてたとか言ってたな。
その話の続きか?
「生徒会室へようこそ斎藤翔人君。僕は生徒会副会長の服部刑部です。」
俺が入ると副会長が挨拶をしてきた。
「…どうも。」
俺は嫌々来て気分が乗りきでなかったため少し覇気のない声であいさつをしてしまう。
そんな俺に副会長がにらむが、そこで渡辺先輩が声を発した。
「さて翔人君もそろったことだし話を進めようか。率直に言おう、翔人君、君は職員選任枠で風紀委員に入ってもらうことになった。」
「…はい?」
「君は達也君と同じで展開中の起動式を読み取ることができる。その技術は我々風紀委員にとって大きなアドバンテージとなる。」
「…はぁ。」
「というかもう職員たちの間で決まったことなんだ。」
「それって断ることできないんですか?」
「出来なくもないわよ?でも翔人君は風紀委員をやるのが嫌なの?」
するとここまで言葉を発していなかった七草が俺に尋ねてきた。
…なんかこいつの声を聴くだけでイライラするな。
「お前には関係ない。俺は渡辺先輩と話をしてるんだ。部外者が勝手に口を挟むな。」
「お、おいお前!会長になんて言葉遣いを…!」
声を荒げる副会長だったが、それを渡辺先輩が止める。
「実際真由美の言う通り断ることは可能だ。しかしそれにはそれ相応の理由が必要となるぞ?」
それ相応の理由か…。
あいにく俺には断るような理由はこれといってないんだよな…。
強いて言うなら時間を縛られるのが嫌ってだけで…。
そうして俺が黙って考えていると副会長が渡辺先輩に告げる。
「渡辺先輩、私はそこの一科生と二科生を風紀委員に任命するのは反対です。」
ほう?
俺は考えることをやめ副会長の言葉に笑みを浮かべる。
「おかしなことを言う。達也君を生徒会選任枠で指名したのは七草会長であり、翔人君を教員選任枠で指名したのは一高の教師陣たちだ。例え口頭でも指名の効力に変わりはない。」
「本人は受諾していないようですが…本人が受け入れるまで、正式な指名にはなりません。」
「それは達也君と翔人君に決定権があるのであって、君に反対される筋合いはないよ。」
渡辺先輩は俺と達也、副会長を交互に見て話す。
「過去、実力の劣る
と、副会長が告げると俺は内心かなり呆れていた。
(生徒会の副会長ですら一科生と二科生を差別してんのか…。さすが七草が会長をやっていることだけはあるな。)
俺がそう考えていると、
「待ってください!」
ここまでずっと黙っていた深雪が喋り始める。
「僭越ですが副会長、兄は確かに魔法実技の成績が芳しくありませんが、それが実技テストの評価方法に兄の力が適合していないだけのことなのです。実践ならば兄は誰にも負けません。」
その言葉に俺は驚いた。
俺の次に成績のいい深雪がここまで言うとは…。
達也に対して普通ではないとは思っていたが、もしかしたら相当強いのかもしれない。
いずれ戦ってみたいなぁ…。
「司波さん、魔法師は事実をあるがままに、冷静に、論理的に認識しなければなりません。魔法師を目指す者なら身贔屓に目を曇らせることのないように心掛けなさい。」
副会長にそう告げられた深雪はますますヒートアップした。
「お言葉ですが、私は目を曇らせてなどいません!お兄様の本当のお力をもってすれば――」
「深雪」
冷静さを失っていた深雪の前に、手が翳される。
すると深雪がハッとした顔になり、羞恥に後悔を混ぜて口を閉ざし、俯く。
言葉と手振りで深雪を止めた達也は副会長の前に移動した。
「服部副会長、俺と模擬戦をしませんか?」
「なに…?」
意外な申し出に言葉を失う生徒会室にいるメンバー。
ただ一人、翔人を除いて…。
「思いあがるなよ、補欠の分際で!」
そんな副会長から罵倒を受けた本人は困ったような顔で薄っすらを苦笑を浮かべている。
「何がおかしい!」
「魔法師は冷静を心掛けるべき、でしょう?」
「くっ!」
自分のセリフで揶揄されて、副会長が悔し気に息を詰まらせる。
「別に風紀委員になりたいわけではないですが……妹の目が曇ってないと証明するためなら、やむをえません。」
「……いいだろう。身の程を弁えることの必要性を、たっぷりと教えてやる。」
副会長がそう告げると七草、渡辺先輩が順に模擬戦の許可を出した。
………あれ?俺はどうしたらいいんだ?
そう思った俺は渡辺先輩に聞いてみることにした。
「あの~、俺はどうしたら…」
「あっ!」
どうやら忘れていたようだ…。
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「―――というわけだから先に帰って待っててくれ。」
事務室へとCADを取りに行く途中俺はほのかにそう告げた。
「分かった、先に帰って待ってるね。…でも大丈夫?模擬戦の相手はあの服部先輩でしょ?」
結局あの後俺は実力を見たいと言われ、達也の後に服部副会長と模擬戦をすることに。
正直早く帰りたかったから断ろうかとも思ったが、早く終わらせればいいや、という結論を出し今に至る。
「ほのかは服部副会長のこと知ってるのか?」
「そりゃあ知ってるよ。入学式以来負けなしで一高の3巨頭に次ぐ強さだって話だよ?」
なるほど。
3巨頭に次ぐ強さならあれほどの自信もまぁ頷ける。
これなら少しは楽しめるかな…。
「なるほどなぁ~。でも俺あの人好きになれないんだよな。いい人なんだろうけど二科生に対して差別がひどすぎる。」
「そうなんだ…。私も一科生とか二科生で差別するのは嫌だな…。」
「だろ?ってことでちゃちゃっと終わらせてくるな。」
俺はほのかに笑顔でそう告げる。
ほのかは少し頬を赤くしたが、
「頑張ってね!」
と告げ、校門で待つ雫と共に帰っていった。