前置きなし、続きなし、詳細設定なし、キャラ名なし、希望なし。

とことん無し無し尽くしの読み切り謎創作。
このサイトよくわからなくてとりあえず書いたものです。精神正常者のご閲覧はオススメできませんね。

まぁ、本当に言うことないです。ただの殺戮狂人の話ってくらいですかね。

はい。

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鬱な時はもっと鬱なお話を読んでリミッターをぶち壊そうという策略で書かれた狂った奴の話。

少年は狂気に支配された。

 

原因は不明。ただ彼には決定的に欠如していたものがあった。

 

 

それは、己を止めてくれるもの。

 

 

歯止めのない彼は自らの追い込まれた現状を理解することなくただただ狂い続けた。

 

彼は人を殺した。幾千の人を殺した。

数多の罪なき者を殺した。

動物、魚、昆虫、植物。あらゆるものも殺した。

 

彼にはその行為が正しいかどうか分からなかった。しかし、殺すたび彼の心はよく分からない感情で埋め尽くされていく。

 

 

それが、心地よかった。

 

 

やがて彼の思考は悪魔のように向きを変えた。

 

「そうか、殺しとは『愛』なんだ。」

 

彼には彼女がいた。しかしそんな彼女も彼を止めることなく、むしろ彼の狂気に染まっていた。

 

 

 

深い深い彼の瞳は何を写しているのか。

ゆっくりと彼の手は彼女の首をとらえた。

 

少しづつ力を加え、彼女は涙を流しながら微笑んでいた。

これが『愛』なのだ。これが自分の中で最も美しい。

 

そう思い続けたのなら、ある意味では彼は幸せだった。

 

神は時にして残酷。唐突に彼は正気を取り戻した。

 

彼女を突き飛ばし、自らの頭を抱えひざまづいた。

自分は何をしていたのだろうか?それすら分からないほど混乱していた。

 

そして、彼が次に見たものはかつて壊れるほど愛した彼女。

バタバタと走り寄り彼女の頬に触れた。

 

 

まだ、温かい。

 

 

彼女に触れる、温かい温度が伝わる。彼女の口元に手をやる、空気は感じない。彼女の脈を取る、

 

 

脈は、ない。

 

 

あぁ、そうか。殺してしまったのか。

 

 

良くか悪くか、彼は再び狂気に沈んだ。

彼は台所から包丁を取り出すと、彼女の腹部に突き刺した。

 

 

温度がある。死んでいるのに。気持ち悪い、気持ち悪い。

 

 

次に彼の包丁は彼女の肩に刺さった。

 

 

早く処理しなきゃ。細かくしなきゃ、運びやすくしなきゃ。

 

 

彼女の腕は、いとも簡単にもぎ取れた。

 

 

次は反対腕。そのあと足、また反対の足。

刺して刺して刺し続けた。切断部分はミンチのようにぐちゃぐちゃになっていた。

 

ふと、彼は死んだ肉片と目が合った。

 

 

…やめろ。やめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろ!!

こっちを見るな。やめてくれ。大人しく死んでいてくれ!!

 

 

 

彼の包丁は彼女の首を刺し、もぎ取るように首を外した。

 

それでも首には目がある。

気持ち悪い。こっちを見るな。

 

包丁は、眼球を貫いた。

 

それでも首は人の形をしている。

気持ち悪い。死んでるのに人の形。気持ち悪い。

 

 

彼は首を床に置くと金属バットで原型が無くなるまで殴り続けた。

 

メキッ、グチャ、パキッ、グチャ。

 

液体と個体の混ざった肉片はもう、人間じゃなかった。

 

 

彼はその物体を袋に入れた。

他の肉片も袋に詰めた。

そして、その袋を抱え、夜の道を走り抜けた。

 

 

辿り着いたのは山奥だった。

彼は間髪入れず、袋を山道に放り投げた。躊躇なく。無情に。

 

肉片たちは転がりながらバラバラに落ちていく。

気持ち悪い。

 

 

その後、彼は何を思ったか懐から包丁を取り出し、自らの首を切りつけた。

鮮血とともに、彼は倒れた。

 

 

 

 

 

目が覚めたのは病院だった。

なぜか、彼は生きていた。誰かに助けられたのだろう。しかし、今の彼には生きる喜び、又は生きる悲しみなんでなかった。

 

 

狂気。それだけだった。

 

 

さらに彼にかかった悲劇。

彼は命に別状はないが、声帯が切れていた。

 

言葉を失った。けれど、それだけなら良かった。

 

 

警察は、彼女を見つけられていなかった。

捜査願いだけ。

 

しかし、彼は全てを知っている。

 

 

狂った彼は自首することもできない。罪と一緒に余生を謳歌する。

 

 

 

そして、神はまた彼を弄ぶ。

 

 

 

冷静さを取り戻した彼。しかし、狂気に染まった瞳はまだまだ残っていた。

 

 

 

 

「肉を、切り裂きたい」

ただ、それだけが彼を支配した。

 

 

 

やがて彼が正気を取り戻すことはなかった。

無音の殺人鬼、狂った脳の無差別犯。

 

その包丁は、今も肉を切り裂きたがっている。


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