とまあ、そんなことはさておき、始まります。
前日から一夜あけ、また新たな転校生が来た。
「今日も嬉しいお知らせがあります。また一人、クラスにお友達が増えます。」
そして、真耶の横にデジタルボードが表示され、そこには『ラウラ・ボーデヴィッヒ』と言う名前が表示された。
「ドイツから来た転校生の、ラウラ・ボーデヴィッヒさんです。」
「どういう事?」
「二日連続で転校生だなんて・・。」
「いくらなんでも変じゃない?」
「皆さんお静かに!まだ自己紹介が終わっていないんですから!」
「挨拶をしろ、ラウラ。」
「はい、教官!」
ラウラはまるで軍人の様に返事をした。
そして、ラウラはもう一度生徒達の方を向いた。
「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。」
そして、少し間が空き、気まずそうに真耶が口を開いた。
「あ、あの、以上・・ですか?」
「以上だ。」
そして、ラウラは一夏の方を向いて歩きだした。
「貴様か。」
そして、ラウラは一夏の頬を冷徹にぶった。
「私は認めない。貴様があの人の弟であると・・!認めるものか!」
そして、零や一夏は、アリーナにてISの特訓をしていた。
箒と鈴は感覚で、セシリアは逆に細かすぎた。
「率直に言わせて貰う。全然わからん!」
「なぜわからん!」
「ちゃんと聞きなさいよ!ちゃんと!」
「もう一回説明して差し上げますわ!」
一夏は三人の説明をよく分かっていないようだった。
すると、横からシャルルがISを装着して来た。
「一夏、ちょっと相手してくれる?白式と戦ってみたいんだ。」
「シャルル!分かった。と言う訳だから、また後でな。」
三人は納得がいかないと言う感じだった。
「ま、あんな雑な説明じゃねえ。感覚的ではアバウトすぎるし、細かすぎても実感がわかないよ。」
その頃、アリーナの観客席では沢山の生徒が集まっていた。
一夏とシャルルは武器を構え、戦いを始めた。
一夏は武器が大振りなので無駄が多いが、シャルルはそれを完璧に対応し、すぐさま反撃に出た。
「・・・つまりね、一夏が勝てないのは、単純に射撃武器の特性を理解してないからだよ。」
「う~ん、一応分かってるつもりだったんだが・・。」
「この白式ってイコライザが無いんだよね?」
「ああ。スロットが空いてないらしい。」
「多分だけれど、それってワンオフアビリティの方に容量を使っているからだよ。」
「ワンオフ?」
「要するに、機体ごとの固有の技みたいなもんだったっけか?」
「そのとおり。ISと操縦者の相性が最高状態の時に自然発生する能力の事だよ。」
「白式では、零落白夜の事だな。」
「ははぁ~。お前の説明って分かり安いな。」
「さっきの三人みたいに、文章や感覚だけで説明するより、実際に戦って実感したわけだからな。一夏自身も分かっただろう。」
三人は文句を言っていた。
「三人とも的確な説明ができてないんだよ。」
零のその一言で三人は黙った。
「でも、零落白夜ってシールドエネルギーまで使う無茶苦茶な能力だぜ?」
「織班先生が使っていたISと同じ能力だよね。・・兄弟だからってそうそう同じ技が使えるものじゃないはずなんだけど・・。」
「ま、それで少しシールドエネルギーを残せれば良いんじゃないか?最悪、相討ちにも出来るんだからさ。」
「それもそうだな。」
「特攻用じゃないと思うけど・・。じゃあ、本題に戻るけどちょっと銃の練習をしてみよう。」
シャルルはターゲットを出し、一夏に銃を手渡した。
「他の奴の装備って使えないんじゃないのか?」
「普通はね。でも、使用者がアンロックすれば、登録してある人全員が使えるんだよ。」
「へぇ~。」
そして、一夏はシャルルに教えられながら、射撃の練習を始めた。
【仲が良さそうだな。フレンドシップ!】
「だな。」
すると、一機の黒いISが二人の元に現れた。
「ラウラ・ボーデヴィッヒ・・!」
「なに!?アイツなの!?一夏をひっぱたいたって言うドイツの代表候補生って!」
搭乗していたのは、ラウラであった。
「おい!一体何の用だ!」
ラウラは零の言葉を無視し、一夏の方を向いた。
「織班一夏・・。」
「なんだよ。」
シャルルに銃を返しつつ、ラウラの方を向いた。
「貴様も専用機持ちだそうだな。ならば話が早い。私と戦え!」
「嫌だ。理由がねえよ。」
一夏はラウラの挑戦を断った。
「貴様に無くても、私にはある。」
「今で無くても良いだろ?」
「どっちにしてもクラスリーグマッチがあるんだし。」
「なら。」
ラクラは装備の一つにエネルギーを溜め、ビームを発射した。
「ヤバッ!」
零は素早くリュウセイを開展させ、剣でビームを弾いた。
そのビームは遥か空の彼方へ飛んで行った。
「ふう~、たく、あぶねえな。二人とも、怪我はないか?」
零は二人の方を向いて聞いた。
「あ、うん。今のってイグニッションブースト?」
「いや、零は元々足が凄く速いんだ。」
「へぇ~。」
「ま、無事で良かった。それにしても、いきなり戦いを仕掛けるなんてな。」
「ドイツの人はずいぶん沸点が低いんだね!」
そう言いながらシャルルは武器を構えた。
「フランスの第二世代形ごときで私の前に立ちはだかるとはな。」
「未だに量産化のめどが絶たないドイツの第三世代よりは動けるだろうからね。」
「まてまて、二人とも!」
『そこの生徒!そこで何をしている!』
零が仲裁にはいるのと、アナウンスが同時に流れた。
「ちっ、今日のところは退いてやろう。」
ラウラはISを解除し、地面に着地した。
そして、そのまま去って行った。
「一体どういう事だ!一夏!」
「あの方とあなたに何がありましたの!」
一夏は、更衣室で座り込んでいた。
「一夏、大丈夫?」
一夏はシャルルと零に気付き、顔を上げた。
「ああ。さっきは助かったよ。サンキュな、二人とも。」
「とは言っても、俺はビームを弾き飛ばしただけだ。」
そして、シャルルと零は着替えた。
「じゃあ、僕先に部屋に戻ってるね。」
「え?ここでシャワー浴びて行かないのか?お前何時もそうだよなあ。」
「部屋で浴びるんじゃないのか?」
「・・そうか。そうだな。」
「色々あるんだろうな。他人には他人の事情があるもんだ。」
「じゃあ、僕は戻るよ。」
「あ、じゃあ。俺はシャワー浴びてから。」
そして、零と一夏はシャワーを浴び、制服に着替えて寮まで歩いて行った。
とりあえずここで終わりです。
多分次はクラスリーグマッチかな?
まあ、そんな感じでやって行きます。