途中から本編に入る・・かな?
一方、零はブロンズ像のゼノの中で目が覚めた。
「・・・ん・・ここは・・。そうだ、確か俺はヤプールにブロンズ像にされて・・!」
零は身動きを取ろうとしたが、クリスタルの様な物に閉じ込められ、腕すら満足に動けなかった。
「そうか・・こりゃ駄目だ。期限は・・明日か・・。」
一方、学校では、ヤプールに対する会議が開かれていた。
「奴は我々を恐怖で絶望させ、ひきつった顔を見ながらウルトラマンを殺す気だ。」
「怪獣用の武器は無いのですか?」
「ISの武器でも怪獣は退治出来るとは思うが相手が相手だ。とても通用するとは思えない。」
「そうですか・・。」
「あのウルトラマンについてはどうなさるのですか?」
「彼は味方だ。だが、ISでだって怪獣なんて退治できる。ウルトラマンなんていなくて良い!」
「そうですか・・。」
こんな調子で会議は続いていた。
寮の中では零を捜索を続ける一夏や箒、セシリアの姿があった。
やはり、零は見つからなかった。
ウルトラマンの死と生徒の行方不明、この2つの事があり、学校も崩壊しかかっていた。
そして、結局会議では良い案は出ず、期限の日を迎えてしまった。
朝、寮のモニターと全国のテレビには時間と共にウルトラマンゼノの変わり果てた姿とISGの面々が映し出されていた。
学校が破損、決壊しているため授業どころでは無かった。
そして、12時ピッタリになった時、巨大ヤプールが降り立った。
「返答を聞こう、地球人。」
「・・・私達はこの地球は貴様なんかに渡さない。」
「そうか・・。ならばこうするしかあるまい。」
巨大ヤプールは指を鳴らした。
その瞬間、上空に8つの穴が空き、そこから一匹ずつ怪獣が現れ、地上に降り立った。
「我が怪獣兵器でここを荒らしまわろうじゃないか。ザラガス、改造パンドン、ゼットン、ジャンボキング、ベロクロン、タイラント、ガロン、リットル。やれ。」
「グアアアアッ!」
「キイイイイッ!」
「ゼッッットン!」
「ガアアアアッ!」
「グウウウウッ!」
「「キシャアアアッ!」」
「行くぞ!」
千冬の指示でISGの面々は怪獣兵器の元へ向かった。
しかし、怪獣が強く、ISGの面々はいとも簡単に撃ち落とされ、灰色の空の下で迫り来る怪獣兵器達を呆然と見ていた。
「やはり・・。」
「私達では何も出来ないのか・・。くっ!」
千冬は何が変わるわけでも無いのに、地面を叩いた。
「織斑先生・・。」
そして、怪獣兵器達がブロンズ像に攻撃を加えようとした瞬間、上空から8つの光線が怪獣兵器達とヤプールを直撃した。
「ぬう・・!何だ!?」
ゼノの前に8人の戦士が立ちはだかった。
その戦士達を見た瞬間、大人達は思い出した。
かつて45年前、テレビ放送を通して見ていた憧れの戦士。
その中でも特に優れた戦士達がいた。
その名も・・。
「ウルトラ・・兄弟だ!」
そこに現れたのは、ウルトラマン、ゾフィー、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック、ウルトラマンA、ウルトラマンタロウ、ウルトラマンレオ、アストラの8人が立っていた。
大人達は口々にウルトラマン達の名前を叫んだ。
ウルトラマン達は人々の方を見て頷き、ゼノに光を与えた。
その光はゼノのカラータイマーに入り、ゼノの体に輝きが戻った。
「ありがとう、皆。」
ウルトラマン達はゼノの方を見て頷いた。
そして、怪獣兵器達の方を向いて、ファイティングポーズを取った。
「シャッ!」
「ヘアッ!」
「デュワッ!」
「シュワ!」
「ホワー!」
「タァー!」
「「リアー!」」
「セャッ!」
ウルトラマンはザラガスへ、ゾフィーはジャンボキングへ、セブンは改造パンドンへ、ジャックはゼットンへ、Aはベロクロンへ、タロウはタイラントへ、レオとアストラはガロンとリットルへ戦いに行った。
「ゼノ、お前はヤプールを追え!」
セブンの言葉にゼノは頷き、ゼノは飛んでいくヤプールを追った。
「ヘアッ!」
ウルトラマンはザラガスの頭を掴み、そのまま前に転がした。
そして、ザラガスにのしかかりチョップを数発当て、その後ザラガスから振り落とされたが、それを利用してすかさず尻尾をつかみジャイアントスウィングをしてザラガスを投げ飛ばした。
「シャッ!」
「デュワッ!」
セブンは走った勢いで改造パンドンにラリアットをして素早く立ち上がり、立ち上がったパンドンの脇腹に蹴りを何発か入れ、パンドンを蹴り倒した。
「デュッ!」
「シュワ!」
ジャックはゼットンに飛び蹴りを浴びせ、ゼットンが起き上がった所を掴み、後ろに投げ飛ばした。
そして、上に飛び上がり、ゼットンの頭に流星キックを浴びせた。
「シャッ!」
「デヤーッ!」
タロウはスワローキックをタイラントの頭部に当て、空中で後ろにバク転し、タイラントの腹に何度もパンチを浴びせ、最後にタイラントを殴り倒した。
「タァッ!」
「ホワー!」
Aはベロクロンのミサイルを多彩なギロチン技で切り裂き、ベロクロンにドロップキックを当てて倒し、尻尾を掴んで背負い投げをした。
「フーンヌ!」
「「リア!」」
レオとアストラは見事なコンビネーションでガロンとリットルを圧倒した。レオとアストラは頷き合い、同時に飛び上がり、そして同時にガロンとリットルにレオキックとアストラキックを浴びせた。
「「リア!」」
「ベアッ!」
ゾフィーはジャンボキングの腹を蹴り、大きな体を掴んで前に倒し、ファイブキングの後半身を掴んで背負い投げを決めた。
「フェッ!」
ゼノはヤプールの頭上に肘打ちを入れ、街中に打ち落とした。
「グアアッ!」
ヤプールは落ち、ゼノは地面に着地した。
そしてゼノはヤプールの方を向いた。
「ヤプール、お前が何度蘇ろうと、お前は俺達には勝てない!」
「ぬううう!くそがああっ!」
ヤプールはゼノの方に走り出した。
「セャッ!」
ゼノもファイティングポーズを取り、ヤプールの方に走り出した。
ゼノは突っ込んできたヤプールを掴み、ヤプールの頭を下にして飛び上がり、そこから急降下してクロスドライバーを決めた。
ゼノはさらにヤプールを蹴りあげ、そこからヤプールと同じ高さまで飛び、空中でバク転し、その勢いで腹にかかと落としをいれ打ち落とした。
「グアアッ!」
ゼノは地面に着地し、ヤプールが立ち上がるのを待った。
「セャッ!」
「あれが・・ウルトラマンの力・・。」
「でも、何故あんなに強いのですの・・?」
生徒達は寮を出てウルトラマン達の戦いを見ていた。
「それは私達にも分からない。でも、これだけは言える。彼らは私達になくてはならない存在だとな。」
「織斑先生・・。」
「シャッ!」
ウルトラマンは側転して間合いを取り、ザラガスにスペシウム光線を放った。
ザラガスは叫びながら爆発した。
「デュワッ!」
セブンも間合いを取り、アイスラッガーを取って屈んだ。
そして、アイスラッガーを無回転のまま発射し、パンドンを切り裂き、パンドンは爆発した。
「ホワー!」
Aはベロクロンを掴んで投げ飛ばし、両腕を後ろに下げてから腕をL字に組んで光線を発射するメタリウム光線を発射した。
ベロクロンは空中で光線に直撃し、爆発した。
「シュワ!」
ジャックはゼットンを抱えて投げ飛ばし、ウルトラブレスレットの中の最強技、ウルトラスパークでゼットンを切り裂き、ゼットンは空中で爆発した。
「タァー!」
タロウはタイラントを蹴って間合いを取り、手のひらを頭上で重ねてエネルギーを溜め、タロウの体が虹色に光り、光り終わりと同時に腰に手をあて、腕をT字型を組んで発射するストリウム光線をタイラントに浴びせ、タイラントは爆発した。
「行くぞ、アストラ!」
「はい、レオ兄さん!」
二人はガロンとリットルを背中合わせで激突させ、その隙に二人は近寄り、頷きあって、アストラはしゃがんで腕を頭上に組んで光線を撃ち、レオはその後ろに立ってアストラの手を合わせて光線を強くするウルトラダブルフラッシャーを放ち、ガロンとリットルは爆発した。
「ベアッ!」
ゾフィーはバク転して間合いを取り、カラータイマーに腕を当ててエネルギーを溜め、片腕から超威力を誇るM87光線をジャンボキングに放ち、ジャンボキングは爆発した。
残るはゼノとヤプールとの戦いになった。
「私は死なない!怨念有る限り私は何度でも蘇る!」
「せいぜいデカイ口叩いてやがれ!ハアアッ!」
ゼノはヤプールの脚を素早く掴み、超スピードでヤプールを振り回し、空の彼方に投げ飛ばした。
そして、ゼノクロスショットでヤプールを太陽まで打ち上げた。
やがて、空を覆っていた雲も晴れ、綺麗な青空が戻った。
「いくら自分が油断していたとは言え、あなた達の手をわずらわせてしまうとは・・。申し訳ありません。」
「今回の場合はいたしかた無いだろう。我々も昔、同じような事があった。その時はウルトラの父に助けられた。」
「それに、君は辛抱強く生きていた。そこは評価すべき所だ。」
「ああ。それに、ヤプールを消し去ったんだ。中々出来るものではあるまい。」
「あなたも充分に頑張りましたよ。」
「ああ。それに、君が勝てたのも、君がこの星を守りたいと言う心が有ったからだ。。」
「それに、私達が勝てたのはゼノ、君の諦めない心が有ったからこそだ。」
「ではこの星を君に託す。」
「頑張ってください。」
「皆さん・・。」
「ゼノ、これから君をウルトラ兄弟に任命しよう。今回のこの功績と戦いを称えてな。」
「本当ですか!?ゾフィー隊長!」
「ああ。君もウルトラ兄弟の一員だ。」
「ありがとう御座います!ゾフィー隊長!いや、ゾフィー兄さん!」
兄弟達は頷き、そして、上空を見据え、宇宙に飛び立って行った。
ゼノも学校を直し、上空を見据え、空に飛び立った。
そして、零はクラスメイトの元へ戻った。
「実は、あの瓦礫の中に倒れてて・・。」
「そう言う事だったのか。まあ、無事で良かった。」
「悪いな、一夏。心配させてよ。」
そして、寮に戻った零達は一夏の部屋で沢山話した。
仲間のありがたみを身に染み込ませながら。
今回はここで終わりです。
やっぱり本編には行けませんでしたね。
次はシャルルとラウラの転入回です。