地上のエースオブエースと呼ばれた騎士R   作:ウィングゼロ

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前回までのあらすじ 

カイルの同僚となのるセレナという、少女と対面したアスナとアルゴ、セレナがアルゴにカイルについて聞き出そうとするがカイルとの契約でアルゴはカイルについての情報を黙秘する。

情報を聞き出せなかったセレナであったがカイルの目的はわかっていると告げて驚くアスナに追い打ちともいえる、カイルが軍人であることもその場でセレナから伝えられる。

カイルとアスナでは住む世界が違うためこれ以上カイルと関わるなとセレナから告げられるアスナ

だがアスナはそれでもカイルとの関係を断ち切らないと強い意志で言った矢先、教会に住む子供が教会前で軍のプレイヤーとサーシャが対立していることを聞くとアスナはその場を後にして教会へと向かった。


力の差

セレナさんとアルゴさんの交渉をしていて終盤、突然、教会に住んでいる子がやってきて今現在、教会前でサーシャが軍のプレイヤーが対立していると聞かされて私は大急ぎで教会への道を疾走する。

 

スピードには自信があるために教会まではそこまで時間はかからないだろう。

 

そんな中私の頭の中では先ほどまで会話していたセレナさんのことを考えていた。

 

カイルくんが軍人だという事実、驚きはしたけどそれならすかし納得する面がある。

 

カイルくんの異様ともいえる戦闘能力これは…カイルくんが軍人であったからこそ、あそこまで戦えるのであろう。

 

でもやっぱり私達…ううん、私にはカイルくんが必要だから、私はセレナさんにもう一度話し合わなければならない。

 

もう一度話そうと心に決めるとようやく教会が見えてサーシャさんと軍のプレイヤー4人を視認する。

 

「止めてください!あなた達は小さい子供達まで、コルやアイテムを押収するというのですか!」

 

「こっちはな、毎日攻略に励み解放のために戦っているのだ」

 

この距離からでもサーシャさんと軍のプレイヤーが言い争っているのがわかる。

 

『サーシャさん!』

 

「アスナさん!よかった!来てくださったのですね!」

 

そんな中に私は騒ぎの元に到着してサーシャさんに声を変えると帰ってきたことに嬉しい表情をするサーシャさんは勿論軍のプレイヤーの目も私に向けられる。

 

「おうおう、誰かと思えば元攻略組の流星様じゃねえか」

 

『あなた達!小さい子供達までアイテムやコルを奪おうとしてなんとも思わないの!』

 

この場の隊長だと思われるプレイヤーが私のことを知っているのか上からの目線で話しかけてきて、私はきつく反論をする。

 

「はっ!こっちは命がけで攻略してんだよ、その軍に税金を支払うのはここに住む人民として当然の義務だろ?…まあ、支払えないんだったら体で払ってくれても良いんだぜ?」

 

そう変な目で私をサーシャさんを見て私はいやな寒気で体を震わせる。

 

「さあどうするんだよ…元攻略組の流星様よ、何なら逃げても良いんだぜ…相方の騎士様のように」

 

その言葉を聞いた瞬間私の何かが切れ細剣のディニタースレイピアを鞘から引き抜き即座に細剣のソードスキル、リニアを発動してカイルくんを馬鹿にした軍のプレイヤーを吹き飛ばす。

 

「ぐわあぁぁっ!!」

 

「隊長!こ、こいつ!」

 

「取り消しなさい!カイルくんは逃げてなんてない!」

 

「く、くそ!おまえらやっちまえ!」

 

軍のプレイヤー達は自身の武器を手に持ち私を四方から囲うように立つ。

 

「サーシャさんは下がっていてください」

 

「わかりました、アスナさんも気をつけて」

 

まずはサーシャさんに下がるように言ってから全方位を警戒しながら膠着状態が少しだけ続いて直ぐにことは動き出した。

 

「うおぉぉっ!!」

 

私の右後ろで構えていた。片手棍を持った軍プレイヤーが盾を突き出しながら私に迫り片手棍のソードスキル、スマッシュを放ち、それを私は最小限の動きで回避する。

 

その後に続いて両手斧の構えているプレイヤーが叫び声と共に横に切られる。

 

ディニタースレイピアで防御することが出来るが、両手斧を細剣では受けきれなく折れると思うからまたも回避で一撃を躱す。

 

躱した直後を次は短剣使いのプレイヤーがこちらに突撃してきて振るわれる短剣をディニタースレイピアで捌く。

 

『たあぁぁっ!』

 

短剣の攻撃を捌きそしてこちらから切り上げて短剣使いの体勢を崩すとすかさずソードスキルのリニアを打ち込み、短剣使いを吹き飛ばす。

 

『よし!この調子で…っ!?』

 

この状態を維持すればいけると思った矢先、背中に衝撃がはしり俯せで倒れ込む。

 

いったい何がと後ろを向くと軍の隊長が両手剣を持って笑っていた。

 

「油断大敵…ってやつだ」

 

リニアを放った後の硬着時間で動けなかった私を狙ったのだろう、カイルくんにも複数の場合は余り隙を作るなと練習の時にも言っていた。

 

注意されていたことを忘れていたなんて…本当に私は…!

 

今更カイルくんのアドバイスを不意にしたことに落ち込む中…立ち上がろうと足に力を入れようとしたが…明らかにそれより先に次の攻撃がくるのがわかった。

 

「手始めだ…おまえには見せしめになってもらうぞ」

 

そういって私を捕らえようと手を伸ばす…

 

 

「全く…見ていられませんね…」

 

そう、ここには居ない誰かの声が聞こえてそれ共に新たな足音が近づいてくる。

 

「あ?誰だ、てめえ…」

 

軍の隊長も見たこともない人物だから多少警戒したが直ぐに解いた、理由は彼女の武具で判断したのだ。

 

『せ、セレナさん…』

 

「…ここらでは見ない顔だな…新顔か…だったら直ぐにここのルールを教えないとな」

 

「結構です…こことどまるつもりはありませんし…あなた方に何かする義務もありませんから」

 

軍の隊長はセレナさんを見て見たことのない人物ではじまりの街に住む新顔だと勘違いし、それをセレナさんがきっぱりと反論を述べる。

 

「へ!装備から見て下層のプレイヤー…だったら教えてやるよ!俺たちに刃向かったらどうなるかよ!」

 

そういって両手剣をしっかりと構えて一気に踏み込み縦に一刀両断と切り裂くがそれを至って冷静にセレナさんは一歩足を左に移動させ体を逸らし回避する。

 

「なんですか?チャンバラごっこですか?」

 

「な、この海女が!!!」

 

セレナさんが思いっきり軍のプレイヤーを、挑発して、これに頭が来たのか軍の隊長は怒りに身を任せて乱心に両手剣を振るう。

 

だけれど振るわれた攻撃は一つも当たることなく、第三者から見た私にはまるでセレナさんが舞っているように避けていた。

 

「このちょこまかと!」

 

「…そろそろ、お遊びは終わりにしましょう……」

 

当たらないことにいらいらを募らせる軍のプレイヤーに対してセレナさんはそろそろ終わらせようと一度プレイヤー達と距離を取る。

 

「……っ!!」

 

精神統一のために深呼吸をした後…セレナさんの姿がぶれたと思ったら凄い轟音と共に姿を消した。

 

いきなりのことで理解が出来ないがその後も何度も轟音が響き渡り、セレナさんが軍のプレイヤー達の背後に現れる。

 

いったい今のは一体と思ったとき、軍のプレイヤー達の武器が全て破壊された。

 

「なっ!?俺たちの武器が…!」

 

「こ、この女…な、何をしやがったんだ!」

 

武器が破壊されたことで軍のプレイヤー達はセレナさんを恐ろしい化け物か何かと恐怖する目で怯え、後退る。

 

「さあ、どうします?逃げるのであれば…追いません…まだやるというなら…」

 

「あ、あ、うわあぁぁぁっ!!」

 

続く言葉に軍のプレイヤー達は恐怖し慌てて逃げ出していく。

 

そして軍のプレイヤーたちが見えなくなった後セレナさんは構えを解いて背中に槍を携える。

 

何もない沈黙が続くうまく話を切り出せない…

 

「あ、あの…助けていただきありがとうございます。」

 

この沈黙に区切りをつけたのはサーシャさんで言葉から純粋にお礼がしたいというのが聞いて取れた。

 

「いえ、これが私の勤めですから」

 

それをセレナさんは当然のことを返す。セレナさんが軍人であることはサーシャさんは知らないために首をかしげるが…そこまで追求することでもないとそれ以上は聞かなかった。

 

「せっちゃん、ききたいことがあるんダガ、さっきのはいったい何ダ?」

 

今まで何もしゃべらなく、セレナさんの後で来たアルゴさんが先程の軍のプレイヤーの武器を破壊した現象が気になったのか詳しく聞こうと興味津々に訪ねる。

 

「先程のあれは…出来れば口外しないでいただきたい…なにぶんこれらを使うのは特殊なものを必要としますから」

 

特殊ななにか?いったい何があればあれほどのスピードを出せるのか…私も気になっているとセレナさんが私に向く。

 

「…あなたの戦い少し見させてもらいましたが…やはりあの程度…所詮この世界の恩恵を得た力を振るっている素人…先程の奴らと大差がありません」

 

「っ!」

 

私が…素人…

 

「あなたとカイルとでは天と地の差があります…今までカイルの足を引っ張っていたのでしょう」

 

『そ、そんなこと…!』

 

「ならばはっきり言いましょう…あなたではカイルとは釣り合わない…今までカイルの足枷になっていたと知りなさい!」

 

『釣り合わない…足…枷…』

 

セレナさんにそう告げられた直後私は言われたことにショックを受けてその場で膝を地面につける。  

 

「…それでは、私はこれで…この世界は私とカイルで終わらせます…あなたはそうやって立ち止まって解放の時を待ちわびていればいい」

 

そう言い残しセレナさんは何処へと去って行き、私はセレナさんの告げた言葉が刺さり悔し涙を流し、その場にしばらく動けなかった。

 

 




どうも!ウイングゼロです! 
今回もお読みいただきありがとうございます!
またコメントをくださった読者さまがいました!コメントが来ると私は物凄く嬉しく思います。

コメントを投稿してくださった
卵特売!!様

本当にありがとうございます!
コメント、評価どしどしと募集いたしております。
これからもこの駄作者の二次小説をよろしくお願いします。
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