アスナとセレナの話の途中にやってきた教会に住まう子供から軍ともめ事になっていると聞かされ教会へと向かったアスナ、アスナと軍プレイヤーとの圏内戦闘で数に勝る軍に苦戦するアスナの前にセレナが現れる。
そしてセレナは恐るべき力で軍のプレイヤーを圧倒しアスナにカイルに関してもう二度と関わるなと告げて何処かへと去って行くのであった。
(「カイルとは関わらないでください」)
(「あなたではカイルとは釣り合わない…今までカイルの足枷になっていたと知りなさい」)
うるさい…
(「あなたはそうやって立ち止まって解放の時を待ちわびていればいい」)
黙れ…
黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ
『黙れ!!』
私はあの時のことを脳裏に思い出しあの声が目障りで腹の奥から出した声と共にディニタースレイピアを突きだして目の前に居た敵MOBを刺す。
『てあぁぁっ!!』
覇気に満ちた私のソードスキル、リニアがMOBを突き殺しガラスとなって飛散する。
戦闘リザルトでコルとアイテムなどを入手するが気にしない…
レベルアップもしたみたいだけど…足りない…
もっと…もっと…戦って勝って!更に強くなる!
私はひたすら最前線のフィールドを駆け巡ってはMOBを刈り続ける。
既にあの日から六日が過ぎた。
あの日以来私は強さを求め日夜問わず狩りをしてレベルも37と上がったけどまだ足りない
あの女に勝つためには更に強くなる必要がある
もっと…もっともっと!力がいる!
また私はリポップした敵MOBを捉えると獲物を追いかける獅子のように獲物目掛けて走りだした。
キリトSIDE
いつも、最前線で攻略している俺はいつも通り、迷宮区に向かおうとしたとき、最前線で流れていた噂を耳にした。
元攻略組の流星のアスナが最前線でモンスターを乱獲している。
あの規則正しそうなアスナがゲームマナーを違反するような行為をするとは到底、思えなかった…だが、直ぐにそれは真実だったとこの目で見ることになった。
攻略を終え迷宮から街へと戻ろうとしたフィールドで次々とモンスターを狩る、アスナを見かけた。
俺の目に見えたアスナはまるで違っていた。
敵を見るなり、食い殺しそうな勢いで迫り、回避、防御もせずただ、バーサーカーのように滅多打ちな攻撃を繰り出して敵を葬っている。
何より、あの瞳だ…前のアスナは透き通った瞳をしていたけど…今のアスナは完全に汚れきった瞳、その上離れていても恐怖するような感覚にも襲われる。
あれは俗に言う闇落ちという奴だろうが…本当に何かあったと言いたいぐらいだ…
それに急いで止めないと!あんな命を投げ出しているような行動していれば本当に命を失いかけない!
そう思って俺はアスナの元へと走りだす。
俺がアスナに近づく中俺より早くアスナに接触したプレイヤーがいた。
アルゴだ、そして何とか話している声が聞こえてくる。
「アーちゃん!無茶をしないでクレ!アーちゃんにもしものことがあったラ、オイラはカーくんなんて言えばいいんダ!」
「…別に…私の勝手でしょ?アルゴさんがカイルくんの居場所を教えてくれたら…別に構わないけど…」
「そ、それは…」
なにやらアスナの変貌の起因を知っているのか珍しくアルゴが後退っている。
『アルゴ!アスナ!』
ようやくアスナ達の元へとやってきた俺は2人に声を掛けると2人とも俺に振り向く
「キー防!」
「キリトくん…何かしら?」
アスナの言葉に威圧感を覚える…
その威圧感に負けずに俺はアスナに声を掛けた。
『いや。遠くでアスナが無茶な戦い方をしていたのが見えたからな、アスナ、あんな戦い方じゃあ、いつか命を落とすぞ』
アスナにあんな無茶な戦い方をし続けていたら危険であることを伝えるとアスナはふーんと俺の話を横流しにして聞いていた。
「それで?」
『それでって…死ぬかもしれないんだぞ!?それを他人事みたいに…』
「別に危険だったとしても死ななければ問題ないじゃない、私は強くならないといけないの、それじゃあ、私はまたモンスターを狩らなきゃ行けないから」
アスナは危険なのを承知であんな戦いを!?それにどうしてそこまで強さにこだわるんだ!?
そんな俺の困惑など知るはずもなくアスナはまたモンスターを狩るために走って移動していき、この場には押し黙って俯いているアルゴと俺だけが残った。
「…オレっち…オレっちのせいだ…オレっちがセっちゃんに会わせなければこんなこと二」
なにかアルゴは事情を知っているように呟くそしてその表情には後悔しているような顔をしていた。
『アルゴ…お前、何か知っているんじゃないのか?』
俺はアスナがなぜこんなことになったのか知りたくて事情を、知っていそうなアルゴに訪ねてみる。
「まあ、あのアーちゃんを見てキー坊が黙っちゃいないナ…実は…」
そこからアルゴからこの話を聞かされる。
カイルの知人と名乗るセレナと出会い、圧倒的な力の差を見せ付けられそして…カイルと関わるなと宣告されたことを。
「オレっちがアーちゃんを呼ばなければこんなことにならなかったんダ」
『……アルゴ、アスナがああなったのは、全部アルゴのせいじゃない…アスナはカイルのことが何かわかるかもって思ったからこそ、その、セレナさんと対面したんだ…』
こんなのでアルゴの後悔を取り除けるとはとは思っていない…けど少しは軽くなれるだろう。
この一件は間違いなくカイルが居なければ解決することはない…
…カイル…お前は今どこで何をしているんだ?
no side
同時刻…動き出した3人がいた。
日本の成田空港に降り立ったのはカイルと同年代の少女ふたりと男一人
三人とも観光目的で来たわけではなくとある目的のためにこの地球に降り立った。
その一人…キャリーバッグを持ちながら自身のケータイのマップで目的を確認する。
「ここからは電車とかバスを使って東京までいかないとね」
確認を終えると少女は共に来た2人の方に向ける。
「ごめんね、ダインもリアラも都合があったとおもうけど」
「別に構いませんよ…カイルには助けられましたから…僕たちに手伝えることがあればこちらからお願いしたいくらいです」
「あたしもよ、カイルくんは幼なじみだしね、それに良い息抜きになりそうだから」
そう、珍しい黄緑色の髪色の少年…ダインと赤髪の少女、リアラが返答する。
「ありがとう2人とも…よし!いきましょう!」
そう、少女…ユミナはダイン達と共に目的地へと向かった。
どうも!今回も駄作者の小説を読んでいただきありがとうございます。
次回はSAOではなく現実世界がメインでやっていきます…視点はころころと変わると思います。
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これからもよろしくお願いします。